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2014.10.26

紅葉の中、甘利山から千頭星山を歩く

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HINAさんからのお誘いがあり、甘利山(1,731m)から千頭星山(2,139m)にかけてのゆるやかな尾根筋を歩いてきました。

メンバーは昔の山仲間である、HINAさん、ヨーコさん、Nobの3名です。
地域的には南アルプスの前衛に位置する甘利山と千頭星山ですが、車で1,600mを超える地点まで運んでくれるので、標高差は約500mですみ、広大な展望を考えると「お買い得」の山といえます。

甘利山といえば初夏のレンゲツツジが有名ですが、紅葉の時期もなかなかのものでした。
特に黄金色に染まる落葉松の黄葉はヤバかったです。

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さて、簡単に山の報告をします。
千葉を未明に出発。中央道をひた走り、韮崎ICから甘利山登山口に向かう林道に入ります。
ここは甘利山ヒルクライムレースの舞台にもなる道なので、勾配を観察しながら上りましたが、かなりの急勾配でしかも狭い!
正直のところ自転車では上りたくない道だなあ。

下界では雲に覆われていたお天気でしたが、グングン高度を上げていき標高1,400m付近からは雲海を突き抜けて雲の上を走る感じになり、車窓から雲上の富士山を見た時は思わず3人とも歓声をあげました。

やがて、標高1,600m超のグリーンロッジ駐車場に到着。
風はほぼ無風。空は青空がどこまでも広がっていて、最高のハイキング日和です。
身支度を整えたらさっそく出発します。

   雲海に浮かぶ朝の富士は感動的な姿でした
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歩き始めてすぐのところにある東屋からは、雲海の上にそびえる富士山のシルエットがすごい迫力で迫ってきました。
意外な大きさ、ボリューム感に圧倒されます。
ここで驚いていたら先に進めないので、とりあえず20分ほど先にある甘利山をめざしました。

なだらかな笹原と点在する落葉松で構成されるトレイルを進みます。
登るほどに周囲の展望が開けてきて胸が高鳴ります。
開放感あふれる甘利山の頂上からは、眼前の富士をはじめ奥秩父連峰、大菩薩嶺、天子山塊、櫛形山、南アルプス南部の笊ヶ岳、上河内岳、千枚岳などの山々が眺められワクワクしてきます。
3人ともカメラを持参してきたので、手当たり次第にシャッターを押しまくりました。

   甘利山頂からの奥秩父連峰(左から小川山、金峰山、国師ヶ岳、・・・)
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甘利山からは、次の目的地である千頭星山にかけての稜線の全貌を眺めることができます。
今日は時間がたっぷりあるので3人とも思い思いに写真を撮りながらのんびり歩きました。
基本的に進行方向左手(つまり南東から北東側)の展望が開けているので、奥秩父から富士山方面の展望が楽しめます。
甲府盆地は雲海におおわれていました。

   甘利山の山肌は落葉松に覆われています
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   めざす千頭星山はまだ先にあります
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甘利山からゆるやかに登っていくとやがて奥甘利山への標識に出会いました。
頂上は登山道から50mほど離れた場所にあるので、立ち寄ってみるとここからの富士山の展望もなかなかでした。
ススキの穂が朝日に光り、遠景の富士山との組み合わせが何ともよろしい。

   甲府盆地の雲海も徐々に切れてきました。(手前下は甘利山。)
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   もうすぐ奥甘利山に到着します。
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   奥甘利山から眺める櫛形山です。
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さて、千頭星山へは全体的になだらかな稜線が続きますが、奥甘利山からいったん下ってからの登り返しが本コース中唯一の急坂区間となります。
千頭星山とのコルに降り立つと北側の展望が開けて八ヶ岳が望めます。まだ雪をまとっていない晩秋の山の風情でした。

   コルから眺める八ヶ岳連峰。(ひときわ高い峰が赤岳)
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この辺りのトレイルは本当に気持ちが良いです。
落葉松の林がずっと続いていて、耳を澄ませば鹿の鳴き声が聞こえるだけで、心が洗われる気がします。

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そして、登り返しの急坂区間をこなし、青木鉱泉分岐をやりすごすと前方には広大な笹原が広がる景色となりました。
落葉松の林は黄金色に染まり、緑の笹原とのコントラストが本当に美しいな。

   笹原と落葉松のコントラストが印象的でした
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   目の覚めるような落葉松の黄葉でした
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右手(西側)には鳳凰三山が樹林越しに眺められます。特徴ある地蔵岳のオベリスクも指呼の間に望めます。
そういえば、この山は尾根続きに鳳凰三山につながっているんですよね。

   鳳凰三山の一峰、地蔵岳のオベリスク
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   頂上直下には広々とした笹原が広がっています
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気持ちの良い笹原がつきるあたりからひと登りありますが、後ろを振り返ると八ヶ岳の右手には浅間山まで顔を見せてくれています。
そして、少し歩くと本日の最終目的地である千頭星山頂上に到着しました。
樹林に囲まれて展望は皆無の山頂ですが、静かな雰囲気が何よりの贈り物です。
この山は「山梨百名山」に数えられているようですが、甘利山からここまでの広大な展望と豊かな自然を考えると納得できます。

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駐車場から山頂まで約2時間半。
帰りは往路を戻ることになります。
朝方、青黒いシルエットに塗りつぶされていた富士山も、日が高くなるにつれて明るくなり八合目付近から上を雪化粧した姿を見せてくれるようになりました。
落葉松の黄葉もますます鮮やかに感じられ、富士山とのツーショットを何度もカメラに納めました。

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いつまでもとどまっていたいけど、夕方の渋滞につかまる前には帰りたいので歩を進めました。
帰路はこれから千頭星山をめざす何組かのハイカーたちとすれ違いました。
快晴だった空に少しずつ雲がわいてきます。
それでもまだまだ青空の下、たくさんの山並みを眺めながらの贅沢な下山です。

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甘利山の直下にある小広い草原でお昼にしました。
展望板やベンチもあって、休憩するにはもってこいの場所です。初夏の花の季節には一面レンゲツツジに覆われる場所なんでしょうね。

   甘利山の一段下にある草原で昼食休憩(右奥が千頭星山)
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お湯を沸かしてゆったりとした昼食を楽しんだ後は、駐車場に向けてのんびり下りました。
気の置けない山仲間との語らいと展望に恵まれたハイキング。
いやー、最高でした。

【感想】
HINAさんが、二人にぜひ見せてあげたいと言っていた富士山の展望と落葉松の黄葉。
快晴の下で両方とも見られて何とも幸せな気分になりました。
サイクリングも良いけれど、お天気に恵まれた時はやっぱり山歩きの魅力には勝てませんね。

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Comments

どこを切り取っても絵葉書のような風景。こんな景色をじかに見れたら気持ちいいでしょうね^^富士山ってやっぱり日本人には特別な山なのでしょうね、見えるとテンションあがります^^

Posted by: ぐり | 2014.11.01 09:31 PM

ぐりさん
こんにちは!
今回訪れた甘利山と千頭星山のうち、甘利山だけなら誰でも登れる本当に身近な山です。
あ、自転車でも上れますよ。(笑)
そんな手頃な山にもかかわらず展望は広大で、まさにお値打ちの山です。
春から夏にかけてヒルクライムがてら訪れてみてはいかがでしょうか。

Posted by: Nob | 2014.11.05 07:41 AM

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