2017.07.16

忍耐のみち? 真夏の丹沢(塔、丹、塔、鍋)を歩く

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「暑いだろうなあ」とは思っていたけど、まさに想像どおりの暑さの中、東丹沢の主要部を歩いてきました。

このところ、軟弱なハイキングしかやってないので耐久力はかなり落ちてます。
そこで心機一転、20km超の歩き甲斐のあるコースを選んだら東丹沢になっちゃった。

東丹沢なら交通費及び行動食などコミコミで3,000円以内で行って帰ってこられます。
まさに年金生活者向けのコースです。

例によって最寄り駅を始発の電車で出発します。
スタート地点の大倉バス停には7時15分頃に到着。今日も暑いです。

 今日も暑さが予感される大倉尾根
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今日は熱中症対策として水分2.5リットルを準備しました。
その内0.5リットルは凍らせて持参。これが良かった。
結果的には、ゴール地点に戻るころには2リットル以上消費したので、2.5リットルはベストな選択でした。

歩いたコースは、大倉~塔ノ岳~丹沢山~塔ノ岳~鍋割山~二股~大倉の約23km。
詳細な記録はヤマレコにアップしてあるのでここでは触れません。
これまでにも真夏の丹沢には十数回訪れていますが、それらはすべて沢登りでのこと。
尾根歩きが目的というのはたぶん今回が初めてかなあ。

 5月に歩いた檜洞丸や大室山が見えて嬉しかった
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たしかに暑いことは暑かったけど、稜線に立ってしまえば吹き抜ける風はさわやかで心地よいものです。
山野草も結構咲いているし、歩いていて飽きることはないのですが、ひとたび登りが始まると体中の汗がどっとほとばしってきます。

 これから向かう塔ノ岳から鍋割山稜の山々
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帽子からは大粒の汗がポタポタとひっきりなしに落ちてきます。
体中が汗臭くなり、自分でもそれがわかるほどの不快感に悩まされました。
下山後は脇目も振らずに着替えましたが、それでもザックからの異臭は防ぎようもなく、今日の発汗の異常さを再認識しました。

 暑さはこたえますが山野草も豊富に咲いています
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夏の丹沢は忍耐力を試す良いエリアです。
ひと夏に一度は、十分な準備のもとで訪れてもいいですね。
春秋シーズンと比べて明らかにハイカーの数も少なく、反比例するようにトレラン愛好者の数が目立ちました。
ミニマム装備で短時間で山野を駆け抜ける方がかえって暑さ対策になるのかなあ。
私にはできないけど、なんとなく理解できる感じもしました。

今回、比較的長い距離をなんとか歩けたので、夏の北アルプスを訪れる資格はあるかなあ。

 鍋割山稜は樹林に囲まれて涼しかった
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2017.06.28

花のトレッキング in 秋田駒ヶ岳&八幡平

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久しぶりに格安の大人の休日倶楽部パスを購入。
奥さんのお供で北東北を旅行してきました。

せっかくこの時期に北東北に行くのなら、今回は山歩きを楽しみたいな。
山歩きの嫌いな奥さんをどう説得するか?
キーワードは「花」です。

 八幡平からの秋田駒ヶ岳
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「秋田駒ヶ岳は八合目まで車で行けるよ。」
「しかも、高山植物のてんこ盛り状態だよ。」

誘いの言葉に乗ってくれて、今回は山歩きメインの旅行が実現しました。
目的地は岩手山と秋田駒ヶ岳です。
天候の見極めを現地で判断して、結果的には秋田駒ヶ岳と八幡平になってしまいましたが、梅雨の最中なので致し方ありませんね。

 八幡沼の周りをのんびり歩きました
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【秋田駒ヶ岳】
初めてこの山を訪れましたが、当日はあいにくの空模様。
事前の予報では、午後から回復とのことでしたが終日ガスと小雨の中のハイキングでした。
宿に戻ってみたら、岩手山はお昼前から急速に回復して快晴でした。
高気圧の張り出しで、より日本海に近い秋田駒ヶ岳では日本海側からの風が山腹に当たって雨模様だったのに対し、内陸部の岩手山では影響が少なかったようです。
標高の低い秋田駒を選択した判断に迷いはなかったものの、残念な結果となりました。

 チングルマの大群落がそこここに・・
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とはいえ、そこは花の百名山にリストアップされている名峰です。
展望はなくても足元を埋めつくす高山植物の群落には大満足。
レインコートの上下を羽織った奥さんもお花畑では大満足の表情を見せてくれて、こちらもホッとしました。

 シラネアオイがたくさん咲いていましたよ
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コマクサには少し早かったものの、チングルマやミヤマキンバイ、シラネアオイなどのスター級が随所に咲き乱れる様は大したものです。
やはり登ってみて良かった。

【八幡平】
なぜか深田久弥の日本百名山にリストアップされているのが八幡平。
れっきとした百名山なのです。
彼が登ったころの八幡平はアスピーテラインなど自動車道路がない古き良き時代。
静けさどころか秘境感の漂う山域でした。
日本国内で一番最後まで5万分の1地形図が描けなかったエリアだそうです。

 まるで尾瀬ヶ原を歩いているみたい
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ところが、今ではアスピーテラインを使えば誰でもその頂に立つことができます。
百名山の中で一番易しい山なんじゃないかな?

