2017.02.04

入笠山スノーハイキング

Nyugasa07

晴れた日の金曜日に南ア前衛の入笠山(1955m)に行ってきました。

入笠山を訪れるのは実に49年ぶりです。
当時の山日記を押入れから引っ張りだして読んでみると、なんと前夜の23時過ぎからオーバーナイトで登っています。

 昔の山日記を読むと、夜通し歩いたことがわかります
Nyugasa25

しかも中央本線の青柳駅から富士見駅まで、途中バスなどを使わずに歩ききっているではないですか。
この記録は昭和43年(1968年)の9月のこと、当時は高校生だったけど、3人で夜行日帰り登山をしても親は許してくれてたんだなー。けっこう寛大だったりして。(笑)

 しかも、こんなに詳細な略図まで書いていたなんて・・・
Nyugasa26

というわけで49年後の現在では山頂近くまでゴンドラが通じているので、高校生からオジサンになった私らは当然のごとくゴンドラを利用してらくらくハイキングを楽しんできました。
相棒はなぜか49年前と同じari君です。

らくらくハイキングといっても、千葉を7時近くの電車で出発したので登山のスタート時刻は11時近くなってしまいます。
当初の予定では、釜無山(2117m)まで足を伸ばす計画でしたが、ゴンドラの最終時刻(16:30)までに往復する脚力はもはやないのでそれはあきらめ、代わりに大河原湿原の散策と帰路にも入笠山に登り返すことで時間調整を行いました。

 雪の中央アルプス
Nyugasa04

釜無山まで行けばその向こうには甲斐駒と鋸岳が眼前に見える筈でどうしても見たかったのですが・・。
ま、それは次回のお楽しみにとっておきましょう。

それにしても、標高差800m近くを登ってしまうゴンドラの威力は大したものでした。
乗っている時間も長いけれど、窓から眺める八ヶ岳連峰の眺めが素晴らしいです。

 とにかく八ヶ岳の展望は最高です
Nyugasa05

山頂駅に着き、身支度を済ませていざ出発。
肝心の積雪状態ですが、2週間ほど降雪がないこともあってかなり少なめでした。
気温は低いので、雪の表面はクラストしています。
スノーシューというよりも軽アイゼンやチェーンスパイクの方が快適なコンディションでした。

 左から富士山、観音岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳、(奥に)間ノ岳、仙丈ヶ岳の峰々
Nyugasa14

スタートから約1時間足らずで山頂に到着。
平日ということもあり山頂にはスノーシュー登山者が4,5人ほどいるだけでした。
展望の方は期待通りで、眼前の八ヶ岳はもちろん、奥秩父、富士山、南アルプス北部、中央アルプス、北アルプスなど中部山岳の名だたる山々が一望できます。
文明の利器を使って1時間足らずでこれだけの大展望を満喫できるのですから人気の山になるのも頷けます。

 雪の大河原湿原にて
Nyugasa11

でも、なんか物足りないんだなあ。
高校の時に登ったような苦労が何ら味わえないのもねぇ・・。

一応、釜無山方面に足を向けてみました。
途中までは雪の林道歩きが続きます。
ほとんど人に出会わない静かな山歩きができました。

 静かな林道歩き
Nyugasa10

林道を歩いていると動物たちの足跡(アニマルトラッキング)が至る所にありました。
鹿やうさぎだと思うのですが、友と二人で動物の正体を想像しながら歩くのも楽しいものです。

13時過ぎまで歩き続けたけど、釜無山ははるか先。
これは無理だと判断し、往路を引き返しました。
途中にある大河原湿原は一面の大雪原になっていたので、持参したスノーシューとワカンをそれぞれセットして歩き回りました。

 せっかく持参したので使ってみました
Nyugasa13

雪の表面が堅く、中がやわらかな雪質のためスノーシューでも少し歩きづらかった。
ツボ足ではちょっと無理ですね。

帰りがけに再び入笠山に登り返しました。
すでに14時を回っており日はゆっくりと傾き始めていましたが、午後のやわらかな光線が幸いして周囲の山々の山襞には陰影がかかり立体感のある景観を楽しむことができました。

 午後の光線は山襞に立体的な陰影を作ってくれます
Nyugasa16

 槍穂高連峰の雲も取れてくれました
Nyugasa19

山頂駅に戻る前にマナスル山荘に立ち寄りました。
15時までのランチコーヒーに間に合い、美味しいコーヒーをいただくことができて大満足。
なかなかアットホームな雰囲気の山小屋なので、今度は6月の花の時期に奥さんを誘って泊まってみたいな。

 短いけど楽しいハイキングでした
Nyugasa22

歩きはじめで通過した入笠湿原を登り返し、無事にゴンドラ山頂駅に戻りました。
ここからの八ヶ岳の眺めも素晴らしいです。
最後にじっくり眺めてから下界に下りました。

| | Comments (0)

2016.12.19

谷川岳 de 雪山ハイキング

Cimg4442s

「谷川岳は近くてよき山なり」と書いたのは、戦前の名アルピニスト大島亮吉ですが、谷川岳は首都圏から本当に近くて良い山だと思います。

我が家を例にとれば、最寄り駅を朝の5時半頃に出発して、お昼頃には白銀の谷川岳の山頂に立てるのですから。
これって、スゴくないですか。まさに近くてよき山なのです。
というわけで、今シーズンの雪山足慣らしの場として谷川岳に登ってきました。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

