2008.04.27

お見合い制度

Hiwada02肩を痛めて久しいのですが、本当に久しぶりに埼玉県内のゲレンデで岩登りに興じました。

久しぶりにクライミングをしたのには理由(わけ)があります。
私の所属する会に入会を希望する方が現れたからです。
入会を希望する方と一緒に山に登ったりクライミングを楽しんだりして、当会のこと、当会の人をより深く知ってもらいたいからです。

Hiwada01当会は「お見合い制度」をとっています。
入会を希望する人がいる場合、すぐに会にお迎えするのではなく、3ヶ月から半年間をかけてお互いに山に出かけたり、例会に参加してもらったりして、会のメンバーの人となりを理解してもらいます。

そのうえで、「この人達となら・・」「この人なら・・」とお互いのあうんの呼吸のなかで気持ちが通じ合ったときにお迎えしています。
というと、何やら奥ゆかしい制度ではありますが、内実は入会希望者が会のメンバーの品定めをする場でもあります。

Hiwada03アルコールが入ると馬脚を現して、その結果希望者の方からやんわりとお断りをされたケースもありますし。(笑)

まあ、そういうことも含めて当会の「お見合い制度」はたいへん良くできた制度だと思っています。

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2008.03.30

カタクリの花が・・

お花見がてらに千葉市の郊外にある泉自然公園に行ってきました。

あいにくの曇り空の下、お目当てのソメイヨシノは7分咲きといったところでしょうか。
それでもたくさんの桜に囲まれて気分は最高。

Katakuri沼沿いに歩いていると小高い丘の斜面にそってたくさんのカタクリの花が・・・
まさか政令指定都市の一角でカタクリの群落に出会うとは思いませんでした。
デジカメがないので携帯でパチリ。

ニリンソウの群落も清楚な白い花をつけて迎えてくれました。
そして、水辺にはまさかの水芭蕉まで。

山に出かけない休日はここに来よう。
山に恵まれない千葉の都市部ですが、どうしてどうして自然は豊かに息づいているのですね。

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2008.03.29

土合と土樽

R0011010_edited1s上越線の清水トンネルを境にして位置する土合駅と土樽駅。
ともに谷川岳方面の登山口として古くから岳人に愛されてきました。

先週、先々週と二週続けて土合口と土樽口からの登山を楽しみました。
陽の土合と陰の土樽、というと土樽がかわいそうかな。

土合駅からの谷川岳登山は上州方面の山々や遠く関東平野の展望もひらけており、とても明るい雰囲気がします。
その一方で、土樽駅からは仙ノ倉山、万太郎山、茂倉岳、武能岳と谷川連峰の主脈群に取り付くことができますが、いずれもアプローチが長くボリュームあふれる登山を体験することができます。

R0011043_edited1sどちらも魅力あふれる登山を楽しむことにかけてはひけをとりませんし、駅からすぐに歩き出せるのも大きな魅力です。
しかし、トンネルを境にしてこれほど山々の表情が変わるのも珍しいですね。

足拍子岳登山の帰途、稜線の向こうに武能岳西尾根の重厚な尾根筋が逆光に照り映えていました。
来年の春はこの西尾根にトレースを刻んでみたいものです。

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2008.02.13

植村直己冒険賞

昨日、2007年「植村直己冒険賞」の受賞発表がありました。
既報のとおり野口健クンが受賞しました。

このニュースを聞いて、なんとなく違和感を感じました。
どうしても植村直己と野口健とがダブって見えてこないのです。


この賞の歴代受賞者を調べてみたら・・

1996年、尾崎隆:ミャンマー最高峰カカボラジ初登頂
1997年、米子昭男:片腕のハンディを持ちながら、ヨットで大西洋・太平洋単独横断
1998年、関野吉晴:グレートジャーニー、5万km
1999年、大場満郎:史上初 北極海 単独横断、南極大陸 約4,000 kmの単独横断
2000年、神田道夫:熱気球でヒマラヤ・ナンガパルバット(8,125m)越えに成功
2001年、中山嘉太郎:西安~イスタンブール、走り旅、9,374 km、205日間
2002年、山野井泰史・妙子:ギャチュンカン峰(7952 m)の登頂
2003年、安東浩正:日本人初の厳冬期シベリア単独自転車横断、14,927 km、248日間
2004年、渡邉玉枝:女性世界最高齢(65歳)で8000m峰5座目となるローツェに登頂
2005年、永瀬忠志:リヤカーを引き、4万3千kmを踏破
2006年、小松由佳:日本人女性では初めてK2に登頂

過去の受賞者たちは、皆さん地味ながらユニークかつ創造的な活動をしています。
世間をあっと言わせながらも、なんて馬鹿げたことを!と思わずにはいられない憎めない一面も持ち合わせています。
そして、世間的な名誉やお金とはほとんど無縁の人たちばかりのような感じもします。
人にどう思われようがコツコツと自分のやりたいことを貫き通す。その結果が受賞につながったという感じです。

それに比べて、今回の野口クン。
「登山家」「アルピニスト」としてマスコミから常に脚光を浴びています。
政界や財界のお歴々とも仲良しみたいだし、キリンビールのCMでは八ヶ岳(天狗岳)で美味そうに発泡酒を飲んでる場面が連日放映されています。

受賞の理由に、「昨年5月のエベレスト登頂で、日本人8人目となる中国、ネパール両側からの登頂を成し遂げたことに加え、エベレストや富士山での清掃活動などが評価された。」
とありましたが、登山界にほんの少し明るい人なら、エベレストは登った回数ではなく、どのような登山スタイルで登ったかが問われること位先刻ご承知ですよね。
ある意味、広告塔に徹することで、世間の耳目を地球環境保全活動に向けるという「功績」は否定してはいけないのでしょうが・・

うーん。
でも、私には違和感をともなったニュースでした。
「受賞該当者なし」の年があってもいいのに・・


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植村直己冒険賞(植村直己冒険館のサイトより抜粋)

目的
本賞は、世界的な冒険家である故植村直己氏の精神を継承し、周到に用意された計画に基づき、不撓不屈の精神によって未知の世界を切り拓くとともに、人々に夢と希望そして勇気を与えてくれた創造的な行動(業績)について表彰することを目的とする。

賞の対象
極地、山岳、海洋、空等の自然を対象とし、日本または世界各地において、人間の可能性に挑んだ創造的な勇気ある行動(業績)を対象とする。

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2008.02.05

スノボの7人、無事でよかった。・・・だけど。

一昨日のニュースで知って以来、かなり心配していましたが無事でよかったですね。
年齢が30~40歳代ということ、廃屋ながら小屋の中で風を避けることができた点、携帯コンロで暖をとることができたこと等が大きいようです。
新聞などでは、いずれもスノボー歴10年以上の「ベテラン」とのことでした。

しかし! しかしですよ!

