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2014.11.25

志駒もみじロードから保田、竹岡へ

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サイクルハウスGIROで毎秋の恒例になっているグルメツーリングに参加してきました。
昨年と同じコースで保田の漁協が運営している「ばんや」をめざします。

昨年はMTKさんがいてくれたのでリーダーはお任せでしたが、今年の参加メンバーはナビに自信がないとのことでナント!私が指名されてしまいました。(涙)

走ったコースとプロフィールマップを表示する

今年は12名のメンバーで保田をめざします。
お天気は快晴微風(しかも追い風)というサイクリングにはこれ以上は望めないほどのコンディションです。

   かずさアカデミアパーク手前の坂道を上る (photo by Mr.G)
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終始トップを走ることになったので、残念ながら移動中の写真はほとんどありません。
気になる紅葉ですが、志駒のもみじロードは見頃を迎えていましたがイマイチですね。
それと、いつも楽しみにしていた「志駒不動の霊水」の水場が忽然と消えていました。
あれ、なんで?って感じです。
野菜の直売や味噌や甘酒の販売などでかなり賑わっていましたが、美味しい湧き水が飲めなくなったのは残念でした。

   なぜか霊水が消えていました。(不動の霊水)
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続いて観音堂の大銀杏に立ち寄ります。
昨年はイチョウの黄葉が最盛期ですばらしい立ち姿に出会えたのですが、今回は早くも散り始めていて、霊水同様これまたがっかりでした。

   観音堂の大銀杏は残念ながら散り始めていました
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   こんな感じで落ち葉が積もっていました
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もみじロードの紅葉はカエデの紅葉が売りですが、今年は那須や秩父、山梨等で豊かな自然に溶け込む紅葉シーンにどっぷりと触れてきたせいかいささか物足りない感じは否めません。
やはり、自転車だけじゃなくペダルを離れて一歩山に分け入ってみないと大きな感動は簡単には手に入らないということです。

   沿道のもみじはこんな感じでした
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スタートのGIROから約87kmほどで目的地の保田ばんやに到着しました。
ここでナビゲーターとしての役目は終了です。
ホントは皆さんとお風呂に入って新鮮なお魚とビールで喉を潤したいところだったのですが、所用で夕方までには帰らなければならないので、ここで皆さんとお別れして一人帰路につきました。

   ここで皆さんとお別れして帰路につきました
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とはいえ、まだ13時半なので、少し寄り道していくことにします。
お隣の浜金谷との間にある明鐘岬に、映画「ふしぎな岬の物語」の舞台となったカフェ「岬」があるので、時間調整で立ち寄ることに。

   ご覧のような大渋滞に巻き込まれました
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ところが、海沿いの国道127号が大渋滞で動きません。(結局、保田から浜金谷のフェリー乗り場まで約5kmの渋滞でした。)
特に狭いトンネル内では自転車でも車の横を通り抜けることが難しく、結局渋滞にお付き合いする羽目になりました。

   トンネルの外側に付けられた歩道からの景色です
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予想外の時間がかかりましたが、トンネルを抜けたところにある「岬」に到着しました。
おおー!
さすが映画で一躍有名になっただけあって、車やオートバイがびっしりと駐車しています。
なぜか自転車は私1台だけでしたが。

   「岬」が建つ明鐘岬には初めて立ち寄りました
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   シンプルなブルーの外観が特徴です
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簡易プレハブ風の店内はほぼ満員でした。
幸いカウンターに席が一つだけ空いていたので着席できました。
もっとも、外のテラスやベンチでオーダーをしている人たちがたくさんいるので待たされるのは覚悟の上です。

店内には映画のカットシーンや出演俳優とお店のオーナーとの記念写真などが所狭しと飾られています。(ちょっとくどい感もあり。)
音楽はオーナーの趣味なのかジャズが控えめに流れています。

   店内にはジャズのCDと映画の記念写真の数々・・
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私も映画を観ましたが、映画に登場したような静かで常連さんだけの落ち着いた雰囲気はみじんもありません。
ひっきりなしにお客さんが入ってきます。
カウンターに座れたおかげでオーナー(節子さん)とお話しする機会を持てましたが、噂どおりのとてもフレンドリーな方で、どんなお客さんにも分け隔て無く接してくれるって感じです。
「今度は平日に来ようかな。」って言ったら
「ごめんね。たくさんお客さんがいらしてくれて平日もあんまり変わらないのよ。」
とのことでした。

