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2015.10.04

奥秩父の名峰・金峰山に登ってきました

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土曜日は良いお天気でしたねー。
こんな良いお天気にどこもにも行かないのは体に毒なので、日帰りで秋山を楽しんできました。

場所は奥秩父の金峰山です。
近年、路線バスが大弛峠まで上がってくれるようになったおかげで、自転車を使わなくても誰でも標高2365mの峠に立つことができるようになりました。(笑)

 車が通れる峠としては日本最高所の大弛峠です。
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大弛峠を起点に西に瑞牆山荘まで歩くのが今回のコースです。
例によって、くわしい報告はヤマレコに譲り、このブログでは気ままな雑談を書き留めます。

歩いたコースのくわしい内容をヤマレコで表示する

金峰山は、私が初めて登った高峰です。今から47年も前のことですが。
私の中での「高峰」の定義は、一応標高2500m以上の山です。
本州ではこの標高より上がだいたい森林限界となっていて、いわゆるアルペン的な風景が見られます。
国内で2500m以上の山を持つ山塊としては、富士山や白山などの単独峰を除けば北、中央、南の日本アルプスと八ヶ岳、奥日光、奥秩父くらいしかありません。
だから金峰山はエライのです。私の中では。(笑)

 紅葉も南アルプスもイイ感じでした。
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それにしても良いお天気に恵まれました。
大弛峠に着いた時、ちょっと遠回りになりますが「夢の庭園」に向かいました。
ここは昨年、国師岳に登ったときに立ち寄りましたが、今日歩くコースの前半部が見渡せるのであらかじめ自分の目で確認したかったからです。

 これから歩くコースの前半部が一望できました。(夢の庭園にて)
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夢の庭園からは甲府盆地をはさんで南アルプス連峰がずらっと眺められました。
そして、これから歩く朝日岳や金峰山がなだらかな山容を見せてくれています。濃緑の針葉樹の間に黄色や赤の色づきが見られ美しいコントラストを見せてくれています。

再び大弛峠に戻り、いよいよ金峰山をめざして歩き始めます。
登山者の数は深田百名山に数えられるだけあってさすがに多いですね。
そういえば峠の駐車場もいっぱいで、峠から500m位手前まで路駐の車で埋まっていました。

 典型的な奥秩父らしさを見せる樹林帯
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薄暗い針葉樹林帯を抜けると岩がゴロゴロ重なり合った見晴らしの良い地点に出ます。
朝日岳の手前にあたりますが、まずは左右均整のとれた美しい富士山にご対面。
南アルプスももちろん雲海の上に広がっています。
今日、登山を楽しんでいる人たちはみな同じような景観を楽しんでいるんだろうな。

 左右均整のとれている美しい富士山ですよね
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朝日岳を通過した後、金峰山が目の前に広がる展望ポイントで40歳代位の男性から話しかけられました。
金峰山を指して曰く「あのー、あの山は何という名前の山ですか?」
ワタシ「え、あの山知らないの?」その後しばし絶句。
「金峰山だけど。まさか冗談でしょ?」
彼「あ、あれが私が登る金峰山ですか?けっこう距離ありますね。」

 あの山は何という名前ですか???
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彼もよくここまで来たものです。
大弛峠まで舗装されちゃったせいかなあ。
最近、こういう人が増えた気がします。
ま、いいけど。

鉄山を北側から巻き、なだらかな斜面をひと登りで頂上に続く一角に到着しました。
ここからは森林限界を超えるので岩とハイマツの世界になります。
展望も広がり、富士山や南アルプスに加えて、奥秩父主脈や八ヶ岳、北アルプス、浅間山なども視界に入ってきて山好きにはたまりませんね。

 八ヶ岳さん、こんにちは! (手前は瑞牆山)
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やがて2599mの頂上にたどり着きました。
これで3回目か4回目の山頂ですが、大弛峠からは初めてです。
名物の五丈岩を眺めながら、その横を通って千代の吹上から大日岩方面に下りました。

 五丈岩周辺には多くの人が集まります
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金峰山は東側と西側では与える印象がまるで違います。
樹林におおわれて女性的な雰囲気の東側に比べて、西側はするどい岩稜が連なりとても男性的な印象です。
こういった好対照な山の魅力を味わえるのも大弛峠まで路線バスが通じたおかげですね。

 これから下っていく千代の吹上方面
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 金峰山頂(左)と五丈岩(てっぺんに人がいます)
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千代の吹上は風化花崗岩でできた岩稜帯です。
最初に目にした高校生の時からすごい迫力に圧倒されましたが、今でもカッコイイなあと思います。
クラックやスラブで構成される岩壁は高度差が100m~200mと小さいのでクライミングの対象にはなりにくいのかも知れませんが、クライマーに一度は登ってみたいと感じさせる岩場だと思います。

 千代の吹上の核心部(遠くに山頂が見えます)
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 明るくて最高のロケーション
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もっとも、ご近所には廻り目平や瑞牆山といった日本のヨセミテとも称される岩場があるので、昔から注目はされないのでしょうね。

この岩岩した場所で撮ってもらったのが冒頭の一枚です。
すっきりとしていてお弁当を広げるにはとても良いテラスでした。

さて、千代の吹上を無事に通過してふたたび樹林帯に入りしばらく下れば大日岩の基部に到着します。
こちらも千代の吹上に勝るとも劣らない立派な岩場です。
もう30年くらい前になりますが、私の山仲間が大日岩を登っています。彼に聞いたら微妙なバランスが要求される楽しいスラブだったとか。

 明るい雰囲気の大日岩(左後方は八ヶ岳)
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ちょうど登山道が岩の基部に回り込んでいるので久しぶりに観察してみましたが、最近はクライミングで訪れる人はいない感じでした。(残置のボルト類が見つからなかった。)
なんだかもったいないけど、アプローチに要する時間を考えると廻り目平に軍配が上がるということなんですね。

 とても感じのよい岩場だと思うのですが・・
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 クライミングしている人は皆無でした
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そんなこんなで変化に富んだ登山道を下っていき、無事に富士見平小屋に到着。
昔ながらの山小屋らしいたたずまいは健在でしたが、「山小屋で唯一の地ビール」という看板にはびっくり。
時代も変わったな。

 半日だけど十分に楽しませてもらいました
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今日はほとんど休まないで歩きつづけましたが、バス停があるゴールの瑞牆山荘に到着した時刻は13時50分。
予定していた14時25分発のバスまではさほど余裕はありませんでした。
見込みではもっと余裕を持って下りられる筈だったのですが・・・。

やっぱり歳をとって体力が落ちたのかどうか、歩くペースが遅くなってきました。
仕方がないとはいえ、やはり寂しいものです。

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