これが中高年登山者だったら?
「またも中高年の無謀登山」
「計画書も出さず、地図やコンパスも持たずに山頂をめざす」
「ベテランにふりかかった罠」
「『いつも登っているから・・』油断が生んだ驕り」
などという見出しが躍るんでしょうねぇ。たぶん。

ところが、今回の記事には不思議に批判めいた内容が書かれていません。
スノボーの事故ということで、メディアは山岳事故とは区別しているのでしょうか。

Osorakan_map25000そもそもリフトの最上部からわずかな距離の山頂とはいえオフピステに変わりはありません。
オフピステに踏み入る以上、それなりの装備と計画をもって入るのが「ベテラン」の責務でしょうが。

今回、携帯電話は持って行ったみたいですが、あいにく「圏外」でした。
携帯電話と変わらない大きさであるGPSを持っていれば今回の事故は防げたかも知れません。
いや、防げたでしょう。
そうすれば多くの人たちに心配や迷惑をかけずに済んだかもしれません。

GPSは万能ツールではありませんが、自力で帰還できる機能をもつ優れたツールです。
これは携帯電話にはない優位性であると思います。

おっと、話が横道に外れてしまいました。
とにかく、私は今回の事故は同情の余地なしとみましたが、皆さんはどう思われましたか?

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2008.01.13

「死ねば介護の母困る」 吾妻連峰遭難に思う

吾妻連峰遭難から12日ぶりに奇跡的に生還を果たした中村さんの記者会見をテレビで観ました。

年齢は私とほぼ同じですが、年齢相応以上の体力もさることながら、遭難以後の冷静な行動判断には驚きました。
体力の温存を図り時間を決めて動き、休んだこと。水分補給を何よりも優先したこと。衣類の濡れを最大限排除して体温の低下を防いだこと。等々・・

さらに、生還の動機を、「安月給だし、母に大したことはできないが自分が(介護者として)いるといないとでは違う・・」とし、遭難中に高齢の母親の身を考え続けたことが生き抜こうという強い動機づけになったことを話していました。

今回の遭難事故自体についていえば、天候悪化が予想される中を(携帯や無線機など)連絡手段も持たずに単独で入山するという愚を犯したわけでありご本人も会見で話していたとおり、『長く登山をやってきて生意気になっていた。はじめから失敗だった。・・』と言わざるをえません。
最後に、「・・『山はもうやめる。迷惑を掛け申し訳ない』と繰り返し謝罪した。・・」と報道されていました。

この話題になったとき、我が家では異口同音に「当然よねえ。こんな騒ぎを起こしたんだから、もう山なんか行けないよねえ。」ときびしい評価を下していました。
たしかにこれだけ大騒ぎになった事故だし、家族や友人・知人、遭難対策関係者ら多数の人々が被った影響ははかり知れません。

でも、ちょっと待ってください。
中村さんにはたいへん辛いでしょうが、もう少し山を続けてもらって今回の貴重な体験を後に続く登山者たちにぜひ伝えてほしいのです。
自らの犯した失敗とそこから生還することができた実体験を直に伝えることは、登山を楽しむ上で安全教科書の貴重な1ページになると思うからです。
同じ山の仲間として、一日も早い回復を祈っています。

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2008.01.03

旨い酒にはクローブヒッチ?

P1000008年始回りの際、美味しいお酒にありつけました。
飛騨の銘酒「天領」です。

お酒も旨かったのですが、壜のフタをとめていた紐の結び方が気になりました。
よく見るとクローブヒッチ(インクノット)ではありませんか。

じつはもう1本の日本酒にも同様に結ばれていました。
見た目も美しい結び方ですが、日本酒の壜にも使われていたとは気づきませんでした。
ひょっとすると日本古来の結び方なのでしょうか。

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槍平雪崩事故に思う

山の遭難事故は人為的な原因、言い換えればヒューマンエラーによるものがほとんどを占めていると思っています。
雪崩事故も、その大半が発生直前に弱層に何らかの人為的なインパクトを与えたことによるものが大きなシェアを占めているのではないでしょうか。

しかし、今回北アルプス・槍平で発生した表層雪崩は人間の予防能力をはるかに超えた不可抗力といえる事故だったのかもしれません。
私も以前訪れたことがありますが、槍平小屋は平坦で穏やかな地形に建てられています。
過去に大規模雪崩の例がない場所です。(ただし、30年ほど前に大規模の雪崩があり、山小屋が今の場所に移築されたとのこと。)

新聞記事によれば、今回の雪崩事故は西側の奥丸山斜面から蒲田川右俣を乗り越えて小屋のすぐそばに張っていたテント群を直撃したとのことです。
地元の山岳救助隊関係者をはじめ、誰もが予想しなかった場所での雪崩ということがいえます。
山小屋もあるし、いわゆる「安全地帯」であるという認識をもっていたとしても非難できないと思います。

斜面のあるところならどこでも雪崩は発生し得るとも言われていますが、雪崩注意報が出されていたとはいえ、今回の事故はあまりにも不運だったとしか思えません。
大自然の前には人間など到底考え及ばない底知れぬ大きさが秘められているといことを改めて教えられた事故でした。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

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2008.01.01

新年は高川山で

R0010653_edited1s
新年明けましておめでとうございます。
小屋番の新年は、中央沿線にある高川山で迎えました。
久しぶりの父娘山行です。
さて、今年は何回つきあってくれるのでしょうか。(笑)

今年は元旦早々から北アルプスで雪崩遭難事故が発生しました。
年末からの寒波襲来で強い冬型気圧配置になっています。
R0010661s高川山から眺めた富士山も、山頂部にかかった雲が最後まで払拭されませんでした。
季節風の吹き出しが山頂に雲を形成させているのでしょう。

新年早々厳しい登山の幕開けとなりましたが、今年一年事故なく快適な登山を楽しみたいものです。
私も故障を治して充実した登山活動をおこなうべく努力していきたいと念じています。
本年もよろしくお願いいたします。

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2007.12.24

懸垂下降時のロープ結束方法

肩の故障で、ここのところクライミングはご無沙汰というかご法度状態が続いています。
空白期間が長く続くとクライミングに関する興味も薄くなってきて、安全に関する最新の情報にも疎くなってきます。
これはとても危険な兆候です。

クライミングからは遠ざかっていても、レスキューの現場には少しばかり関わっている者として、安全に関する情報収集は怠りなくしなければなあ、と思っていた矢先に懸垂下降でのロープ結束について気になる記事を見つけました。

私たちの会の場合、懸垂下降時のロープ結束方法としては、従来はダブルフィッシャーマンノットを使用していました。
その後、フィギアエイトノットの方がコブが小さくなり回収しやすい、ということで結束法を切り替えて現在はフィギアエイトノット(束ねる方法)を常用しています。
ところが、フィギアエイトノットによってほどける事故が起きていたのですね。
『・・・フリップ(負荷による結び目の末端方向への突然のズレ)現象が他のノットに比べて低い負荷で起き、条件次第では30から50 kgF という人間の体重より低い負荷でも発生しうる、またズレの量も非常に大きいことが実験的に確認されている、・・・』
ということで、UIAA等でもフィギアエイトノットを使用しないように呼びかけているとのことでした。
この情報がよせられたのが2004年9月のことですから私も迂闊でした。

うーん。
今やフィギアエイトノットに慣れ親しんだ身にとっては、結束方法の再変更は辛いものがあります。
しかし、危険性が高いのなら、変更しなければなりません。
この点で情報をお持ちの方がいらっしゃればコメントお願いします。

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2007.08.19

レンゲショウマは今が旬

R0010087ss

肩痛と腰痛のために楽しみにしていた夏山山行をキャンセルしたものの、山への思いは断ちがたく、故障モチでも行かれる山をいろいろと探していました。

昨年の8月、奥多摩の御岳山に登ったにもかかわらず、花の盛りだったレンゲショウマを鑑賞する機会を逸したことを思い出し、さっそく出かけてみました。
今回は腰を庇ってコルセット持参の山歩きです。

