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2015.04.27

西伊豆スカイラインを走ってきました

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何度か計画したものの、なかなか出かける機会を得なかった西伊豆スカイラインですが、やっと走って来られたのでレポートします。

コースは、東伊豆の伊東駅をスタートし、冷川峠を越えて修善寺に入り、そこから西伊豆スカイラインの起点である土肥峠(船原峠)まで上り、戸田峠までの約11kmを走り、戸田峠から戸田漁港に向けて下り、その後は西伊豆の変化に富んだ海岸線をたどりながら函南駅まで走るものです。
伊豆半島の上半部を横断するコースでもあり、東伊豆と西伊豆の雰囲気の違いを肌で感じることのできるお買い得なコースです。

走ったコースとプロフィールマップを表示する

走った感想としては、大きな感動を得られる反面、アップダウンが多い結構ハードなコースでした。
還暦過ぎの中高年チャリダーには少々きついコースだと思います。(って、感じたのは私だけかも?)

 スタート地点は東伊豆の伊東駅です
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早朝5時33分発の総武線に乗っても伊東駅に到着したのは8時47分。やっぱり千葉から東伊豆は遠いですねー。
熱海から先は伊豆急の展望電車に揺られながらリゾート風景の広がる東伊豆の海岸線を走るのは見ていて楽しいけど、こんなに旅館やホテルがあるけどお客さんいるのかしらね。

 冷川峠へはこの分岐を右に。いきなり急坂が始まります。
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駅前で自転車を組み立てさっそく出発します。
温泉街を通り過ぎ、冷川峠に向かう県道に入ったとたん、8パーセント以上の坂道が続きます。
向かう先にはかなり高いところまで別荘の建物が点在していて、華やかな東伊豆らしい風景が広がっていました。

 冷川峠にて。(本来の峠は写真の奥に写っています)
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駅からいきなりの急坂は体に堪えますが、なんとか上り終えた先に石積みに囲まれたこじんまりとした切り開きの峠がありました。
冷川峠を越えれば、その先はしばらく下り基調の快適な道が続きます。ここで距離を稼いでおかないとコース後半の時間割が苦しくなります。
実は、コース後半の近くにあるお寺に山仲間のお墓があり、今日はそのお墓参りも重要なミッションの一つなのです。

 狩野川を渡り、山間に入っていきます。
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 伊豆地方の畦畔は土羽でなく石積みなんですね。
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修善寺の郊外をかすめて、進路を南に転じ伊豆半島の山あいに入っていきます。
勾配も下りから上りに転じるころ、最後のコンビニ(7-11)があるので休憩しました。伊東駅から約30kmの地点です。
今日のコースでは、三津にある7-11まで約56km間はコンビニがないので貴重な補給ポイントです。

 ぜひ立ち寄って補給したい7-11でした。
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私の姿を見たコンビニのオネーサンが、「これから峠を上るんですか?」って声をかけてくれたので「うん、西伊豆スカイラインを通って三島か函南まで走るつもり。」って答えたら、「うわー、スゴイ!がんばってくださいねー。」だって。
ついでに大福の一つでもサービスしてくれたら最高だったのに。(笑)

 国道136号から分かれて船原峠方面を目指します
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さて、コンビニを出ると勾配は徐々に上がっていきました。
上船原で土肥方面に向かう西伊豆バイパスと分かれ、県道411号方面に右折すると勾配はさらに高まります。
なおも進んで行くと西伊豆スカイラインへの分岐を示す道路標識が現れるので右折してひと上りでようやく西伊豆スカイライン上(船原峠)に立つことができました。やれやれ。

 写真中央の高架橋が西伊豆スカイラインです。
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と思ったのも束の間で、道はまだまだ上っていきます。
でも、広々とした稜線上のコースなので開放的で走りやすいです。

 広々と開放的なツーリングが楽しめます
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肝心のお天気ですが、今日は朝から晴天。
しかし、この季節特有の現象として春の霞におおわれて、遠くの山々の展望はおあずけ。
一番楽しみにしていた富士山の展望は、残念ながらかろうじて確認できる程度でした。
しかも、南面の富士山なので残雪が消えかかり黒い地肌もかなり露出していて、まるで私の髪みたいなまだら模様。(笑)

