美術展めぐり
今日は3連休の真ん中日。
ちょっと肌寒いけど思い切って上野の森に出かける。
お目当ての大英博物館展は何と2時間半待ちのために断念し、国立博物館で開かれていた「伊能忠敬と日本地図展」を観覧した。
今からおよそ200年前に日本全土約2万5千キロを徒歩で測量して完成させた日本地図を初めて見た。
その精緻な出来映えにただただ驚くばかり。原図は残念ながら2度の大火で焼失してしまっており、現存するのはすべて複写図とのことだが江戸時代に原図の上から針で突いて複写したもので精確である。
それはそうと、伊能忠敬は50歳を過ぎて隠居してから天文学、測量学等を修めた後に20年以上を費やして日本全国の測量図を完成させたことはあまり知られていない。
当時の50歳といえば現代の感覚でいえば70歳位に相当する老年の域ではないだろうか。うーん、すごい!歳を経てもなお衰えを知らぬ知的探求心とそれを支える体力、精神力。まさに中高年世代の星だなあ。
つづいて有楽町に出て、東京国際フォーラムに移転した「相田みつを美術館」を訪れる。
相田みつをの作品はいつ観ても心が洗われる。
いま、肩や背中の痛みがひかず山へ行けない日々が続いている。どうしても焦りやいらだちが顔や声に出てしまいがちだけど、彼の作品の前に立つとすーっと心が落ちつく。私にとってはまさに「救いの書」である。
本日の仕上げとして日比谷公園で開かれていた「江戸天下祭」をのぞいてみる。
今年は江戸開府400年にあたる年で一年を通じてイベントを開催しているが、これもその一環であるそうな。徳川家康が江戸に幕府を開いたのが1603年だから、たしかに400年経ったんだ。
日比谷公園はいま紅葉が最高に美しい。山に行けない分、公園での散策を十二分に楽しんだ。散策の途中で二子山中央稜の竜少年さんから「無事下山」の電話報告を受ける。身も心も軽やかな気持ちで帰途についた。


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