R0010112sレンゲショウマ自体は昨秋の三ツ峠で初めて目にしましたが、淡い薄紫色の花弁が何とも気品ある姿をしていていっぺんで好きになりました。
ネットで調べたら、花がハス(蓮)の花に,葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているのでこのような名前(蓮華升麻)がついたということです。

さて、御岳山はレンゲショウマの自生地としては日本一だということです。
ケーブル駅の裏手、富士峰園地の北斜面一帯におよそ5万株が自生しているとのこと。
御獄駅からバスとケーブルに乗ってラクラク見物もできますが、そこは「腐っても鰯」の小屋番子。
御獄駅の一つ先にある川井駅でわざわざ降りて、大塚山に駆け上がる境界尾根を辿りながらの山歩きとなりました。

R0010075s大塚山境界尾根は春にも歩きましたが、植林帯の林床がほどよく管理されていてバリエーションコースながら歩きやすい尾根道です。
ところが、真夏の今ごろは誰も歩いていないらしく、クモの巣がいたるところにあって、ストックで払いながらの汗だく山行になってしまいました。

大塚山から古里駅に抜ける丹三郎尾根に合流してホッと一息です。
突然ハイキングコースに飛び出したら出会い頭に遭遇した二人連れの女性ハイカーに驚かれてしまいました。

R0010090sさて、レンゲショウマの自生地は大塚山を過ぎて御獄神社とケーブル駅方面との三叉路からすぐの場所でした。
ケーブル駅の裏手にあたりますが、北斜面一帯にひろく咲いていたのには感激しました。
この花目当てのハイカーさんたちがケーブル駅方面からたくさん上がってきていました。咲いているエリアが広いので人がたくさんいてもそれほど気になりません。
十分に鑑賞してから下山の途につきました。

R0010121s当初は表参道を滝本まで下る予定でしたが、鈴なりのハイカーに恐れをなして来た道を戻り、大塚山から丹三郎尾根を古里に向けて下りました。
道すがら、ホトトギスやハギの花々などを鑑賞しながら、のんびり歩きました。
丹三郎集落に出たら暑さでクラクラしてきました。
多摩渓谷を渡り、古里駅に着いたときはノドがカラカラ状態でした。
真夏の低山ハイクは花がなければとても歩けませんね。

【コースタイム】
川井駅(8:55)・・・境界尾根取付(9:15)・・・583mP(9:55~10:00)・・・丹三郎尾根に合流(10:34)・・・大塚山(10:48~56)・・・富士峰園地(レンゲショウマ自生地)(11:10~12:06)・・・古里駅(13:21)
R0010122s

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2007.08.14

窮鳥懐に入る

早朝、飼い犬のけたたましい鳴き声で目覚めました。
朝っぱらから近所迷惑なことですが、捨ててはおけないので犬のそばに行ってみたら・・・
なんと!鳩が羽根をバタバタさせながら苦しんでいるではありませんか。
どうやら羽根の付け根を怪我しているようです。

このままでは猫に食べられてしまうので、とにかく段ボール箱に入れて保護することにしました。
最初はドバトかな?と思ったのですが、よく見ると脚環が取り付けられています。
となると「伝書鳩」?
何百キロも離れた場所から自分の住処を目指して帰還する途中、事故に遭い力尽きて墜落したのでしょうか。
そう思うとすごく可哀想になってきました、

R0010060sさっそくネットで「伝書鳩」をキーワードにして検索をかけてみると・・・
日本には「日本伝書鳩協会」と「日本鳩レース協会」という2つの組織があることがわかりました。
脚環に付けてあるナンバーの記入方法によって各協会の所属がわかる仕組みになっています。
しかも、「迷い鳩」は結構多いらしく、専用のフリーダイヤルまで設置されていました。

さっそくフリーダイヤルに電話してみましたが、月曜の朝だったせいかお話し中が多くてなかなかつながりません。
それだけ迷い鳩の問い合わせが多いのかもしれません。

何回かかけてようやくつながりました。
やれやれ、と思ったのも束の間で、今度は協会本部で紹介してくれた支部担当者との連絡がつきません。
お盆休みで田舎にでも出かけているのでしょうか。

いやはや困りました。
鳩の飼育方法なんかわからないし、この陽気です。いつ体調が悪化して死んでしまうかわかりません。
また我が家は猫の散歩の通り道にもなっているので、いつ食べられてしまうかも心配です。
こういう場合、保護した側にも管理責任が生じるのでしょうか。

R0010067s保護して3日が経ちましたが、今のところ元気でいてくれています。
毎日水と餌(コメ粒)を与えています。
名前がないと不便なので、とりあえず「peace=ピース」と名付けました。
もちろん、「鳩=平和」の象徴からの平凡なネーミングですが。

カミサンや娘からは完全に呆れられています。
彼らは「あなたって本当に人が善いのねー。公園にでも放してきたら? ああいう鳩は自力で立ち直るものよ」などと根拠のないことを平気で言い放ちます。

なにも敷地面積わずか40坪の我が家に墜落しなくてもいいのになあ。
もっと広い庭の家に墜ちてくれれば良かったのに、とグチを言っても始まりませんが、ピースちゃんの飼い主が早く現れないと私が夏休みをとれないことになってしまいます。
困ったー。どこにも出かけられないよー。

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2007.08.05

デジカメ購入

愛用していたデジカメが半分壊れてしまいました。
「半分」とは、調子が良い時もあればご機嫌斜めの時もあり、だいたい2回に1回はピントがまったく合ってくれません。
これではいざという時の役には立ってくれないので、思い切って買い替えることにしました。
修理代は多分ウン万円以上かかるでしょうから、買った方が得なのです。

いまデジカメの価格は急降下状態ですね。
ネットで25,000円位で手に入れることができました。
いろいろな機能を覚えるのが面倒くさいのでメーカーは前機種と同じです。

R0010064s今度のデジカメのウリは、28-200mmというワイドから望遠まで広範囲にカバーしていること。
それに加えて、1cmまで近接できるマクロ機能でしょうか。
レンズの明るさはF3.3と暗いので、室内の撮影はあきらめました。

アウトドア専用と割り切れば、なかなか悪くはありません。
さっそく、高原散策中に絶好の被写体に遭遇しました。
ギボシにとまったアキアカネ。
200mm望遠マクロでトンボ君の機嫌を損なわずに遠目から撮影できました。

これは結構使えそうです。
山歩きの楽しみがまた増えました。

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2007.07.08

CPRとAED

消防署のご厚意で久しぶりに救急救命講習を受けてきました。

以前、CPR(心肺蘇生法)の講習を受けたときは、15回の胸骨圧迫(心臓マッサージ)に対して2回の人工呼吸と教えられたのですが、近年30回のマッサージに対して2回の人工呼吸に改められたとのこと。
しかも、場合によっては人工呼吸は省いても良いそうです。
それだけ、胸骨圧迫の重要性・有効性が認識されてきたということなのかも知れません。

P1000010sr小屋番子も名前だけは救助隊の一員なのですが、情けないことにスキルアップの方は停滞前線が長く延びきっている状態です。
こうした外部講師による講習会を受けてみると、己の知識のなさ、技術のなさが白日の下にさらけ出されることになり非常に強い刺激となりますね。

さらには今話題のAED(自動体外式除細動器)の操作講習も受けました。
AEDについては私の会社にも設置されているし、デパートや図書館、駅など人の出入りの多いところには目につくようになりましたが、実際に触ったことはありませんでした。
今回講習を受けてみて、その取り扱いの容易さにびっくりしました。
これなら、緊急時にもなんとか操作できそうです。