上越新幹線の上毛高原駅に着いたのは8時少し前。
8時ジャストには谷川岳ロープウェイ駅行きのバスが発車します。
乗客は登山客ばかりです。
驚くのはまだ早い。途中の水上駅で在来線からの登山客を乗せるのですが、超満員で立錐の余地もありません。
いやはや、昨今の登山ブームもさることながら、日帰りで気軽に登れる谷川岳の人気の高さに改めて驚きました。

 下部樹林帯のトレイルではワカンがフィットしました。
Cimg4430s

ここまでですでに人の多さに疲れちゃいましたが、ロープウェイ駅でさらに驚きました。
チケット売り場に長蛇の列なのです。
そう、自家用車組が電車組よりも当然多いので、ここで合流するわけですね。

バスで並んで、チケット売り場で並んで、標高1,340mの天神平に着いたときはぐったりですよ。
まあ、それでも目の前に雪山を眺めた途端ゴキゲンモードになるkoyanobです。

 久しぶりにワカンを履きました
Cimg4433s

前日までは風雪が続いていたので、ワカンかスノーシューのどちらを持参しようか迷いましたが、今回はワカンを持参。
先行者のトレイルもあったのでワカンで正解でした。
ざっと見たところ登山者の6割位がワカンで残りがスノーシューといったところかな。
降雪直後だったこともあり、さすがにツボ足組は少なかった。

12月はまだ夏道コースを辿れたので、冬道にあるちょっと嫌らしい岩場の通過をしなくて済みました。
熊穴沢避難小屋まではワカンですが、ここから先はアイゼンの方が歩きやすいのでここで換装します。
午前中はまだ風が強く、稜線上は雪煙が舞っています。

 高度を上げるほどに国境稜線の山々が近づきます
Cimg4437s

避難小屋を過ぎるとやがて森林限界を越えて、強風がもろに吹き付けてきます。
ヤッケのフードを目深に被っていないと顔面凍傷にやられるんじゃないかと思わせる烈風でした。
まあ、でもお天気はこれ以上はない快晴。
登るほどに上越国境稜線の山々がせり上がってきて、登高意欲はいやが上にも高まります。

Cimg4452s

天神尾根はなだらかで幅広い稜線なので、ガスられるとやっかいですが、今日みたいに晴れ渡るとルンルン気分で登れちゃいます。
やがて、肩の小屋の屋根が見えてきたら頂上は間近です。
小屋から一投足で双子峰の一つトマの耳山頂に到着。
お約束の記念写真を撮ってもらいました。

 いつもは後ろ向きなんですが、うっかり前から撮ってもらっちゃった
Cimg4445s

お隣のオキの耳が谷川岳の主峰になりますが、往復で30分弱かかります。
今日は14時台のバスで帰りたかったのでオキの耳登頂はパスしました。
これが大きな間違いだと知ったのは下山してからのこと。

14時台のバスは2本あると思っていたのですが、12月1日から冬ダイヤになり14時5分の後は16時まで2時間近くもないのを後で知りました。
14時5分発のバスには2分違いで乗り遅れてしまい、2時間近くも待たされてしまいました。
こんなことならオキの耳にも立ち寄って雪山気分を存分にエンジョイするんだった。

 肩の小屋の営業はしていません。
Cimg4450s

さて、下りは往路を忠実にたどりました。
ロープウェイの往復切符を買っちゃったので。(笑)

午前中はあれだけ吹いていた風が午後になるとほぼ収まりました。
完全な移動性高気圧の支配下になったようです。
こうなると冬山というよりも春山に近い感じですね。
汗ばむ中を周囲の展望をカメラにおさめながらノンビリ下りました。

 雪のオブジェの向こうに1月に訪れた上州武尊山
Cimg4472s

休憩時間も含めて4時間足らずの雪山ハイキングで、物足りない感も否めませんが、久しぶりに快晴の雪山を楽しむことができたという点では良かったです。
高齢化に加えて最近は単独行が多いので、絶対に無理はできないしね。

本音を言えば、雪の谷川岳を訪れるなら西黒尾根から登りたかったけど、遅いスタート時刻に加えてソロで登るまでの自信はなかったな。
くやしいけれど、それが今の現実です。

 晴れてくれてありがとう。また微笑んでくださいね。
Cimg4479s


| | Comments (0)

2016.12.15

高川山でも忘年ハイキング

Cimg4379s

遅レポになりますが、先週の土曜日に2回めの忘年ハイキングに出かけてきました。
こんどは、今の会社のOBからのお誘いです。
koyanobが山好きなのをどこかから聞きつけて、わざわざ誘ってくれました。

場所は中央線沿線にある高川山。
私も富士山を見たくなるとよく出かけている1,000m足らずの低山です。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

山頂に着いたら料理を作ってわいわい楽しむ予定です。
メニューはカレーと芋煮スープの2本立て。
男6人、でっきるかなー?

