2022.03.25

【千葉の里山】御十八夜、高星山とその周辺を歩く

当初は大山(不動尻)で見頃を迎えたミツマタの鑑賞でもしようかなと思い準備万端整えたのですが、平日だし通勤時間帯の移動が億劫になってしまい急きょご近所の里山ウォーキングに変更しました。
歳をとると遠出が本当に面倒になります。困ったもんです。


 この時期はタチツボスミレの群落がたくさん見られます
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ご近所だから時間もあるしと、ぶらぶら歩いてみたら大山に登るよりも距離を歩いてしまった。
しかも低山とはいえ小さなアップダウンがあって結構体に堪えました。
こんなことなら大山にしておけば良かった・・。(笑)


 大日山東方にある勢至菩薩様にお参り
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標高150m程度の小さな里山なので見られるお花も田んぼの道ばたに咲いているものがほとんどですが、それでも春の明るい日差しにグングン咲き競っている様を見るのはいいものです。


さて、しばらくは山に行かれない期間を過ごさなければなりません。
とりわけ今回訪れた「行人塚の山桜」の満開の姿を見逃すのが一番残念でなりません。
山に復帰したら先ずは針路を北に向けてお花見山行かなあ。


 花立野広場には菜の花畑が広がっていました
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2022.03.17

高尾山で春のお花を満喫

 

2月、3月はほとんど房総の山々を歩いていたので久しぶりの県外の山として高尾山を訪れました。
この時期のお目当てといえば、やはりハナネコノメでしょう。

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今日は平日にもかかわらず、ハナネコノメとの出会いを求めて多くの中高年ハイカーが歩いていました。
かくいう私もそのひとりでしたが・・・。

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それにしても高尾山は花が多いですね。
この時期に見たかったお花の多くを今日一日で見ることができました。

これから5月にかけてたくさんの花々が山を彩ることでしょう。
高尾山が一番輝く季節の到来です。

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2022.03.12

金吊から八良塚、高宕山方面を歩く

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房総の山々の中で一番訪れている山といえば高宕山になると思う。
全部で10回くらいは訪れている。

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君津市にある山で我が家からは約70km離れている。
行きは高速を使い、帰りは下道をのんびり走って帰るのが定番になっている。

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高宕山の素晴らしい点は、一般ルートのほかに多様な派生ルートが存在していること。
派生ルートはこの山をこよなく愛しているボランティアの皆さんによって開拓整備されている。

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しかし、地形的に険しい山なので派生ルートはどれもスリリングで慎重に行動することが求められているものが多い。
そういうこともあって、今まで一度も歩いたことがなかったんだけど、どうしても気になるルートがあったので初めて歩いてみた。

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そのルートは、高宕林道の終点から金吊(きんつるし=標高312m)に至る直登ルートだ。
入口の案内板には「熟達者向け」となっているのでこれまで躊躇していた。

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ほんとに大丈夫かな?といささか不安な気持ちも織り交ぜながら辿ってみた。
実際に歩いてみると、しっかりとした踏み跡とピンクテープで迷うことなく歩くことができ、道中もナイフリッジありキレットあり岩峰ありの変化に富んだGoodなルートだった。

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直登ルートを登りきって金吊に着いた時久しぶりに達成感のような気持ちが湧き上がってきた。
その後は、八良塚、高宕山と回り、樅の木テラスでランチをとって石射太郎山登山口に下山。

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お目当てのお花にも出会えたし、また、樅の木テラスではSNSでつながっている方とも偶然お会いすることができ、実りある山歩きを楽しむことができた。

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2022.03.10

南房総の秘峰・経塚山から御殿山へ

「房総のやまあるき」という本の冒頭に紹介されている山が経塚山だ。
~マテバシイの幽すい境、南房総の秘峰~
・・・とのサブタイトルに惹かれて訪ねてみた。

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今回は2つのバス停を登下山口にするので計画を立てるのに時間がかかった。
何しろ市営のコミュニティバスなので本数も少なくかつ不便な土地柄のためか乗る前に事前に電話で予約をする必要がある。
そういう計画を立てるのも登山の楽しみの一つと思い慣れないバス時刻表と格闘した。

コミュニティバスの終点バス停で降り、国道410号を12分ほど歩き犬切という集落の入口に立つと「経塚山」を示す案内板が設置されていた。
案内板は都合3つ。
そのおかげで集落内をスムーズに通り抜けて山道に入ることができた。

登山道は意外なほど明瞭で手入れもされていた。
たぶん地元の人たちが日頃大切に守っているのかも知れないね。

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登るほどに傾斜がだんだん強くなり尾根にのる頃には汗をかくほどになった。
山頂が近づくとなだらかになりマテバシイの林の中を進むようになる。
~マテバシイの幽すい境、南房総の秘峰~というサブタイトルが頭の中に浮かんできた。

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やがて、そこだけが小広く樹木が取り払われた山頂に到着。
いくつもの切株が残っていてそれがベンチ代わりになっていた。
とにかく静かなのが何よりだ。
遠くに太平洋の海原が光って見える。

