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2015.05.31

日光いろは坂の下見サイクリング

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初夏の一日、久しぶりに日光を自転車で走ってきました。

じつは7月初旬にサイクリングクラブでいろは坂のツーリングが予定されていて、そのリーダーを仰せつかっている関係で下見のサイクリングです。

奥日光には登山やハイキングで何回も訪れていますが、自転車では1回きり
それも日光から沼田へ抜ける日本ロマンチック街道沿いのサイクリングだったので、あまり印象に残っていないのです。
今日は日光周辺をしっかりと下見しようっと。

走ったコースとプロフィールマップを表示する

というわけで下り立った駅はJR日光駅。
いつもは東武日光駅なのですが、千葉からの乗り換えの利便性を考えると、遅くて値段も高いけどJR利用の方が都合が良いのです。

 本日のスタートはJR日光駅から
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それにしても白亜の駅舎は気品にあふれていますねー。
大正元年に建てられたルネサンス様式の名建築で、気品と威厳の両方を併せ持つ美しい建築物とのこと。
なるほどな。

駅から上りが始まります。
左右に建ち並ぶ土産物店や名物水羊羹や湯葉のお店をながめながらのんびり走りましょう。
前方には日光表連山の峰々も顔を見せてくれています。今日は日焼けしそう。

 日光のシンボル的存在の神橋
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角を左に曲がると朱塗りの神橋。外人受けしそうな彩色です。
さらにひと走りするとコンビニ(ローソンとSAVE ON)が並んで建っているので必ず補給しましょう。

 蔦の絡まるシックなローソンで補給しました
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この先しばらくはなだらかな上りが続きます。
馬返しに到着したら、いよいよ第二いろは坂の上り区間に入ります。
自転車のことを知らない人に、いろは坂を自転車で上ると言うと一様に驚かれますが、じつは第二いろは坂には急坂はありません。
カーブも大きいし広い道をゆったりと辿れます。

 「馬返し」の先からいよいよ第二いろは坂です
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箱根旧街道なんかに比べてもずっと楽なのは前回上っているので経験済みです。
とはいえ、コース前半は結構な上り坂が続いて運動不足の人には少しきびしいかも。
そのかわりコース後半はぐっと勾配がゆるくなり助かります。

黒髪平の手前で再び急坂区間になりますが、それも短い間です。
到着した黒髪平ではぜひ一息いれましょう。眼前の日光表連山の山並みが美しいですから。

 やっぱり「日本の道百選」コースでした
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ここから先、ロープウェイのある明智平まではゆるやかな上りが続き、少し長いトンネルを抜ければ待望の中禅寺湖に到着!
湖畔からの美しい景色を眺めれば、いろは坂で流した汗もすっと引いてくれます。
さて、ここまでで約1時間30分。時刻は11時ちょい前です。
ソースかつ丼で有名なお店(トンカツ浅井)があるので、少し早目の昼食にしようかな、とお店の前まで行ってみたらすでに店外に10人ほどの行列が・・・
こりゃダメだ。たぶん30分は待つでしょう。
本番のツーリングの時もたぶんダメだろうなあ。残念。

というわけで気を取り直して、今日の予定になかった光徳牧場のアイスクリームとしぼりたて牛乳をいただくことに決定。

 湖畔沿いに続く道のサイクリングは最高です
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湖畔沿いの道は新緑に彩られていてサイクリングには最高の道です。
平坦だからびゅんびゅん飛ばせるしね。

やがて竜頭ノ滝に到着。
この時期は新緑できれいはきれいですが、やはり紅葉の時期には敵わないな。
葉が茂りだすと滝そのものの迫力もそがれてしまうようです。

 赤や白のツツジもたくさん咲いていました
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滝を後にして道はふたたび上りに転じます。
戦場ヶ原は中禅寺湖よりも約150mほど高いのです。
木々の緑も湖畔沿いにくらべて明らかに淡く、まだ新緑の風情です。

 戦場ヶ原にむけてゆるやかな上りが続きます
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そして上りきったら眼前に戦場ヶ原の広大な空間が広がります。
やはり本番でもここまでは上って来たいですね。
時間があれば湿原(というか草原)の中を散策したいところですが、今日はSPDシューズだしハイキングはおあずけ。