 冬枯れの山道をたどりました。
Cimg4371s

参加者の居住地は、茂原市、八街市、東金市、木更津市などなど・・
みなさんJR東日本が発売する「休日おでかけパス」の東のヘリに住んでいます。
例えば、木更津駅から大月駅までの片道運賃は2,592円。
休日おでかけパスを使えば、2,670円で乗り放題なので、ほとんど半額で一日楽しめる按配です。
お得だなー。

 枯れ落ち葉を踏みしめながらのハイキング
Cimg4375s

今日は、久しぶりに会う面々と近況を交換するのがメインなので山歩きは二の次です。
おしゃべりしながら登り続け、気がついたら山頂って感じでした。

富士山の展望で有名な山頂ですが、千葉を出発した時間が遅いので、展望は期待していません。
それでも、逆光に輝くま白き富士の展望はいつ見ても美しいですね。
あいにく御殿場側から湧き上がる雲のおかげでスッキリした富士山というわけにはいきませんでしたが。

 高川山といえば富士山の展望ですが・・
Cimg4378s

 見下ろせばリニア実験線が眺められます
Cimg4381s

さあ、オトコ料理のはじまりはじまり!
メンバーの自家菜園で穫れた野菜と肉をコッヘルに適当に入れて、油で炒めたあとコトコト煮込めばカレーと芋煮スープの出来上がり。
いやー、それがなかなかの出来で美味しい!
体が芯から温まりました。

 なかなかの出来栄えに満足
Cimg4389s

眺めて喋って食べてたら時間はあっという間に過ぎていきます。
午後の陽射しの中を北面の初狩駅方面に下山します。
途中、男坂の急坂をこなして短時間で麓まで下りることができました。
駅の手前にある八幡荘で二次会を楽しむメンバーと別れて、所用があるために一人初狩駅に向かいました。
うーん、湯上がりのビールを逃したのは残念だったなあ。

 麓まで下りてきました。正面は滝子山。
Cimg4400s


| | Comments (0)

2016.12.03

大山三峰山で忘年ハイキング

Cimg4351s

ちょっと早めですが、昔の山仲間3人での忘年ハイキングを楽しんできました。

場所は丹沢の前山にあたる大山三峰山です。
何年か前に、この山に突き上げている鳥屋待沢という沢の沢登りに出かけて以来です。
前回は沢登りがメインだったので、山頂に立ったことも含めてほとんど記憶にありません。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

今回、改めて尾根道をトレースしてみたら、小粒ながら手ごわい山だな、という印象でした。
とにかく稜線はヤセていてハシゴや鎖が随所に設置してあります。
さながらアスレチックコースといった感じですかね。

 道は整備されていますが、アスレチックコースみたいでした。
Cimg4332s

前半の尾根歩きも後半の沢沿いの道も変化に富んでいて面白いのに、尾根には樹木が生い茂り残念ながら周囲の山々の展望がほとんどありません。
丹沢の山といえば富士山の眺めが連想されますが、この山からは丹沢主脈の山々が邪魔をして富士山も姿を見せてくれません。
せっかく好天の中を出かけたのに展望的には残念なハイキングとなりました。

 コース中、ほとんど樹林帯の中を歩きます
Cimg4309s

それでも、1箇所だけ表尾根から塔ノ岳、そして丹沢山、蛭ヶ岳、丹沢三峰などの主脈群が眺められる場所があり、山好きのメンバー達の欲求不満の解消にはなったかな。

 1箇所だけ樹木の間から丹沢主脈の山々が眺められました
Cimg4319s

山麓あたりには未だ紅葉の名残りも見られましたが、登山道には落ち葉が積もり近郊の低山も初冬の様相を呈してきました。
本格的な冬のおとずれも間もなくのことでしょう。

 雰囲気の良い沢沿いの下り道
Cimg4347s

下山後は麓の温泉で汗を流した後、電車で都内まで移動して今年一年を振り返る忘年の宴で盛り上がりました。


| | Comments (0)

2016.11.06

奥多摩・天空の里から鷹ノ巣山へ

Imgp3825s

実は自転車で是非とも訪れてみたいと思っていた山里がです。


ってどこよ?

奥集落は奥多摩湖の奥(笑)、峰谷集落のさらに奥にある天空の里。
まさかここも東京都内?って感じの場所です。

この地を自転車で訪れるのが望みだったのですが、今回はこの集落の上に聳える鷹ノ巣山に登りたかったので入口の峰谷(みねだに)までバスを使いました。

駅から奥多摩湖をめざし、やがて真っ赤な色の峰谷橋が見える地点で手前を右折します。
いきなり狭い道になりますが、バスはかまわず進みます。
「雲風呂(くもぶろ)」「雨降り(あめふり)」「下り(さがり)」といったユニークな名前の停留所を過ぎ、バスは終点の峰谷に着きました。

ここまでで十分な奥地感が漂っています。
バス停にはクマの目撃情報が貼ってあるし、ここってホントに東京都?って感じです。

 7月5日の目撃情報ですが、さらに上に行くと9月21日のがありました。
Imgp3818s

さあ、ここから歩き出します。
峰谷川沿いの道はひんやりして気持ち良いです。

車道を上っていくと周りの山肌が紅葉に染まり、そして遥か頭上に一群の民家が見えてきました。
うわー、こんな奥地にまだ集落があったんだ、っていう感じです。

 自転車で走ってみたい道が続きます
Imgp3823s

よく見ると、空き家になった家もありますが生活感ありありの家々もあって、間違いなく生活に息づいた集落の姿がそこにありました。
山深くて午前9時頃のこの時点では半分位は日陰になっていました。