AEDについては、7月5日の毎日新聞記事でその有効性が指摘されていましたが、AEDを使った場合と使わなかった場合とで蘇生率で実に7倍もの差が生じているのですね。これは驚きです。

国では、AEDの設置に対して補助金を出しているそうです。
富士山や北アルプスなどメジャーな山域の山小屋ではすでにAEDが備え付けられているそうですが、夏山シーズンを直前にした今、全国各地の山小屋でもぜひ備え付けてもらいたいツールですね。


CPR(心肺蘇生法)に関する関連サイトです。
http://www.jomon.ne.jp/~takeuchi/cpr/index.html

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2007.06.27

富士山 懸命の除雪

梅雨の晴れ間に恵まれたある日の朝、いつものように犬の散歩でJRの跨線橋を歩いていたら、富士山がくっきりと見渡すことができました。

うーん、今年は雪が多いなあ。
例年なら青黒くシルエット状に見える朝の富士山ですが、今年に限ってはまだまだ豊かな残雪を戴いています。

今年の山開きは大丈夫なんだろうか?
と心配していたら、案の定今日の夕刊に雪かき中の富士山の記事が掲載されていました。

今年は山梨県側が8合目以上で0.5~1メートル、静岡県側も7合目以上で最大4メートル残っているとか。

滑落事故が起こらなければいいのですが。
ちょっと心配な残雪の富士山です。

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2007.04.06

権威勾配

山岳雑誌「岳人」の4月号の第2特集は「山岳遭難のヒューマンエラー」。
事例(ケーススタディ)を通して事故に潜むヒューマンエラーの分析をしています。
なかなか読み応えのある特集でした。
この記事で、ヒューマンエラー遭難に因むキーワードの一つに「権威勾配」というエラーファクターがあることを知りました。

これは、上司と部下のように権威に傾きのある関係を言うそうです。
たとえば航空機を操縦するキャプテンと副操縦士の場合、緊急時に権威を持つキャプテンの間違いを副操縦士が正すことができずに事故につながる、というケースが以前よくあったそうです。

これを読んですぐに思い浮かべたのは、今から8年前に起きた私の山仲間の遭難事故でした。
リーダーだった彼は豊富な経験と優れた技量をもつクライマーでした。
3人パーティーでした。他の二人は若く経験も技術も彼には及びませんでした。
リーダーの彼とメンバーの若い二人との間には明かな権威勾配の関係があったのだと思います。

数ピッチに及ぶ垂直の岩場を越えて、懸垂下降地点に差しかかった時でした。
普段なら必ず行うロープ末端の結束。
下降器を使って懸垂下降に移り、万が一制動が効かなくなってもロープの末端を結束していれば、それ以上は墜ちないためのバックアップです。

その日に限って、いつもは慎重な彼がロープの結束をしないで懸垂下降態勢に入ろうとしました。
その時、若いメンバーが注意しました。
「Jさん、ロープの末端を結ばなくてもいいんですか?」
彼は言ったそうです。
「今日はいいんだ。」と。
そして、それ以上その若いメンバーは注意できなかったそうです。

そして悲劇は起きました。
懸垂下降中にロープから下降器がすっぽ抜けてJさんはそのまま墜落してしまいました。

このように権威勾配は時に悲劇を生み出します。
が、適度の権威勾配がなければ、秩序や統率がなくなってしまい、パーティー個々がバラバラになってしまいます。
リーダーとメンバーの間には、お互いに意見を言いやすい関係を保ちながら、いったん方向性が決まればリーダーを中心に適度な上下関係を形づくっていくことが理想なのだと思います。

ところが、そういう人間関係づくりが難しくなっているだけに、煩わしさから逃れて気楽さを求める人たちが単独行に向かっているのかも知れません。
それでも、私はパーティー登山が好きです。
権威勾配・・・つねに念頭においておくべきファクターですね。

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2007.02.25

転ばぬ先の杖はあるか?

ここ2日ばかり寒い日が続きますね。

今日は私の所属する山岳会が加盟している県連盟の総会に出席してきました。
代議員としてあらためて周りを見回すと、私と同年配かそれ以上の年齢の方がほとんどです。
登山を楽しむものとして、この光景は心強いかぎりです。

R0010442s新聞をはじめとするメディアの論調などでは、中高年登山者が急激に増えて、遭難事故もそれに比例して増えている現状を憂えているものがほとんどです。
が、そもそも山に出かける若者が少ないのだから事故者の中で中高年登山者が占める割合が大きいのは当たり前といえば当たり前なんですよね。

それにしても、今日の総会の資料にあった各山岳会の平均年齢の高さには、中年小屋番子もびっくりでした。
会則で40歳以上しか入会できない当会の平均年齢が55歳なのはわかります。
したがって、当会はかなり高い方だろうなあ、と漠然と想像していたのですが、なんと!とんでもありません。

平均年齢67歳のM会を筆頭に、F会62.6歳、R会62.3歳、T会62歳、M会61歳、S会60歳・・と平均で60歳以上を誇る会が目白押しです。
今日の総会で、当会は「若手」の集まりだというのがよーくわかりました。(笑)
Jikohoukoku_1いやはや、中高年パワー恐るべしですね。
小屋番子も「肩が痛い」の、「腰が冷えて痔にさわる」のなどとは言っていられなくなりました。

それにしても、今日の総会資料にあった8件の事故報告のうち6件までが60歳以上の事故であり、それらの全件数が転倒または転・滑落であったという事実から、教訓をしっかりと学ぶことが必要だということを改めて痛感しました。

「転ばぬ先の杖」はあるか?

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2007.02.18

今さらながら地球温暖化の防止を

ひょっとすると雪に変わるかな、と淡い期待をもっていた雨ですが、やはり雨のまま上がってしまいました。
東京では初雪前に春一番が吹いたことといい、エルニーニョ現象の年とはいえ今年の暖冬気象は本当に異常です。

昨日開かれた山の会の例会でも月末に予定していた奥日光でのスノーシュー山行は雪不足のために取りやめになりました。積雪は例年の三分の一とか。
今年だけが異常暖冬なら納得もしますが、地球規模で温暖化が加速していることは今や小さな子供達までが認識している現象です。

一週間ほど前のニュースなのでまだ記憶に新しいのですが、このままのペースで地球温暖化が進んだ場合、ヒマラヤの氷河が2035年までに1995年時の5分の1に縮小するとの分析が示されました。
たぶんその前にヨーロッパアルプスやロッキー山脈、アンデス山脈などに懸かっている氷河群の方が早く融解するだろうし、気象、農業、生態系など広範囲の分野で恐ろしいほどの変動が起こることが予想されます。

その地で作ることのできなかった作物が穫れるようになるなどの経済的なプラス面もあるのでしょうが、洪水被害や水不足、海面上昇などマイナス面の方が多いと予測されています。

私たち山屋にとっても、雪や氷を対象にしたアルパイン山行の舞台が大幅に縮小されることは趣味の世界とはいえとても悲しいことです。

ロッククライミングよりも室内壁クライミングの方がより愛好者が多い時代になりつつありますが、次は雪山やアイスクライミングまでもが管理された室内の冷凍空間でしかも有料で体験するような世界がやってくるのでしょうか。
本物が体験できない世界なんて考えただけでゾッとします。