 出たー!広々とした戦場ヶ原に到着。
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しばらく走り続けて右折し、光徳牧場に向かう道に入ります。
この道も新緑に囲まれてグッドな雰囲気でした。
やがて左手に牧柵が見えてくれば、少しの走りで牧場の販売所に到着します。
中禅寺湖や戦場ヶ原周辺に比べてぐっと観光客も少なくのどかな雰囲気が好ましいですね。

 光徳牧場に続く道
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さっそく販売所でアイスクリームと牛乳をいただきました。
濃厚なアイスクリームはさすが牧場産です。しぼりたての牛乳も美味しいです。
というか、アイスも牛乳ももっと美味しいところはあるんだろうけど、ひんやりと乾いた高原の空気を吸いながらいただくから美味しさがアップするんでしょうね。

 牧場を訪れたらやっぱりコレですね
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少し戻ったところにある牧場で一休みします。
牛さんたちが日差しを浴びながら寝そべっていました。まわりの緑も目にまぶしくていつまでも留まっていたい場所でした。

 ここで昼寝でもしたかった
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さて、この牧場を今日の最高到達点ということにして往路を戻ります。
途中にある戦場ヶ原展望台とさらに下にある竜頭ノ滝上でお約束の写真をパチリして、ふたたび湖畔まで戻りました。

 三本松にある戦場ヶ原展望台にて
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 竜頭ノ滝は上から見下ろしたほうが絶対にお勧め
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トンカツ浅井のソースかつ丼はすでにあきらめたので、お値段は倍に上がりますが中禅寺金谷ホテル直営のコーヒーハウス・ユーコンでランチにしました。

 森の木々に囲まれた絶好のロケーションです
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森の木々に囲まれたログハウス風の建物は周囲に溶け込んでいてグッド。
店内も大人の雰囲気でこれまたよろしい。
で、注文した品は、百年ライスカレーです。

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なんでも大正元年に作られたレシピが発見されたのを機に再現したのがこのカレーだとか。
ビーフ、チキンなどもありましたが私が選んだのは野菜カレー。
味も量も普通でしたが、ルウはたしかにコクがあって美味しかった。

食後は湖畔で最後の立ち寄り場所であるイタリア大使館別荘に向かいました。

下見サイクリングもなかなかたいへんなのです。
趣味嗜好が異なる人たちに満足感をもってもらうのにね・・・。(笑)

南岸に向かう道を約2km走り、立木観音の先を阿世潟方面に走り、途中から右に小道を行けば目指す記念公園に到着です。
湖畔に建てられている建物は、杉の板と皮を張って仕上げられた外装が大きな特徴で、まるで寄木細工みたい。
ガラスも多用されていて湖の景色を居ながらに楽しめる工夫がされているようです。
私は内部の見学はしませんでしたが、なかなか面白そうなので本番ではぜひ内部ものぞいてみたいな。

 イタリア大使館別荘
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別荘から眺める湖や男体山の景色は最高でした。
ここで平成9年まで、実際にイタリア大使や家族が夏の間を暮らしていたなんて、うらやましいですね。

 この景色を独り占めできるなんてウラヤマシイ
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さあ、いよいよ第一いろは坂を下って、日光杉並木街道のサイクリングに向かいます。
心配していたいろは坂の下りですがヘアピンカーブの連続でスピードが出せないのでかえって安全に下れます。
車も自転車よりもスピードを落として走るので背後から追い越されることはありませんでした。
いろは坂よりもその先の下り道の方がスピードが出すぎてしまい怖かった。下ハンドルを持って走らないと安全に下れません。

ふたたび日光市街に戻り、さらに下っていくと今市付近から有名な日光杉並木街道の中を走るようになります。
本道である日光街道(国道119号線)の左側に並行して走っていて、下りだけの一方通行路になっているのに加えて信号の待ち時間が長いので車は敬遠しているみたいです。そのため自転車には走りやすい道になっています。
昼なお暗い杉並木の道は走っていて爽快です。