 おお、集落が見えてきました
Imgp3822s

今日は登山が目的なので、集落内をくまなく歩く余裕はありませんが、段々に点在する切妻風の民家の最上部にぜひ立ってみたかった。

地形図で見ると最上部の民家が位置する標高は950m弱。
夜は真っ暗になって満天の星空で覆われることでしょう。

 まさに「天空の里」っていう感じがしました
Imgp3830s

峰谷川を挟んで対岸には峰集落があります。
ネットで調べてみたら、峰集落は廃村になっているそうだけど、遠望した感じでは生活感がありそうな雰囲気に見えたので次回はぜひ自転車で両集落を訪れてみたいものです。

 こちらは対岸の峰集落です
Imgp3826s

今回、久しぶりに訪れる鷹ノ巣山を奥集落経由で登ることができたのは本当に良かったと思います。
そして41年ぶりに再訪した鷹ノ巣山ではこれ以上は望めない絶好の登山日和に恵まれて楽しい一日を過ごすことができました。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

鷹ノ巣山の記憶はほとんど残っていないけど、雲取山から奥多摩駅まで延々と続く石尾根の中心的なピークとしての存在感が際立つ山だなあ、と久しぶりに歩いてみて感じました。

折から尾根上の紅葉は見頃を迎えていて、歩くたびに鮮やかな樹々の色づきに感動し、なかなか歩みがはかどりません。
こんな贅沢な悩みなら文句は言えませんね。
感動の一端を拙い画像で共有していただけたら幸いです。

Imgp3856s

Imgp3899s

Imgp3858s

Imgp3912s

Imgp3914s

【感想】
鷹ノ巣山に出かけてみようと思い立ったのは、前週に出かけた大菩薩峠でのことです。
ガスが晴れて峠から東側を眺めると、雲取山から続く石尾根の稜線上にすっきりと立ち上がる端正な山容に接してからです。
そういえば最近は訪れていなかったなあと思い、さっそく計画した次第。

登り立ったピークから眺めた山を次の目標に定めるとは、考えてみれば贅沢な登り方です。
でも、これこそが山登り本来のあり方なのかもしれません。
そして、次の目標は山麓の集落を自転車で再訪すること。
またまた新たな目標ができました。
これだから山と自転車はやめられません。(笑)

Imgp3877s

| | Comments (2)

2016.10.30

48年ぶりに丸川峠を訪れる

Imgp3766s

紅葉に彩られた山が見たくなり、急きょ大菩薩方面のハイキングを計画しました。
ここ数年、大菩薩峠周辺は結構歩いていますが、そういえば丸川峠はトレースしていないことに気づき、今回はそっち方面でプランを決めます。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

最寄り駅を始発の電車に乗り、およそ3時間かけて甲斐大和駅で下車。
紅葉シーズンなので、バスは折よく臨時便に乗車でき予定よりも30分近く行程が短縮できました。
それは良いんだけど、早く着いたおかげで天候の回復よりも先行する結果となり、石丸峠はガスの中。
ガスの中の峠も幻想的でそれなりに良かったけどね。

 石丸峠での幻想的な光景
Imgp3725s

歩き進めるとだんだんガスが上がってきて青空がのぞいてきました。
熊沢山を越え、大菩薩峠に下り立つ頃には峠周辺にたちこめていたガスはきれいにとれて、奥多摩方面の山並みがすっきりと視界に入ってきました。

まず目についたのは、20日前におとずれた三頭山。
三頭山に加えて御前山、大岳山の奥多摩三山が流れる雲の上に姿を現しています。
手前には8月に歩いた牛ノ寝通りの長大な稜線が印象的です。

 奥多摩三山と手前は牛ノ寝通の長大な山稜
Imgp3743s

さらに目を転じれば、雲取山から鷹ノ巣山にかけての石尾根の山並みが紫色に浮かんでいました。
こうしてみると石尾根は高いなあ。さすが奥多摩の屋根です。

 鷹ノ巣山をはじめとする石尾根の山並み
Imgp3746s

東側の展望に見とれているうちに西側もだんだん雲が切れてきました。
お、南アルプスの甲斐駒や仙丈ヶ岳、鳳凰三山に北岳なども雲間に浮かんでいます。
うーん、雲が多くて他の南アルプスの高峰群は見えないのが残念でした。

 南アルプス北部の山並み
Imgp3737s

大菩薩峠といえば富士山ですが、南側の展望は残念ながら雲の中です。
しばらく峠で待っていましたが、富士山はご機嫌斜めのようなので仕方なく先を急ぎました。

 大菩薩峠から雷岩にかけての稜線
Imgp3778s

笹原の中に針葉樹が点在する開放的な稜線歩きが続きます。
ふと振り返ると、はげしい雲の動きの上に富士山の山頂がぽっかり顔を出してくれました。
やっぱりここに来て富士山が見えないのは寂しいので見られて本当に良かった。

 やっぱり富士山が見えると格別です
Imgp3776s

大菩薩峠から雷岩までの区間は、最高の稜線歩きで四季を通じて楽しめます。
私が好きなのは初夏です。
亜高山植物に彩られた稜線歩きと豊富な残雪をいただく富士山の絶景が堪能できるので。

今日は気象の変化が激しいようで展望を楽しむ時間はあまりないようです。
甲府盆地側から雲がどんどん押し寄せてきて稜線を覆い隠そうとします。
今のところ何とか展望は確保できていますが、この先どうなることやらといった感じでした。

 稜線から見下ろす山麓の紅葉
Imgp3759s

悪い予感が当たって、雷岩に到着する頃には南アルプスと富士山は雲に隠れる寸前です。
まあそれでも臨時バスのおかげで早発ちができ、稜線上での展望が楽しめたのは幸いでした。
2番バス(甲斐大和駅発9:20)で来た人たちは残念だったと思います。
早起きは三文の徳?

