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2014.06.22

春を背負って

Poster

北アルプス・立山の雄大な自然を舞台にした映画「春を背負って」を観てきました。

山好きには堪えられない映画ですね。
山岳映画はどれもそうですが自宅のテレビでDVD版を観ちゃいけません。
もちろんこの映画も映画館で観るべき作品です。

立山の四季が克明に描写されていて、スクリーンに向かっているだけでとても癒されました。
複雑な筋立ての映画が多いなか、とてもシンプルな内容で臨場感あふれる映画です。

登場人物がまた良いです。
どういうわけか皆さん善い人ばかり。
底意地の悪いやつとか根っからのワルなんか一人も出てきません。
真っ直ぐな心に沁みるストーリーです。
じゃ、全然つまんないじゃん。と言う無かれ。
この映画はそれでいいのです。
エンディングとなり映画館を出るとき、カミさんも私も期せずして「良かったね」と口に出ましたが、そんなさわやかな映画でした。

雄大な自然の前では人間は本当に小さな生き物。
それでも人はそれぞれ何かを背負って生きているんですよね。
「荷物は重いと思えば重くなる」という劇中での豊川悦司の台詞がありましたが、とても意味深い言葉でした。

それにしても、立山はお隣の剱岳に比べるとアルパインの香りがいまひとつなのと、いつでも登れるからいいやってまだ山頂に立ったことはありません。
でも、この映画を観て考えが変わりました。
登りたい!歩きたい!
映画に出てきた槍の特等席「秘密のテラス」に立ってみたい!

それにしても今年は山の映画の当たり年です。
先月観た「K2初登頂の真実」も良かったけど、今月末にはいよいよ「ビヨンド・ザ・エッジ」が公開されます。
エベレストの実写映像が3Dで楽しめるなんて、ワクワクドキドキですね。

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2014.06.16

上日川峠ヒルクライム

駅からのアプローチに自転車を活用し、登山口まで上った後にハイキングを楽しみ、帰りは最寄りの駅まで自転車で下山する。

こうしたスタイルのアクティビティは、2週間前に大峠から雁ヶ腹摺山のハイキングを楽しんだのが最初です。
すっごく疲れるけど、駅から自分の足だけで目指す山頂までつなげられる達成感は格別なものがありますね。
「駅からハイキング」なんていう言葉がありますが、「Station to summit」っていうのもたまにはいいですよ。

さて、今日のハイキングは大菩薩峠。
最寄り駅は、バスなら甲斐大和駅ですが、今日はかつての登山口駅である塩山駅をスタート地点としました。

走ったコースとプロフィールマップを表示する

千葉からは3時間以上も電車に揺られて塩山には8時44分着。
北口駅前で自転車を組み立てて、武田信玄さんに見送られて国道411号線を柳沢峠方面に向かいました。

    塩山駅北口が今日のスタート地点です
Kamihikawa00

    立派な武田信玄公の銅像に見送られていざ出陣!
Kamihikawa01

道は広くて走りやすいのですが、上り坂の直線区間が多くてちょっとウンザリします。
5~7パーセント位の斜度が延々と続きます。
晴天でお日様ギラギラ。蒸し暑くないのが救いですが、強い直射日光は半端じゃないですよ。

    直線区間の上りは気分が落ち込みますね
Kamihikawa02

上るほどに振り返れば甲府盆地が眼下に広がってきます。
盆地の向こうには雲が多めながら南アルプスが豊富な残雪を身にまとい立ちはだかっています。
田植えを終えたばかりの田んぼが光って見えます。やっぱり山梨はいいですね。

    遠くの山並みは残雪の南アルプスです
Kamihikawa03

    ぐんぐん上がっていきます。つらかった・・・
Kamihikawa04

斜度は徐々に強くなってきました。
「大菩薩の湯」という日帰り温泉を過ぎ、裂石温泉の手前を右折します。
目立たない看板なのであやうく通り過ぎるところでした。

    この分岐を右に入ると激坂区間が始まります
Kamihikawa05

事前にコースプロフィールを見ていたので、ここから斜度がぐっと増すことはわかっていました。
わかっていたけど、まさかここまで急坂(というか激坂)だとは・・

    雰囲気は最高なんですが勾配が・・
Kamihikawa06

最初のうちは13~14パーセントだったのですが、そのうちガーミンのサイコン上で20パーセントを大きく超えるようになり、まさかの25パーセント表示が。ウヘー!
25パーセントにはたまらず足着きしました。
足着きどころかとうとう自転車から降りて押して歩く始末です。
これって初めての経験ですが、かなりの屈辱ですねー。