 昼なお暗い日光杉並木街道
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やがて大沢にあるファミリーマートに到着。
ここで最後の休憩をしてから県道22号線(新里街道)に入りました。
これまでの国道走行に比べて、格段に走りやすくかつ周囲の田園風景も美しいので、本番でもぜひここを走ることにしましょう。

良いことづくめの新里街道ですが、唯一の問題は鞍掛峠の上りです。
峠には新しいトンネルが開通していますが、ここはがんばって旧道の峠みちをあえて上ります。
さすがは旧道です。誰も通っていないので寂れて落ち葉に覆われていました。(笑)

 同じく昼なお暗い鞍掛峠でした
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峠からは下り一方の道が宇都宮市街まで続きます。
街道から外れて大谷地区の採掘跡地に立ち寄りました。
日本最古の石仏である大谷観音も有名ですが、拝観料のかからない平和観音像を見学して帰途につきました。

 大谷にある平和観音を見学してきました
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それにしても今日は暑いです。32,3度はあるんじゃないかなあ。
強い日差しを首筋から背中に受けながら、なんとか宇都宮駅にたどりつきました。
あー、暑かったー。

 宇都宮駅に到着。お疲れさまでしたー
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【感想】
初夏の奥日光を訪れたのはいつ以来かなあ。
奥日光といえば雪深い冬から早春にかけて訪れることが多かったので・・・。

ところで、本番前の下見サイクリングでしたが、思いのほかの好天に恵まれました。
7月上旬の本番は梅雨の真っ最中だから今回みたいな晴天は期待できません。
本番はなしにするかな?
いやいや!それはマズイでしょう。お天気を祈るだけです。

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2015.05.24

谷川岳と利根川上流3ダムめぐり

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山好きでダム好きの自転車乗りにとって、奥利根エリアは一度は訪れてみたい聖地です。
ホントかよ。(笑)
利根川流域にあるたくさんのダムのうち、特に「利根川水系8ダム」と呼ばれるダム群は、首都圏へ電力、上水道をはじめ農業用水や工業用水を供給することを目的にしている多目的ダム群の総称です。
8つのダムとはどれ?というのはネットで調べてもらうことにして、特に利根川本流の最上流部に位置する3つのダムを訪れるライドを企画しました。

走ったコースとプロフィールマップを表示する

でも、ダムめぐりだけだとやや物足りないので、ダム好きで自転車好きの山屋のために谷川岳東面の岩壁群のうち自転車で行かれるマチガ沢と一ノ倉沢見物をチョイスしてみました。
山屋のはしくれを自任するNobにとっては、そっちの方がメインだったりして。

そういうわけで、このエリアを日帰りでまわるには上越新幹線の利用は痛い出費ですがやむを得ません。
自宅最寄りの駅を5時32分の電車に乗れば、スタート地点の上毛高原駅に7時53分に下り立つことができます。
さすが新幹線ですね。はやっ。

 上越新幹線上毛高原駅が今回ライドのスタート地点
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駅前で自転車を組み立てて、8時過ぎにスタート。
まずは午前中のうちに谷川岳東面の岩場めぐりをします。
駅からおよそ9kmほどの地点に、今回のコースではほぼ唯一といっていいコンビニ(7-11)があるのでしっかり補給をすませます。(その先にもファミマが1軒あったけど道路右側でした。)

 今回ライドの唯一のコンビニで補給。(背後は谷川岳)
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今日のお天気は朝から晴れ。北に向かう道すがら豊かな残雪をまとった谷川連峰が迎えてくれました。
山好きの自転車乗りにとってはこたえられない景色です。
沿道の新緑も今がまさに旬。まぶしいほどの鮮やかな緑が迎えてくれました。

 新緑にいろどられた道は楽しいですね
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やがて水上温泉、さらに北に進むと湯檜曽温泉を過ぎ、道路の勾配も徐々に増してくると土合駅前です。
私が若いころは、この駅が谷川岳登山のメインスポットで、夜行電車で3時ごろ着くと483段の地下階段を登って駅舎にたどり着くと先客の登山者たちが寝袋にくるまってそこらじゅうに雑魚寝しているという光景が当たり前でした。
今では車か新幹線を利用するので、そんな光景は滅多に見られなくなったけど、懐かしい思い出ですね。

 岳人たちには懐かしい土合駅前を通過
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さて、土合駅を過ぎると勾配は一気に増していきます。
天神平に至るロープウェイ駅を横に見ながらさらに強くなった勾配を上ったところに登山指導センターがあって、道路はここで通行止めとなっていました。
よく見ると、6月30日まで雪崩の危険があるための時限措置です。
人と車両はダメとあるけど、軽車両(自転車)はどうなんだろう?