そうならないように、私たち登山者が今できる努力はあるのでしょうか。
登山愛好者の立場で地球温暖化問題を考える場合の切り口をさがしている今日この頃です。

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2007.02.14

八甲田山で雪崩事故

136410440001000020070214030000青森の八甲田山系で雪崩事故がありました。

低気圧の接近・通過とそれに伴う猛烈な積雪。典型的な新雪表層雪崩のようです。
朝のうちは晴れていたとか。
おそらく低気圧接近時にみられる疑似晴天だったのではないでしょうか。
それからわずか1~2時間で急に風と雪が強まり、八甲田山は猛烈な風雪に襲われました。

今回の低気圧は天気予報で繰り返し注意が呼びかけられていましたし、青森地方には事故とほぼ同時刻でしたが雪崩注意報も出されていました。
折からの暖冬で雪の内部に弱層が出来ていたことに加えて、19人という大人数が狭いエリアに集中していたところに表層雪崩が発生したようです。

ツアーガイドが引率したスキーツアーでした。
昨年10月に起きた白馬岳の気象遭難(4人死亡)もそうでしたが、今回もプロガイドの気象に対する判断がきびしく問われる事故のような気がします。

新聞報道によれば10日にも付近で大規模な雪崩があったとか。
別のスキーインストラクターは「気温も高めだし非常に危険な状態」だったと認識していたようです。

自分自身の経験からも山岳事故について軽々に論じる気はありません。
しかし、雪崩の犠牲に遭った方々には大変お気の毒ですが、今回の事故は未然に防ぐことができたのではないかと思わずにはいられません。

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2006.12.13

あの写真が・・・

060805_hodaka02帰宅して郵便受けを覗いてみたら、雑誌「岳人」1月号が送られてきていました。
あー、あの写真が掲載されたんだなー。

そうなんです。この写真が掲載されていたのです。
快晴の前穂・北尾根II峰。

懸垂下降のワンシーンを絶好の被写体として捉えることができました。
眼下に見下ろす槍ヶ岳がいいですねえ。

それにしても竜少年さんの懸垂下降スタイルはいつ見ても美しいです。
遠目に見ればとても64歳のジイサマには見えないもんなあ。

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2006.12.03

雲海さんガンバ!

かつて岳樺クラブで活躍してくれていた雲海さんが、今日日本を離れました。
なんと!第48次南極観測隊の隊員として観測船「しらせ」で出航したのです。

宇宙時代と言われる昨今ですが、やはり南極と聞くと響きは違いますねー。
まだまだ探検ロマンの世界です。
中校生の頃読んだ、スコットやアムンゼンの極点到着までの凄まじい探検記が思い出されます。

雲海さんにはくれぐれも体に留意されて充実した研究成果をおみやげに持ってきてほしいものです。
でも、個人的には南極ならではのみやげ話と写真をぜひ拝見したいな。
雲海さん、ガンバ!

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2006.11.21

花梨

061121karin01今年の秋は、我が家の庭の柿も柚も生り年だったらしくたくさんの実をつけてくれました。

しかし、それにも増しておどろいたのは花梨の木です。
ふだんの年は5個か6個くらいしか実をつけないのに、今年はたくさんの実をつけてくれました。

困ったのはその処理方法です。柿や柚ならそのまま食べたり料理の薬味に使えますが花梨はねえ。
男が考えつくのは「花梨酒」くらいのもの。

カミサンに氷砂糖とホワイトリカーを買ってきてもらって、とりあえず漬けてみましたが・・。
半年後に実を取りだして、飲み頃は来年の今ごろでしょうか。
061121karin02気管支が弱い方なので、咳止め代わりに食前酒として嗜んでみます。

今回使用した花梨の実はたったの3個。
さて、後の使用方法は何かあるかなあ?

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2006.11.05

檀(まゆみ)

061105mayumi01「檀」と書いて「まゆみ」と読める人はなかなかの樹木通だと思います。
檀は私の My favorite tree のひとつです。

檀の木はあまり大きくならないそうですが、私がひそかに誇る檀の木は立派な大木です。
秋になると薄桃色の果実をつけ、はじけた中には赤い種が見えます。
ピンクと赤のコントラストが美しく周りの紅葉にもけっしてひけをとりません。

とくに葉が落ちきって薄桃色の実だけが残る晩秋の風情はとてもいいものです。
山麓の数多(あまた)ある華麗な樹木に隠れて、その存在感はけっして高くはありませんが、いつもこの時期になると実のなり様が気になります。

檀の葉が落ちて実が色づくと、山々は冬化粧をほどこします。
今年もあとわずかで冬山シーズン到来ですね。

南会津の紅葉 リンゴといえば富士 紅葉はこれから山麓へ

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2006.10.31

エクササイズ(Ex)

あまり知られていませんが、この7月に厚生労働省が「健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)」を策定しました。

この指針で定義されている身体活動の量を表す単位が「エクササイズ」です。
これを「指針」の中の文章で説明してもらうと、

-----------
身体活動の強さと量を表す単位として、身体活動の強さについては「メッツ」を用い、身体活動の量については「メッツ・時」を「エクササイズ」と呼ぶこととしました。

(1) 「メッツ」(強さの単位)
身体活動の強さを、安静時の何倍に相当するかで表す単位で、座って安静にしている状態が1メッツ、普通歩行が3メッツに相当します。

(2) 「エクササイズ(Ex)」(=メッツ・時)(量の単位)
身体活動の量を表す単位で、身体活動の強度(メッツ)に身体活動の実施時間(時)をかけたものです。
より強い身体活動ほど短い時間で1エクササイズとなります。
(例)
3メッツの身体活動を1時間行った場合:3メッツ× 1時間=3エクササイズ(メッツ・時)
6メッツの身体活動を30 分行った場合:6メッツ×1/2時間=3エクササイズ(メッツ・時)
-----------

メッツは運動の強度を表す単位。
運動指針と併せて発表された「健康づくりのための運動基準2006」によれば、
普通の歩行が3メッツ、
早足が4メッツ、
かなりの速歩(分速107m ≒時速6.4km)で5メッツ、
ジョギングが7メッツ、
最高値は階段を上がるランニングで15メッツ、
そして1~2kg程度の荷物を背負った登山は7.5メッツだそうです。

さて、指針を策定した厚生労働省の狙いは、日ごろからの運動習慣を身につけ、健康の維持・増進、生活習慣病の予防です。

そこで、先にご紹介した運動量エクササイズを用いて、生活習慣病に罹らないようにするための目標値を掲げました。
それが「1週間で23エクササイズ以上の活発な身体活動(運動・生活活動)を行い、そのうち4エクササイズ以上は活発な運動を行う」という目標です。

山に行かない週の私の場合を計算してみました。
月曜~金曜は通勤時の歩行は早足で一日約55分ですから、4メッツ×55/60hr×5日=18エクササイズ
15階にあるオフィスまでの階段昇りが一日5分で、8メッツ×5/60hr×5日=3エクササイズ
週2回出かけるジムで時速6.5km・傾斜6%の速歩を約40分、軽い筋トレを約40分
5メッツ×40/60×2+3メッツ×40/60×2=10.5エクササイズ
併せて31.5エクササイズ、そのうち活発な運動が10.5エクササイズですから、目標値をなんとかクリアしています。

しかし、山に行く週は仮に実歩行4時間程度のハイキングであっても、
7.5メッツ×4hr=30エクササイズ
となり、大幅達成です。
しかも荷物は最低でも5~6kg背負いますから、登山がいかに生活習慣病の予防に効果的かを端的に表していますね。