とはいえ、道路から一歩足を踏み入れると美しい自然が迎えてくれます。
道はとても良く整備されているし、八幡沼の畔にはきれいな避難小屋もあるし、ハイキングを楽しむには申し分ない環境が整っています。

見晴らしの良いなだらかな稜線上からは眼前の岩手山をはじめ、早池峰山、秋田駒ヶ岳、鳥海山など東北の錚々たる山々が眺められました。
これはかなりお買い得な山ですねぇ。

 遠くに浮かぶは名峰鳥海山
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八幡沼をぐるりと巡る湿原地帯の木道歩きも、ミズバショウやヒナザクラ、ショウジョウバカマ、チングルマなどの花々に囲まれてまさに至福のひととき。
深い森と数多くの湖沼群、そして広々とした湿原と池塘の数々。

 ショウジョウバカマは今が旬でした
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尾瀬と北八ツを足したような魅力満載のエリアですね。
もちろん、花好きの奥さんにも十分に満足していだだきました。

【感想】
天候のためとはいえ目の前に聳える岩手山に登れなかったのは本当に残念でした。
もともと岩手山登山は単独行を予定していたので、山麓で留守番の予定だった奥さんにとっては秋田駒&八幡平への変更はラッキーだったかも。
今回は接待ハイキングということで割り切って、来月からまたハイキング&サイクリングに行かせてもらいましょうかね。(笑)

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2017.06.17

残されたピースを埋めに西岳へ

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八ヶ岳という名前の由来は、八つの峰からできているためとも、数多くの高峰が連なる山という意味であるとも言われているようです。

どれが正解かはわからないけれど、八ヶ岳といったとき、それは主に天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山、そして西岳(2,398m)の八峰を指すものだと自分的には思っています。

天狗岳は北八ツになるけど、山麓から見ると八つの峰に含ませたいので入れてます。
(ちなみに深田久弥は日本百名山の中で、天狗岳(2,646m)ではなく峰の松目(2,568m)を加えて八峰としています。)

 この山に登りました。(編笠山からの西岳)
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八ヶ岳へは何回も足を運んでいますが、実は南西端にひかえる西岳のピークを踏んだことはありません。
というわけで、今回は残されたピースを埋め込みに西岳を訪れました。
例によって、詳しい山行記録はヤマレコ上にアップしているので、ここではつれづれに書き記しましょう。

メンバーは気心の知れた昔の山仲間。
前夜、道の駅こぶちざわで車中泊をし、翌朝早く登山口である富士見高原リゾートに移動しました。

高原の朝は誠に清々しいです。
至るところから野鳥の鳴き声が聞こえてきて、足元をよく見れば色とりどりの山野草が咲いています。
まだまだ新緑の鮮やかさが残る高原のトレイルをたどる足も自然と軽やかになります。

 この美しい花はツマトリソウです
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豊かな湧き水に喉を潤しながら、久しぶりに会う仲間同士、近況報告で時間が経つのが早いですね。
それにしても西岳へはほぼ真っすぐの登りが続きます。
標高差もあるので結構くたびれました・・・。

 不動清水の湧き水のそばにはクリンソウが咲き誇っていました。
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 これはイカリソウ。たくさん咲いていました。
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今は梅雨の最中ではあるものの、今のところ晴れ間が続いています。
さすがにこの日は低気圧の通過で関東など曇りや雨の予報が出ていたのですが、低気圧が通過した八ヶ岳方面はまずまずのお天気です。
とはいえ、富士山や南アルプスは厚い雲海に呑み込まれてしまい、どうやら晴れ間が出ているのはここらへんだけみたい。

 雲海に呑まれる寸前の北岳です。
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スタートから約3時間10分。シラビソの原生林を抜け出たたところにある西岳山頂にようやく着きました。
平日のせいか山頂には誰もいません。
静かな山頂からは眼前の編笠山と樹林越しに赤岳、阿弥陀岳のピークが見え隠れしています。
楽しみにしていた南アルプスと富士山の展望は、湧き上がってきた雲にとうとう隠れてしまいました。残念!