このあと大菩薩連嶺最高峰であり日本百名山の一つでもある大菩薩嶺に向かいます。
このピークは樹林のため展望ゼロです。
そのためか、皆さん「百名山」の標柱を入れた記念写真を撮ったあとはすぐに下山します。とても可哀想なピークなんです。
私は百名山ハンターじゃないのでここでのんびりしたいところなんですが、次から次に記念写真を撮りに来る人が多いので早々に退散しました。

 大菩薩嶺を越えると急に静寂感が増してきます
Imgp3791s

大菩薩嶺を越えるとあたりは急に静寂感に包まれます。
大半のハイカーは雷岩から唐松尾根を下るか又は唐松尾根から登って大菩薩峠方面に向かうので、嶺から北に丸川峠、柳沢峠方面を歩く人は本当に少ないのです。

昼なお暗い原生林の中、苔むした山道を歩く喜びは何物にも代えがたいです。
奥秩父や北八ツの原生林にも引けを取りません。

Imgp3792s

やがて濃いガスの中、笹原の斜面が現れてくると丸川峠のお花畑に到着しました。
初夏から夏にかけて、可憐な山野草が咲き乱れる場所なんでしょうね。
今日は深い霧で何も見えないけど、十分に期待のもてる草原です。

 ガスに覆われた丸川峠の草原はとっても幻想的
Imgp3799s

青いトタンでできた質素なつくりの山小屋に到着しました。
今は「まるかわ荘」って言うようですが、昔は丸川峠小屋だったと思います。
懐かしいなあ。
数えてみたら48年ぶりの再訪です。
昔はもっと粗末な小屋だった記憶があるけど、今も質素な佇まいです。

 今どき珍しいくらい渋い外観のまるかわ荘
Imgp3803s

小屋の中に入ると先客が一人と小屋番の親父さんがニコニコと出迎えてくれました。
中に入った瞬間、48年前にタイムスリップした感じがしました。
うーん、あんまり変わってないなあ。

豆から挽くコーヒーを注文して、しばしの間親父さんとと昔話をします。
私が訪れた48年前は先代の小屋番時代でした。
ちょうど東大紛争の最中で、授業ができない東大生が小屋に居候していたのを思い出しました。
あの時にご馳走になったキジ鍋の美味しかったことは今でもはっきり覚えています。
いまの親父さんも感じの良い方なので、次回はぜひこの小屋で一晩過ごしてみたいものです。

Imgp3801s

さて、肝心の紅葉ですが、丸川峠からの下りでようやくお目にかかることができました。
今年は9月の長雨の影響で目の覚めるような美しい紅葉ではないとのことですが、たしかに鮮やかさに欠けます。
それでも紅や黄色の色づく様は、山に来て良かったなと心から思える情景でした。

 紅葉は丸川峠の下り付近が見ごろでした
Imgp3804s

Imgp3807s

急な下りに難儀しましたが、周囲の紅葉のおかげで慰められました。
やがて急坂も終わり沢沿いの林道に出てからはのんびり歩いてバス停に到着。
少々時間が余ったのでバス停を通過して日帰り温泉「大菩薩の湯」で汗を流してから帰宅の途につきました。

| | Comments (2)

2016.10.13

三頭山に行けども展望に恵まれず

Imgp3688s

遅レポになりますが、3連休最終日の10日は奥多摩の三頭山でした。
晴れ間なし、展望なし、紅葉なし、の「3なし」ハイキングに終始して実りの少ない山行でした。

それにしても週末ごとに雨天に見舞われる周期が10月に入っても続いています。
この3連休はつるちば(ツールドちば)でしたが、参加者の方々は大変だったと思います。
というわけで、詳細な記録はヤマレコに譲って、ブログでは印象に残ったことなどをつづります。

最近、三頭山は訪れていなかったので、昔の記憶を頼りに計画しました。
奥多摩湖側から登るならヌカザス尾根でしょう。下りは数馬集落に下りるなら西原峠経由かな。なんて感じで計画終了。

 登り始めは奥多摩湖にかかる麦山浮橋から
Imgp3666s

で、実際に歩いてみると・・・
ヌカザス尾根には「おツネの泣き坂」という有名な急坂区間があります。
以前歩いた時はたしか下山に使った記憶があります。
そういうわけで、初めて登ってみたら確かに急だった。

 幻想的な山霧の中、静かな尾根歩きが続きます
Imgp3686s

でも急坂の区間はそれほど長くはなく、気がついたら鶴峠の分岐に。
さらにひと登りで三頭山西峰に到着しました。

驚いたことに、今までほとんど人に出会わなかったのに、どこからこんな大勢の人が登って来たんだろうと不思議になるほどの賑わいです。
あとでわかったのですが、数馬側の都民の森までバスが通じていて気軽に山頂に立てるようでした。
なるほど、便利になったもんだ。

