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2020.12.31

2020年 花追いハイキングを振り返る

例年4月から6月にかけては山野草のもっとも美しい期間ですが、今年は新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言が出された結果、この時期に予定していた山行がすべてキャンセルになってしまいました。

とはいえ、この一年たくさんの野草に出会うことができました。
その中から今年特に印象に残った初見の野草たちを振り返りたいと思います。

2月 四阿屋山のセツブンソウ
正確には四阿屋山に咲いているのではなく、山麓にある節分草園にたくさん咲いているのですが、白い清楚な感じの花が一面に咲き競っている様は見事の一語に尽きます。

地元の人たちが保全活動をして大切に守っているようですが、雑木林のゆるやかな斜面は半日陰になっていてそれが生育に適しているのかもしれません。

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セツブンソウの群落を十分に堪能した後に登った四阿屋山もこじんまりとした岩山でとても変化に富んだ良い山でした。
下山路には日当たりの良い斜面にフクジュソウがたくさん咲いていて目を楽しませてく
れました。

11月 岩殿山のツメレンゲ
最初ヤマレコの記録で見たときはその個性的な色合いや姿に目が吸い寄せられました。
ふーん、こんな花があるんだ。しかも中央線の車窓間近にそびえる岩殿山に咲いているとは。

時間ができたのでさっそく出かけてみたもののなかなか見つけることができません。
日当たりの良い岩場に咲いているらしいので、目を皿のようにして探したけどどうしても見つかりませんでした。

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ほとんどあきらめて下山の途につこうとして、ふと前方の岩場に目を遣ったところそこにひっそりと咲いているのを発見。

崖っぷちの危険な場所だったので十分に観察できなかったけど、紅色と白色のコントラストがとても印象的で今でも目に焼き付いています。

西日本ではかなりポピュラーな花のようですが、私は名前も含めて初めての花でした。

11月 高尾山のキッコウハグマ
岩殿山から4日後に訪れた高尾山で初めて目にすることができました。
今年は花にならずに閉鎖花(花冠の一部または全体が開かないままに自家受粉してしまう現象のこと。)になってしまうものが圧倒的に多いということで、昨年はたくさん見られた高尾山でもほとんど開花の報告例がありませんでした。

ましてや初見の私にとっては花がどんな大きさかもわからずに探し回ったので徒労に終わる公算大でした。

岩殿山のツメレンゲ同様にあきらめてとぼとぼ下山する道すがら、腰をかがめて何やら熱心に観察している女性二人連れに遭遇。

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なんとなく予感があったので思い切って尋ねてみたらまさに開花しているキッコウハグマでした。
想像と違ってとても小さな花なのにびっくり。
でも本当にきれいでした。
来年もぜひ見てみたい花です。

・・・
このほかにも改めて紹介したい花はたくさんありますが厳選3種ということにしましょう。
来年こそコロナが収束して今までの日常が戻ってくれることを心から願っています。
2021年が皆様にとって良い年でありますように!

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2020.12.27

石の回廊・鋸山と江月水仙ロードで2020年の歩き納め

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山に向かう前夜のことです。
山梨県方面の山を歩くためザックのパッキングを終えて、ふとテレビのニュースをつけたら森田知事が出ていて「コロナの感染状況が緊急な事態になっているので、県民の皆様におかれましては明日(26日)から1月11日までは不要不急の外出はしないでいただきたい。」とのお願い(要請)が出ているじゃありませんか。

 東京湾越しに眺める富士山と南アルプス(観月台から)

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うーん。
どうしよう。
せっかく準備したのに中止するのもなあ・・・。

そして出した答えは、東京跨ぎの遠出はやめて県内の山で我慢する!
まあ、県内の山であっても不急の外出ではあるけれど、やっぱり2020年の歩き納めはやっておかないとね。

 地獄のぞき(画面右上)を谷底から見上げる

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鋸山は何度訪れても変化に富んでいて良い山です。
昔の石切り場が登山道になっているので、まるで石の回廊を散歩している感覚です。
展望台から林道口まで歩くとこの山の良さがよくわかります。

 「東京湾を望む展望台」から眺めた内房の海岸線

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この先、嵯峨山まで郡界尾根をたどるバリルートもあるんだけど今日は林道をおとなしく下山します。
そのかわり江月の水仙ロードに立ち寄って一足早い春の香りを楽しんできました。

 江月水仙ロードの水仙

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水仙はまだ咲き始めでしたが、日当たりの良い斜面では花が一斉に開いていました。
甘い香りが漂っていて来月の最盛期が楽しみです。

 凛としていて立派

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昨日は東京で949人もの感染者が出たとか。
鋸山でも展望台や山頂で若い人たちがマスクなしで会話していたけど、あれは止めてほしい。
これからしばらくは近場の山歩きで我慢するしかないかな。
一日も早く収束に向かってほしいものです。