今日は2座登るので早々に退散する。
続いての目的地は御殿山。
ここには過去2度訪れていて今回が3度目となる。

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経塚山から石堂原に下山して車道を北に向かう。
御子神バス停のところを左折して御子神林道に入る。
このあたりの林道はほとんど車が通らないのでのんびり歩けるのがいい。

やがて林道の先に「典膳」という料理屋が見えてきてびっくり。
後で知ったのだがテレビにも何度か放送されている名店らしい。
こんな僻地にまさか和食のレストランがあるなんて驚いてしまう。
ネットで調べたら完全予約制で美味しそうなので今度車で訪れてみよう。

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典膳の先からは未舗装路となっていた。
しかも、ハイキングコースは倒木により通行できないと書いてある。
でもまあ、ダメなら引き返すつもりで先に進む。

林道は倒木もさることながら斜面崩壊がすごくてもはや林道とは呼べない代物になっていた。
幸いにもヒトは通れるのでそのまま進む。

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やがて林道が終わりいよいよ山道に入る。
小さな沢の左岸沿いに付けられた踏み跡をたどるのだが、不明瞭で何度かロストしてしまった。
地図アプリで現在地を確認しながら登っていくと、やっと尾根に取り付くようになりそこからは踏み跡も明瞭になってきた。

急な尾根道をひと登りでようやく御殿山から大日山にかけての縦走路に飛び出した。
ここからははっきりした尾根みちを辿って待望の御殿山山頂に到着。

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山頂のすぐ近くに立派な東屋があり、そこからは太平洋と東京湾が同時に見ることができてちょっと感動した。
春霞で見ることができなかったが、御殿山からの富士山はとても美しい。
それは前回訪れたときに堪能済みだ。

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山頂では帰りのバス時刻に合わせて大休止をとりのんびりさせてっもらった。
下山路はもっとも歩かれている山田集落への道。
大黒様を経由して春の花々と愛でながらノンビリ下った。

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2022.03.04

【房州低名山】早春の伊予ヶ岳と富山を歩く

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伊予ヶ岳中腹にある桜の広場の頼朝桜。
そろそろ見頃かも、と思い出かけてきました。
うーん。今年は2月が低温だったせいか満開にはまだ日にちがありそうです。
今週末から来週あたりが見頃でしょうか。

 当地では頼朝桜と呼ばれる河津桜
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伊予ヶ岳の北尾根も富山の西尾根も、ボランティアさんたちの手によって格段に歩きやすくなっていました。
整備ニストの皆様に心から感謝いたします。
とはいえ、西尾根の下りは慎重に歩きましょう。

 伊予ヶ岳南峰から富山を眺める
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伊予ヶ岳と富山を結ぶ里山コースも早春のこの時期は本当に素敵ですね。
これから桜の咲く頃まで南房総が一番華やぐ季節の到来です。

 伊予ヶ岳から富山に向けて移動中
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・・・・・
山から帰っての夜、テレビのチャンネルを回してもやっているのはロシアによるウクライナ侵攻のニュースばかり・・。
あどけない子供たちの泣き顔がつらいです。
私も些少ですがウクライナの人々のために募金をしましたが、平和あっての山登りなんだなあと心の底から思いました。

 伊予ヶ岳北峰直下にある石祠
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2022.02.27

笠石から寂光不動へ早春の山歩き

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天気予報どおり一気に春の訪れを感じる陽気となりましたね。
ということでスプリングエフェメラルを探しに清和県民の森方面にお出かけしてきました。

 笠石は自然の造形の産物

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いつもは自宅から車でササーっと行っちゃうんだけど、電車とバスで行くとどうなんだろうと思い、あえてノンビリと公共交通機関旅にチャレンジしてみました。

 農家の庭先に咲いていた福寿草

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バスの乗車時刻を行程に合わせてうまくコントロールすればそれほどストレスを感じずに行って来られることがわかり良かったです。
これからはなるべく路線バスを使うようにしよう。

 幽玄な感じの漂う寂光不動

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お目当てのスハマソウ(州浜草)にも出合えることができ楽しい早春のハイキングとなりました。

 まさにスプリングエフェメラル!

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2022.02.25

金谷の先のちょっと気になる大沢天王山へ

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浜金谷から少し奥に入ったところにある大沢集落の背後にそびえる大沢天王山周辺を歩いてきました。
このあたりは、金谷から竹岡にいたる古道が通じている場所だそうです。

  峠塚の山頂は三角点以外なにもありません

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尾根すじにつけられた道は意外なほど歩きやすく、崩れた石積みに埋もれかかった石地蔵や苔むした石段の上に鎮座する牛頭天王様など、心の癒される古道歩きを堪能できました。

 崩れた石積みに半ば埋もれた二体の地蔵様

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特筆すべきは、古ぼけた赤テープが2,3あった他は山中には山名表示板やピンクテープの類がいっさい見当たらなかったことです。
ピンテのない山って房総では珍しいなと思いました。
それゆえにとってもピュアに感じました。