 富士山も見えるには見えたのですが・・・
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 よーく目を凝らしてみると富士山、見えるでしょ?
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それでも、なだらかな山並みを縫うように続くスカイラインを、眼下には変化に富んだ西伊豆の海岸線を眺めながらのツーリングは最高の気分です。
まだら髪で霞んだ富士山も雲の上からにこやかに迎えてくれるように見えました。

 ホラ、ね、見えるでしょ? 富士山が・・
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 とにかく素晴らしい道のりであることはたしか
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 はるか下に見える戸田港まで一気に下ります
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快適なツーリングも戸田峠までで一区切りつきます。ここから県道18号線で戸田港まで一気に下ります。
下り道の途中には瞽女(ごぜ)の悲話に彩られた観音様と案内板があったので立ち寄りました。

 瞽女(ごぜ)の悲話に彩られた観音様
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瞽女(ごぜ)とは、三味線を弾き語る盲目の女旅芸人で、昔この戸田峠の山道で大雪に遭い亡くなった瞽女の冥福を祈るため建てられたそうです。
解説板を読み進めると本当に悲しいお話にグッときました。お賽銭をあげるしかありませんね。

 読むと悲しくなりますよ。
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さあ、ここから先の下りは急でかなりヤバイです。勾配標識も11%、12%といった表示が次々に現れます。
加えてヒアピンカーブとあまり良好とは言えない路面状態のため、車でさえ徐行運転をしていました。必至に下っていたら前の車に追いついてしまい、そのまま後ろを走っていたら前の車がハザードランプを出して道を譲るので仕方なく私が前を走ることに。こんな経験ははじめてです。

 ここから先の下りはかなり急でした
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ともかく、こんなところで転けたらまずいので下ハン持っての慎重運転に徹したら本当に疲れました。肩凝ったー。

やっとのことで戸田の港に到着です。
慎重運転とは言え、やっぱり下りは速いです。振り返ると先ほどまでいた達磨山の稜線がはるか高みにそびえていました。

ちょうどお昼時なので交差点のすぐそばにあった食堂に入りました。
「魚重食堂」という名の食堂の店内に入ると「食べログで評判」なんていう張り紙が。
店内もほぼ満員の盛況です。
で、頼んだ料理は、このお店の一番人気という「深海魚の天丼」。

 簡素な店構えがうれしいです
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私も店内で初めて知ったのですが、駿河湾って深いんですね。水深2,500mもあって日本の湾の中でもっとも深いそうです。
だからいろいろな種類の深海魚がたくさん水揚げされるらしいのです。

 食欲をそそられるメニューが豊富でした
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期待することしばし。
出てきたどんぶりを見て、ちょっとビックリ。
まるで富士山のように深海魚のてんぷらがそびえています。器もどんぶりというより大皿に近いので食べやすいようにスプーンが付いてきました。

 富士山のようにそそり立つ天丼でした。(笑)
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お味の方はまずまずでした。
頭からがぶりと食べられるほどよく揚げられていましたが、頭の形がたしかに深海魚らしいユニークなものもあって思わず笑っちゃいました。

さて、満腹になればまた走らなければなりません。
この先、2箇所ほど大きなアップダウンがあることは事前にルートラボでわかっていましたが、いやはや予想以上の上りに参りました。

 上り終えれば展望は良いのですが・・
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特に食堂からものの100m先から始まる第一の坂は疲れたー。
満腹状態で急に上り始めたので苦しい苦しい・・・。(泣)
それぞれの急坂の上には「夕映えの丘」とか「煌めきの丘」なんていうロマンチックな名前が付けられていたけど、ドライブならいざ知らず自転車の場合は、「泣きの入る丘」とか「嘆きの丘」って感じでした。ホントに。

 西伊豆の美しい海岸線
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 「煌めきの丘」にて
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まあそれでも丘の上から見下ろす駿河湾の展望は文句なしに素晴らしいです。
切り立った断崖の景色も見事でした。

