« 西伊豆スカイラインを走ってきました | Main | 中房総半日ライド »

2015.05.06

房総の棚田めぐり

Tanada19

こどもの日の5日に鴨川にある大山千枚田とその周辺の棚田めぐりをしてきました。
大山千枚田は「東京から一番近い棚田」ということでテレビや新聞に何度も紹介されて有名ですが、じつはこの辺りには他にも棚田はあります。

特に法明の棚田は、鴨川市の最奥部にあって訪れる人は少ないですが、山肌に広がる棚田の景観はとても美しいです。
私も今まで知らなかったのですが、今年の1月に訪れた津森山と人骨山のハイキングの途中から眺めた棚田の景観にほれ込んで今回再訪しました。

さあ、行くぞー!
と、早朝の自宅をいつものアオトレック号で出発したものの、「あれ、ギアがフロントのインナーに入らない!」。
3kmほど走ったのですが、アウター縛りで棚田に行くのはどうもなあ。
というわけで、原因究明は後回しにして自宅に戻り急きょ自転車をクロマドン号に交換しました。

 長かった国道357号の工事もようやく一部開通ですね
Tanada01

往復6kmほどロスしましたが、早起きしたので多少の遅れは気になりません。
コースは、鴨川方面に出掛ける際の定番ルート。
立野通りから南総昭和線~国道410号~長狭街道って感じです。

走ったコースとプロフィールマップを表示する

お天気は曇り空ですが、暑いよりましなのでノープロブレム。
周囲の景色は曇り空を跳ね返すようなまぶしい新緑におおわれていてグッド。
とくに国道410号から先は房総丘陵の新緑が本当に美しいですね。

 新緑がきれい(大坂トンネル手前の国道410号)
Tanada04

やがて長狭街道に入り、しばらく走ると左に大山千枚田の案内表示があるので左折しました。
真正面には愛宕山がそびえていて、田植えを終えたばかりの田んぼに逆さに投影されています。
千枚田まではゆるやかな上りが続きますが長い距離ではないので苦になりません。

 田植えを終えたばかりの田んぼと愛宕山
Tanada05

小さなトンネルを過ぎ、ひとがんばりで千枚田に到着。
田植えはすでに終わり、田んぼには植えたばかりの苗が風に揺れています。
棚田を見下ろす展望台は相変わらず観光客でにぎわっていました。

 一応、定番の写真を1枚
Tanada07

平地の水田と比べて畦畔の手入れや除草だけでも大変なのが棚田であり、大型機械が入らないので作業効率も著しく低いのも棚田の宿命です。
そして、棚田の耕作放棄や荒廃が進み、それゆえに援農が求められることになり、援農の一形態としてオーナー制があるわけですが、都会に住むオーナーが何日も滞在して作業をするわけではないので、それを補完する地元の手がどうしても必要であり、オーナー制を際限なく広げるには限界もあるようです。

 オーナー制が定着した大山千枚田
Tanada06

さて、お次は法明の棚田に向かいますが、大山千枚田の裏側にも棚田はあって、こちらは地元農家の方々が耕作しているようです。
それらの棚田を眺めながら県道88号線に向かいます。

 この道(市道)を右折しました。
Tanada09

いったん下って、県道88号に入ったら南に進み、途中から右折します。
分岐には標識があって「市道法明-大崩線」とありました。
この道路は事前にルートラボで調べたところ、平均勾配10~11%前後の手ごわい坂道です。
でも行くしかないので突入します。
いやはや予想通りの急坂でまっすぐ進めずに恥ずかしいけどS字状に蛇行しながら上りました。
最近、とみに登坂能力が落ちています。お尻の筋肉が落ちたかな。困ったもんだ。

 峠に到着しました。(電線が邪魔ですね)
Tanada10

 点在する農家の中に棚田があります。
Tanada11

それでも足着きだけは何とか回避して峠に到着。津森山への登山口にもなっている峠で、1月にも訪れているので懐かしかった。
ここから眺める法明の棚田はきれいです。
大山千枚田と違うところは周りに民家が点在していること。
おそらく棚田を維持し田んぼをつくっている農家さんの家だと思われますが、暮らしの中に棚田が溶け込んでいるように感じました。

 この坂道を下っていくと大崩地区に出ます。
Tanada12

このあと、大崩地区に下っていきます。
佐久間ダムの上流に位置する大崩地区は水仙で有名なスポット。
この地区にも規模は小さいながらも棚田がそこここに点在していました。3月に訪れた富山の双耳峰が眺められるエリアでもあります。

 大崩の棚田越しに富山を望む。
Tanada13

 佐久間ダムはひっそりと静まり返っていました。
Tanada14

佐久間ダムを過ぎ、さらに下って行けば勝山漁港にぶつかります。
ここまで来たら、やっぱりなぶら食堂で食事でしょうね。
でも、今日はなんとなく住吉飯店のえびそばを食べたくなったのでなぶらの手前で緊急停止。

住吉飯店は出張の際に地元の人に勧められて入ったのが最初です。
そのボリューム感に圧倒されました。
特にえびそばは、エビが何匹入っているかわからないほど豊富に入っていて食べ応え満点。
大盛りも出来るらしいのですが普通サイズで十分ですね。私には。

 どんぶりが深いのでボリューム満点です。
Tanada15

店内は相変わらず混み合っていて席の確保が心配でしたが、幸いカウンターに1席空きがあったので無事に確保。
前回注文したときは、麺の上にかぶっている野菜とエビを食べるのに手間取り、下にある麺がのびてしまう不手際を演じてしまったので、今回は下に隠れている麺とトッピングの野菜&エビを交互に食べながら美味しくいただきました。

さあ、満腹になったのでサイクリング再開です。
輪行で帰る支度もしてありますが、まだ時間も早いので今日は自走で帰ることにします。
内房沿いの道は混んでいて走りたくないけど、行くしかないです。

 勝山漁港の少し先にて
Tanada16

保田のせまいトンネル通過に気を使い、金谷港のフェリー交差点までの大渋滞にうんざりしながら走ります。
さらには午後から北東の風が強まり完全に向かい風モードの中を走るのはオジサンにはつらいです。

 小糸川右岸に設けられたサイクリングロード
Tanada17

君津あたりで時限爆弾の左ひざに違和感が走ったけど、コンビニで休んだら痛みに発展しないで治まったので再び北上。
その後は向かい風の中をアミノバイタル効果もあって快調に走り、夕方5時ジャストに無事に帰宅できました。

【感想】
棚田めぐりで感じたことを少し。
オーナー制で一定程度の成功をおさめた大山千枚田は別として、訪れた棚田のいずれにも耕作放棄地が目立っていました。
それは無理もない話で、あんな条件不利地で営農を継続しても費用対効果が得られないのは自明の理だし、農家の高年齢化と慢性的な後継者不足の状況では耕作を放棄せざるを得ないのはわかります。
しかし、南房総の棚田の多くは地すべり地帯に拓かれていて、棚田の存在が新たな「地すべり」や「土砂崩れ」の防止をするといわれています。

美しい景観による保養面の効果もさることながら、国土の保全機能や洪水調節機能など多面的な機能を有しているのが棚田でもあります。
棚田が荒れれば間違いなく国土が荒廃します。
地元の人たちが安心して棚田を維持できる仕組みを都市住民とのコンセンサスを得ながらつくり上げる公的補助や取り組みに賛成します。

 木更津港にある中の島大橋
Tanada18


|

« 西伊豆スカイラインを走ってきました | Main | 中房総半日ライド »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 西伊豆スカイラインを走ってきました | Main | 中房総半日ライド »