月に2回はハイキング又は歩きの要素を交えたクライミングを行い、山に行かない週はスポーツジムで意識的に体を動かすようにすれば、健康で山に行くことのできる最低限の体は維持できるのかなあと思っています。

自分の体力、運動量を感覚的にではなく定量的に捉えておくことも必要だと思いますが、いかがでしょうか。

くわしくは山形県のホームページをご覧下さい。あなたのエクササイズ量を簡単に計算できるファイルも掲載されています。

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2006.10.24

ミスに気づくこと

「岳人」11月号の連載「30の質問」にプロガイドの近藤邦彦氏が登場しています。

かつて日本を代表する先鋭的クライマーだった近藤さんも、写真で拝見する限りでは還暦を過ぎ穏やかで笑顔の素敵な好人物といった印象です。

30の質問に対する氏の答えは、そのどれもが経験に裏打ちされた重みのあるものでした。

Q14
危険と安全をいつもどう見極めながら行動していますか。

A14
いきなり瀬戸際まで行くような事故なんて滅多にない。小さいミスに気づくかどうかだと思う。死ぬような事故というのは、小さいミスを重ねた結果としてやってくる。・・・(以下略)

この言葉を読み返してハッとしました。
たしかに、私自身の事故(幸い滑落による関節の脱臼とか転倒による頭部裂傷程度だった)を思い起こしてみても、その前に事故の前兆となるようなミスを犯しています。

肩の脱臼につながった滑落の際には、正規のルートを外れて行動したことが原因だったし、転倒して頭部を裂傷したときは「まだいいや」とアイゼンを装着することを怠った直後でした。

2つの事故とも小さなミスを見逃してしまった直後に起きています。
小さなミスに気づくかどうかで、それが事故につながるかどうかの分岐点になってしまうのですね。

いま千葉県勤労者山岳連盟のサイトで「ヒヤリハット事例集」が掲載されていますが、小さなミスをミスとして意識の底にインプットできるか。
そして、ミスをけっして重ねないという意識を強くもつこと。
これら当たり前のことの重要性を改めて思い起こしてくれた「岳人」の連載記事でした。

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2006.10.10

紅葉前線

遭難、遭難、遭難が続いたいやな3連休でしたね。

さて、小屋番子はどこに居たかというと、現在入院中の伯母が住んでいた空き家の管理に栃木県は鬼怒川温泉にほど近い藤原町に。

Rimg0010_edited1s8日は山麓でも風が強くて栃木県北部の山々の山頂部には雲がひっきりなしに去来していました。

しかし、9日になると一転して好天に恵まれます。
日光表連峰の山々の奥には奥白根山が初冠雪に輝いていました。

鬼怒川、今市と訪れたついでに那須高原にも立ち寄りました。
山麓の紅葉はこれからですが、稜線上は今が最盛期のようでした。

今週末、那須の紅葉はピークを迎えそうです。

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2006.10.09

気象遭難

今回の白馬岳の遭難事故を聞いて、すぐに思い出したのが1989年の立山連峰大量遭難でした。
ひょっとして時期も同じだったかも?と調べてみたらやはり今回と同じく10月8日のことでした。

---
1989年(平成元年)10月8日、室堂から立山・雄山を経て剱御前小屋に向かっていた中高年の10人のパーティーが吹雪と疲労のために行動不能となりました。
当日、寒冷前線が通過するのを知っていながら出発。

吹雪の中を不調者を連れたまま行動を続け、夕方になって比較的元気だった2名が救援を求めに先行、剱御前小屋にむかったが別山でビバークせざるをえなくなり、翌日救助されました。
そして残念ながら吹雪の稜線上にいた8名は持参装備も有効に活用できないまま全員凍死しました。
---

あの事故は本当にショックでした。
まさしく「気象遭難」の典型例です。
山が秋から冬に衣替えする、端境期に起こった悲劇でした。

そして、今回、同じような事故が再発してしまいました。
89年の事故との違いは、リーダーが山岳ガイドだったことです。
サブとして、補助ガイドも付き添っていたので、2名のプロに5名の客という構成でした。

遠く九州から3連休を利用して紅葉の北アルプスを楽しもうとしたのに、悲劇的な結末になってしまいました。
報道では、稜線上に残された2人はツェルトもシュラフカバーも強風で飛ばされてしまう中で、ハイマツの窪地でビバークしていたそうです。

パーティーとして、ターニングポイント(引き返し地点)の見極めはどうだったのでしょうか。
60歳以上のメンバーを連れて、富山県側の長いコース選定に無理はなかったのでしょうか。

10月上旬の秋山では、万が一のためにピッケルやアイゼン、冬山防寒着の用意など一般的にはしません。
しかし、秋山での急激な天候変化は常識でもあります。一気に冬山に変貌することもよくあることです。

この時期に私たちができる気象遭難の予防策は、最新の気象情報の把握の上で、持参装備と気象情報を秤にかけて「ヤバイと思ったらいさぎよく引き返す勇気を持つ」ことでしょうか。

今後の再発防止の観点できちんとした検証が待たれます。
合掌

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2006.09.20

ハインリッヒの法則

別名<1:29:300の法則>とも呼ばれている労働災害の発生確率を分析した有名な法則ですが、今やあらゆる分野でこの法則が活用されています。

これは1件の重大災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、その裏にはケガはないけれどヒヤリとした300件の体験があるというものです。

これを登山における遭難事故の発生確率にたとえるとしたら、例えば1件の遭難死亡事故の裏には29件の負傷事故がある。さらにその背景には、300人の登山者が「しまった!」と思っているが幸い重大事故に至らなかったために見逃しているケース、つまり潜在的な事故予備軍的ケースが必ず存在するという風に言い換えられるのではないでしょうか。

不肖小屋番子も残念ながら重大事故に2度遭遇しています。
今までに山仲間が怪我をした事故なら10回以上は目にし、また耳にしています。
ということは、重大事故には至らなかったけど「これは下手をすればやばかったなあ」と思える(認識された)体験は数え切れないくらいある筈です。

「いつもやっていることだから…」とか「今までも平気だったので、今回も…」という不確実な行動・行為が、いつ重大事故を引き起こすかも知れません。

そうした<ヒヤリとしたこと・ハッとしたこと>をできるだけ多く収集して、小さいリスクの芽を摘みとる。
それでも避けられないエラーやミスがありますが、たとえエラーやミスがあっても、それらが重ならない限り、大丈夫なようにしておく。
これがリスクマネジメントの原則であり、重大事故の発生はかなり抑止できるのではなかろうかと考えたのが、千葉県勤労者山岳連盟で呼びかけている「ヒヤリハット体験事例」の収集作業です。

投稿フォームはどなたでも簡単に記入できます。
登山を続けていれば誰でも1回や2回は(あるいはそれ以上)ヒヤリとした経験を持っている筈です。

私も投稿してみました。貴方もこの機会にぜひ収集作業に参加してください。

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2006.09.18

残置

ロクスノの秋号に残置支点の撤去問題が座談会形式で掲載されていました。

残置の撤去に関する話題はこれまでにもたくさんありました。
その多くは、
「フリークライミングの水準が上がり、前進のための残置支点は不要になった。
にもかかわらず日本の岩場には多数の残置が残されており、そのことがクライミングのレベルアップや新しい試みの障害になっている。・・」
・・・というような視点からの残置撤去論であると理解していました。

ところが、今回の記事はそれらとはやや切り口が異なっています。
それは、「残置が抜けて事故になった事例」を冒頭の話題にしていることです。

ここ5,6年の間に発生した10件の事故が紹介されていました。アブミに乗り込んだ途端にボルトが抜ける事故もあったようです。
たしかに、現在アルパインルートに残されている残置支点は1970年代頃のものが多いのでしょうか。
30年も前の軟鉄ハーケンやリングボルトなら、その耐用年数はとっくに超えていると思います。

私の場合、正直に言うと、ランナウトして心細くなった時に、たとえ赤錆びていたとしても残置ハーケンが見つかったときは単純にうれしくなります。(え、こんな気持ちになるのは私だけ?)