 樹林越しに望む赤岳。天狗尾根の鋭角ラインが印象的でした。
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ここで地形図を確認。
これから辿るトレイルは、ほとんどアップダウンのない緩やかな道が続くようです。
コメツガ、シラビソの苔むした森の中をたどる道もまた楽し。

再び水場に遭遇。
「乙女の水」とありました。とっても冷たくて美味しい湧き水です。
稜線の近くにこんなに豊富な水量の水場があるなんて最高。

水場から10分ほどで青年小屋に到着しました。
「遠い飲み屋」の赤ちょうちんがウケますね。

 「遠い飲み屋」の赤ちょうちん
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その昔、積雪期に訪れた時は、冬季開放で小屋の中にテントを張らせてもらいましたが、それでもすき間風が身にしみて超寒かったのを思い出します。
今度はちゃんと小屋番さんがいる時に泊まってみたい。

 山頂へは大岩ゴロゴロ地帯を歩きます
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小屋から編笠山頂までは大岩が累々と重なり合っている中を歩きますが、岩の上を飛びながら歩くのは3人とも苦手です。
それでも振り返れば小屋の屋根が小さくなって周囲の山々が大きく広がってくる様はうれしいですね。

 周囲の山々がせり上がってきましたよ
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編笠山頂には30分足らずで到着しました。
平日とはいえ、さすがに何人かの登山者が先着しています。
眼下には八ヶ岳山麓が大きく広がっていますが、その上の南アルプスは雲の中。

 八ヶ岳オールスターズの揃い踏みですね
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それでも、振り返ると八ヶ岳の主峰群が目の前に飛び込んできました。
遠く北端の蓼科山から眼前の権現岳まで八ヶ岳オールスターズのお出迎えに大感激。
梅雨の時期で、これだけ見えれば文句を言っちゃいけませんね。

 中でも赤岳と阿弥陀岳は迫力満点!
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3人で思い思いに記念写真など撮り合ってしばしの休息タイム。
先ほどまで滞在していた西岳もちょこんと鎮座しています。こうして見ると八ヶ岳八座の一員としてはイマイチかなあ。
同じく目の前に聳える三ツ頭(2,580m)の方がずっと立派だったりして。

さて、編笠山でゆっくりしたら後は下るだけ。
この下りも、大岩ゴロゴロ地帯の通過では難渋しましたよ。
若い頃と違って、こういうアクロバチックな下りは苦手になってきました。
バランス良くヒョイヒョイと岩から岩へ飛び移るのが億劫になったなあ。もっと足腰を鍛えなければね。

 林間のプロムナードは楽しいですね。
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大岩ゴロゴロ地帯を過ぎ、だんだん勾配もゆるくなってくると、森の中の本当に美しいプロムナードが続きます。
ここは良かったなあ。
ずっと続いてほしかった。
登山口に近づく頃にはレンゲツツジの群落などもあって目を楽しませてくれました。

 立派なレンゲツツジですねえ。
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うーん。
さすがは八ヶ岳連峰。相変わらずやるなあ。
また来るよー!

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2017.05.21

西丹沢・大室山に登ってきました

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5月3日の檜洞丸に続いて2回連続で西丹沢を訪れました。
目的は大室山でシロヤシオを鑑賞すること。

結論を先に言うと、シロヤシオには会えずじまいでした。(泣)
訪れた時期が早すぎました。今年は例年に比べて開花がやや遅いとのこと。お隣の檜洞丸も見頃は一週間ほど先になるとのことだったので、それよりも遅い大室山ではまだまだ先のようでした。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

それでも、春の山野草や稜線上に広がるブナ林の新緑に出会えて心の底から癒やされました。
この時期の山々の新緑は心が洗われます。

例によって満員バスに揺られて登山基地である西丹沢ビジターセンターに着いたのは8時半前。
自宅を出てからすでに4時間以上経っています。
西丹沢は千葉からはホントに遠いなあ。
往復8時間以上かけて来て、山中にいる時間は5時間40分ほど。コスパ悪すぎですね。
でも、コスパは悪くても東丹沢にはない魅力が西丹沢にはあるのです。

 西丹沢の山開きは5月21日です
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用木沢出合から本格的な山道に入ります。
増発も出た満員バスでしたが、ほとんどの登山者は檜洞丸方面に向かうようです。
お目当てはシロヤシオでしょうね。
そのおかげで、大室山方面に向かう登山者はほとんどいません。

 沢沿いの道にはクワガタソウがたくさん咲いていました
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用木沢出合から白石峠までの区間では誰にも会いませんでした。
本当に静かな山歩きを満喫できました。
ひんやりとした沢沿いの中を新緑のシャワーを浴びながらひとり歩くのは最高です。
足元には露に濡れたクワガタソウがたくさん咲いています。
この状態がずっと続けばいいなあと思う頃、白石峠に立ちました。

 ここまで誰にも会いませんでした(白石峠)
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峠からは甲相国境尾根となります。
この道は初めてトレースします。
新緑の樹木に囲まれた静かな尾根道が続いていました。

さすがメイン通りなので、たまに登山者とすれ違いますがほとんどが私と同じ単独行者です。
緩やかに登って行けばやがて加入道山山頂に到着。
樹林に覆われた展望のないピークです。
軽く行動食を頬張ってすぐに歩きだしました。