私が注文したのはブレンドコーヒーと自家製のバナナアイス。
コーヒーも丁寧に淹れてくれたのがわかるコクのある美味しい香りでした。

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窓越しのカウンターからは目の前に海が広がっていて、夕陽の頃は最高の雰囲気だと思います。
これでお客さんの数が今の10分の一位だったら最高だろうなあ。なんてね。(笑)
私も含めて興味本位的な人が多いのは事実。今の大ブレイクが去った頃、フラッと訪ねてみたらきっと貴重な癒しの一時を得られるに違いありません。

   カウンター越しには東京湾の絶景が飛び込んできます
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さて、帰りは竹岡駅で輪行することにして、駅のすぐそばにある磯料理のお店に入りました。
目的は地元の金アジを使ったフライです。
ホントは浜金谷のさすけ食堂で食べたかったのですが、通りかかったら長蛇の行列だったので竹岡まで来ちゃいました。
15時台の電車で帰りたかったので竹岡駅あたりが限界です。

入ったお店(マルゴさん)も満席で、外までお客さんがあふれていました。
ようやく注文して、待つこと約20分。
ぜんぜん出てくる気配がないので、仕方なく店の前で自転車をバラして輪行袋に入れることにしました。
駅まで歩いても3分くらいなのでこの作戦は大成功でした。

   ここまで来たら、やっぱり金アジ食べたいですよね
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自転車を輪行袋に入れ終わった時に金アジフライ定食が出てきました。
さすけ食堂のあのふんわり肉厚食感には及ばないものの、身の厚いやわらかなアジが4尾も付いてきて大満足でした。
食べ終わって竹岡駅に着いたのが、電車が到着する5分前。あらかじめ輪行支度を済ませておいて良かった良かった。

   竹岡駅から輪行で帰りました
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それにしても、竹岡駅の駅舎がガラス張りなのにはビックリ。あまりにも明るすぎて落ち着かない感じがするのは私だけ?

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2014.11.19

北総の古寺めぐりポタ

風邪をひいてから一週間近く経ってますが、歳のせいかなかなか治らなくて困っています。
今日は朝から絶好のサイクリング日和で、こんな日に家に引き籠もっていたら絶対後悔するだろうなあ。
というわけで、まだ完全に治りきっていませんが単騎で出撃しました。

とはいえ無理はできないので、ご近所のポタリングです。
自宅から3kmほどで合流できる花見川サイクリングロードを使って北総の古寺めぐりを計画してみました。
10時少し前、ちょっと遅めの出発です。

走ったコースとプロフィールマップを表示する

印西市まで足をのばすと、室町時代に建立された三間堂がいくつか点在しています。
まずは泉福寺の薬師堂をめざします。
花見川を遡り、道の駅やちよを過ぎて阿宗橋から印西市方面に向かいます。
少しわかりづらいですが、宗像小学校を過ぎたところにある泉福寺薬師堂は、たぶん我が家から一番近い重要文化財建築だろうなあ。

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紅葉の見頃を迎えた銀杏や楓の樹木に囲まれて、ひっそりと茅葺き屋根の薬師堂がありました。
4年ぶりの訪問ですが、以前と変わらぬ姿で迎えてくれました。

   美しい境内にある泉福寺の薬師堂
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続いて向かった先は、千葉ニュータウンに隣接した栄福寺。
こちらにも方三間の薬師堂が残されています。
朱塗りの建物で先ほどの泉福寺のそれよりも華麗な感じがしますが、建築年代は1472年と古く、県下でも最古の木造建築だそうです。
手入れされた茅葺きの屋根が見事です。小広い境内でゆっくり休ませてもらいました。

   栄福寺の薬師堂は県下最古の木造建造物
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   清潔に掃き清められた静かな境内でした
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このあとは、松虫寺がほど近いので向かいました。
ちょうどお昼時なので、一度入ってみたかった「マツムシコーヒー」さんに立ち寄ってみます。
場所は松虫寺のお隣です。
うっそうとした樹林に囲まれたカフェです。