「クライミングのレベルアップや新しい試みの障害になっている。だから残置は撤去すべし!」
との撤去論が大勢を占めつつあるのは承知してますが、そういう大義名分のもとで、もしも日本中の岩場から残置支点が撤去されたらどうしよう? と不安になってしまいます。
その意味で、私のような若葉マーク付きの初心者クライマーには正直のところ反発もありました。
進歩しないことだとはわかっていても残置支点は頼るべき大事な道しるべでもあるのですから・・。

しかし!
しかし、今回の記事で私の考え方も大きく変わりました。
「残置は危険なものなんだ」という考えに立てば、残置はできるだけ使わないで登ることに注力するしか方法がなくなります。
その結果、カムやナッツの取り方に習熟せざるを得なくなるし、ハーケンも自分で打って回収する習慣も身につけざるを得なくなります。

それらが確実に出来るようになるまでは、登るルートのグレードを下げよう。
そして、あこがれのルートを登るためには確実に出来るようになろう。
つまり、クライミング能力がアップすることにつながるんですよね。
当たり前の話ですが・・。(笑)

件の記事でも「自信がなければ打てばいい。ただし必ず回収しよう。」と呼びかけています。

先日出かけた旗立岩でもそうでしたが、腐った残置支点のクリーニングは絶対に必要ですね。
新しい支点を打とうとしても古い残置が邪魔して打てませんし。

残置は、そこにあれば人間の弱さでつい掛けてしまいますが、万が一墜落したときの確実性はまったく保証されていません。
それならば、自分で支点をセットして登った方がまだ諦めがつこうというものです。

やはりトレーニングによるレベルアップなんですよね。
どんな世界でも。

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2006.07.31

ヤマビルファイター

060731yamabiru「ヤマビルファイター」って知ってます?

ヒル除けの駆除剤の名称なんですが、凄い名前ですよね。
今回はじめて塗ってみました。

その塗り方がこれまたスゴイ。
長靴に取り付けた首輪は、何かと言えば「軍手」の輪切りです。(^^;
これにヤマビルファイターなる駆除液をスプレーで噴射して染み込ませます。
こうすれば山ビルクンも音を上げてこれ以上這い上がってきません。
ヤマビルファイターは値が高いので、地元の人たちは、「ママレモン」(洗剤)を塗っているとか。

いやはや、これが夏場に房総半島最奥部に入るときの必携品なのです。
山仕事はたいへんなのです。

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2006.07.13

アイスクライミング中の窒息死事故はどのように起きたのか

本年3月25日、私たち岳樺クラブのOBであるCさんが八ヶ岳でかけがえのない命を落としてから3ヶ月半が経過しました。

特異な事故ということで世間の耳目を集めましたが、この間、岳人編集部とヤマケイ編集部(ロクスノ)から取材の申し込みが相次ぎ、私を含む事故当事者3名が取材に応じました。

その結果、7月15日発売の岳人8月号に3ページにわたって事故の詳細が掲載されていますので、ぜひ読んでみてください。

私たち3名が取材に応じた最大の目的は故人の名誉回復でした。
事故後、さまざまな憶測が飛び交い、故人の行動が誤って伝えられました。
それに対して、「事実はこうだったんです!」ということを是非理解してもらおうと思い、取材に応じました。

編集部とは原稿締め切りという時間的制約がある中で、時には熱いやりとりもありましたが今回の記事が掲載されました。
結果は、私たちの言いたいことをほとんど網羅した内容になっています。

岳人編集部には心から感謝しています。

ぜひ、読んでいただきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2006.07.09

降水確率

梅雨の最中の週末は楽しくありません。

岩トレに行くべきか、それとも中止するべきか。
「降水確率」という数字のマジックに迷ってしまいます。

3時間刻みのこんな予報がありました。
6時から9時まで、雨 降水確率20%、9時から12時まで、曇り 降水確率60%

うーん。
どうもよくわかりません。
雨で降水確率20%、曇りで降水確率60%
どっちが雨になりやすいのでしょうか?

この週末は数字に泣いた2日間。
結局、予定していた岩トレは「降水確率60%」に怯んで中止に。

うーむ。
行くだけ行けばよかったかなー?

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2006.06.28

岩場のマナー

先日の三ツ峠で感じたことを少し。

私たちは8人パーティーでした。クライミング初心者を含むパーティーでしたので他パーティーに迷惑にならないように、初日は天狗岩で練習しました。
天狗岩は三ツ峠(屏風岩)の対岸にある高さ15m位の小岩峰です。
この岩で懸垂下降や基本的な登り方をトップロープ主体で練習しました。他に誰も来なかったので私たち8人の貸し切り状態でじっくり練習することができました。

さて、翌日は屏風岩でマルチピッチクライミングの練習です。
屏風岩では3~4ピッチのマルチピッチが体験できます。関東近郊でマルチピッチが体験できるゲレンデは少なく、夏山前のこの時期は多くのクライマーでにぎわっています。

ここでは上に抜けていくのが一般的です。
ところが、当日は講習会が花盛り。30人、10数人といった大パーティーがトップロープで一般ルート周辺で練習していたのです。

マルチピッチの練習をしようにもトップロープの講習会がIV級程度の登りやすいルートをほとんど占拠しているために、なかなか上に抜けられません。

大人数のパーティーは、存在そのものが他に迷惑をかけていることを自覚してほしいですね。
ましてや、マルチ主体のゲレンデでトップロープ練習は避けてほしいものです。懸垂下降支点もトップロープ支点に使われてしまいました。
トップロープ講習なら私たちが前日練習した天狗岩で十分に楽しめるのに・・。

さらには、こんなことも・・・
トップロープ練習の合間に登らせてもらうべく、講習会パーティーに申し入れたところ、その申し入れについては受け入れてもらえたのですが余計なことを言われました。
「この方たちはベテランだから早く登ってくれるよ。だから少し待とうや。」

060624mitsutouge03なんで私たちが3人がベテランだと言えるのでしょうか?
これから登り始めるパーティーに無用なプレッシャーをかけるのは御法度です。
ましてや朝一番の1ピッチ目は誰だって緊張するものです。
ここで言い合いになってもバカらしいので、皮肉な言葉は無視をして、わざとゆっくり(つまり慎重に)登りました。

第一バンドに着いたら、隣のm3nbさんパーティーには「すいませーん。多人数で迷惑おかけしてますが講習会なんで勘弁してください。」と別のメンバーがちゃんと仁義を切ったとか。
たしかにあの人相で睨みつけられたら誰だってビビッちゃうかも。
ははは・・・