 ツルキンバイの群落が至るところに
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この辺りからはツルキンバイの黄色い花が群落をつくってたくさん咲いていました。
見事な黄色いお花畑です。
ツルキンバイの花々に混じって一輪だけ白い花が・・。
帰宅して西丹沢ビジターセンターのブログで確認したらツルシロカネソウでした。

 一輪だけ見つけたツルシロカネソウ
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大室山までは結構なアップダウンがあります。
その代わり登るほどに振り返ると豊かな残雪をまとった富士山が大きく眺められます。
右手にはうっすらと南アルプスの峰々も見渡せました。
このコースは全体的に展望はイマイチですが、大室山周辺だけは稜線のところどころから富士山や南アルプスの展望が楽しめました。

 西丹沢からは富士山が近いです
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ようやくたどり着いた大室山頂でしたが、事前の情報どおり展望には恵まれません。
ただし樹々の間から、蛭ヶ岳や檜洞丸など主稜の山々が眺められます。
もう歳なのでこれらの山々をワンデイで歩き通す自信はないけど、シロヤシオの咲く頃に泊りがけで歩いてみたいものです。

 大室山頂から樹林越しに眺める丹沢主稜の山々
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 フデリンドウもたくさん咲いていました
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大室山から犬越路までの間もなかなか歩きごたえのあるルートでした。
地形図で見てみると標高差は500mほどあるのでかなりきついです。
それを慰めてくれたのがブナ林の新緑です。本当にあざやかで美しかった。

 ブナの新緑は印象に残りました
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そうして降り立った犬越路のコルは前回も立ち寄った峠。
ここからの下りは前回同様なので気分も楽です。
沢沿いの急な下りを進み、やがて用木沢出合に到着。ここからは車道歩きで出発点の西丹沢VCまで帰りのバス時刻を気にしながら急ぎ足で歩きました。

 新緑の山々に囲まれた犬越路
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【感想】
大室山には30年ほど前、一度トライしたことがあります。
2月の雪の深い日でした。
友と2人で膝下までのラッセルをしながらようやく犬越路のコルにたどり着きましたが、その先は雪がさらに深くなりとても日帰りで登頂できる見込みがなくなったため、途中で断念し往路を引き返しました。
それ以来、何となく気になる山でしたが今回リベンジを果たせて良かった。
シロヤシオには出会えなかったものの、美しい新緑の山を満喫できて大満足でした。

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2017.05.04

西丹沢・檜洞丸に登ってきました

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2月3日以来ジャスト3ヶ月ぶりのハイキングに選んだ先は、西丹沢の檜洞丸です。
本当はお隣の大室山に登ってみたかったのですが、久しぶりの山歩きでちょっと自信がなかったので、少しグレードを下げて選んだ山です。

西丹沢には沢登りで何回か訪れていますが、最近はさっぱりご無沙汰だったので楽しみです。
それに連休中なので東丹沢の山々は大渋滞だろうしね。

 ツツジ新道の入口付近は新緑のシャワー
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バスの終点にある施設は、西丹沢自然教室から西丹沢ビジターセンターに名称が変わっていました。
まあ、ここが西丹沢の拠点です。
この先にもオートキャンプ場がたくさん開かれていて、いつの間にか一大アウトドアエリアに変貌していました。

今日のルートは、ツツジ新道を経て檜洞丸に登り、犬越路まで縦走して用木沢に下りビジターセンターに戻ってくるという、檜洞丸の代表的なコースです。
このうち、ツツジ新道は昔歩いたことがありますが、檜洞丸から犬越路までの尾根筋は初めてなので楽しみです。

 新緑とツツジのピンクが程よいコントラストを描く
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久しぶりの山歩きのせいか、登りは本当に疲れたなあ。
いやあ、マジで体力が落ちてます。

ツツジ新道というだけあって、5月の下旬頃はシロヤシオなどが咲き競うことで有名ですが、今の時期はミツバツツジが咲き始めという頃なので、逆に静かな山歩きが楽しめます。
咲き始めたミツバツツジの花に励まされながら一歩一歩高みを目指しました。

 ミツバツツジも十分きれい
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十分に高度が上がり、ふと振り返れば豊かな残雪を身にまとった富士山が姿を現してくれました。
やっぱり富士山を間近に仰ぐとうれしいですね。
特に西丹沢からだと至近に感じられます。

 バイケイソウの群落が広がっています
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西の肩に至ると木道が続き、まわりはバイケイソウの群落が広がります。
これは見事ですねえ。花の時期にまた訪れてみたいものです。

 約35年ぶりに再訪しました
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そして、緩やかに登っていくと標高1,601mの檜洞丸山頂に到着。
さっそくベンチを確保してコーヒーブレイク、といきたかったのですが、ナント!カップを忘れてしまった。
コッヘルとコンロがあってもカップがないと美味しいコーヒーは飲めません。
悔しいけど、お湯を沸かすのはあきらめて簡単な昼食に変更。