   森の中の感じの良いカフェです
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12時前でしたが、店内は先客でほぼ満席。平日なのにちょっとびっくり。
ドリンク付きのランチメニューの中からチキンカレーをチョイスしました。
ランチが出てくる間、隣の松虫寺の境内を散策します。
人気はなく静かな時間が流れていました。

   こちらは松虫寺の境内です
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再び店内に入るとちょうどランチのカレーが運ばれてきました。
ルウの味は辛みを少し抑えてあり、マイルドな感じです。付け合わせの温野菜がとても美味しかった。

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   なぜか「美人席」だけが空いていた
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ここのお店のウリは、なんと言ってもコーヒーでしょう。
食後に出されたブレンドコーヒーは挽き立ての香りが何ともいえずに本当に美味しかったです。
もう一杯飲みたかったなあ。

    挽き立てのコーヒーは本当に美味しかった
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今日はベランダに布団を干してきたので15時までにはなんとしても帰らなければなりません。
帰路は、西印旛沼沿いに佐倉ふるさと広場まで走り、帰路は臼井~志津の水道道路を使いました。
国道16号を渡り、柏井浄水場を過ぎればふたたび花見川サイクリングロードに合流します。

   印旛沼捷水路にて
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行きは右岸を走ったので気づきませんでしたが、左岸沿いには桜が咲いていました。
これが冬桜っていうのかな?
紅葉した樹木の隣に満開の桜が咲いている風景は何とも不思議な感じです。
これから冬に向かう季節の中で、ピンクの彩りはうれしいですね。

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なんだかんだで自宅到着は14時少し前。
約4時間のポタリングでしたが、今月に入ってまだ2回しか走っていないので結構疲れました。
やっぱり乗らなくちゃだめですね。

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2014.11.16

乾徳山の思い出

今朝、NHK総合テレビで放映された「小さな旅」の舞台は奥秩父の主脈から連なる乾徳山でした。
山好きの人ならご覧になった方も多いと思います。
私も、若い頃から幾度となく訪れた懐かしい山だったので興味深く視聴しました。

番組の中で、乾徳山の山麓にある恵林寺の住職が乾徳山の山頂付近の岩場でお経をあげているシーンが映し出されました。
恵林寺は甲斐武田氏の菩提寺として有名な古刹です。

岩場は庇状になっていて、その下に小さな石仏が安置されていました。
この石仏こそが夢想国師で、歴代の住職が険しい岩場で読経をするとのことでした。

あれ、この石仏、見たことあるなあ。
そうだ、だいぶ前にクライミングで出かけた折りに出会った石仏に違いありません。
当時から、どうしてこんな険しい場所に石仏があるのかわかりませんでした。
もっと安全な場所に安置すればいいのにと・・。

11年前に私が書いたクライミングの記録をご紹介します。

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乾徳山・旗立岩第三岩稜 (2003年10月26日)

第一岩稜を無事に登り頂上に立ったあと、今度は第三岩稜をめざす。「岳人」記事によれば、山頂北側の梯子を降りきったところの小広い場所から左に回り込んで第三岩稜を横断するバンドを目指すとあったが、藪こぎをすること30分、どうしても横断バンドが見つけられない。

仕方がないのでもう一度山頂付近まで登り返し、山頂北側から西面を覗くと顕著なリッジが上がってくるのが確認できた。これが第三岩稜の3ピッチ目のリッジだな、と判断して逆に20mの懸垂1回で横断バンドに降り立つ。

   これが夢想国師の座禅窟です。
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横断バンドを南に10mほど進むとバンドが途切れ、枯れたダケカンバの木が立っていた。揺らしてみると何だか心細いので脇に打ってあった残置ハーケンにスリングを巻き付けて枯木もろとも懸垂用の支点とする。
約25mの懸垂下降でようやく第三岩稜の取り付きと思われる地点に着いた。
3mほど離れた岩の庇の下には岳人記事にあるとおり「夢想国師の座禅窟」があった。こんな険しい所にいったい誰が安置したのだろうか。とにかく石像に向かってしっかりと安全祈願をしておく。