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2006.06.21

山行記録の移行作業

6月10日にリニューアルオープンした岳樺クラブの新サイトですが、「目玉コンテンツ」のひとつである山行記録の旧サイトからの移行作業が遅々として進んでいません。

前・管理人である私が作業を怠っているからに他ならないのですが・・。
クライミング関連の記録だけでも80本以上ありますが、そのうち移行完了したのがまだ半分です。

基本的には旧サイトの記録をコピー&ペーストするだけで良いのですが、ちょっとしたタグを付け直したり、画像ファイルの配置に手間取っているとあっという間に時間が経ってしまいます。
一日に3本移行したらもうぐったりします。(今夜も3本でおしまいです。)

それにしても2002年頃までの当会の活動はじつに活発でした。
あの頃、共に活躍していたメンバー達を思い浮かべながら記録の校正作業をするのも楽しいものです。

そして、今の時点で読み直してみていろいろな意味で勉強になります。
ヒヤリハットもたくさんやっているし、結構危ない目にも遭っています。

当会の記録で特徴的なのは文末に必ずといっていいほど「反省」の項があること。
ネット上に流される山行記録ではどうしても「大本営発表」的な文章になりがちですが、当会の文章にはそれがありません。
今から読み返すと恥ずかしいものも多いのですが、「率直にありのままに」が、ごく当たり前のコンセプトとして生き続けていることがわかります。

ぜひ、過去ログにも目を通してみてください。

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2006.06.18

雨の日は室内壁でお勉強

週末になると雨。

まあ梅雨だから仕方ないけれど、5月連休以降はずっと雨模様のような感じがするのは私の思い過ごしなのか?

060618rocy本来は秩父のゲレンデで行う予定だった救助隊の訓練でしたが、雨のために急きょクライミングジムをお借りして開催しました。

メニューは先週行なった自己脱出、登り返しなどのセルフレスキュー技術が中心でしたが、介助懸垂下降などのチームレスキュー技術も行いました。

自然の岩場で行うのとは勝手が違って、イマイチ緊張感に欠けてしまうのは仕方のないところでしょうか。
何しろ間違って落っこちたとしても下にはマットが敷いてあるので安心です。
でも、それが緊張感の欠如につながりやすいので要注意。

しかし、室内壁ならではのハング壁は良い練習環境を整えてくれるのも事実です。
アブミを使ったエイドクライミングの練習にも最適なので、また使わせてもらおうと思っています。

うーん、でも来週こそは外の岩場に行きたいなー!

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2006.06.15

道迷い

鈴鹿にある「ブナ清水」の話題で盛り上がりましたが、「道迷い」は道のない山では避けて通れないアクシデントの一つです。

060615map01私も若い頃はよく「道迷い」をやらかしました。
今は要所要所に赤テープなどが付けられていることが多く、緊張感はかなり薄れていますが、昭和40年代位まではあまり赤テープにはお目にかからなかったように記憶しています。その代わりに鉈目(なため)はあったけど。

道迷いの原因の一つに地図の精度とコンパスの性能も挙げられると思います。
今でこそ2万5千分の一図が当たり前ですが、以前は5万分の一図が幅を利かせていました。
2.5万図4枚分の情報を5万図1枚に詰め込む訳ですからこれでは情報量に格段の差が出てしまうのも仕方がありません。

060615map02また、同じ5万図でも高校の頃使っていた図と最近の図とでは精度に格段の差があります。
紹介した図は5万図の「秩父」の有間山周辺です。
有間山から北東に延びている尾根の形状を見ても古い地図はきわめてシンプルなのに対して、最近の地図では支尾根が複雑に入り組んでいるのがわかります。

最後にコンパスの性能向上。
スント社やシルバ社の方向線付きのコンパスを初めて手にしたのが昭和43年でした。
それまでは水筒の蓋におまけで付いていたのと同じような丸形の磁石でした。磁針もプルプル震えていて頼りないものです。
この形式では整置式の読図法しかできず、位置を割り出す精度もイマイチでした。

オイルシールされた方向線付きのコンパスが売り出された時は感動しました。
その後、整置式から北上式に操作法を変えてからは無敵に。
それでも時々「道迷い」をしでかすのは何故なのでしょうか・・・。

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2006.06.08

小屋番が山小屋を後にするとき…

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仮にインターネットの世界を大きな山脈だとしたら、岳樺クラブのサイトはさしずめ山懐の小さな山小屋だろうか。

 何日間にも及ぶ山並み彷徨の果てにたどり着いた山小屋の煙突からたなびく一筋のけむり。疲れた身体をいたわりながら、小屋の扉を開けるとそこにはダルマストーブの上に大きな薬缶がのっていて、チンチン湯気を沸てながら迎えてくれる。

 真っ暗な闇の室内にようやく目が慣れてくるころ、小屋の親父がにこやかに、「まあ、そこに荷物を置いて、先ずはお茶を一杯のんでけや」とあったかい言葉をかけてくれたっけ…。
 当サイトも、Webトレイルの末にたどり着いた、安らぎのホームページでありつづけたいと思う。
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060608dakekanba_siteこんな文章ではじまる「小屋番日記」。
この日記(ブログ)が掲載されている岳樺クラブのWebサイトがいよいよ土曜日をもってリニューアルのためにクローズされることになりました。

1999年9月に開設されてからほぼ7年を経過したことになります。
その前年の98年5月。
忘れもしない穂高コブ尾根登攀中に発生した滑落死亡事故。
それまで発行されていた会報「岳樺」は事故を契機として廃刊されてしまいました。
会員のみならず多くの山仲間たちから親しまれていた会報の廃刊で会の中は沈滞ムード一色に。
一年後、皆でもう一度会を立て直そうという機運に乗って現在のホームページが開設されました。

その頃、山岳会のホームページはちらほら開設されていましたが、千葉県内では皆無だったと思います。
身近に教えてもらえる人もなく、手探りの状態でスタートしました。

同年に思い切って出かけた韓国・仁寿峰クライミングの記録を「中年登山探偵団」に掲載したのが話題となり、HPの閲覧者がグンと増えたのがうれしかったことを今でも思い出します。

10日(土)からは今までのHPとは比べものにならないほど機能的で洗練されたページデザインで生まれ変わります。
サイト内検索も充実していますので、ぜひぜひご期待ください。


さて、今回のリニューアルを機会にWebサイトの管理人=小屋番も交代します。
小屋番は廃業するので、「小屋番Nobの雑記帳」のタイトルはどうしたものかと悩むところですが、いましばらくはタイトル名を変えずに続けていきたいと思っています。

ブログの方は恥ずかしながらしばらく継続しますので、ご用とお急ぎでない方は、ちょっと覗いていってください。


小屋番敬白

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2006.06.02

里山の自然に親しむ

Tameike01仕事で房総半島南部の南房総市、館山市を訪ねました。

房総半島南部には大きな河川がないため昔から農業用水の確保にたいへんな苦労がともなっていました。
なんとか安定した水源の確保につとめるために、古くから「ため池」を随所に設けて干害に備えていました。
このように現代にあっても大切なため池ですが、半島南部は過疎化、高齢化が進行してため池の守り手が激減しています。
Tameike02
そこで、なんとかしなくてはと地域の貴重な資源である農業水利施設を、農家はもちろん非農家の方々にも呼びかけてみんなで守り保全していく枠組みを考えることになりました。

今日訪れた3つのため池のうち、もっとも印象に残ったのがここで紹介する中堰(なかぜき)です。
鬱蒼と生い茂る樹々に囲まれて、とても静かな環境と豊かな生態系が残されていました。
昭和初期に築造されたため池ですが、今でも下