 薄紫色のセキアノアキチョウジ
Imgp3682s

あいにくの天気で展望はまったくないので、中央峰、東峰に立ち寄るのはあきらめてそのまま西原峠をめざしました。
山頂から一気に下るとログハウス風の避難小屋が現れます。
そういえば昼飯はまだだったので、小屋内部で食事をとることに。
内部は小ぎれいに整頓されていて、泊まっても快適だなと感じました。

 三頭山避難小屋で昼食休憩
Imgp3697s

Imgp3698s

避難小屋からさらに下り、やがてゆるやかな勾配になると笹尾根です。
ゆるやかなアップダウンを繰り返しながら槇寄山を通過し西原峠に到着しました。

 兜造りの民家が現れると数馬集落の一角ですね
Imgp3714s

静かな峠にしばし佇み、進路を東北東に向け数馬に向けて下ります。
その間、今日初めて見晴らしのきく尾根道を通り、約1時間の歩きで兜造りの民家がある数馬集落の一角に下り立つくことができました。
それにしても展望に恵まれない冴えない一日でした。

| | Comments (0)

2016.10.02

貴重な晴天のチャンスを狙って雨飾山へ

Cimg4054s

9月中旬から日照時間の少ない状態が続いていますね。
貴重な週末も雨模様の日が続いていて、ストレスが溜まってしまいます。

こんな状態ですが、30日は貴重な晴れ間が予想されたので、思い切って山に出かけてきました。
場所は北信の名峰として名高い雨飾山。
古い山仲間と3人の山行です。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

都内で集合して車で現地に向かいました。
午前2時前には雨飾山高原キャンプ場に到着し、車中で仮眠の後に6時40分出発。
睡眠不足の登山はやりたくないのですが、この山の場合早朝出発で山を楽しんだ後、麓の宿で疲れを癒やす方が楽なので頑張りました。

 コースはブナの自然林が続き、癒やされます
Cimg4013s

本格的な登りになると周囲はブナの自然林が続いていて癒やされます。
そのかわり登りは急ですよー。
断続的に急坂が続くといったん荒菅沢に下ります。

 荒菅沢から見上げる雨飾山
Cimg4021s

下り始めの展望ポイントからはこれから向かう雨飾山と布団菱(フトンビシ)の大岩壁が目の前に広がりしばし見入ってしまいました。

荒菅沢は初夏には大雪渓になるらしく、その頃の登山も楽しそうです。
沢の美味しい水を味わったら、いよいよ本格的な急坂の始まりです。

寝不足の体にはきつい登りが続きます。若い女性の二人連れにもかる~く追い越され、さらには外国人の女性登山者にもさくっと追い抜かれ、なんだか情けないですね。
3人の平均年齢は64歳なんだから仕方ないけど。

急坂のおかげで高度はぐんぐん稼げます。
振り返ると高妻山や焼山といった北信の名だたる峰々が顔を出してくれます。
この方面のトレース記録がほとんどない私には新鮮な感動を与えてくれました。

やがて岩場が現れて、さらにはハシゴ登りも加わるとようやく急坂にも陰りが見えてきて森林限界を迎えます。
雨飾山本峰の左手には槍ヶ岳や鹿島槍といった北アルプスの峰々も顔を出してくれました。

 槍ヶ岳や鹿島槍も顔を出してくれました
Cimg4036s

傾斜が緩くなると、たおやかな笹平に到着です。
名前のとおり広大な笹原が広がる草原帯の向こうに雨飾山がどっしりと控えている様は一幅の絵を観るようです。
ここでもカメラを向けてしまいます。

 笹平を前景に雨飾山本峰を望む
Cimg4039s

夏には高山植物に覆われるであろう笹平をのんびりペースで歩き、いよいよピークへの最後の急登をこなすと待望の雨飾山頂に到着しました!
展望はもちろん360度です。

眼前の北アルプス後立山連峰をはじめとして、槍穂高、戸隠連峰、妙高連峰、頸城の山々、遠く能登半島に佐渡ヶ島・・・
また、山頂から見下ろす笹平の景観も見事です。
そこにはいつまでも見飽きることのない景色が広がっていました。

 後立山連峰も指呼の間に望めます
Cimg4046s

 笹平の向こうには焼山、火打山の姿も・・
Cimg4073s

今日は平日にもかかわらず、山頂には多くの登山者で賑わっていました。
これはもちろん「百名山効果」なのでしょうが、ちょっとねえ。
百名山ハントに興味のない私としては複雑な気持ちです。
ま、しかし、良い山は良いってことなんでしょうね。

 秋の空が広がっていました。(バックは戸隠連峰)
Cimg4071s

私としては珍しく山頂に1時間以上も滞在しました。
お天気も良いし、見晴らしも申し分ないんですからねー。

3人で写真を撮りあったり、食事をしたりであっという間に時間が過ぎ、下山の時を迎えます。
下りは往路を忠実に戻るコースですが、なにしろ急坂が続く道のりなので登り以上に慎重に下りました。
最近、体が固くなってきており、ちょっとした身のこなしが出来づらくなっているのを自覚しているので・・。

 布団菱の大スラブ帯は迫力満点!
Cimg4076s

尾根上部の急坂部を無事に通過し、荒菅沢では布団菱の大スラブ岩壁を脳裏に焼き付けて下ります。
朝の冷え込みのせいか、紅葉も少し進んできたようです。ブナの葉も少しずつ黄色に変わってきているような。
そして13時40分、無事にスタート地点に戻ることができました。