 山と海がかなり接近していて迫力がありますね。
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二つのアップダウンを越えて大瀬崎を過ぎれば、ルートの後半は平坦基調の道が続きます。
海沿いの道は快適そのもの。対岸には沼津市街や沼津アルプスと呼ばれる低山の連なりが眺められます。
この中の一峰である鷲津山の岩場には以前クライミングで訪れたことがあり、懐かしかったな。

 駿河湾沿いの海岸線は穏やかで快適
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本来なら富士山が麓からすっきりと見渡せる場所なんですが、あいにく雲の中。やっぱり冬場の空気が澄み渡った時期に走りたいですね。

 なんとなくホッとするような風景
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海岸線を忠実にたどれば、三津の港に到着しました。
その先にあるコンビニで久しぶりのコンビニ休憩をとりました。事前の予想どおり約56kmの区間中コンビニはありませんでした。

 韮山の反射炉
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この先、最後の上りをこなして下れば伊豆長岡温泉。
さらに進んで伊豆急線を渡って韮山の反射炉にちょこっと立ち寄りました。
この先に、山の仲間が眠っているお寺があります。

まぶしいほどの新緑に囲まれた境内にある墓前に持参したお線香をあげ、しばしの語らいのひととき。
このコースを考えた時にどうしても立ち寄りたかったので、自転車仲間とのイベント企画にしないでソロで臨んだだけに、墓前の前に立てて安堵しました。

さあ、午後の陽もだいぶ傾いてきたので先を急ぎます。
当初、三島駅まで走り新幹線で帰ろうかとも考えましたが、もったいので函南駅からの輪行に変更。

 ゴールの函南駅はJR東海の最初の駅
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駅までの道は車の通行も多くて気を遣いましたが、16時過ぎに無事に到着。
16時33分発の電車に余裕をもって乗ることができました。

【感想】
西伊豆スカイラインは一度は走ってみたかった天空の道です。期待を裏切らない素晴らしいコースでした。
特に東伊豆の伊東から西伊豆の戸田港まで半島を横断できたのも良かったと思います。
華やかなリゾートエリアの東伊豆と荒々しい岸壁と漁師の営みが伝わってくる西伊豆は好対照ですね。
次回、機会があれば下田で泊って2日がかりで東伊豆から西伊豆の海岸線を走破してみたいと思いました。

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2015.04.19

お豆腐御膳を食べに行きました

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今日は久しぶりに朝からいいお天気。
pockyさんリーダーのお豆腐御膳ツーリングに参加してきました。

メンバーは10名。
急な用事が入り今回はお留守番のMTKさんのお見送りを受けて幸町のファミマを出発しました。

今日のコースは南房総方面に走る際にCBCCでは時々使う、かずさアカデミアパーク経由で君津に抜ける定番の道すじです。
コースのポイントは立野通りにあるデイリーヤマザキまでの上り坂とアカデミアパーク内のアップダウンかな。
それ以外は平坦基調の走りやすいコースです。

走ったコースとプロフィールマップを表示する

国道357号から館山道側道にかけては車が多く気を使いますが、立野通りから県道143号(南総昭和線)まで走れば周囲はのどかな田園地帯となり春風に乗って快適な走りが楽しめます。
とくに南総昭和線はいつ走っても気持ちいいです。

 いつ走っても気持ちの良い県道143号線ですね
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 東京ドイツ村が近づいてきました
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久留里線を東横田で渡り、いよいよアカデミアパークに向かいます。
ここは丘陵を切り盛りして造られた人工エリアなのでアップダウンが結構あって汗をかかされます。
道沿いに展望台があるので上まで上がってみました。
展望台からは周囲の展望、とりわけ新緑に覆われた上総の丘陵地帯の森の鮮やかさが目にしみました。

 アカデミアパークにある展望台 (photo by pocky)
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 ここでちょっと一休み
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 上総丘陵の新緑がまぶしい景色でした
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展望台を後にして丘を一気に下りきると君津に入ります。
ふだんはすぐに県道92号線に合流するのですが、そこはpockyさんのこと、県道の手前をすかさず左折して田んぼ道に入りました。

