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2015.07.13

細尾峠越え(日光から足利へ)

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日曜日(7月12日)、かねてから訪れてみたいと思っていた渡良瀬渓谷沿いの道を走ってきました。

それにしても暑かったです。この日は走行コースの近くにある館林市で36.6度Cだったとか。
どんだけ暑かったかっていうと、ガーミンさんの温度計では40度Cを記録してました。
というわけで、当初計画していたコースを30kmほど短縮してゲームオーバー。
なんとなく消化不良気味のライドとなりました。

走ったコースとプロフィールマップを表示する

 クラシックな雰囲気のJR日光駅が本日のスタート地点
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早起きしたおかげで、日光駅には8時25分に到着。
駅前で自転車を組み立てて8時37分にスタート。

 大谷川沿いの道は展望が広大です
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今日は大谷川沿いに走ってみました。河川沿いなので景色はよく、男体山から女峰山にかけての日光表連山の山々がのびやかに広がっています。
一部区間、ダート部分もありましたが静かな道を走り、神橋で国道に合流します。

 青い水面と朱塗りの橋のコントラストが最高(神橋)
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この後さらに含満ヶ淵(憾満ヶ淵)方面へも足をのばしてみたものの、こちらは砂利道だったのであきらめて迂回。やっぱり歩かなければだめですね。

さて、国道120号に出たら清滝で旧道に入ります。
静かな旧道を走り、バイパスとの合流地点である細尾大谷橋の交差点で足尾方面に向かう国道122号に入りました。

このまま122号を走ってしまうと日足トンネルに入ってしまうので、細尾町交差点で右に分岐する旧道に入ります。
細尾集落の中を走る旧道は行き交う車もなくて快適です。

 旧道を走りました。(細尾の街中にて)
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しばらく走ると、「長い長い峠道」で有名な看板に出会いました。
「長い長い」といっても上り区間は8kmで、下りは4km。合計12kmの峠道です。
昭和53年に日足トンネルが開通するまでは、この道は地域の大動脈でしたが、今は走る車も登山者を除けばほぼ皆無で、昔ながらの静寂な峠道に戻ったようです。

 「長い長い峠道」の看板
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さっそく走ってみましょう。
走り始めから鬱そうとした木立に囲まれて気分は最高です。
木立の間からはさわやかな風が吹き抜けて、気持ちの良いサイクリングが楽しめます。

峠道の勾配は平均で5%から8%位でしょうか。
数多くのカーブのおかげで勾配は一定していてとても走りやすい道です。
お隣のいろは坂も顔負けのカーブの連続で、カーブ毎にナンバーが付けられています。

坂の途中で、新道に接続している箇所がありました。
何らかのトラブルで日足トンネルが使えなくなっても、この旧道に入ることで足尾側とは連絡がつくようになっているんですね。

 旧道と現道が接続している箇所
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それにしてもこの峠道、広葉樹が多いので秋の紅葉時期は、いろは坂にも劣らない景色が期待できそうです。やっぱり走るなら秋がいいですね。また来たいな。

 走っていて本当に気持ちの良い道が続きます
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何回も何回もカーブをやりすごし、やがて38番カーブを通過してほどなくで細尾峠(標高1,198m)に到着しました。
上り始めて8km地点です。ハイカーの車が1台停まっている他は静寂があたりを支配していました。
静かで涼しくて最高なんですが、最近クマの目撃例があり注意するようにとの看板があったので、名残惜しいけど下ることに。(クマが出てきてもおかしくないほど静寂な峠でした。)

 細尾峠は、茶の木平への登山コースの起点です
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 麓からここまで8kmです。
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下る途中に旧国道の標識がペンキが剥げかかった状態でポツンと立っていたけど、華やかりし往時の面影を見るようでした。

 国道だったことの証?
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下りも上りと同様にヘアピンカーブの連続です。
しかも、勾配は上りよりも急でかつ路面状態も悪い(落石、落枝、苔etc)のでスピードはまったく出せません。
よくもこんな道を大型バスやトラックが通っていたものです。トンネルができるまでは大動脈だったなんてちょっと想像できませんね。

 細尾峠の下りから眺めた足尾側の景色
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結局、旧道走行中は車はおろか、バイクも自転車も1台ともすれ違いませんでした。
静けさをもとめる人にはお勧めの峠みちです。

 現国道との合流部にある峠の看板
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さて、ふたたび車の行き交う国道122号に合流すると、路面も良くなり下り基調の道を快適に走ることができます。
いよいよ渡良瀬渓谷沿いの道を行きます。
道は広いし快適なんですが、標高の低下に伴って気温がぐんぐん上がってくるのがわかります。