    緑のシャワーを浴びながら上ります
Kamihikawa07

これじゃいけないと思い直し、再び乗ろうとするのですが傾斜が急でヨロヨロ運転です。
幸いフラットペダルなので落車はしませんが。
国道分岐からの1.5km位が本当にやばかったです。

そのうちだんだん勾配がゆるやかになり少しは楽になりました。
10パーセント程度になるとホッとします。なんとか走れるので。(笑)

    中央に見えるのは柳沢峠に向かうループ橋です
Kamihikawa08

ショップ主催のイベントで「地獄の奥多摩ツーリング4峠越え」っていうのがありました。
柳沢峠、上日川峠、笹子峠、松姫峠の4峠ですが、柳沢峠~上日川峠間がやばいというのがこれで良く理解できました。私は絶対にチャレンジしませんからね。

そうこうするうちに、標高も1,300mを越えるようになると勾配も徐々にゆるくなりゴールが近いことを教えてくれます。また、「上日川峠まで○○km」という標識も出てくるのでがんばれます。
勾配がほぼフラットに近づいたところで上日川峠(ロッジ長兵衛)に到着しました。

    ロッジ長兵衛(上日川峠)にようやく到着しました
Kamihikawa10

塩山駅からの所要時間は距離16kmで1時間46分でした。遅い!
前回の大峠(距離19km、1時間53分)に比べても格段に遅くなっています。
やっぱりハイキング装備を身に付けて坂道を上るのは疲れます。

さて、その後大菩薩峠のハイキングを無事に終えて大月駅までの下りが始まります。
じつは、上日川峠が今回コースの最高点ではないことは事前にわかっていました。
しばらく緩い上りが続き、いったん下って再び上り返しがありました。
そこからはほぼ下り基調になりますが、甲斐大和側の斜度は塩山側に比べればゆるいです。
上日川峠だけを目指すなら甲斐大和側から上ることをオススメします。

    甲斐大和側はゆるやかな下りです
Kamihikawa11

斜度がゆるいので下りも走りやすいし速度コントロールがしやすく快適でした。
やがて、大菩薩湖(上日川ダム)の脇を通過します。稜線から見えたダム湖がこの湖だったのですね。東京電力が運営する発電用のダムでした。

    大菩薩湖(上日川ダム)にて
Kamihikawa12

さらに下ると、天目山栖雲寺、景徳院と甲斐武田氏滅亡の悲話が伝わる場所を通過します。
景徳院に立ち寄り、武田勝頼生害の地を見学しました。
ちょうど今、池波正太郎の真田太平記全12巻を読み返している最中なので、勝頼終焉の地はとても興味深く、こんな山の中まで追い詰められたのかと思うと何ともいえない気持ちになります。

    景徳院の山門にて
Kamihikawa14

    勝頼公生害石
Kamihikawa13

長い下りもようやく終わり、国道20号に合流すればじきに新笹子トンネルに入ります。
長さが3km近くあるので走りたくなかったのですが、だからといって笹子隧道経由はもっといやなので仕方なく走ることに。
想像どおり長くて路肩も狭かったのですが、意外と走りやすかったかな。
でも、長いトンネルを抜けてホッとしました。

    意外と走りやすかった笹子トンネル
Kamihikawa15

それから先は、ずっと下りが続き、無事に大月駅に到着しました。
サイクリングとしては54kmと短い距離でしたが、楽しいハイキングもできたので大満足でした。

    国道20号線(甲州街道)を大月駅へ
Kamihikawa16

DATA
------------------------------
距離 16km(塩山駅~上日川峠)
標高差 1,177m
平均勾配 7.4%

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2014.06.15

大菩薩峠 緑のシャワーに感激の巻

Daibo13

山を始めて間もない頃、奥多摩や丹沢の次のステップとして位置づけられていたエリアとして大菩薩連嶺がありました。
山脈でも連峰でもない「連嶺」という響きがなぜかあこがれだったな。
ですから、高校生の頃は「大菩薩に行く」といったらちょっと鼻高ものでした。