 県道の喧騒を避けて田んぼ道を走りました。(前方は鹿野山)
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田植え直前の田んぼには代かきのために水が張ってあり、農繁期の到来を告げています。
八重の桜も盛りを迎え、走っていて本当に気持ちよいひと時です。
私の後ろではKTM夫妻の丁々発止の会話が掛け合い漫才のように聞こえて思わずニンマリ。

 春風に乗って気分も明るくなる道が続きます
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そうこうしているうちに豆腐料理のお店「本郷」さんに無事に到着。
県道92号から脇道に入ったところにあるので少しわかりづらいですが、田植え前の水を張った田んぼに囲まれた静かな場所にありました。

 代かき田んぼに囲まれたお店です
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落ち着いた雰囲気の店内で待つことしばし。
運ばれてきたのは豆腐づくしのお豆腐御膳です。
揚げだし豆腐や小糸豆腐と呼ばれる麺風のお豆腐に豆腐の燻製、湯葉、お汁は朝採りの筍にわらび、香の物、サラダ、そしてご飯はお店の前の田んぼで穫れた古代米という超ヘルシーなラインナップ。
中高年世代に優しい御膳に大満足。

 1,000円札を出したら20円おつりがきた。安い!
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ささげの入った古代米のごはんも美味しくてお代わり自由なのはうれしいけど、先に豆腐料理を食べちゃうとおかずがなくなっちゃうので次回はひそかにゴマ塩を持参しよう。これがあれば3杯はいける?

一同大満足で約1時間の滞在時間もあっという間でした。
おみやげに豆腐の燻製や豆腐ドーナツを背中のポケットに入れて出発です。
ちなみに、豆腐の燻製はワインに最高に合いました。

ブログの記事も後半になると書き疲れるものです。(笑)
帰りのルートは国道16号をなるべく避けて海岸沿いに走りました。

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 海ほたるが蜃気楼のように浮かんでいました
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この方面のコース取りはpockyさんの独壇場。どこをどう走っているのかよくわからないままいつの間にかアクアラインの高架下を通過して海沿いに袖ケ浦方面に向かいます。
その後も裏道を巧みにつなげて無事に浜野の7-11に到着。いつもどおりここで解散としました。

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それにしても、本郷さんの豆腐料理、病みつきになりそうです。
今回の御膳のほかにも豆乳ラーメンや豆乳坦々麺などもあって食欲をそそられました。
また行こうっと。

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2015.04.13

飯高壇林跡をお散歩しました

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匝瑳市にある飯高壇林跡を訪ねてきました。
「壇林」というのは、お坊さんの学問所らしい。今でいえば大学に当たるそうです。
「跡」というのは、明治初頭に廃止されたからです。

飯高壇林は関東八壇林、関西六壇林の頂点に位置しているらしくて、かつては600人以上のお坊さんが学んでいたとか。
現在の立正大学の発祥の地との石碑がありました。

 飯高寺の参道には杉の巨木がたくさんありました
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今は「飯高(はんこう)寺」と言われていますが、檀家さんがいないお寺さんです。
なぜ、訪ねたかといえば、奥さんのリクエストだから。(ホントはサイクリングに行きたかった。涙)

匝瑳市の前身である旧八日市場市には若い頃2年間住んでいましたが、飯高寺なんて全然知らなかったです。
今回、改めて調べて訪ねてみたら・・・
いやー、思っていた以上に素晴らしい場所だったので、山ネタでも自転車ネタでもないけどブログに書いてみました。
まだ訪れたことがない方は、ぜひ訪れることをお勧めします。

 講堂は県内で最大の重要文化財だそうです
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 講堂の奥に見えるのが鼓楼(重文)です。
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ただし、サイクリングのついでに訪れても良いんだけど、点在する史跡群はゆっくりと歩いてまわった方が充実すると思います。
壇林跡の建造物はいずれも江戸時代に造られたもので国の重要文化財に指定されています。
中心的な建物である講堂に至る参道には杉の巨木、老木が植えられていて、その中を歩くとひんやりとして清々しい気持ちになりました。