 6月30日までは通行止めとありましたが・・・
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ここはあくまでも自己責任で通過させてもらいました。(登山者やハイカーは通過していました。)
最初のうちは急こう配の林道でしたが、300mほど走ると勾配はぐっとゆるくなり走りやすくなります。
新緑のみずみずしいことといったら、もう最高です。
樹林の間からは谷川連峰北部の七ツ小屋山付近の稜線が眺められます。

 残雪の稜線を眺めながら上ります
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 車の通らない林道ライドは最高です。
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岩場見物が目的のハイカーさん達の邪魔にならないようにゆっくり走りながら進みました。
道路が左にカーブしてほどなくで辺りがさーっと開けてくるとマチガ沢に到着。
明るく開放的なマチガ沢は誰もがカメラを向けたくなる美しい場所です。

 出たー!マチガ沢です。
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私もかつてはこの奥にそびえる東南稜というクラシックルートを2回登りましたが、マチガ沢本谷の紅葉の素晴らしさは今でも記憶に焼き付いています。
秋はクライミング、そして春は雪上訓練によく通ったなー。

 自転車で来たことを記念してパチリ
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マチガ沢からさらに奥に進むと、谷川岳東面の最大の岩場にして国内屈指の岩壁群の威容を誇る一ノ倉沢があります。
いやー、まさか山屋の聖地に自転車で訪れるとはなあ・・・(感慨無量)

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うーん、これはスゴイ!
お天気良すぎるなあ。
一ノ倉沢の岩壁には陰りのある霧が似合うんだけど。
今日の本谷は雲ひとつない晴天。隠しようのないお天気というのも、かえってこの谷のスケール感を損ねるような感じがします。(なんて、贅沢なことを言って。)

 まだ残雪もたっぷりありました
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若葉マーク付き登山者のNobにとって、一ノ倉沢の岩壁は敷居が高いのでクライミングとして登ったのはただの一度きり。下の画像の中央やや右手、右上に見える烏帽子状の岩に向かってせり上がっている「烏帽子南稜」という岩場(岩稜)です。

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この岩稜を登り画面奥に見える国境稜線に合流しました。
一ノ倉沢の岩場に登るんだという高揚感に包まれての充実したクライミングでした。
機会があればまた登ってみたい気持ちは今でもありますが、実際は無理ムリ。(笑)

岩壁との久しぶりの対面でしばし時を忘れてたたずむNob。
あー、やっぱり来て良かったなー。さあ、帰るか。
っていう訳にはいきません。
ここまでは、「自転車好きの山屋」の世界。これからは「ダム好きの自転車乗り」の世界に行かなくては。

というわけで、来た道を名残を惜しみながら引き返します。
途中、麓にある慰霊碑で亡くなった先輩のお参りをしてから、湯檜曽の先で県道63号に入りました。

 素通りはできません。
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先ず向かう先は、藤原ダムです。
これから向かう3ダムの中では一番古く、重厚なコンクリート重力式のダムです。
走る県道も舗装はしっかりしていて勾配もなだらかで走りやすい道でした。

 一番手は藤原ダム。(コンクリート重力式)
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やがてダムの堤体が見えてくるとひと上りでダムサイトに到着しました。
左奥にある管理所に伺ってダムカードをいただきます。
ついでにこの先のコース状況を聞くことも忘れません。ダムの先で道はトンネルの新道と旧道に分かれるのです。
せまいトンネルだったら迷わずに旧道にしようと思っていたのですが、職員の方に聞いてみたら旧道は落盤の危険もあるので新道(トンネル)を勧められました。

そういうわけで素直にトンネルを通過します。車の通行がなかったのでトンネルOKでした。
県道63号は別名「奥利根ゆけむり街道」と呼ばれています。
この時期はまだ雪のために全線開通していないので行けませんが、いつかは走ってみたい峠みちルートです。