1ピッチ目 20m IV・A0
12時15分、Nobトップでスタート。見た目は易しそうなのだが、乾徳山特有の逆層の岩肌でホールド、スタンスともに少なく苦労する。登ったラインには残置ハーケンは見あたらない。薄いリスがあったので薄刃ハーケンを1枚打とうとするが、途中で岩が剥がれてしまった。仕方がないのでノーピン状態でずり上がる。するとようやく残置ピンが出てきた。
効きを確かめてからロープをかけて、さらに左手にある残置ピンに手をいっぱいに延ばして何とかクリップ。この後、クラックに小サイズのエイリアンをセットして鞍部状のギャップにたどり着く。ふー、結構こわかった。
いつもは余裕のT嬢も「キャー、墜ちるかもー!」とか言いながらめずらしく真剣な表情でフォローしてくる。

   第三岩稜の1ピッチ目です。
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2ピッチ目 10m IV
再びNobトップで取り付く。一見したところ残置ピン類は皆無である。いくら短いピッチとはいえノーピンというのは精神衛生上よろしくないので、出だしにハーケンを1本打つ。まあ気休めかもしれないが何もないよりはずっといい。

ルートは短く、傾斜は急だが岩も安定していたので思い切って登っていったら無事に横断バンドに着いた。第三岩稜の核心部はここまで。あとは易しく快適なリッジ登りを残すのみだ。
中央岩稜の方を眺めれば、クニさんチームとヒロリンさんチームが健闘しているのが手に取るように見える。がんばれ!

   3ピッチ目は易しいリッジ登りが続きます
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3ピッチ目 30m III
このピッチは傾斜も緩く、またクラックも発達しているのでカムのセットの練習によい。トップはT嬢に交代。
T嬢、ぐんぐん高度を稼いでいく。やがて視界から遠ざかってしばらくで「Nobさん、ビレイカイジョー!」の声が届く。
リッジ登りを楽しみながらゆっくりフォローしてT嬢の待つ終了点へ。13時20分終了。お互いに握手。
(記 Nob)
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この記録に出てくる「夢想国師の座禅窟」が、番組で紹介されていた石仏だと思います。
上記のとおり、石仏周辺はロッククライミングの世界です。
仏教修行の厳しい側面を垣間見ることのできた興味深い番組でした。

(添付した画像は130万画素のしょぼいデジカメ画像でごめんなさい)

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2014.11.04

秋の秩父路・大血川林道ツーリング

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かねてより一度は走ってみたかった秩父の大血川林道とその先にある栃本集落を訪ねてきました。
とはいえ、1ヶ月近く自転車に乗っていなかったので、ヒルクライムなコースは「ちょっとなあ・・」という気持ちもあります。でも、行っちゃえ!

走ったコースとプロフィールマップを表示する

ちなみに大血川林道ですが、名前がおどろおどろしいので、ネットで由来を調べたら・・
「平安時代、平将門の妻、桔梗は、家来を連れてこの川の源流付近に逃げた後に自害し、その血は七日七晩流れ続け、川の水が真っ赤に染まったことから大血川と名付けられた。」ということだそうです。
やっぱり悲惨な事件に関係してたんだ。

10月の時と同様に池袋6:50発の特急ちちぶ3号に乗車。西武秩父駅には8:12に到着しました。
駅前では先客のランドナーさんが組み立て中。ピッカピカに磨き込まれたランドナーは美しいです。
上着はグレーのセーターでズボンはベージュのニッカボッカーできめてます。聞けば今日は八丁峠から中津川渓谷を回ってくるとか。
秩父~小鹿野~R299~志賀坂峠~八丁峠~日窒鉱山~中津川渓谷~R140~滝沢ダム~秩父のコースは私もいつか走ってみたいです。

   紅葉の見頃を迎えた秩父路です
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さて、前置きが長くなってしまいました。
組み立てが完了したらさっそくスタートします。(8:28)
国道140号は前回走っているので気持ちにも余裕があります。街中を過ぎれば紅葉が目立ち始めます。紅葉は見頃になっていますが最盛期は来週でしょうか?