 史跡を結ぶ道は緑の豊かな心安らぐ道
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田園地帯の中にこれほどの鬱蒼とした森林帯があるのも驚きだったし、その他の史跡を結ぶ里の道も里山づたいに長閑な雰囲気で心が洗われる思いがします。

 徳川光圀ゆかりの黄門桜です。
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 印西の吉高の大桜と同じ種類ですね。
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壇林跡から徳川光圀ゆかりの黄門桜までのんびり歩いて、帰りに不可思議な気分になれる天神の森に立ち寄るコースで約1時間半。
お散歩コースとしては最適でした。

 まわりの水田地帯では田植え前の準備中でした
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駐車場も整備されていて、ボランティアの案内人も待機してくれています。
実物がとても良かっただけに、ネットでの情報発信が乏しいような気がしました。

 天神の森では見事なスダジイの巨木が見られます
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帰りしな、近所のふれあいパーク八日市場に立ち寄り、お約束の野菜の買い出し。
ついでにレストラン「里の香」で、いも豚をカラッと揚げた「きよちゃんのワラジ」を注文。
50円アップで白米をたけのこ飯にできるので、そうしてもらっても880円!
安くてボリューム満点。自転車乗りの友です。

 これで880円はお値打ちだと思いますよ
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千葉県内に移り住んで40年以上経ちますが、近場でもまだまだ知らない場所があるんだなあ。
特に県の北東部にはまだまだ穴場があるみたいなので自転車で回ってみようっと。

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2015.04.11

桃と桜とワインと甲州高尾山

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昔の山仲間たちと歩くシリーズの第5回目は、中央線沿線の甲州高尾山。
中央自動車道で笹子トンネルを過ぎ、甲府盆地に入る途中、進行方向右手にある標高1,100mほどの地味な山です。

山としては控えめで地味目の山ですが、展望はなかなか広大で甲府盆地をはさんだ背後には南アルプスが屏風のように立ち並ぶ姿は圧巻です。
今回は、展望と桃の花見、それにあわよくば桜の花見とワインの試飲もセットにした欲張りプランで臨みました。

その結果は・・・
桜とワインは大満足。桃の花はバッチリでしたが、ワインの飲み過ぎで一番の見どころである釈迦堂エリアには時間切れで到達できず。
展望の方は、曇りがちのお天気で目当ての南アルプスはチラっとしか拝めませんでした。(涙)

甲州高尾山は二度目のNobですが、最初は昭和50年代だったのでほとんど記憶にありません。
麓にある大善寺と下山口にある大滝不動尊が印象に残っている程度です。

今回は還暦過ぎのメンバーで繰り出すので歩行時間は通常の1.5倍程度で見積もりました。

歩いたコースのくわしい内容を表示する

平日(木曜日)だったので首都高も中央道も目立った渋滞は皆無で、あっという間に勝沼ICに到着。
そのまま駐車場所である勝沼ぶどう郷駅前の市営駐車場に向かいました。
駐車場は平日のためもちろんガラガラ。しかも無料というのがうれしいですね。

 平日のためガラガラの勝沼ぶどう郷駅前です。
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この駅はホームで花見ができる駅として有名ですが、甚六桜と呼ばれている桜並木の方は期待どおり満開に咲き誇り本当にきれいでした。

 甚六桜は満開モードで迎えてくれました
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駅からはブドウ畑の中につけられた道をたどりながらのんびりと歩くことができます。
甲府盆地の東の山裾を歩くため、西側の展望が開けています。桃の花畑が薄いピンク色に染まり盆地のあちこちに広がっているのが眺められます。思わず立ち止まりカメラを向けたくなる風景です。

 歩く道すがら甲府盆地はピンクの桃の花に染まっています
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 こんな感じの農道をのんびり歩きます
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やがて、大善寺に到着。
このお寺も桜に囲まれていて最高の雰囲気です。
時間があれば拝観料を払ってゆっくり境内を歩きたいところですが、ワインの試飲もあるので先を急ぎます。(笑)

 大善寺の山門が近づいてきました
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 境内も桜の花で染まっていました
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いったん国道に出てすぐに山道に入りました。
歩き始めてすぐのところにある神社の周りも桜で埋めつくされていてゴキゲンのコースです。
この先、有害獣よけの柵を通過してから最初のやや急な登りが始まりました。
赤松林が印象的な山道で、展望はないけど好ましいトレイルが続きます。