 山頂直下からの富士山
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そしていよいよ犬越路方面の尾根道に入ります。
このコースは初めて歩きましたが、お楽しみは何といっても終始富士山を横に見ながらの爽快な尾根みちでした。
そして、ぜひ会いたかったキクザキイチゲ君とイワザクラちゃん。
陽春の時期に美しい花々に出会えてラッキーでした。

 南アルプスの白峰三山もこんにちは
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キクザキイチゲは薄紫と白がたくさん咲いていました。
とくに薄紫の花は可憐さと高貴な感じが合わさってとても良かった。

 薄紫のキクザキイチゲは本当にきれい
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 こちらは白花のキクザキイチゲさん
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そして初めて出会ったコイワザクラも濃いピンクの艶やかさがなかなかですねぇ。
東北やアルプスで見かけるハクサンコザクラと同じサクラソウ科の花ですが、素人目には違いがよくわかりません。
岩陰にそっと咲いている風情が何ともいえませんでした。

 初めて出会ったコイワザクラ
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富士山の展望を楽しみながら美しい草花を鑑賞できるこのコースは最高です。
さすが西丹沢でも人気コースである所以ですね。

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変化に富んだ稜線歩きを十分に楽しみ犬越路のコルに無事に到着。
ここには立派な避難小屋が建てられていてテラスまで設けられていました。
もしも周りの山が氷河に囲まれていたら、まさに本場のヨーロッパアルプス的な雰囲気ですね。

 ブナの巨木も点在していました
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犬越路からは沢沿いに用木沢出合をめざしました。
下りはじめはガラガラの歩きづらい沢の中を適当に進みますが、やがて右岸に付けられたトラバース風のトレイルを下りました。

 トラバース道を下ります
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周りは新緑の樹々におおわれていて心が洗われるようで本当に気持ちが良いです。
眩しいばかりの新緑と青々とした渓谷の水辺をのんびり辿りました。
やがて用木沢出合に出て、オートキャンプで賑わう河原を眺めながら出発地点のビジターセンターをめざしました。

 丹沢でよく見かけるマメザクラも満開
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【感想】
檜洞丸に初めて登ったのは今から35年ほど前になります。
その時は主稜縦走の途次にピークを踏んだので、丹沢主稜上の一ピークとしての印象しか残っていません。
今回、この山だけを目的に訪れましたが、富士山の大展望に加えて美しい花の数々に感動のしっぱなしでした。
例年シロヤシオの咲く5月下旬頃はすごい人出だと聞いていますが、登山者が押しかけるのも無理ないなと感じた次第です。
私も懲りずに出かけてみるかな。


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2017.02.04

入笠山スノーハイキング

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晴れた日の金曜日に南ア前衛の入笠山(1955m)に行ってきました。

入笠山を訪れるのは実に49年ぶりです。
当時の山日記を押入れから引っ張りだして読んでみると、なんと前夜の23時過ぎからオーバーナイトで登っています。

 昔の山日記を読むと、夜通し歩いたことがわかります
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しかも中央本線の青柳駅から富士見駅まで、途中バスなどを使わずに歩ききっているではないですか。
この記録は昭和43年(1968年)の9月のこと、当時は高校生だったけど、3人で夜行日帰り登山をしても親は許してくれてたんだなー。けっこう寛大だったりして。(笑)

 しかも、こんなに詳細な略図まで書いていたなんて・・・
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というわけで49年後の現在では山頂近くまでゴンドラが通じているので、高校生からオジサンになった私らは当然のごとくゴンドラを利用してらくらくハイキングを楽しんできました。
相棒はなぜか49年前と同じari君です。

らくらくハイキングといっても、千葉を7時近くの電車で出発したので登山のスタート時刻は11時近くなってしまいます。
当初の予定では、釜無山(2117m)まで足を伸ばす計画でしたが、ゴンドラの最終時刻(16:30)までに往復する脚力はもはやないのでそれはあきらめ、代わりに大河原湿原の散策と帰路にも入笠山に登り返すことで時間調整を行いました。

 雪の中央アルプス
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釜無山まで行けばその向こうには甲斐駒と鋸岳が眼前に見える筈でどうしても見たかったのですが・・。
ま、それは次回のお楽しみにとっておきましょう。

それにしても、標高差800m近くを登ってしまうゴンドラの威力は大したものでした。
乗っている時間も長いけれど、窓から眺める八ヶ岳連峰の眺めが素晴らしいです。

 とにかく八ヶ岳の展望は最高です
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山頂駅に着き、身支度を済ませていざ出発。
肝心の積雪状態ですが、2週間ほど降雪がないこともあってかなり少なめでした。
気温は低いので、雪の表面はクラストしています。
スノーシューというよりも軽アイゼンやチェーンスパイクの方が快適なコンディションでした。

 左から富士山、観音岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳、(奥に)間ノ岳、仙丈ヶ岳の峰々
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スタートから約1時間足らずで山頂に到着。
平日ということもあり山頂にはスノーシュー登山者が4,5人ほどいるだけでした。
展望の方は期待通りで、眼前の八ヶ岳はもちろん、奥秩父、富士山、南アルプス北部、中央アルプス、北アルプスなど中部山岳の名だたる山々が一望できます。
文明の利器を使って1時間足らずでこれだけの大展望を満喫できるのですから人気の山になるのも頷けます。

