« 九十九里浜方面ミステリーライド | Main | 紅葉狩りを楽しみに西沢渓谷へ »

2015.10.26

好展望と紅葉見頃の櫛形山を歩く

Imgp2724s

24日(土)は、かねてから予定していた櫛形(くしがた)山へのハイキングを楽しんできました。

櫛形山はその名のとおり日本髪を結うつげ櫛の形をしている山。
その山容は、よく言えば雄大、悪く言えば鈍重といった感じでしょうか?
甲府郊外からは、すぐにそれとわかる山の姿をしています。

昔から訪れてみたい山の一つでしたが、なかなか機会がなかったところにHINAさんからのお誘いがあり、二つ返事で同行することになりました。
何しろ、南アルプス前衛の山として白峰三山の至近に位置する山なので展望が楽しみです。
メンバーは、HINAさんとヨーコさんの3人連れ。気心の知れた仲間同士の山行です。

千葉を早朝に出発し、登山口にあたる池ノ茶屋登山口には8時前に到着。
身支度を整えた後、さっそく出発しました。

コースは、池ノ茶屋から櫛形山西面の山腹をトラバース気味に歩き、アヤメ平から裸山を経て櫛形山に登り、再び池ノ茶屋に戻る効率的な周回コースです。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

最初の目的地である北岳展望デッキまでは、コース整備が完璧になされていて車いすでも上がって行かれるほど緩やかで幅広の道が続いています。

 南アルプス南部の笊ヶ岳方面です
Imgp2641s

途中、後ろを振り返ると笊ヶ岳から荒川岳にかけての南アルプス南部の山々がずらりと見渡せました。
これらの大展望を目にしただけで来た甲斐があるというものです。
とりわけ、荒川、赤石、聖の3,000m峰が並ぶ様は素晴らしいの一語につきました。

 向かって右から荒川岳、赤石岳、聖岳の3,000m峰
Imgp2645s

さらにゆるやかに登って行けば、立派な木製デッキのある展望台に到着しました。
眼前には北岳、間ノ岳の日本第2位、第3位の高峰コンビが、そして北方には甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山が眺められます。
南アルプス前衛の山だけあって、手に取るように見えるのはうれしいですね。

 北岳展望デッキから望む北岳
Imgp2646s

さて、ゆるやかなのはここまでで、ここから先のもみじ沢までは一転して下り坂が続きます。
約200mほど下りが続きますが、道は整備されているので不安はありませんでした。
下り着いたもみじ沢では紅葉のもみじを期待していたのですが、まさかの黄葉。しかも日陰地のせいかすでに盛りは過ぎていました。
とはいえ、周辺には紅葉もちらほらあって美しい見頃の紅葉が楽しめました。

 あたりは美しい紅葉に彩られていました
Imgp2667s

 裸山のコルにて
Imgp2672s

もみじ沢からの登り返しを終えれば地形は平坦に変わりアヤメ平に到着します。
鹿よけの柵の出入り口を通過し、中に入ると草原が広がっていました。秋のこの時期なので高山植物があるわけでもなく一面枯れ野原の殺風景な景観が続いています。
草原の端には避難小屋とトイレが設置されていて、この山の保全にかける地元の熱意が伝わってくるようでした。

 秋のアヤメ平はなんとなく寂しい空間でした
Imgp2682s

この先、裸山を経由して櫛形山に向かうことにしました。
指導標によれば、裸山経由で61分、経由しないで59分とのこと。
その差2分もさることながら、かなりシビアな表示に笑いがこぼれます。

 黄金色に染まったカラマツ林が印象的でした
Imgp2696s

避難小屋からは約20分ほどで鹿よけの柵に囲まれた裸山山頂に到着しました。
白峰三山方面の展望を期待していましたが、ダケカンバやカラマツ林に阻まれて樹林越しの展望しか得られずちょっぴり残念でしたが、時間も良いのでここで昼食休憩とします。

 裸山の山頂は樹林に囲まれた静かな頂でした
Imgp2698s

お昼ご飯は、ヨーコさん手作りの栗おこわや珍しいお漬け物などボリューム満点でしかも美味。
これだからハイキングはやめられませんね。(笑)

 栗おこわを中心とした豪華なお弁当
Imgp2700s

山頂でゆっくりした後、櫛形山めざしてトレッキングを再開しました。
周囲の山は黄色に変わったカラマツ林に囲まれてとても美しいです。
富士山も8合目付近から上部が顔を出しています。北面にはうっすらと冠雪がありました。

 よく見ると富士山頂は薄っすら白くなっています
Imgp2691s

なだらかな山稜をゆっくりした足取りで歩き、裸山から35分ほどで櫛形山に到着。
標高2,052m、樹の間越しに富士山の立派な姿が眺められました。
ただし、ここでも南アルプス方面の展望は樹林に遮られてお預けです。至近の距離にある白峰三山が見えないのはストレスですねー。

 しっとりと苔むした原生樹林帯もありました
Imgp2708s

 樹林越しに眺める富士山もまた良し
Imgp2722s

ところが、山頂を辞した後、池の茶屋登山口に戻る手前でその時はやってきました。
じゃじゃーん!
カラマツ林を伐採した跡地からは、北岳、間ノ岳、農鳥岳からなる白峰三山が眼前にドドーンと迫ってきました。
3人とも期待していなかった分、驚いてしばしの間言葉もありません。
ただただ、その場所に佇み目の前に広がる山岳景観に見入っていました。

 堂々たる白峰三山を前に言葉が出なかった
Imgp2738s

つい1週間前に北岳を日帰りで登ってきたHINAさん、北岳バットレスの岩壁に3度挑んだヨーコさんの胸に去来するものは何だったんだろう。
かくいう私も北岳にはたくさんの思い出がありますが、白峰三山は日本最高所の縦走路だけあって本当に雄大ですねえ。

 思い出いっぱいの山を眺めて何を思う?
Imgp2754s

伐採跡地での展望を十分に満喫した後、ほんのひと下りで出発地点である池ノ茶屋登山口に到着しました。
休憩込みで5時間程度のハイキングでしたが、思いの外山深いトレイルが続き、登山者の数も比較的少なく静かな山歩きが楽しめたのは望外の喜びでした。


|

« 九十九里浜方面ミステリーライド | Main | 紅葉狩りを楽しみに西沢渓谷へ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 九十九里浜方面ミステリーライド | Main | 紅葉狩りを楽しみに西沢渓谷へ »