 ここから本格的な登りがはじまります。
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 やや急な登りが続きますが明るい雰囲気が救いです。
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振り返ると、樹林の間から南アルプスの白峰三山が雲間に顔をのぞかせてくれました。
樹木が邪魔して満足に見られないけど、意外な高みにそびえる高峰の姿を一瞬でも見られて幸せでした。
(このあと、雲の勢力に押されて再び眺めることは叶いませんでした。)

 樹間越しに眺める南アルプス・間ノ岳
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ひと登りで送電線鉄塔のある小ピークに到着。
ここまで休みなしで登ってきたので、鉄塔の基礎石に座って休憩。みんなそれなりに歳を重ねてきたので、往年の馬力が消え失せています。
まあ、それでもなんとかなるのがハイキングの魅力ですね。

 雑木が切り払われた場所から見下ろす甲府盆地
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重い腰をあげて再び登りに挑戦します。
頂上が間近に見え始めると、第二の急坂がはじまりました。
けっこう長い登りがこたえます。

汗ばむほどの登りをおえるとひょっこり林道に飛び出しました。
しかもこの林道、舗装してあります。なんだ、麓から自転車で上がれるじゃん。(笑)

 登りついた剣ヶ峰には前日の雪が残っていました
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林道を横切り、さらにひと登りすると剣ヶ峰(宮宕山1,092m)に立つことができました。
あまり展望は良くないので、そのまま通過して高尾山本峰(深沢山1,106m)を目指しました。

たどり着いた頂上にはあいにくハイカーの集団が食事中で狭い山頂が完全に占拠されています。
まさか、平日にハイキンググループの山行があるとは思わなかったなあ。

 高尾山頂の先にある山火事跡のピークに向かいました
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仕方がないので、さらにその先にある山火事跡のピークまで歩を進めます。
前日の雪で鹿の子模様のピークに立って大正解。
展望抜群で、しかも風もなく穏やかな山頂で昼食とコーヒーブレイクを楽しむことができました。
東方の笹子峠を囲む山々は雲海に纏わりつかれ変化の激しい様子が見受けられ、これまた見ていて飽きません。
ここでゆったりとした時間を過ごし、下山にかかります。

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 笹子峠方面の山稜は雲の流れが激しいです
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下山は深沢集落に直接下るコースを選びました。
事前にヤマレコでこのコースを下った記録があったのと、地形図にも明瞭な破線(登山道)表示がされていたのでてっきりしっかりした道があるのかと独り合点していたところ、そもそも下山口がわかりません。

地図と現在地を照らし合わせて、たぶんここだろうと推測した地点には倒木で進入防止の措置がとられていました。
なんとなく道形もありそうなので、そのまま下ります。

 久しぶりのヤブ山歩きが楽しめました
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急な下りでしかも踏み跡同然の不安定なルートでしたが、尾根を外さないようにしながら下っていくと、地形図にも表示されていた神社に飛び出しました。やれやれです。
飯縄神社からはいくぶんマシな踏み跡をたどり、無事に深沢集落に下り立つことができました。

 早くも咲き始めたヤシオツツジ
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満開の桜や早くも咲き出したヤシオツツジ、ヤマブキなどの花を愛でながらのんびり歩きます。
里の春は原色の世界が広がり本当に気持ちが良いです。

 大日影トンネル遊歩道の入口(というか出口?)
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やがて、大日影沢トンネル遊歩道に到着。
旧中央本線のトンネルですが、今は新しいトンネルに使命を託しワインカーヴや遊歩道として利用されています。
このトンネルを使うとスタート地点の駅前駐車場まで30分足らずで着けるので、当然利用させてもらいました。

 トンネル内部はレンガ積みのレトロな空間です。
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レトロな雰囲気のトンネル内は、最初のうちは楽しかったけど、だんだん飽きてきます。
いい加減歩き疲れた頃、ようやく出口(入口)に出ました。
出たところもまた桜が咲き誇り、最高の雰囲気です。