 雪の大河原湿原にて
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でも、なんか物足りないんだなあ。
高校の時に登ったような苦労が何ら味わえないのもねぇ・・。

一応、釜無山方面に足を向けてみました。
途中までは雪の林道歩きが続きます。
ほとんど人に出会わない静かな山歩きができました。

 静かな林道歩き
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林道を歩いていると動物たちの足跡(アニマルトラッキング)が至る所にありました。
鹿やうさぎだと思うのですが、友と二人で動物の正体を想像しながら歩くのも楽しいものです。

13時過ぎまで歩き続けたけど、釜無山ははるか先。
これは無理だと判断し、往路を引き返しました。
途中にある大河原湿原は一面の大雪原になっていたので、持参したスノーシューとワカンをそれぞれセットして歩き回りました。

 せっかく持参したので使ってみました
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雪の表面が堅く、中がやわらかな雪質のためスノーシューでも少し歩きづらかった。
ツボ足ではちょっと無理ですね。

帰りがけに再び入笠山に登り返しました。
すでに14時を回っており日はゆっくりと傾き始めていましたが、午後のやわらかな光線が幸いして周囲の山々の山襞には陰影がかかり立体感のある景観を楽しむことができました。

 午後の光線は山襞に立体的な陰影を作ってくれます
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 槍穂高連峰の雲も取れてくれました
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山頂駅に戻る前にマナスル山荘に立ち寄りました。
15時までのランチコーヒーに間に合い、美味しいコーヒーをいただくことができて大満足。
なかなかアットホームな雰囲気の山小屋なので、今度は6月の花の時期に奥さんを誘って泊まってみたいな。

 短いけど楽しいハイキングでした
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歩きはじめで通過した入笠湿原を登り返し、無事にゴンドラ山頂駅に戻りました。
ここからの八ヶ岳の眺めも素晴らしいです。
最後にじっくり眺めてから下界に下りました。

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2016.12.19

谷川岳 de 雪山ハイキング

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「谷川岳は近くてよき山なり」と書いたのは、戦前の名アルピニスト大島亮吉ですが、谷川岳は首都圏から本当に近くて良い山だと思います。

我が家を例にとれば、最寄り駅を朝の5時半頃に出発して、お昼頃には白銀の谷川岳の山頂に立てるのですから。
これって、スゴくないですか。まさに近くてよき山なのです。
というわけで、今シーズンの雪山足慣らしの場として谷川岳に登ってきました。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

上越新幹線の上毛高原駅に着いたのは8時少し前。
8時ジャストには谷川岳ロープウェイ駅行きのバスが発車します。
乗客は登山客ばかりです。
驚くのはまだ早い。途中の水上駅で在来線からの登山客を乗せるのですが、超満員で立錐の余地もありません。
いやはや、昨今の登山ブームもさることながら、日帰りで気軽に登れる谷川岳の人気の高さに改めて驚きました。

 下部樹林帯のトレイルではワカンがフィットしました。
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ここまでですでに人の多さに疲れちゃいましたが、ロープウェイ駅でさらに驚きました。
チケット売り場に長蛇の列なのです。
そう、自家用車組が電車組よりも当然多いので、ここで合流するわけですね。

バスで並んで、チケット売り場で並んで、標高1,340mの天神平に着いたときはぐったりですよ。
まあ、それでも目の前に雪山を眺めた途端ゴキゲンモードになるkoyanobです。

 久しぶりにワカンを履きました
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前日までは風雪が続いていたので、ワカンかスノーシューのどちらを持参しようか迷いましたが、今回はワカンを持参。
先行者のトレイルもあったのでワカンで正解でした。
ざっと見たところ登山者の6割位がワカンで残りがスノーシューといったところかな。
降雪直後だったこともあり、さすがにツボ足組は少なかった。

12月はまだ夏道コースを辿れたので、冬道にあるちょっと嫌らしい岩場の通過をしなくて済みました。
熊穴沢避難小屋まではワカンですが、ここから先はアイゼンの方が歩きやすいのでここで換装します。
午前中はまだ風が強く、稜線上は雪煙が舞っています。

 高度を上げるほどに国境稜線の山々が近づきます
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避難小屋を過ぎるとやがて森林限界を越えて、強風がもろに吹き付けてきます。
ヤッケのフードを目深に被っていないと顔面凍傷にやられるんじゃないかと思わせる烈風でした。
まあ、でもお天気はこれ以上はない快晴。
登るほどに上越国境稜線の山々がせり上がってきて、登高意欲はいやが上にも高まります。

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天神尾根はなだらかで幅広い稜線なので、ガスられるとやっかいですが、今日みたいに晴れ渡るとルンルン気分で登れちゃいます。
やがて、肩の小屋の屋根が見えてきたら頂上は間近です。
小屋から一投足で双子峰の一つトマの耳山頂に到着。
お約束の記念写真を撮ってもらいました。

