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2014.09.15

日本ロマンチック街道(沼田~万座・鹿沢口編)

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お待たせしました!
日本ロマンチック街道(日光~沼田編)からほぼ2年が経ちましたが、久しぶりにロマンチック街道の一部を走ってきたのでレポートします。

2年前の記事にも書きましたが、日本ロマンチック街道は、長野県上田市より片品村を経由して栃木県日光市までの全長320kmの区間を呼んでいます。

前回は日光から沼田までの約90km。今回は沼田をスタートして万座・鹿沢口までの約60kmを走ってきました。
距離は短いですが、沼田からは権現峠の上り区間(5.8km、平均斜度6.8%)もあるので結構タフな道のりでした。

スタート地点である上越線・沼田駅には10:11に到着。
駅前でさっそく自転車を組み立てて、予定どおり10:30にスタートしました。

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まずは利根川べりまで自転車で走り下ります。
板東太郎の名を持ち、日本最大の流域面積を擁する利根川も沼田付近ではごく普通の中小河川といった雰囲気です。

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川を渡ったところにある下川田町交差点が、国道145号線の起点で、ここからいきなり権現峠のヒルクライムが始まります。

走り始めて間もないので、いきなりのヒルクライムは結構堪えます。
救いは上りの勾配が比較的安定していること。激坂はないかわりに6~9パーセント程度の坂道がずっと連続して続きます。
6km弱の上り坂ですが、一本調子で続く坂道は(日光~沼田編)で上る第二いろは坂よりもきつい感じがしました。

「高山村」の標識が現れると最高地点の権現峠まではほんのわずかの距離で着きます。
このあたりは森の中で、車の通行がなければ感じの良い場所でした。

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峠にはバス停の標識以外は何もない平凡な場所ですが、本日一番の上りを越えることができたのでヤレヤレでした。

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峠を過ぎれば、緩やかな下り基調の斜面が続きます。
高山村から中之条町にかけての道は道路沿いに花も植えられていて、よく整備されていました。
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何よりも沿道の風景が美しいですよ。
刈り取り前の稲穂が黄金色に輝いていて、遠くの山々も秋の装いにゆっくりと衣替えを始めようとしていました。
走っては立ち止まりしながら何度も沿道の風景を楽しみながらのライドです。

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中之条町に入ると、いよいよ吾妻川沿いに走ることになります。
この辺りは個人的にはあまり訪れたことはありませんが、周辺の地名は愛読している真田太平記(池波正太郎)には何度も登場するのでおなじみです。

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走っていて天守閣を思わせるユニークな建物が目に付いたのでパチリ!
町営の立ち寄り温泉みたいです。
その名も「岩櫃城温泉」。真田太平記にもよく登場した岩櫃(いわびつ)城をコンセプトに据えたのでしょうが、何とも大げさな雰囲気ではあります。

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しばらく走っていると美味しそうな饅頭屋さんを発見。
こういうお店は、手作り感あふれるスイーツが食べられるので期待して入店しました。
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さっそく酒まんじゅうを1個いただきましたが、期待を裏切らない味に満足。
家へのおみやげに「かりんとうまんじゅう」(6個入り500円)を購入。
使われている食材はすべて国産というのもうれしいです。
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岩島駅を過ぎ、吾妻路をさらに遡っていくと目についたのが「吾妻渓谷」の標識です。
さっそく橋のたもとから下流を眺めてみると・・・
ごらんのとおり美しい渓谷美が続いていました。

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渓谷沿いの美しい道のりが続きます。
走っていると道路左手にカメラを構えている人たちがいたので、聞いてみると、トンネルを通過する電車の写真を撮るために待ち構えているとのこと。
しかも、そのトンネルというのは日本一短いトンネルというではありませんか。
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別に急ぐライドではないので、私も「撮り鉄さん」たちの仲間入りをしてシャッターチャンスを待ちました。

なるほど!
日本一短いトンネルだけありますねぇ。10mに満たない長さです。(後で調べたら7.2mだとか)