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スタートから約15kmで大血川林道の分岐に到着。大きな分岐なので通り過ぎる心配はないと思います。荒川に架かる橋を渡りきったらいよいよ約15kmほどのヒルクライムの始まりです。

   国道140号から大血川林道への分岐点
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道幅は比較的広くて舗装も良好です。林道の途中にある観光釣り場まで10パーセント以上の結構な勾配が続きますが、まだ上り始めなので余裕はありました。
いったんなだらかな勾配になり、しばらく走ると右手に太陽寺へ続く道に出合いました。苔むした参道と周囲の紅葉がマッチして本当に美しい環境をつくっています。
「天空の禅寺」として有名な太陽寺は知る人ぞ知る名刹だとか。初夏のシャクナゲがきれいらしいのでその時期にまた訪れてみたいです。

   太陽寺の参道入口にて
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太陽寺の参道から先は林道らしく道幅も狭くなり勾配も再び強まります。場所によっては12~13パーセントの急坂が続きます。
今日は風邪のあとの病み上がりのためか心拍が上がりません。心拍が上がってくれないとヒルクライムはきついですね。

   上るほどに紅葉はいい感じになります
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   周囲の山々の展望も開けてきます
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つらい上りの代償には盛りを迎えつつある紅葉がなぐさめてくれました。上るほどに周囲の景観がひらけてきて紅葉に染まった対岸の山々との背比べも楽しくなってきます。
林道の周囲の紅葉は申し分ありません。赤や黄色に色づいた樹々の下を走るサイクリングは本当に楽しいです。紅葉の下を快調に走っている写真が撮りたかったのでミニ三脚とセルフタイマーを利用して撮ってみましたがどうでしょうか?

   苦労して?撮った自分撮りです。
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やがて太陽寺への2箇所目の降り口に到着。入口に建てられている石仏がカエデの紅葉にかこまれている場所です。谷の下方に森に囲まれた太陽寺の建物が見え隠れしていました。

   カエデの紅葉はやはり美しいですね
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その先をしばらく進むと霧藻ヶ峰への分岐に到着しました。この地点が本日の最高点かなーとヤレヤレ気分になったのも束の間で、じつはまだまだ上りが続きました。
駆ヶ越トンネルを越えると前方に新しい視界が開けて妙法ヶ岳の鋭峰が望まれます。残念ながら紅葉はいま一歩かな。来週は最高だろうな。

   駆ヶ越トンネル出口から眺めた妙法ヶ岳です
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林道はさらに上り、荒涼な北側斜面を通過すると三峰トンネルを迎えました。ここが本日の最高点だと思います。標高は1,200m位です。

   三峰トンネルの手前は荒涼とした日陰の斜面
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   三峰トンネルを境に雰囲気がガラリと変わりました
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一直線に続くトンネルを越えると太陽が燦々と降り注ぎ、正面には和名倉山(白石山)がスケール感のある姿を見せてくれました。山好きにとっては最高の景色ですね。しばし立ち止まり見とれました。

   和名倉山(白石山)のボリューム感満点の山容
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さあ、ここからは一気の下りです。びゅんびゅん下っていきますが、ウィンドブレーカー無しではちょっと寒かった。快晴で汗ばむ陽気なのですが、風を切るような下りではさすがに寒さを感じます。やっぱり着ておけば良かった。こういう配慮のなさが若葉マーク付き自転車乗りから脱却できない所以なのです。

バンバン下っていくと広い駐車場に出ました。
駐車場に入りきれない車が長い列をつくっています。このあたりが三峰神社のようです。
静かな林道から一気に俗世界に紛れ込んできたみたいでびっくりしました。カエデが中心の周囲の紅葉はとてもきれいで、訪れる人の多さも理解できます。

   三峰神社の周囲にはカエデの紅葉が多かった
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こういう賑やかな場所は苦手なので、そそくさと通過し次の目的地である栃本集落をめざします。道はまだまだ下り続け、二瀬ダムまでかなり下りました。ダムの狭い天端に設けられた1車線の道路を通過し、国道140号を左折します。
途中、右斜め上に上がっていく坂道が旧秩父往還です。

中山道と東海道の中間の街道(間道)として江戸時代にはここに関所が設けられていたそうです。今日はその関所跡を訪れます。
国道から分岐していきなり急坂が続きます。ずっと下りっぱなしだったので脚がなまってしまい、この急坂で完全に売り切れ状態になってしまいました。(涙)
仕方ないので立ち止まり、背中のザックから補給食を取り出して一息つきました。
それにしてもこんなに斜面が続く場所によく集落が発達したものです。時折出会う地元の人はほとんど高齢の女性ばかりでした。これじゃ日常生活も大変だなあ。