 いつもは後ろ向きなんですが、うっかり前から撮ってもらっちゃった
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お隣のオキの耳が谷川岳の主峰になりますが、往復で30分弱かかります。
今日は14時台のバスで帰りたかったのでオキの耳登頂はパスしました。
これが大きな間違いだと知ったのは下山してからのこと。

14時台のバスは2本あると思っていたのですが、12月1日から冬ダイヤになり14時5分の後は16時まで2時間近くもないのを後で知りました。
14時5分発のバスには2分違いで乗り遅れてしまい、2時間近くも待たされてしまいました。
こんなことならオキの耳にも立ち寄って雪山気分を存分にエンジョイするんだった。

 肩の小屋の営業はしていません。
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さて、下りは往路を忠実にたどりました。
ロープウェイの往復切符を買っちゃったので。(笑)

午前中はあれだけ吹いていた風が午後になるとほぼ収まりました。
完全な移動性高気圧の支配下になったようです。
こうなると冬山というよりも春山に近い感じですね。
汗ばむ中を周囲の展望をカメラにおさめながらノンビリ下りました。

 雪のオブジェの向こうに1月に訪れた上州武尊山
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休憩時間も含めて4時間足らずの雪山ハイキングで、物足りない感も否めませんが、久しぶりに快晴の雪山を楽しむことができたという点では良かったです。
高齢化に加えて最近は単独行が多いので、絶対に無理はできないしね。

本音を言えば、雪の谷川岳を訪れるなら西黒尾根から登りたかったけど、遅いスタート時刻に加えてソロで登るまでの自信はなかったな。
くやしいけれど、それが今の現実です。

 晴れてくれてありがとう。また微笑んでくださいね。
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2016.12.15

高川山でも忘年ハイキング

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遅レポになりますが、先週の土曜日に2回めの忘年ハイキングに出かけてきました。
こんどは、今の会社のOBからのお誘いです。
koyanobが山好きなのをどこかから聞きつけて、わざわざ誘ってくれました。

場所は中央線沿線にある高川山。
私も富士山を見たくなるとよく出かけている1,000m足らずの低山です。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

山頂に着いたら料理を作ってわいわい楽しむ予定です。
メニューはカレーと芋煮スープの2本立て。
男6人、でっきるかなー?

 冬枯れの山道をたどりました。
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参加者の居住地は、茂原市、八街市、東金市、木更津市などなど・・
みなさんJR東日本が発売する「休日おでかけパス」の東のヘリに住んでいます。
例えば、木更津駅から大月駅までの片道運賃は2,592円。
休日おでかけパスを使えば、2,670円で乗り放題なので、ほとんど半額で一日楽しめる按配です。
お得だなー。

 枯れ落ち葉を踏みしめながらのハイキング
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今日は、久しぶりに会う面々と近況を交換するのがメインなので山歩きは二の次です。
おしゃべりしながら登り続け、気がついたら山頂って感じでした。

富士山の展望で有名な山頂ですが、千葉を出発した時間が遅いので、展望は期待していません。
それでも、逆光に輝くま白き富士の展望はいつ見ても美しいですね。
あいにく御殿場側から湧き上がる雲のおかげでスッキリした富士山というわけにはいきませんでしたが。

 高川山といえば富士山の展望ですが・・
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 見下ろせばリニア実験線が眺められます
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さあ、オトコ料理のはじまりはじまり!
メンバーの自家菜園で穫れた野菜と肉をコッヘルに適当に入れて、油で炒めたあとコトコト煮込めばカレーと芋煮スープの出来上がり。
いやー、それがなかなかの出来で美味しい!
体が芯から温まりました。

 なかなかの出来栄えに満足
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眺めて喋って食べてたら時間はあっという間に過ぎていきます。
午後の陽射しの中を北面の初狩駅方面に下山します。
途中、男坂の急坂をこなして短時間で麓まで下りることができました。
駅の手前にある八幡荘で二次会を楽しむメンバーと別れて、所用があるために一人初狩駅に向かいました。
うーん、湯上がりのビールを逃したのは残念だったなあ。

 麓まで下りてきました。正面は滝子山。
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2016.12.03

大山三峰山で忘年ハイキング

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ちょっと早めですが、昔の山仲間3人での忘年ハイキングを楽しんできました。

場所は丹沢の前山にあたる大山三峰山です。
何年か前に、この山に突き上げている鳥屋待沢という沢の沢登りに出かけて以来です。
前回は沢登りがメインだったので、山頂に立ったことも含めてほとんど記憶にありません。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

今回、改めて尾根道をトレースしてみたら、小粒ながら手ごわい山だな、という印象でした。
とにかく稜線はヤセていてハシゴや鎖が随所に設置してあります。
さながらアスレチックコースといった感じですかね。