大菩薩連嶺の良いところは、実力に応じて様々なコースを選べることです。
ファミリー向きのコースから東面の沢登りルートに代表される上級者向きコースまで実に多彩なコース設定ができます。

若い頃は沢登りも含めて四季にわたって歩いていたのですが、クライミングに目覚めてからはとんとご無沙汰の山になってしまいました。
そうなんです。この山域にはクライミングができるところが無いのです。

    上日川峠(ロッジ長兵衛)は車がいっぱい・・
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そんな大菩薩峠に何十年ぶりかで訪れました。
選んだコースは、上日川峠をスタート・ゴールに反時計回りに峠から大菩薩嶺を経て唐松尾根を下る初心者向きのコースです。
地図上で見るとトライアングルのような形をしています。

    甲斐大和と上日川峠を結ぶマイクロバス
Daibo19

スタート地点の上日川峠までは甲斐大和駅からマイクロバスがハイカーを運んでくれています。(\1,000)
私の若い頃は、新宿駅を23時55分発の松本行き普通電車に乗って、午前3時頃塩山駅着。駅から裂石までバスに揺られて、寝不足の目をこすりながらヘッドランプの明かりを頼りに登ったものです。

マイクロバスは朝の8時台と9時台に出ているので、昔みたいに夜討ち朝駆けみたいなことをしないでも日帰りで十分に楽しめるようになったのは朗報ですね。

さて、久しぶりに訪れた上日川峠は車、車、車、、、
いやー、ひどいもんです。
これじゃ、せっかくの山の静けさが台無しだなあ。

というわけで、身支度を済ませて速やかに歩き始めました。
最初の目標は福ちゃん荘です。
この小屋までは感じのよい山道を辿りましたが、地図をよく見ると車道も通じています。

    上日川峠を一歩離れれば静寂の山道が・・
Daibo01

そういえば、つかず離れずの間隔で車道が見え隠れしています。
だったら、勾配の一定な車道を歩いたほうが歩きやすいので途中から車道を行くことにしました。
たいした距離でもないのでどちらを選んでも正解です。

そして着いた福ちゃん荘。
ここも様変わりしていました。
私たちの世代で「福ちゃん荘」といえば、赤軍派の武闘訓練の合宿所という答えがすぐに出てくるほど有名な場所であり事件でした。
私も山歩きが楽しくて仕方がなかった高校時代で、しかも舞台が大菩薩峠ということでずいぶん興奮しましたよ。

    皇太子夫妻の御休憩所が誇らしげに・・
Daibo02

ところが、玄関の看板を見てちょっとびっくり。
え、皇太子夫妻のご休憩所だって・・
へー、昭和と平成では大きく変わったんだなあと妙に感心してしまいました。

さて、福ちゃん荘からは本格的な山歩きのはじまりです。
ここでコースは二手に分かれます。
急な唐松尾根は下りに使うことにして、まずは大菩薩峠に向かいました。
なぜそうしたかというと、今回は出発時間が遅かったので展望の利くうちに稜線に立ちたかったからです。出発が早ければ無論唐松尾根を登りに使うところです。

峠まではみずみずしい新緑の中を歩きます。
まるで緑のシャワーが降り注いでいるようで心が洗われます。
梅雨の晴れ間を利用して、思い切って山を訪れてみて本当によかったです。

ゆるい勾配の登山道をゆっくり目のペースで歩きました。
できるだけ長い時間を山の中で過ごしていたいので・・

    笹の稜線が近づいてくると峠まではあとわずか
Daibo03

やがて笹原の稜線が近づいてくると峠に建つ介山荘が見えてきました。
この山小屋も久しぶりですが、着いてびっくり!両側から登山道を囲むように小屋が建っていて大した繁盛ぶりです。
最近の山ブームの恩恵をもろに受けているみたい。

    峠に建つ介山荘は大賑わいでした
Daibo04

山小屋の先に大菩薩峠はありました。
昔と変わらない標識に安堵しましたが、いやーハイカーの数の多いこと多いこと!
特に若い女性の姿が目立ちます。ついでに若い男どもも結構まじっていて、山の世界の平均年齢は確実に下がっていますね。
山ガールのおかげで周りが華やいでみえるのはとっても良いことです。
同時に自分のダサイ格好が急に恥ずかしくなってきたけど。