 雨飾山と布団菱の大スラブ
Cimg4086s

この時間なら日帰りで帰宅できなくもないのですが、そこはオトナの3人組です。
睡眠不足と山歩きの疲れを癒やすべく山麓の温泉宿で一夜を過ごし、翌朝、雨の中を帰途につきました。
前日も翌日も雨の中、ワンチャンスの晴天を掴んだ会心の山行となりました。


【感想】
本文にも書いたとおり、妙高・頸城の山々はほとんど歩いていません。
とりわけ雨飾山は、この山だけを一人で運転して出かけるにはコスパが良くないので、ずっと行きたい山でしたが実現できていませんでした。
今回、古い山の仲間のおかげで長年の宿願をはたすことができました。
それにしても雨飾山は思っていた以上に心に残る良い山でした。


| | Comments (0)

2016.09.04

レンゲショウマと温泉&生ビール

Imgp3553s

前回の牛ノ寝通りハイキングのゴールに温泉があって、これがとても良かったので再び同じパターンのハイキングを企画しました。

今回は、手軽に行かれる御岳山と日の出山です。
下山口にハイカーに人気のある「つるつる温泉」という日帰り温泉があるので、立ち寄ってみることにしました。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

くわしいレポと写真はヤマレコの記録におまかせして、例によってこのブログでは印象に残ったことなどをつれづれに記します。

いつの間にか9月になってしまいましたが、御岳山といえばこの時期はレンゲショウマですね。
当ブログでも何度も取り上げていますが、個人的に大好きな花です。

 杉の巨樹が林立する御嶽神社表参道
Imgp3544s

杉の巨樹が林立する御嶽神社の表参道を少し汗ばむ程度のペースで上がりきり、水平道をしばしでレンゲショウマが群生する筈の園地に着きます。

あれ、レンゲショウマがない!
見頃はお盆の頃ですから、さすがに大半の花は散ってしまい、わずかに残った個体が目を楽しませてくれました。

 年に一度はこの花に出会いたいものです
Imgp3558s

最盛期には数えきれないくらいの花を咲かせてくれるのに・・・。
どおりでカメラマンが誰もいないはずです。

数少ないレンゲショウマたちでしたが、さすがは「森の妖精」です。
可憐な花を十分に鑑賞させてもらいました。

今日は日の出山を越えて温泉に立ち寄るのが目的ですが、夏はやっぱりロックガーデンコースが涼しいので滝見物に出かけます。
たどる道中には、シュウカイドウやツリフネソウ、それにフシグロセンノウやヤマジノホトトギスなどの草花が目を楽しませてくれました。
特にツリフネソウの赤紫色の花は印象的です。群生している場所もあり、ユニークな花びらをゆっくりと鑑賞できました。

 花の形がユニークなツリフネソウです
Imgp3567s

ここ2週間ほどは台風などもあり、ロックガーデン内の渓流も水量が豊富です。
奥多摩の奥入瀬と呼ばれることもあるエリアですが、渓流沿いに辿るにつれてひんやりした涼風が肌にあたり快適なハイキングコースとなっています。
入口の七代の滝、出口の綾広の滝ともに水量豊かな瀑布となっていて、見上げていても全然飽きませんね。

 名瀑「七代の滝」 何とも美しい水流でした。
Imgp3577s

苔むした岩伝いに足を運ぶのですが、ところどころ滑りやすいところもあって注意は入りますが、山深い本格的な渓谷の様相を呈していながら誰もが容易に歩くことのできるこのコースは奥多摩でもベスト5に入ると思いますよ。

 奥多摩の奥入瀬? でもナットク
Imgp3598s

さて、楽しい沢歩きの後は日の出山までの軽いハイキングです。
御嶽神社の参道から右に折れ、日の出山に至る山道に入ります。途中までは神社の宿坊が軒を連ねていて、山岳宗教の雰囲気が色濃く残っています。
昔ながらの茅葺屋根の宿坊もあちこちに残っていて、夏の一日を泊まりで過ごすのも悪くないなあと感じました。

 杉の植林帯を歩きます。
Imgp3604s

やがて杉の植林帯になり、樹林に覆われたなだらかな傾斜の登りをゆっくりペースでたどれば日の出山頂の一角に立つことができました。
前回訪れたのは、この山の北尾根からダイレクトに山頂を目指した時ですから、あれから10年以上は経っています。
相変わらず人気の山で、今回はMTBを数台見かけましたが、山頂まで押して来たのかな?
お疲れさまでした。

 MTBで来るなんて、若者はスゴイですね~Imgp3606s

ちょうどお昼時だったので、頂上で簡単な昼食をとります。
この時期特有の霞みがありながらも、関東平野の広がりがよく眺められました。

お昼を終えれば、あとは温泉に直行あるのみです。
山頂から南東、やがて東に向かって下る尾根を歩きます。
最初のうちは急ですが、要所に木製の階段が整備されているので歩きやすいです。

 歩きやすい尾根道でした。
Imgp3610s

集団のハイカーを追い越すたびに「つるつる」と「生ビール」の単語が聞こえてきます。
皆さん考えることは同じようで・・・。(笑)
とまれ、集団よりも早く着いて、静かな環境でゆっくりしたいので自然と足が早まりました。