 左に行くと矢木沢ダム、右に行くと奈良俣ダム
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この先、藤原の集落を抜けると、いよいよ矢木沢ダムに向かう管理道路が左に分岐します。
この管理道路の通行は今月の8日(5月8日)だったので、まだ開通してから2週間しか経っていません。
せっかく訪れるのなら点検放流のあった17日の日曜日がベターだったのですが。

矢木沢ダムは利根川最奥のダムです。
ダム湖は奥利根湖と呼ばれていますが、ここから先は人家は一軒もなく渓流釣りと沢登り登山者の世界です。
それだけに、一度は訪れてみたい場所です。

 洞元湖から望む遠く上越国境稜線の山々
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管理道路とはいえ、道幅も結構広くて走りやすいです。
えっちらおっちらマイペースで上っていくと、洞元湖の先に残雪の上越国境稜線の山並みが見え、大いに励まされました。
やっぱり山はいいなあ。

 ダム本体が見えてきました。高い!
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 管理所に続く最後の上りがつらかった
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分岐から長い長い上りも終わりに近づき、勾配が一気に上がると管理所に続く最後の上り。
この坂を辛抱強くたどってようやく利根川最奥のダムに着きましたー!やったー!
美しい曲線を描く典型的なアーチ式のダムです。堤高も高いので絵になります。

 やっと到着しました。矢木沢ダム。
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 美しい曲線美の典型的なアーチ式ダムです
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さっそく管理所に向かい、職員の方からダムカードをいただきました。
ダムカードは、どこもそうですが実際に発行場所まで足を運ばないともらえない仕組みになっています。
車やオートバイなら割と簡単にゲットできますが、自転車となると結構きついよね。とくに還暦過ぎると。
それだけに喜びもひとしおです。なんか子供顔負けだな。

ふー。さあ、一休みしたら本日最後の目的地である奈良俣ダムに向けて出発します。
同じ利根川水系でも奈良俣ダムは利根川本流ではなく楢俣川水系にあります。
とはいえお隣の支流なので、距離にして約17km程度しか離れていません。
こちらは珍しいロックフィルダム。とにかくデカイです。最初に見上げた時はびっくりました。

 圧倒的なボリューム感で迫る奈良俣ダム
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管理道路をいったん下り、ゆけむり街道に戻ったら左折して湯ノ小屋温泉をめざします。
やがて、ダム堤体直下に出くわします。以前、登山で訪れた時もここで堤体のスケール感に圧倒されました。
さて、ダム天端に向かうにはここからさらに街道を走らなければなりません。
つまり大きく右に回り込んでから上っていくことになります。

 天端から眺めるとロックフィルダムの特徴がよくわかります
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ここまでで結構体力を使ってきたので、この上りはきつかったです。
ダムサイトに出会う手前のトンネルを抜ければすぐかなあと思っていたら、管理所はさらに一段高い山の上にありました。
管理所の建物を見上げた時にはガッカリしました。もっと低い所に建てろよー。
これが本当に最後の上りを終えて、玄関のインターホンを押して職員の方が出てきた時はホッとしました。
ここで本日3枚目のカードを無事にゲット。
やれやれ、これで本日のミッションはすべて終了です。

 画面左が至仏山、右端が笠ヶ岳です
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岩だらけのダム天端の上に立つと、尾瀬の至仏山から笠ヶ岳にかけての奥利根源流の山々が迎えてくれました。
この山々を眺めたら、苦労してここまで来て良かったなあ、ってしみじみ思いました。
やっぱいいよ。山もダムも。

 大河利根川もこのあたりは急流ですね
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今日のライドは、短い距離の割には小さなアップダウンがたくさんあって疲れました。
でっかい山上りよりも小さなアップダウンがたくさんある方がペースを掴みづらいので疲れるということがよーくわかりました。
ところで、利根川水系上流ダム群の4ダムのうちで、今回行けなかった相俣ダム(赤谷川)にはいつ行こうかな。

 本日ゲットできたダムカードです
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 おつかれさまでしたー。(舞茸の天せいろ)
Tone28