   旧秩父往還は歴史を感じさせる雰囲気満点の道
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その後、勾配のゆるくなった道を約4km。ようやく栃本関所跡に着きました。ここから先には集落はなく雁坂峠の山向こうは甲斐の国。いわば秩父最奥の里です。
関所跡だけでなく他にも歴史を感じさせる建物が点在していて訪れる者の心を癒してくれます。

   現存する関所跡は江戸時代の築造とか
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   ほかにも歴史を感じさせる建物を見ることができました
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道を挟んで関所の向かいにある展望スペースからは栃本集落全体が見渡せます。標高約750m。山間の斜面に発達した集落の景観は「天空の里」と呼ばれ一見の価値がありますよ。いやー、ここまで走ってきて良かった。

   紅葉の最盛期にはもっと美しいことでしょう
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帰路は滝沢ダムを通って秩父市街に戻ります。
そのためには長さ2,200mの大峰トンネルを通過しなければなりません。いやだなー。
トンネルは予想どおり走りづらかったです。路肩が狭いことに加え、センターラインに車線はみ出し防止のポール(ラバーポール)が設けられています。
ラバーポールがあると車は自転車を追い越せないので、トンネル内で車に追いつかれると怖い怖い!
悪い予感が当たり、トンネルに入ってすぐに大型車に追いつかれちゃいました。ものすごい反響音でビビリます。逃げが決まらずに集団に吸収されちゃ困るので必死に逃げました。(泣)
必死の思いでトンネルを抜けた途端、追い越していった大型車はなんと全長15m近くあるトレーラー車。こんなのにトンネル内で無理に追い越されたらどうなるんだろう?
そういう意味では、トンネル内のラバーポールも自転車の味方なのかなあ。

   大峰トンネルを過ぎれば滝沢ダムはすぐそこです
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トンネルの出口には滝沢ダムのダム湖が広がっています。巨大なループ橋を前面に従えた滝沢ダムはデカイです。
今日は時間があるのでダムの直下(下流広場)まで行ってみました。
堤体下部に立って上を見上げると巨大なコンクリート構造物に圧倒されます。時間があればぜひ直下まで行くことをオススメします。

   ダム好きにはたまらない滝沢ダム
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   巨大なコンクリート構造物に圧倒されます
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ダムから先は帰るだけですが、さすがに空腹が我慢できずどこか適当な場所で昼食をとりたいところですが、街道沿いのお店はどこも車でごった返しています。前回立ち寄った道の駅大滝温泉も駐車場に入る車で渋滞しています。
そんなこんなで下り続けていると左側に古風なたたずまいのうどん屋さんがあったので入ってみました。
「車沢うどん」とあり、手打ちがウリのようです。

   古風な外観がグッドなうどん屋さんでした
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   店内も落ち着いた雰囲気で好感度アップ
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今日は体内の塩分と水分が欠乏しているので温かい素うどんといなり2個セットを注文。
店内はガラガラだったので期待しないで待っていると、品の良いおばあさんがお茶と付け出しの小鉢(大根とニンジンの煮付けで、これが美味しかった。)を出してくれました。
で、そのままさらに待っていると、「おおー!」

   とってもリーズナブルな「いなりセットうどん」でした
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どんぶり一杯の素うどんと手作り感たっぷりのデッカイお稲荷さんが二つ。さらには合計4つの小鉢が付いてきたのにはびっくり。

   あらら、食後のコーヒーまで付いて850円?
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さらに、食後にコーヒーまで付き、これで850円ならアリですよね。(笑)
とにかく接客が良くて、お客を心からおもてなしするという気持ちがすっと伝わってくるお店でした。

おなかいっぱいで再び車上の人に。
帰路、県道72号線に入り秩父ミューズパークに立ち寄り、前日の強風ですっかりやせ細った銀杏並木と秩父盆地の景色を眺めてから駅に直行しました。

   荒川左岸沿いに走る県道72号線は快適な道でした
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本日の走行距離は約90km。膝痛をかかえる身としては無理のない最大距離のサイクリングとなりました。

【感想】
今年二度目の秩父路ライドです。
訪れるたびにサイクリングエリアとしての魅力がわかってきました。次回(たぶん来春)はぜひ八丁峠方面まで足をのばしてみたいものです。その先は十国峠を経て信州佐久平。帰りは小海線の輪行もいいなあ。

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