 道は整備されていますが、アスレチックコースみたいでした。
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前半の尾根歩きも後半の沢沿いの道も変化に富んでいて面白いのに、尾根には樹木が生い茂り残念ながら周囲の山々の展望がほとんどありません。
丹沢の山といえば富士山の眺めが連想されますが、この山からは丹沢主脈の山々が邪魔をして富士山も姿を見せてくれません。
せっかく好天の中を出かけたのに展望的には残念なハイキングとなりました。

 コース中、ほとんど樹林帯の中を歩きます
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それでも、1箇所だけ表尾根から塔ノ岳、そして丹沢山、蛭ヶ岳、丹沢三峰などの主脈群が眺められる場所があり、山好きのメンバー達の欲求不満の解消にはなったかな。

 1箇所だけ樹木の間から丹沢主脈の山々が眺められました
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山麓あたりには未だ紅葉の名残りも見られましたが、登山道には落ち葉が積もり近郊の低山も初冬の様相を呈してきました。
本格的な冬のおとずれも間もなくのことでしょう。

 雰囲気の良い沢沿いの下り道
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下山後は麓の温泉で汗を流した後、電車で都内まで移動して今年一年を振り返る忘年の宴で盛り上がりました。


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2016.11.06

奥多摩・天空の里から鷹ノ巣山へ

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実は自転車で是非とも訪れてみたいと思っていた山里がです。


ってどこよ?

奥集落は奥多摩湖の奥(笑)、峰谷集落のさらに奥にある天空の里。
まさかここも東京都内?って感じの場所です。

この地を自転車で訪れるのが望みだったのですが、今回はこの集落の上に聳える鷹ノ巣山に登りたかったので入口の峰谷(みねだに)までバスを使いました。

駅から奥多摩湖をめざし、やがて真っ赤な色の峰谷橋が見える地点で手前を右折します。
いきなり狭い道になりますが、バスはかまわず進みます。
「雲風呂(くもぶろ)」「雨降り(あめふり)」「下り(さがり)」といったユニークな名前の停留所を過ぎ、バスは終点の峰谷に着きました。

ここまでで十分な奥地感が漂っています。
バス停にはクマの目撃情報が貼ってあるし、ここってホントに東京都?って感じです。

 7月5日の目撃情報ですが、さらに上に行くと9月21日のがありました。
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さあ、ここから歩き出します。
峰谷川沿いの道はひんやりして気持ち良いです。

車道を上っていくと周りの山肌が紅葉に染まり、そして遥か頭上に一群の民家が見えてきました。
うわー、こんな奥地にまだ集落があったんだ、っていう感じです。

 自転車で走ってみたい道が続きます
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よく見ると、空き家になった家もありますが生活感ありありの家々もあって、間違いなく生活に息づいた集落の姿がそこにありました。
山深くて午前9時頃のこの時点では半分位は日陰になっていました。

 おお、集落が見えてきました
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今日は登山が目的なので、集落内をくまなく歩く余裕はありませんが、段々に点在する切妻風の民家の最上部にぜひ立ってみたかった。

地形図で見ると最上部の民家が位置する標高は950m弱。
夜は真っ暗になって満天の星空で覆われることでしょう。

 まさに「天空の里」っていう感じがしました
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峰谷川を挟んで対岸には峰集落があります。
ネットで調べてみたら、峰集落は廃村になっているそうだけど、遠望した感じでは生活感がありそうな雰囲気に見えたので次回はぜひ自転車で両集落を訪れてみたいものです。

 こちらは対岸の峰集落です
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今回、久しぶりに訪れる鷹ノ巣山を奥集落経由で登ることができたのは本当に良かったと思います。
そして41年ぶりに再訪した鷹ノ巣山ではこれ以上は望めない絶好の登山日和に恵まれて楽しい一日を過ごすことができました。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

鷹ノ巣山の記憶はほとんど残っていないけど、雲取山から奥多摩駅まで延々と続く石尾根の中心的なピークとしての存在感が際立つ山だなあ、と久しぶりに歩いてみて感じました。

折から尾根上の紅葉は見頃を迎えていて、歩くたびに鮮やかな樹々の色づきに感動し、なかなか歩みがはかどりません。
こんな贅沢な悩みなら文句は言えませんね。
感動の一端を拙い画像で共有していただけたら幸いです。

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【感想】
鷹ノ巣山に出かけてみようと思い立ったのは、前週に出かけた大菩薩峠でのことです。
ガスが晴れて峠から東側を眺めると、雲取山から続く石尾根の稜線上にすっきりと立ち上がる端正な山容に接してからです。
そういえば最近は訪れていなかったなあと思い、さっそく計画した次第。

登り立ったピークから眺めた山を次の目標に定めるとは、考えてみれば贅沢な登り方です。
でも、これこそが山登り本来のあり方なのかもしれません。
そして、次の目標は山麓の集落を自転車で再訪すること。
またまた新たな目標ができました。
これだから山と自転車はやめられません。(笑)

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