やがて、山道が尽き、車道に飛び出したところが滝本集落。
ここからさらに車道をたどればバス道路に出て、ほんのわずかの登りでつるつる温泉に到着しました。

「生涯青春の湯」というネーミングがとてもよろしい。
受付に入り、3時間820円也を支払い、湯船に直行します。
泉質は、名前通りで「つるっつる」です。
つるつるというよりもヌルヌルという感じかなあ。
間違いなくお肌に優しい温泉ですね。

 生チュウ+つまみ3品のお一人様セット
Imgp3616s

前回の「小菅の湯」(3時間620円!)も良かったけど、ここも良いですよ。
広々とした座敷で窓越しの森を眺めながら生ビールをグイッ。
これはやめられないわ。

これからは、ハイキング+温泉+生ビールで決まりですね。(笑)


| | Comments (0)

2016.08.13

長い長い尾根歩きと至福の温泉ハイキング(牛ノ寝通り)

Imgp3473s

以前から一度は歩いてみたいと思っていた牛ノ寝通りを訪れてきました。
「牛ノ寝通り」って珍しい山名ですが、大菩薩山域にある長大な尾根の名称です。
まるで牛が寝そべっているように見えるほど長い尾根という意味だと思います。

パートナーは昔の山仲間kndu2さん。
いささか脚に自信がないとのことで、今回は9月に出かける予定の北アルプス山行の足慣らしとして出かけました。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

くわしいレポと写真はヤマレコの記録におまかせして、当ブログでは印象に残ったことなどをつれづれに記します。

私にとっても馴染みの深い大菩薩連嶺ですが、連嶺の東側のトレース記録は意外に少ないのです。
丹波大菩薩道、小菅大菩薩道、小菅川本谷溯行くらいかな?
牛ノ寝通りは長峰とともに一度は歩いてみたいコースでした。

 登山路に選んだ唐松尾根は林間の心地良いコースです
Imgp3455s

スタートは上日川峠です。
栄和交通さんが甲斐大和駅から峠までのバス路線を開通してくれたおかげで大菩薩峠周辺のハイキングは日帰りでも比較的余裕をもって歩けるようになりました。
本当にありがたいことです。

今日は長丁場なので、主峰である大菩薩嶺への立ち寄りはなしにします。
唐松尾根上部の草原はお花畑になっていて、この時期はコウリンカやマルバダケブキが咲き乱れています。
とくにコウリンカは可憐でもなく美しいとは縁遠い感じだけど、強烈な個性をもった山野草ですぐに覚えることができましたよ。

 強い個性のコウリンカは印象に残りました
Imgp3458s

雷岩から連嶺最高峰の大菩薩嶺までは往復20分足らずですが、今回は先が長いのでパスします。
ここから大菩薩峠にかけての稜線は美しい草原になっていて、晴れていれば富士山や南アルプスの展望をほしいままにできるのですが、今日は生憎の曇り空です。
そのかわり、夏の山野草たちがたくさん咲いていて目を楽しませてくれました。

 もっと晴れていれば展望をほしいままにできるのに・・
Imgp3479s

いつも賑やかな大菩薩峠は苦手なので早々に離れて熊沢山をめざします。
黒木(針葉樹)に覆われた熊沢山はしっとりとした苔に彩られた落ち着いたピークです。
それを越えれば石丸峠に下り立つことができます。

 熊沢山はしっとりとしたギゴケに覆われていました
Imgp3490s

静かな峠の一角で簡単な食事をとりました。
それまで晴れていた視界もいつの間にか霧に包まれてしまい、これ以降下山するまでずっと山霧の中を歩くことになります。

 個人的には大菩薩峠よりも好きなのが石丸峠
Imgp3498s

小金沢山方面に少し進むと左に牛ノ寝通りが分岐します。
いよいよここから先ははじめて辿る道になります。
道形はしっかり付けれていて何の不安もありませんが、霧がだんだん深くなりやがてポツポツ雨滴がたれてきました。
気温は低いものの湿気があってとってもミスティーな雰囲気はちょっと困りものです。
雨具を着ると却って蒸れがひどくなりそうなのでそのまま濡れるにまかせました。

 霧に包まれて幻想的な雰囲気の尾根歩きでした
Imgp3506s

それにしても、この尾根みちには珍しいキノコがたくさんありました。
色とりどり、形も千差万別のキノコたちの画像はヤマレコに掲載したのでご覧あれ。

 どう見ても完熟トマトにしか見えなかった
Imgp3511s

それにしても長い長い牛ノ寝通りの尾根みちです。
山霧に包まれた幻想的な風景の中を時折出会うめずらしいキノコたちの写真を撮りながら進みました。
ようやく大ダワで牛ノ寝通りと分かれ、小菅方面の尾根に乗り換えます。

 倒木のオブジェ
Imgp3513s

標高は徐々に減じていき、やがて2回めの小菅の湯への分岐点から急降下で下ると林道に合流。
ふたたび山道に入り、登り返してしばしで待望の小菅の湯に到着しました。

 レトロな駅舎のような小菅の湯です
Imgp3520s

次のバスは17:55発の最終です。
発車まで2時間半以上もあるので、ゆっくりと温泉に浸かることができました。
源泉はラジウム泉で低温ですが、体の芯からじわ~っと温まる感じで、いったん入ったら出たくありません。
そして、湯上がりの生ビールに川魚料理がサイコーだったのは言うまでもありません。
今度は鶴峠を越えて自転車で立ち寄ってもいいかも。(笑)

Imgp3521s


| | Comments (0)

より以前の記事一覧