今回のライドで詳しく知ったのですが、このトンネルを含む吾妻線の岩島駅から長野原草津口駅間は、あの八ッ場ダム工事の影響でこの秋から付け替えられることになっていました。
つまり、あとほんのわずかで日本一短いトンネルを電車が通過する風景は見られなくなるのですね。
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つまり、鉄道と並行して走る国道145号線も高台に付け替えられる運命にあり、素晴らしい渓谷美も見られなくなるという訳です。
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さらに走ると、下のような看板がありました。
いま立っている場所は、八ッ場ダムが完成するとちょうどダムの堤体の下部で、天端から70mほど下になるということですね。
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八ッ場ダムの建設については大きな反対運動が展開され、建設計画も二転三転したのは記憶に新しいですね。
ダム建設の是非については、このブログでは触れませんが、ダムの建設によって周辺の自然環境がこれほど大きく変わることを今回のサイクリングによって間近に感じることができました。

吾妻線にかかるこの鉄橋も撮り鉄さんたちの絶好の被写体ですが、こういう写真が撮れるのも今月一杯のことです。
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ということで、たどり着いた駅が「川場温泉駅」です。
駅から見上げる高さに新しくできた連絡橋がそびえて見えますが、あの橋のすぐ下まで湖面が広がるということなのでしょうね。

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築70年といわれるこの駅舎も今月限りで閉鎖されるとのことです。
駅舎内には四季折々の風景を写したミニ写真展が開かれていました。

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さて、次の立ち寄り目的地である道の駅「八ッ場ふるさと村」への道順を駅員さんに尋ねいざ出発。
教えてくれた道のりのきびしいことといったら・・・
短いながらも15パーセントを超える激坂にあえぎながら、ふと右手を見下ろせば新しい駅が見えるではありませんか。
10月1日開業を目前にして急ピッチで工事が行われているようでした。

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ようやく新しくできた県道とこれにかかる高架橋の上に出てみると、はるか先には先ほど川場温泉駅の上に架かっていた高架橋が見えました。
つまり、このあたり一帯がすべてダム湖の底に沈んでしまうわけです。

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高架橋の上から眼下を見下ろすと、ちょうど吾妻線に特急草津が通過していきました。
しつこいようですが、この景色も今月限りです・・・

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激坂の上りと高架橋で思わぬ時間を食ってしまいましたが、なんとか道の駅に到着できました。
深い山々に囲まれた休憩スポットですが、八ッ場ダムが完成すれば格好の展望台になる場所にあります。

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そして、こちらの名物は「八ッ場ダムカレー」です。
もちろん私も遅い昼食にこのカレーを注文しました。
陶器製のダム堤体が面白いですが、下流にあるライスにも溝が切ってあり、水の流れを表しているみたいです。ダムカードの非公式版がおまけに付いていました。
味の方も、よく煮込んであってやや辛めで美味しいルウでした。

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カレーでお腹が満たされたら再び出発です。
今日は、夕方までに万座・鹿沢口に着けばいいので気楽なものです。
途中、気になったものがあると立ち寄って見物しながらのサイクリングです。
長野原町役場の建物も気になったひとつ。
昭和初期に建てられたとのことですが、周囲の緑に調和した瀟洒なたたずまいを見せてくれています。

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国道のすぐ右手に懸かっていた無名の滝です。
落差は15mくらいでしょうか。一本筋の通った美しいラインを見せてくれています。
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そして、ようやく万座・鹿沢口の街に入りました。
ここは初めて訪れる場所ですが、吾妻川沿いの静かな町です。
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本日のお泊まり場所です。
お疲れさまでしたー。

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今回はGPSのファイル書き出しに失敗しまして実走行図はありません。
だいたいのルートをルートラボに掲載しましたので興味のある方は参考にしてください。
走行距離:65.92km
平均速度:13.81km/h
最高速度:54.41km/h

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Comments

お疲れ様でした。 今回Nobさんが走ったコースは車で何度も走りましたが何回走っても素晴らしい道ですね。
特に吾妻渓谷は紅葉の時には最高です。川沿いの渓谷を走るこの道は平面と立体的な景色の組み合わせが素晴らしいのひとことです。でも今月一杯で随分と雰囲気が変わる様で、とても残念です。 タイミングが良かったですね。
今回の旅行記の後半も期待してます。

Posted by: MTK | 2014.09.15 10:34 PM

MTKさん
こんばんは
コメントありがとうございました。
そうですか。何度も走っておられましたか。
私は車では1回走った記憶はあるのですが、あまり印象に残っていませんでした。

ところが、今回自転車で走ってみて、いいコースだなあって心から思いましたよ。

多くの犠牲の上にできる八ッ場ダムには、それらを上回るような効果効用を期待したいものです。

Posted by: Nob | 2014.09.16 09:25 PM

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