    大菩薩峠の標識は昔のままでした
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さあ、いよいよここから雷岩までの稜線歩きの始まりです。
大菩薩峠の最大の魅力は、広大な笹原とうっそうとした針葉樹林帯のコントラスト。そして広闊な展望でしょうか。
とくにここから眺める富士山は最高に格好いいですねー。

    雲間に浮かぶ富士山と大菩薩湖の景観    
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今日はどうかというと、時間がお昼を過ぎていることもありお目当ての富士山は半分以上雲に隠れていました。
そのかわり、奥多摩や奥秩父の山々が指呼の間に望めます。
よーく目を凝らしたら御前山の山懐に奥多摩湖の湖面も確認できました。

    小菅村の集落の先には奥多摩湖の湖面が。
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    のびやかに広がる稜線歩きは最高でした
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峠から賽の河原を経て雷岩をつなぐ稜線歩きは本当に気持ちいいです。
お天気に誘われてか目の前を一頭の鹿が悠然と横切っていきました。
鹿を見たら、5月の富士山一周ツーリングの時に食べた鹿カレーを思い出して、なんか申し訳ないような気持になっちゃっいました。お仲間に悪いことしたなあ。ゴメンね。

    歩いている目の前を悠然と鹿が横切っていきました
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そんなのんびりした稜線で昼食タイム。
ここはいつまでも留まっていたい空間です。

    雷岩に続く稜線
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    足下には可憐な高山植物が咲いていました
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    いつまでも留まっていたい空間です。
Daibo12

雄大な景色も雷岩まででおしまいです。
ここから最高点である大菩薩嶺を往復し、唐松尾根を下りました。

    樹林に囲まれて展望がない大菩薩嶺の山頂
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最初から急坂だとわかっているので慎重に歩を進めます。石混じりの道なので滑りやすいので気持を集中させて下りました。

    雷岩からは急な下りが始まります
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やがて歩きやすい道になってくると周囲は尾根の名称どおりの唐松林に変わりました。
唐松の新緑も良いですね。

    カラマツの新緑に囲まれた山道
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ふたたび鮮やかな緑のシャワーに囲まれるトレイルになり、下山するのがもったいない感じになってきました。
森の香りというかフィトンチッドを十二分に感じながらの山歩きは久しぶりです。
6月の山歩きって本当にいいですね。

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【コースタイム】
上日川峠(11:09)~福ちゃん荘(11:25)~大菩薩峠(11:56~12:05)~雷岩(12:33)~大菩薩嶺(12:41)~雷岩(12:50)~福ちゃん荘(13:21)~上日川峠(13:36)

アプローチ編に続く

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2014.06.05

高滝ダム周辺ライド

平日の水曜日。
週4日勤務の私にとっては貴重な休日です。

例によっておゆみ野にいる孫たちの様子を見がてら午前中限定で3~4時間のサイクリングを楽しみました。
コースは、うぐいすラインから鶴舞、高滝ダム、笠森、秋元牧場を巡るものです。
およそ70kmほどの軽いアップダウンがあるコースです。

高滝ダムに向かう途中、いつもの鶴舞オープンガーデンで一息入れます。
木陰で涼んでいたら、お庭のオーナーさんがやってきたのでご挨拶しました。
先日もお会いしたので話がはずみます。

    鶴舞オープンガーデンにて
Dam01

私が、「このお庭から見下ろす山霧が素晴らしいって聞いているので、ぜひ一度そういう機会に巡り会ってみたいです。」と話したら、わざわざご自宅から写真を持ってきてくれました。
四つ切りに引き伸ばした写真は古びたものでしたが、樹林にまとわりつく山霧がとても印象的な写真でした。

    霧がたちこめた景色も印象的ですね
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「今度はお弁当でも持ってきてゆっくりして下さいね。」との暖かい言葉をいただいてオープンガーデンを後にしました。
このあと、鶴舞から市原ぞうの国を経て高滝湖に下りました。
今日は、高滝ダムのダムカードをいただくつもりです。

    高滝湖畔に下りてきました
Dam03

「ダムカード」ってご存じですか?
若い頃、水資源の調整に関する仕事にかかわっていたことがあり、国内のダムや河川に建設されている取水堰(頭首工っていいます。)などに触れる機会がありました。
で、各地のダムなどを見学した際に記念に渡されるのがダムカードでした。

