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2016.10.02

貴重な晴天のチャンスを狙って雨飾山へ

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9月中旬から日照時間の少ない状態が続いていますね。
貴重な週末も雨模様の日が続いていて、ストレスが溜まってしまいます。

こんな状態ですが、30日は貴重な晴れ間が予想されたので、思い切って山に出かけてきました。
場所は北信の名峰として名高い雨飾山。
古い山仲間と3人の山行です。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

都内で集合して車で現地に向かいました。
午前2時前には雨飾山高原キャンプ場に到着し、車中で仮眠の後に6時40分出発。
睡眠不足の登山はやりたくないのですが、この山の場合早朝出発で山を楽しんだ後、麓の宿で疲れを癒やす方が楽なので頑張りました。

 コースはブナの自然林が続き、癒やされます
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本格的な登りになると周囲はブナの自然林が続いていて癒やされます。
そのかわり登りは急ですよー。
断続的に急坂が続くといったん荒菅沢に下ります。

 荒菅沢から見上げる雨飾山
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下り始めの展望ポイントからはこれから向かう雨飾山と布団菱(フトンビシ)の大岩壁が目の前に広がりしばし見入ってしまいました。

荒菅沢は初夏には大雪渓になるらしく、その頃の登山も楽しそうです。
沢の美味しい水を味わったら、いよいよ本格的な急坂の始まりです。

寝不足の体にはきつい登りが続きます。若い女性の二人連れにもかる~く追い越され、さらには外国人の女性登山者にもさくっと追い抜かれ、なんだか情けないですね。
3人の平均年齢は64歳なんだから仕方ないけど。

急坂のおかげで高度はぐんぐん稼げます。
振り返ると高妻山や焼山といった北信の名だたる峰々が顔を出してくれます。
この方面のトレース記録がほとんどない私には新鮮な感動を与えてくれました。

やがて岩場が現れて、さらにはハシゴ登りも加わるとようやく急坂にも陰りが見えてきて森林限界を迎えます。
雨飾山本峰の左手には槍ヶ岳や鹿島槍といった北アルプスの峰々も顔を出してくれました。

 槍ヶ岳や鹿島槍も顔を出してくれました
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傾斜が緩くなると、たおやかな笹平に到着です。
名前のとおり広大な笹原が広がる草原帯の向こうに雨飾山がどっしりと控えている様は一幅の絵を観るようです。
ここでもカメラを向けてしまいます。

 笹平を前景に雨飾山本峰を望む
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夏には高山植物に覆われるであろう笹平をのんびりペースで歩き、いよいよピークへの最後の急登をこなすと待望の雨飾山頂に到着しました!
展望はもちろん360度です。

眼前の北アルプス後立山連峰をはじめとして、槍穂高、戸隠連峰、妙高連峰、頸城の山々、遠く能登半島に佐渡ヶ島・・・
また、山頂から見下ろす笹平の景観も見事です。
そこにはいつまでも見飽きることのない景色が広がっていました。

 後立山連峰も指呼の間に望めます
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 笹平の向こうには焼山、火打山の姿も・・
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今日は平日にもかかわらず、山頂には多くの登山者で賑わっていました。
これはもちろん「百名山効果」なのでしょうが、ちょっとねえ。
百名山ハントに興味のない私としては複雑な気持ちです。
ま、しかし、良い山は良いってことなんでしょうね。

 秋の空が広がっていました。(バックは戸隠連峰)
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私としては珍しく山頂に1時間以上も滞在しました。
お天気も良いし、見晴らしも申し分ないんですからねー。

3人で写真を撮りあったり、食事をしたりであっという間に時間が過ぎ、下山の時を迎えます。
下りは往路を忠実に戻るコースですが、なにしろ急坂が続く道のりなので登り以上に慎重に下りました。
最近、体が固くなってきており、ちょっとした身のこなしが出来づらくなっているのを自覚しているので・・。

 布団菱の大スラブ帯は迫力満点!
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尾根上部の急坂部を無事に通過し、荒菅沢では布団菱の大スラブ岩壁を脳裏に焼き付けて下ります。
朝の冷え込みのせいか、紅葉も少し進んできたようです。ブナの葉も少しずつ黄色に変わってきているような。
そして13時40分、無事にスタート地点に戻ることができました。

 雨飾山と布団菱の大スラブ
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この時間なら日帰りで帰宅できなくもないのですが、そこはオトナの3人組です。
睡眠不足と山歩きの疲れを癒やすべく山麓の温泉宿で一夜を過ごし、翌朝、雨の中を帰途につきました。
前日も翌日も雨の中、ワンチャンスの晴天を掴んだ会心の山行となりました。


【感想】
本文にも書いたとおり、妙高・頸城の山々はほとんど歩いていません。
とりわけ雨飾山は、この山だけを一人で運転して出かけるにはコスパが良くないので、ずっと行きたい山でしたが実現できていませんでした。
今回、古い山の仲間のおかげで長年の宿願をはたすことができました。
それにしても雨飾山は思っていた以上に心に残る良い山でした。


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