 渡良瀬川に沿って走ります
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わたらせ渓谷鉄道の足尾駅はレトロな駅舎で人気があるのですが、なぜか素通りしてしまいました。残念!
その先の通洞駅を過ぎると足尾銅山時代の雰囲気が色濃く残る建造物が目に入ってきます。
今でも使われているのかどうかわかりませんが、明治時代から昭和の前半位までが全盛時代だったことが何となく感じられる雰囲気でした。

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 わたらせ渓谷鉄道の鉄橋です
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さらに走ると草木ダムが近づいてきます。
ダムの近くには有名な富弘美術館があります。
すでに二度も訪れたことのあるウチの奥さんからは、「せっかくあそこまで行くならゼッタイに見てくるといいわよ。」と念押しされていたんですが、この暑さで先の行程を考えると美術鑑賞する余裕はないので、残念ながらパス。

 立ち寄りたかったけどパス
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 こんな感じの道が続きます
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草木ダムの管理所だけはダムカードをいただく関係で立ち寄りました。
ここは重厚なコンクリート重力式ダムで、ダムサイトからは足尾から前日光の山々が眺められ、周囲の景色にも自然に溶け込んでいるように見えました。

 草木ダムではダムカードをゲット
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とにかく暑いので先を急ぎます。
背中のザックには補給食を忍ばせてありますが、この暑さではのどを通らないので、ここはやっぱりお蕎麦がいいですね。
適当に蕎麦屋を探しながら走っていたら、神社の脇に古風な民家づくりのお店があったので、そのままイン。

 古民家風のお蕎麦屋さん
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店内に入るとすーっと汗が引いていくのがわかります。
開けっ放しで冷房をつけている訳でもないのに、この涼しさはありがたいです。昔の民家のつくりはすごい。

とりあえず、天ざる大盛りでお願いしました。
野菜天が二品しか付いていなくて、しかも揚げたてじゃないのが少々がっかりでしたが、蕎麦の量は申し分なく、ま値段相応(850円)かな。

 暑い日は蕎麦にかぎります
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わたらせ渓谷鉄道の駅には温泉付きの駅もあります。(水沼駅)
ひとっ風呂浴びて、そのまま電車で桐生駅まで行くのが最高の贅沢なんですが、桐生駅は「休日おでかけパス」の圏外なので割高になるためこれまたパス。青春18きっぷの時ならGoodですね。

とにかく今日は暑い。暑すぎます。
桐生に近づいてくる頃、大間々の市街右手に「日本一しょうゆ」の看板とともにレトロな店構えの醤油屋さんが目に入りました。

 創業天明7年という老舗のお醤油屋さん
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よく見ると「しょうゆソフト」の看板もあるではありませんか。
さっそくインして、しょうゆソフトを注文しました。
お醤油の味がして美味しかった。疲れているときは塩分も取れるので良いですね。
ひんやりと薄暗い店内をよく見たら「創業天明7年」だとか。どおりで古風なたたずまいだと思った。

 少ししょっぱい感じがたまりません
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13時過ぎになんとか桐生駅に到着。日光駅からここまでで約73kmです。
今日は渡良瀬川沿いに古河駅まで走る予定で来たのですが、この暑さは半端じゃありません。
走るだけ走ってみて、ヤバそうだったら両毛線のどこかの駅にエスケープするつもりで走りを再開しました。

桐生駅から南に向かい、渡良瀬川に出ると立派な自転車道が整備されていました。(桐生足利藤岡自転車道線)
あいにく川を吹き抜ける風は南寄りの向かい風。しかも生暖かい嫌な風です。

 渡良瀬川自転車道
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このサイクリングロードは堤防の管理道路と区別されているのですが、左岸から流入してくる支流のせいで少し複雑なコース設定がされていました。
流入河川があるたびに本川から迂回するのですが、迂回路の表示が明瞭でない区間もあるので道迷いをしてしまいました。
地元の人なら迷うようなことはないのでしょうが。

 アユ釣りかな?
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暑い日の河川道は、路面の照り返しや草いきれで快適ではないですね。
時間的には十分余裕がありますが、暑さによる体力の消耗を考えて、自転車道から一番近い駅である足利駅を本日のゴールに変更しました。
若ければ当然古河駅まで走りきり、渡良瀬調整池のダムカードもゲットできたんでしょうが・・。

 本日のゴールは両毛線・足利駅です
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14時4分に足利駅南口にゴールイン。
14時8分発の電車がありましたが輪行支度が間に合わないため次の電車まで45分待ち。さらには乗換えの小山駅で30分待ち。
結局ゴールから4時間以上かけて自宅にたどり着きました。
あー、暑かった。このコースはやっぱり秋の紅葉がいいですね。

【感想】
渡良瀬渓谷沿いの道をようやく走ることができました。
銅山にまつわる光と影の歴史や紅葉・新緑のあざやかな色彩、美術館に駅ナカ温泉など見どころ満載のエリアです。
次回は走る距離を短くして、渓谷ぞいの観光スポットを楽しみたいものです。

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