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2020.12.22

九十九谷に流れる霧に感動

宝登山のハイキングとは前後しますが、前の週(12日)に館山方面に行ってきました。
カミさんに小松寺の紅葉を見せたくて。
コロナ禍の真っ最中ですが、県内の移動なので大目に見てください。

館山を含む南房総周辺は私にとってはサイクリングで何度も走ったエリアです。
カミさんとそのあたりの話題で話していたら、鹿野山の九十九谷も小松寺も知らないというので「じゃ、行ってみますか。」ということで車でぐるっと回ってきました。

 小松寺にて

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サイクリングをやっていて良かったことの一つが県内の田舎道を覚えたことです。
南房総の県道クラスはだいたい自転車で走っているので、車で行ってもナビのお世話にならずに自在に走れるのが自慢です。

先ずは鹿野山の九十九谷公園に向かいました。
ここには前の週(8日)に自転車で訪れたばかりなので気楽なものです。
この日はあいにくの雨上がりの日。
路面は濡れていてスリッピーだったけど、そのかわり景色は最高でした。

 九十九谷に流れる霧に感動

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はじめて流れる霧におおわれた九十九谷の景観に出合えました。
いやー、これはラッキーでした。
千葉もなかなかやるもんですね。

 新鮮な魚介類が満載の鴨女丼

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お次は大山千枚田に向かいます。
でもその前に腹ごしらえで立ち寄った場所はサイクリングで何度も訪れた名代亭。
ここの鴨女丼(海鮮丼のこと)はお値段もリーズナブルで絶品です。
カミさんにも十分に満足してもらえました。

 雨上がりの千枚田も初めての景色

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名代亭の程近くにある大山千枚田では、稲株が残った棚田の背後に霧がすーっと流れる様子を目の当たりにできました。
こんな幻想的な景色も初めてです。
晴れた日にしか自転車は乗らないことが多いので、こういう雨上がりの日に遭遇することは少ないのです。

 棚田の際には水仙も咲き始めていました

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そして、最後に向かった先は紅葉の名所として知られる小松寺です。
関東の他の紅葉スポットはとっくに終わっていますが、ここは12月中旬でも見事な紅葉が楽しめます。
ここもサイクリングで知った場所です。

 南房総の紅葉の名所、小松寺

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ぐるっと回ってすっかり日が落ちてきました。
館山湾に落ちる夕日を眺めながら帰路につきました。

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2020.12.21

長瀞アルプスとロウバイ咲き始めの宝登山へ

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宝登山(ほどさん)のロウバイが咲き始めた。というレコがヤマレコにアップされたので「どれどれ」という感じで見に行ってきました。

宝登山に限らず、城峯山も秩父御岳山も名前だけは以前から知っているけど、何しろ千葉から電車で行くとなるとかなり不便なので今まで敬遠してました。

 自然林におおわれた長瀞アルプス

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今回は宝登山に登る前に長瀞アルプスという丘陵地をアプローチにした3時間ほどのルートを設定。
秩父鉄道の野上駅から歩き始めて長瀞アルプス、宝登山を経て長瀞駅に下山するコースです。
日が短く寒い季節では無理はしません。

 いつまでも歩いていたい気持ちの良い道

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標高300m~400mの長瀞アルプスは名前はともかく、自然林が続くとても感じの良い林間コースです。
いつまでも歩き続けていたいと心から思える尾根道が続いていて春秋のハイキングシーズンはにぎわうだろうなと感じました。

途中で車道に合流し、宝登山へは急な階段がつづくなかなかハードな道が最後に待っていました。
まさに階段地獄と呼んでもいいかも。

 短いながらもハードな階段上りが続きます

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長くて急な階段を登り切ったら、そこに待っていたのは想像以上の大展望。
眼下に広がる秩父盆地の背後には名峰武甲山をはじめ、秩父、奥秩父の山々がずらっと連なっています。

 宝登山山頂からの秩父盆地と武甲山

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標高497mの低山とは思えない広がりある展望に感激しました。
もうこれを見ただけで「今日は来てよかったなあ。」と心底思いました。

 標高497mとは思えない展望を誇る名低山

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特に目を引いたのが特徴ある山容の両神山です。
かつて金山沢右俣から八丁尾根を経由して山頂に立ったことがありますが、登っても良し眺めても良しの名山だと思います。

 両神山は登っても眺めても良し

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さて、お目当てのロウバイですが、蕾はたくさんあったけど開花しているものはまだまだ少ない感じでした。
やはり見頃は1月に入ってからでしょう。
それでも、青空に黄色く透明な花びらが映え、甘い香りも漂ってきて幸せな気分に浸ることができました。

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今年も春先から年末まで、途中コロナ禍による自粛期間をはさみながらも花追いの山歩きを楽しんできました。

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来年も山の花々との素晴らしい出合いがあれば良いなあと願いながら山頂を後にしました。

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2020.12.09

秋色残る鹿野山と三島ダム

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久しぶりに県内のダムカードをゲットすべく自転車にまたがって中房総を走り回ってきた。