DATA
-------------------------
距離 : 101.26 km
累積標高 : 1,855m
移動時間 : 4:50:24
経過時間 : 6:04:09
平均スピード : 16.7 km/h
平均移動速度 : 20.9 km/h


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2015.05.22

中房総半日ライド

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昨日はあり得ないほどさわやかな一日でした。
たまたま木曜日で仕事がお休みだったので、中房総のいつものお散歩コースを走ってきました。

いつものコースっていうのは、おゆみ野を起終点にしてうぐいすライン~鶴舞~野見金山~秋元牧場をぐるっと回るもの。
距離は70kmちょっとですが、小さなアップダウンのある小気味の良いコースです。

うぐいすラインは、平日なのでダンプの往来も多くちょっと走りづらいです。
それでも湾岸の国道走行とは比べものにならないくらいのどかな田舎道を走りぬけます。

 ロリーポップという品種だそうです。(市原鶴舞ゆり園)
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原田のコンビニでいつもの休憩をした後、鶴舞方面に向かいました。
途中にあるゆり園を覗いてみたら入口の早生種のゆり(ロリーポップ)がきれいに咲き誇り、開園間近な雰囲気でした。来月にはオープンするかな。

その先にある鶴舞桜ヶ丘オープンガーデンでお約束の一休み。
眼下に広がる鶴舞の田園地帯には田植え後の養い水が張られて美しい眺めが広がっています。
だれもいないお庭で過ごすひとときは気持ちがやすらぎますね。
れっきとした私有地でありながら快く解放してくれているオーナーに感謝。

 オープンガーデン名物のツリーハウス
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一休みした後は大多喜街道(国道297号)に出て、南に向かいます。
少し走ると左側に西願寺の阿弥陀堂の茅葺き屋根が見えたので、緊急停止して久しぶりに立ち寄ってみました。
そういえばお堂の内部を拝見したことがなかったので、中を覗くと小さなお厨子があって、その中に金箔の仏像が安置されているのが拝観できます。
撮影不可なので画像をお見せできませんが、1495年創建というから520年も前に造られたことになり歴史の重みをずっしりと感じました。

 田園風景に囲まれた西願寺阿弥陀堂
Oyumino04

阿弥陀堂で時間調整をした後、街道から別れて山沿いの道に入ります。
小さなトンネルを通過すると周囲を杉林に囲まれた快適な道をたどり、本日のランチ場所であるアリランラーメンに到着しました。

 高原を思わせる快適な道が続きます
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11時ジャストに着いたにもかかわらず、すでに先客でテーブルは占められていました。
それでもなんとか空席をゲットして、アリランチャーシューを注文しました。
そして待つこと50分、待望のチャーシューメンがやってきました。。
ちなみにどうしてこんなに待つかといえば、席についてもオネエサンから注文をとりにこない限りはひたすら待つだけ。

 何となく和風な感じが漂う庭先です
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オネエサンが先客の調理中はけっして注文はとりにこないで、先客の料理を出した後に順番でオーダーを取りにくるというシステムなのです。
お客さんも心得たもので、おとなしく呼ばれる順番を待っています。
こういう場面を眺めると日本人ってエライなあとつくづく感じました。

 アリランチャーシュー(中)です。
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さて、お味の方はというと、肉厚のチャーシューとコーヒーのように濃い色のスープに圧倒されますが、見た目に比べてはるかに美味しい。
焼き豚は柔らかいし、具のたまねぎやニラ、ニンニクが「アリラン」というネーミングにマッチしていますね。
麺もスープによく絡んで美味しくいただきました。

このお店のラーメンの評価は賛否が分かれているみたいですが、私は好きです。
かなりの田舎だし平日にもかかわらずお客さんもたくさん訪れているのもうなづけます。

 アザミが咲いていました。(野見金山の上りにて)
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待ち時間50分で食事に8分。都合1時間の滞在で次の目的地である野見金山公園に向かいました。
新緑のあざやかな緑に囲まれた頂上斜面には名所となっているアジサイが咲き始めていました。
来月には美しい花をたくさん付けて訪問者を楽しませてくれることと思います。