    これが高滝ダムのダムカードです。(表面)
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カードの表面はダムの全景写真で、裏面に諸元(データ)や各種情報が記載されています。
これまでカードを集める趣味はなかったので、もらったものの転勤のたびになくなっちゃったカードもたくさんあって今となってはちょっと残念です。

    こちらがカードの裏面です。
Dam08

このカードは主に国土交通省や水資源機構が造成したダムで発行されていますが、県内でも4つのダムでダムカードが発行されていることを最近知りました。
県内にあるダムカードは1枚も持っていないので、訪れた記念に集めてみようかなと思った次第です。

私たち昭和20年代生まれの世代にとって、メンコ遊びは古き良き思い出で、栃錦や若乃花などの図柄が入ったメンコを夢中で集めたものですが、ダムカードもメンコ集めと同じようなものですかね。(笑)

    これが高滝ダムです。
Dam04

ということで、向かった先は高滝ダムです。
貯水容量は小櫃川上流にある亀山ダムに次いで2番目の規模だけあって、広い水面が広がっています。
ダムカードは高滝ダム記念館でもらえるというので、ダムサイト脇にある記念館にお邪魔しました。
1階が展示コーナー、2階がレストランになっていて2階にいたおばちゃんからカードをいただきました。
裏面を見るとダムの諸元が書かれています。
なるほど、堤高(24.5m)の割に堤長(379m)の長いこのダムの特徴がよくわかります。
久しぶりに手にしたダムカードですが、なかなか面白いですよ。

ダムから先は特に予定を決めていませんでしたが、帰りの時間が決められていたのであまり遠くへは行けません。
伊藤大山や野見金山を回ることはあきらめて牛久に戻ってから秋元牧場をめざしました。

牧場の脇の坂道はSTRAVAに登録されているコースです。
この道を通るときはどうしてもそれを意識してしまいます。
今回も青信号を合図にスタート!
お、なぜか今日は体が軽いです。自転車も前に進みます。
序盤の7%坂を一気に駆け上がり、いったん下ってから牧場脇の急坂区間に入りました。
いままでは長生庵の手前で失速して時速一桁台に落ち込むのですが、今日は11~12km/hあたりで踏みとどまっています。
最後の緩い下り斜面を全力で駆け抜けましたが、なんとなく自己ベストが出た予感が・・(笑)

    秋元牧場で一休み
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帰宅してSTRAVAにGPSデータをアップしたら、うれしい予感は当たり自己ベストを20秒も更新する7分50秒でした。順位も116人中60位から一気に40位までランクアップ。
はじめて7分台が出たのでうれしかった。
この歳でもまだ伸びしろがあるなんて、なんか不思議ですね。

    久しぶりに自己ベスト更新
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さすがに大汗をかいたので、牧場で一休みした後はヒルクライムのご褒美に長柄のマキネッタで美味しいエスプレッソをいただきました。

    マキネッタに立ち寄りました。
Dam06

この隠れ家的なカフェはソロで走るときは是非立ち寄りたい場所です。
涼しい風が屋内にも吹き抜けていて汗が一気にひいてくれます。
平日サイクリングとしては、程よい距離と時間のサイクリングを満喫できました。

Dam09

DATA
----------------------
実施日: 2014.6.4
天気: 晴れ時々曇り
気温: 24℃
距離: 72.64 km
移動時間: 3:05:02
経過時間: 4:21:42
平均スピード: 16.8 km/h
平均移動速度: 23.6 km/h

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2014.06.02

大峠ヒルクライム

さて、そういうわけで、雁ヶ腹摺山に登ってきました。

三つの雁ヶ腹摺山の内で、これまでなぜ登らなかったというと、最寄り駅である大月駅からは真木(まぎ)集落を経て車道を延々と20kmも辿らなければならないからなんです。

他にも登山路はありますが日帰りではちょっときびしい。
真木からのコースは現実的には自家用車かタクシー利用になりますが、終点の大峠からは小一時間で登れてしまう山なので、登山として考えると魅力に欠けている気がしていました。