なんて書くといかにも100km以上のツーリングをやってきたように感じる向きもあるでしょうが、平日ライドはダンプが怖いので往復輪行にしています。

 鹿野山への上りの途中にて

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今回の目的地は三島ダム。
県内でも歴史の古い農業用水専用のダムです。
ここに行くには、君津駅が便利なので今回は君津駅をスタートゴールとした周遊コースとしました。

 まだ秋色の残る街道をツーリング

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なるべく感染リスクを抑えるためには自宅からの自走が一番なのですが、前述したように平日ライドでは車の往来が激しくて特に大型ダンプの接近が非常に怖い。
なので、交通量の少ない田園地帯オンリーのコース設定が安全安心なのです。

それに年齢的な体力の衰えから最近はなるべく100km以下のコース設定を心がけています。

 箱根の仙石原には負けるけど・・

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今回の走行プランは、君津駅~鹿野山~三島ダム~上総湊~東京湾観音~君津駅の約68km。
君津・木更津エリアは若い頃仕事をしていたところなので薄っすらと土地勘も残っています。

久しぶりの鹿野山ヒルクライムは結構きびしかった。
息が上がるとは思っていたので序盤からフロントのギアをインナーに落としてゆっくりゆっくり上がっていきます。
まあペースを落とせば何とか上れるものの、ほんの数年の間でずいぶん体力が落ちたことを痛感。
情けない・・・。

 平日の九十九谷公園は静かなものです

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上がりきった九十九谷展望台からの眺望は期待どおりで気持ち良かった。
平日だと静かなもんです。
とはいえ、好きな人はいるもので坂バカたちがどんどん上がってきていました。

 房総丘陵が一望できます

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鹿野山からは一気に下ってだらだら上り返してたどり着いた地が三島ダムです。
名残りの紅葉がダム周辺を彩ってくれてました。

 ダム堤体周辺に残る紅葉

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じつは若い頃にこのダムの管理の仕事を1年間だけ携わったことがあります。
なので他のどのダムよりも思い入れが深いのです。
仕事に就いていた当時からダムを守ってくれている管理人の方とウン十年ぶりにご挨拶してダムカードをゲット。
昔話に花を咲かせてきました。

 三島ダムの立派な余水吐壁

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ダムを後にして向かう先は上総湊にあるさとみ寿司。
ここの穴子寿司は絶品なのです。

 県内ダムカード11枚目をゲット

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で、空腹を我慢しながらペダルを回していきお店の前に到着したら、まさかの定休日!
ありゃー、またやっちまったよ。
これで2回目です。まったく学習ができていません。

仕方ないのでさらに走って行くももう空腹の限界です。
佐貫町の駅前にある食堂に飛び込んで注文したのがはかりめ丼。

 富津名物のはかりめ丼

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はかりめ丼は地元の名物で穴子丼のことです。
お店によって穴子を揚げたり蒸したり塩味にしたり醤油味にしたりでマチマチです。
今回は蒸した穴子に湯葉と厚焼き玉子が添えられて古代米の雑穀米がベースになった健康的な丼に仕上がっていました。
ちょっとあっさりし過ぎる感じはしたけど、さすがに穴子は身がふっくらしていて美味しかった。

 ツーリングの仕上げに東京湾観音

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ようやく満腹になったので走る気力がよみがえり、最後の寄り道場所である東京湾観音にいたる激坂を何とか上りきって観音様にご挨拶できました。

ここからゴールまでは残りわずか。
田園地帯をゆるゆると走りながらスタート地点の君津駅に向かいました。

【追伸】
三島ダムのカードをゲットできたので県内ダムカードをコンプリートしたかと喜んだのも束の間。
よく調べてみたら、手賀沼と山倉ダムにもカードが出来てました。
両方ともサイクリングですでに何度も訪れた場所なのでガッカリです。
またゲットしに行かねば・・。

DATA
-------------------------
DATE : 2020.12.8
距離 : 67.92 km
累積標高 : 851 m
移動時間 : 3:23:39
経過時間 : 4:30:48
平均速度 : 15.1 km/h
平均移動速度 : 20.0 km/h

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2020.12.03

困難に負けない

我が家の庭の片隅にツワブキが植えてあるのですが、先月の半ば頃からずっと花が咲いています。
寒くなるこの時期に黄色の花が咲くとまわりが一気に華やぎます。
ありがたい花です。

 庭に咲いたツワブキの花

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一年中濃い緑色の葉っぱを茂らせていて、春から夏にかけてはなんとなくうるさい感じもするけど、こうして黄色の花が開くととても見応えがあります。

とにかく花持ちがよく、長期間花を楽しめるのがいいですね。
いままで草花にはあまり興味がなかったけど、低山の山野草に興味をもち始めてからは庭の草花にも目を向けるようにしています。

『困難に負けない』はツワブキ(石蕗)の花言葉のひとつだそうです。
コロナ禍で列島が困難に直面しているいま、かみしめたい花言葉だと感じました。

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