 いつもの定点観測地点です。(野見金山の上り)
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 野見金山頂からは広大な展望が得られます
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このあと、笠森から秋元牧場方面に向かいました。
今日は身軽なクロマドン号なので、牧場の坂に設定されたTT区間に一年ぶりに挑戦。
タイムは7分37秒でした。
ちなみに昨年6月の自己ベストが7分2秒なので、35秒のビハインド。けっこういいじゃん。(笑)

 緑にかこまれたカフェマキネッタ
Oyumino12

年甲斐もなくTTやったので疲れ果て、カフェマキネッタに立ち寄り汗がひくのを待ってから帰途につきました。
今日のコースは距離こそ短いですが、変化に富んだサイクリングコースとして皆さんにおすすめしたいです。

 エスプレッソが美味しいのです
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DATA
-------------------------
距離 : 73.77 km
累積標高 : 819m
移動時間 : 3:10:36
経過時間 : 4:50:40
平均スピード : 15.2 km/h
平均移動速度 : 23.2 km/h

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2015.05.06

房総の棚田めぐり

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こどもの日の5日に鴨川にある大山千枚田とその周辺の棚田めぐりをしてきました。
大山千枚田は「東京から一番近い棚田」ということでテレビや新聞に何度も紹介されて有名ですが、じつはこの辺りには他にも棚田はあります。

特に法明の棚田は、鴨川市の最奥部にあって訪れる人は少ないですが、山肌に広がる棚田の景観はとても美しいです。
私も今まで知らなかったのですが、今年の1月に訪れた津森山と人骨山のハイキングの途中から眺めた棚田の景観にほれ込んで今回再訪しました。

さあ、行くぞー!
と、早朝の自宅をいつものアオトレック号で出発したものの、「あれ、ギアがフロントのインナーに入らない!」。
3kmほど走ったのですが、アウター縛りで棚田に行くのはどうもなあ。
というわけで、原因究明は後回しにして自宅に戻り急きょ自転車をクロマドン号に交換しました。

 長かった国道357号の工事もようやく一部開通ですね
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往復6kmほどロスしましたが、早起きしたので多少の遅れは気になりません。
コースは、鴨川方面に出掛ける際の定番ルート。
立野通りから南総昭和線~国道410号~長狭街道って感じです。

走ったコースとプロフィールマップを表示する

お天気は曇り空ですが、暑いよりましなのでノープロブレム。
周囲の景色は曇り空を跳ね返すようなまぶしい新緑におおわれていてグッド。
とくに国道410号から先は房総丘陵の新緑が本当に美しいですね。

 新緑がきれい(大坂トンネル手前の国道410号)
Tanada04

やがて長狭街道に入り、しばらく走ると左に大山千枚田の案内表示があるので左折しました。
真正面には愛宕山がそびえていて、田植えを終えたばかりの田んぼに逆さに投影されています。
千枚田まではゆるやかな上りが続きますが長い距離ではないので苦になりません。

 田植えを終えたばかりの田んぼと愛宕山
Tanada05

小さなトンネルを過ぎ、ひとがんばりで千枚田に到着。
田植えはすでに終わり、田んぼには植えたばかりの苗が風に揺れています。
棚田を見下ろす展望台は相変わらず観光客でにぎわっていました。

 一応、定番の写真を1枚
Tanada07

平地の水田と比べて畦畔の手入れや除草だけでも大変なのが棚田であり、大型機械が入らないので作業効率も著しく低いのも棚田の宿命です。
そして、棚田の耕作放棄や荒廃が進み、それゆえに援農が求められることになり、援農の一形態としてオーナー制があるわけですが、都会に住むオーナーが何日も滞在して作業をするわけではないので、それを補完する地元の手がどうしても必要であり、オーナー制を際限なく広げるには限界もあるようです。

 オーナー制が定着した大山千枚田
Tanada06

さて、お次は法明の棚田に向かいますが、大山千枚田の裏側にも棚田はあって、こちらは地元農家の方々が耕作しているようです。
それらの棚田を眺めながら県道88号線に向かいます。