 トンネルを出ると再び桜並木が出迎えてくれました
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そして、最後の目的地であるぶどうの丘公園に移動し、さっそくワインの試飲にトライしました。
入口で1,100円を支払い、利き酒用の容器(タートヴァン)を受け取り地下のワインカーヴに入ります。
180種類の地元ワインの飲み放題ですが、全部は飲めるわけがないよね。

 ワイン好きにはたまらないですねー。
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 タートヴァンと呼ばれる容器で試飲します。
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ハイキングの疲れが心地よい酔いを誘い、それでも20種類以上は飲んだかな?
飲んでみて改めてわかりましたが、ワインごとに味つけや香りはぜんぜん違うんですねー。
運転を一手に引き受けてくれたAk_jun君には悪いけど、ベロベロになって車上の人におさまりました。

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【感想】
駅からのアプローチも容易な甲州高尾山ですが、静かな山歩きが楽しめる山です。
山麓の風景も良いし山頂からの展望もいいので、次回は林道を使って自転車利用のハイクリングの候補にしたい山でした。

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2015.04.02

小湊鐵道春景色

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4月に入りましたが、お天気が続きません。
これまでも、これからも週間予報は雨か曇りマークのオンパレード。

ところが!
今日(木曜日)だけは朝から好天との予報が出たので、さっそく小湊鐵道沿線の桜と菜の花のコラボを見に行くことにしました。

いつも一人で出かけているので、試しに奥さんにも声をかけてみたら「見に行きたい。」との意外な返事が返ってきました。
せっかく自転車でまわろうと思っていたコースでしたが、急きょドライブに変更です。
たまにはサービスしなくちゃね。

 先週とは大違いの上総鶴舞駅でした。
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春の小湊鐵道沿線は緑とピンクと黄色の鮮やかな世界です。
先週は桜がぜんぜんダメでしたが、今日はきっと見ごろの筈です。

で、その結果は予想どおり桜と菜の花のコラボレーションが最高でした。
先週も訪れた上総鶴舞駅を皮切りに、高滝駅、里見駅と通過して上総大久保駅の先にある石神の菜の花畑をめざします。
年々有名になってくるようで、今日も平日にもかかわらずアマチュアカメラマンがたくさん集まっていました。
今年も菜の花が一面に咲いていて、田んぼでは農作業もはじまり周囲の雰囲気が華やいでいて最高でした。

 トラクターとメルヘン電車との競演です (photo by 奥さん)
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そして、菜の花の海の上を小湊鐵道の一両編成の可愛らしい電車がのんびりと通過していく様はメルヘンの世界ですね。
この光景を見た奥さんも「来てよかったわ。」
そりゃそうでしょう。

 場所を変えてパチリ! どこからも絵になります
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 里見駅付近にて
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その後、定番の月崎駅に立ち寄り、再び里見駅で撮影をすませたところで駅からほど近い功徳庵に直行。
このお店、外観はお世辞にもきれいとはいえませんが料理はなかなかのものです。
特に天せいろは地の野菜や野草を揚げたてで出してくれます。
窓の外には小湊鐵道が走る風景を眺めることができ、大満足のお店です。

 新鮮な地の野菜や野草のてんぷらに舌鼓
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 次々に揚げたてが運ばれてきます
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私たちのはす向かいに仲の良さそうなご夫婦連れが先客として座っていました。
あれ、どこかで見たような・・・
あ、なんとMTKさんご夫妻ではありませんか!

 仕上げは当然、お蕎麦です
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びっくりするやらうれしいやら。
平日のお昼時にまさかお会いするとは。世間はせまいですね。

 高滝湖畔の桜も満開でした。
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天ぷらとお蕎麦をゆっくりと堪能したあとは、ふたたび高滝湖に立ち寄り帰途につきました。
今後の天気予報が芳しくないので、今日の晴天は本当に貴重でした。
やっぱ中房総の春景色はハンパなく良いです。
こんなにすばらしい景色を手軽に満喫できる私たちは幸せですね。

  青空にピンクと黄色の三色模様 (photo by 奥さん)
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