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2019.10.19

雨の中、奥庭と青木ヶ原樹海を散策する

久しぶりにシニア自然大学の記事です。
相変わらず毎週木曜日に受講しています。

17日は秋の富士山ツアーということで、五合目の手前にある奥庭と山麓の青木ヶ原樹海の自然観察でした。

 雨の中を熱心に受講しています

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ところがあいにくの雨。それも氷雨。
久しぶりに雨具を取り出して歩いたけど、やっぱり山は晴れた日に歩きたいな。

 ハイイロキゴケ

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雨に加えてガスも立ち込めていたので奥庭からの富士山頂の絶景は望めません。
まあでも、今回の観察対象は地衣類(つまり苔)が主体なので雨でしっとりと濡れた苔を観察することができて良かったかも。

 溶岩の上にしっかりと根付いたヒメコマツ

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奥庭は富士山の森林限界の少し下に位置しています。
シラビソやカラマツ、それにヒメコマツなんかが生えているんだけど、自然環境が厳しいためにどれも背が低くて文字通り風雪に耐えながら生き延びている感じが伝わってきます。

 ハナゴケだと思います

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荒れ地に最初にイタドリやオンタデが定着し、次にミヤマヤナギやミヤマハンノキが生え、さらにはカラマツやダケカンバが育ってくる遷移の過程が実物を前にしてよく理解できました。

カラマツの小さな実生がミヤマヤナギに守られて成長していくさなかを目の当たりにしてちょっと感動しました。

 ミヤマヤナギに守られながら育つカラマツ

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奥庭から青木ヶ原に移動すると、樹相は大きく変わります。
ツガやヒノキの針葉樹たちが溶岩地形の表土が数センチしかない場所で大森林を形成していく過程を学ぶことができます。
わずか2,3センチしかないヒノキの実生が溶岩にへばりつきながら成長していく場面を観察していると生命のたくましさを強く感じます。

 小さなヒノキの実生がしっかりと根付いています

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 こんな感じで溶岩の上に根を張っていくのです

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同じ溶岩地形でも3000年前の古い溶岩に覆われている場所ではブナなどの落葉広葉樹が、1000年程度の新しい溶岩エリアでは針葉樹が生育しているのもよくわかります。

 美しいブナ林が広がっていました

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 美しいヒノキゴケ

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ふだん、山野草には目を向けても足元の岩や間近の木々にまで目を向けていないことが多いので気づきませんでした。
たまにはこうしたエコツアーに参加することで山の持つ様々な魅力を深掘りするのもいいですね。

 ほうとう鍋が美味しかった(奥庭荘にて)

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