 この道(市道)を右折しました。
Tanada09

いったん下って、県道88号に入ったら南に進み、途中から右折します。
分岐には標識があって「市道法明-大崩線」とありました。
この道路は事前にルートラボで調べたところ、平均勾配10~11%前後の手ごわい坂道です。
でも行くしかないので突入します。
いやはや予想通りの急坂でまっすぐ進めずに恥ずかしいけどS字状に蛇行しながら上りました。
最近、とみに登坂能力が落ちています。お尻の筋肉が落ちたかな。困ったもんだ。

 峠に到着しました。(電線が邪魔ですね)
Tanada10

 点在する農家の中に棚田があります。
Tanada11

それでも足着きだけは何とか回避して峠に到着。津森山への登山口にもなっている峠で、1月にも訪れているので懐かしかった。
ここから眺める法明の棚田はきれいです。
大山千枚田と違うところは周りに民家が点在していること。
おそらく棚田を維持し田んぼをつくっている農家さんの家だと思われますが、暮らしの中に棚田が溶け込んでいるように感じました。

 この坂道を下っていくと大崩地区に出ます。
Tanada12

このあと、大崩地区に下っていきます。
佐久間ダムの上流に位置する大崩地区は水仙で有名なスポット。
この地区にも規模は小さいながらも棚田がそこここに点在していました。3月に訪れた富山の双耳峰が眺められるエリアでもあります。

 大崩の棚田越しに富山を望む。
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 佐久間ダムはひっそりと静まり返っていました。
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佐久間ダムを過ぎ、さらに下って行けば勝山漁港にぶつかります。
ここまで来たら、やっぱりなぶら食堂で食事でしょうね。
でも、今日はなんとなく住吉飯店のえびそばを食べたくなったのでなぶらの手前で緊急停止。

住吉飯店は出張の際に地元の人に勧められて入ったのが最初です。
そのボリューム感に圧倒されました。
特にえびそばは、エビが何匹入っているかわからないほど豊富に入っていて食べ応え満点。
大盛りも出来るらしいのですが普通サイズで十分ですね。私には。

 どんぶりが深いのでボリューム満点です。
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店内は相変わらず混み合っていて席の確保が心配でしたが、幸いカウンターに1席空きがあったので無事に確保。
前回注文したときは、麺の上にかぶっている野菜とエビを食べるのに手間取り、下にある麺がのびてしまう不手際を演じてしまったので、今回は下に隠れている麺とトッピングの野菜&エビを交互に食べながら美味しくいただきました。

さあ、満腹になったのでサイクリング再開です。
輪行で帰る支度もしてありますが、まだ時間も早いので今日は自走で帰ることにします。
内房沿いの道は混んでいて走りたくないけど、行くしかないです。

 勝山漁港の少し先にて
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保田のせまいトンネル通過に気を使い、金谷港のフェリー交差点までの大渋滞にうんざりしながら走ります。
さらには午後から北東の風が強まり完全に向かい風モードの中を走るのはオジサンにはつらいです。

 小糸川右岸に設けられたサイクリングロード
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君津あたりで時限爆弾の左ひざに違和感が走ったけど、コンビニで休んだら痛みに発展しないで治まったので再び北上。
その後は向かい風の中をアミノバイタル効果もあって快調に走り、夕方5時ジャストに無事に帰宅できました。

【感想】
棚田めぐりで感じたことを少し。
オーナー制で一定程度の成功をおさめた大山千枚田は別として、訪れた棚田のいずれにも耕作放棄地が目立っていました。
それは無理もない話で、あんな条件不利地で営農を継続しても費用対効果が得られないのは自明の理だし、農家の高年齢化と慢性的な後継者不足の状況では耕作を放棄せざるを得ないのはわかります。
しかし、南房総の棚田の多くは地すべり地帯に拓かれていて、棚田の存在が新たな「地すべり」や「土砂崩れ」の防止をするといわれています。

美しい景観による保養面の効果もさることながら、国土の保全機能や洪水調節機能など多面的な機能を有しているのが棚田でもあります。
棚田が荒れれば間違いなく国土が荒廃します。
地元の人たちが安心して棚田を維持できる仕組みを都市住民とのコンセンサスを得ながらつくり上げる公的補助や取り組みに賛成します。

 木更津港にある中の島大橋
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