 大沢天王山の山頂には牛頭天王様が祀られています

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道中では誰にも会わず、出会ったのはサル6匹のみでした。

 林道から眺めた鋸山はここから至近の距離です

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2022.02.11

中房総のちょっと気になる御所塚山へ

中房総の里山歩きをしていてどうも気になる山があります。
先日歩いた三条大塚山からも米沢の森にある御十八夜からも見えるテーブルマウンテン。
あのお山はなんという山?
地図で調べたら、いちはらクオードの森近くにそびえる御所塚山ということがわかったのでさっそく訪れてみました。


 三条大塚山から眺めたテーブル状の御所塚山
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せっかく行くのだから近くにあるクオードの森の散策もプランに入れ、例によって小湊鐵道にゆられてのんびりと歩いてきました。


 月崎駅でキハ40形を見送ってから出発しました
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ちなみに行きに乗車した車両はキハ40形といって、つい最近までJR只見線を走っていた車両でした。
塗装色も当時のまま(東北地域本社色というらしい)というのが旅情を誘ってうれしいです。


 トンネルに光が射すと幻想的な風景が現れるそうです
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林道のどん詰まりにある月崎トンネルは真ん中がぽっかりと空いた二連のトンネルになっていて面白かった。
インスタ映えするので、このトンネル目当ての観光客も結構いるみたいです。


 一等三角点を持つ山なのですが展望はなし
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そして、期待して登った御所塚山でしたが、山頂は樹林におおわれていて展望はなし。
北側に展望ポイントがあるというので藪の中をたどっていきましたが、眼下に広がるのは無残な姿の採土場。
立派な一等三角点標石もあるというのに・・・。


 間近に迫るテーブル状の山容
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西峰まで行けば富士山も見えるらしいのですが、あいにく今日は薄い靄がかかっていたので今回はパスしました。


 クオードの森展望台には立派な展望デッキがありました
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クオードの森はとても良かったけど、御所塚山は遠くから眺めて楽しむ山というのがよくわかりました。


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2022.01.18

仏果山で展望のハイキングを満喫

かねてから歩いてみたいと思っていた仏果山に行ってきました。
経ヶ岳から仏果山を経て高取山から宮ヶ瀬ダムに下りてついでにダムカードをゲットするプランです。


 経ヶ岳から眺める丹沢の山々
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初めて歩いた感想は、また歩いてみたい!です。
標高は700m程度ながら、周囲の展望は申し分なく、これまで自分が歩いてきた山々を眺めながらベンチでゆっくりくつろぐことができます。


 大沢山は休憩にはもってこいの場所でした
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登山SNSのレコに氷華がたくさん咲いている写真があったので、あわよくば咲いていればラッキーと思っていたものの結局出会わずじまい。


 高取山から眺めた仏果山
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下山してから他の方のレコを拝見したら同じコースでちゃんと氷華が咲いているではないですか。
オレ、どこ見て歩いてたんだ!と自分に喝!


 滝子山の左奥に甲斐駒ヶ岳のピラミッドが見えました
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氷華は見られなかったけど、薄曇りながら意外と展望は良く眼前の丹沢山塊は無論のこと遠く日光連山や筑波山、甲斐駒ヶ岳なども確認できてなかなかの展望ハイキングを楽しむことができました。


 37ダム目のダムカードをゲット
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また、高取山からの下山の途中にダム湖を見下ろせる展望地(大沢山というらしい。)があり都合よくベンチが置いてありました。


 暖かな日差しを浴びてのコーヒータイムは格別でした
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暖かな日差しを浴びてのコーヒータイムは至福のひとときでした。
ここで休みたいがためにまた訪れたいと思います。


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2022.01.10

明星ヶ岳から明神ヶ岳へ 富士山展望の尾根みちを歩く

久しぶりに箱根の山を歩いてきました。


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箱根外輪山の西半分は過去にトレースしてあるので今回は東半分の明星ヶ岳から明神ヶ岳にかけての稜線歩きを計画しました。


 相模湾の先には三浦半島と遠く房総半島まで見えました
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初めてこの稜線を歩きましたが、大きな富士山をつねに進行方向に眺めることができてとても幸せな気分に浸れました。
これが逆のコースだと展望の楽しみが半減すると思います。


 明神ヶ岳山頂は富士山の展望台
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今回ぜひ登りたかった明神ヶ岳は、関東百名山にもリストアップされているだけあって、おおらかで堂々とした山容で登りごたえもありました。山頂からの展望も申し分ありません。


 歩いてきたトレイルの先には明神ヶ岳が・・
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金時山山頂の東側にある公時神社分岐まで歩けば赤線(トレースした線)がつながるので山頂にはあえて登らなかったんだけど行けば良かったかな?とちょっぴり後悔しました。
しかし、高齢登山者でもあり余力を持って下山した方がいいかと思い直しスパッと割り切りました。


 ここから眺める金時山は存在感の強い山
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そのおかげで19時前には帰宅することができ、大河ドラマも最初から観れたので良しとしましょう。(笑)


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