待てよ?
こういう山にこそ自転車でしょう。
アプローチに自転車を使えば、高額なタクシー代を払わずにすむし、ヒルクライムの練習にもなるので一石二鳥です。(笑)

走ったコースとプロフィールマップを表示する

    今回のスタートとなる大月駅です
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大月駅到着が8:28。駅前にあるデイリーストアで補給をしてからスタートしました。(8:53)
しばらくは国道20号線(甲州街道)を走ります。
駅からはほぼずっと緩やかな上りが続きます。
3.9kmほど走ると真木交差点に着きます。ここを右折し県道桑西下真木線に入ります。

    甲州街道の真木交差点を右折しました
Ootouge02

いよいよここからが本格的な上りの始まりです。
登山口である大峠までは、大月駅から距離19.8km、標高差1,204m、平均勾配6.1%の立派なヒルクライムですが、とくに真木交差点から先は7.5%以上の平均勾配で上っていきます。
気温が31度以上になるとの予報どおり、もわっとした大気に包まれて頭から足まで汗びっしょりです。

    最初のうちは集落内の狭い道(前方が目指す山です)
Ootouge03

今日はハイキング目的なので、服装はハイキング仕様です、シューズはトレラン用のものを購入し、ペダルはもちろんフラットペダル。
背中にはハイキング用のザックを背負っているので、暑さもひとしおです。(涙)

    県道から林道に入ると山らしくなってきました
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県道から林道に変わるあたりから山深くなり鮮やかな新緑が暑さをなぐさめてくれます。
本当に目がしみるようです。
それにしても急坂続きでへばり気味だー。
勾配が12%を超えるとスピードは一桁しか出せません。情けないけど体が重くて前に進まないっす。

    雰囲気は最高ですが、時速約一ケタで走行中です(汗)
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大峠に近づくにつれ幾分勾配が緩やかになりましたが、いやはや素晴らしいヒルクライムコースですねー。
この間タクシーや自家用車に何台も抜かれました。

時折、樹々の間から雁ヶ腹摺山が垣間見られ、その左手につづく稜線の一番低い地点が大峠だとわかるようになると何となく頑張れます。

    前方の山の左端の最低部がゴールです
Ootouge05

やがて勾配がほぼフラットになり、小広い駐車場が現れてくれば待望の大峠に無事に到着です。ふー、疲れたなー。
大月からここまで1時間53分で上ってきたことになります。遅いタイムだけど今日はヒルクライム支度じゃないのでこんなものでしょう。

    大峠には駐車場とトイレが整備されていました。
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    峠から先は残念ながら通行止めでした。
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ところで、自転車をデポして山歩きするなんてやったことないので、自転車の保管がちょっと心配でした。
とりあえず家にあった鍵を3個持ってきたので、道路標識に地球ロックしておきました。
2時間程度の留守なのでこんなもんでしょう。
でも、自転車をいたずらされたら悲劇ですね。たとえばナイフでタイヤを切り裂くとか・・
おお、やだー

    3重にロックしましたが・・
Ootouge08

大峠は駐車場もトイレも完備しているので自家用車利用には最適です。
そうです。ここは自転車で来るところじゃないのです。(笑)

さて、ハイキングの記録は前のブログ記事に譲って、下山からリスタートします。
午後になり雷光や雷鳴が轟いているので山から早々に退散しましょう。
雨具は用意していますが、この急坂の下りが雨では恐ろしいですからね。

アンダーウェアにジャージを着た上に山シャツを着てから走りました。
3枚着ないと寒くて走れません。さすがは標高1,500mの世界です。
雷鳴にびくつきながら安全運転で下ります。

帰路は同じ道じゃつまらないので、途中から脇道を左折してみました。
が、これが大失敗。
いきなりの上り返しは優に15%はあります。
さらにその先はどんどん道が狭くなり暗い林道になっていきます。
空は暗くなり雷鳴が轟いているし、いやーな道のりでした。

    あんまり走りたくない道でした
Ootouge11

県道に合流してホッと一息。
大月市街に戻る頃にはカミナリ様も遠くに行ってくれて助かりましたが、こんどは真夏のような照り返しが襲ってきました。

ここから先は甲州街道をひた走りに走ります。
山と山に囲まれた国中(くになか)地方は暑さも半端じゃありませんね。
猿橋を通過して、鳥沢駅近くにあるラーメン喜楽さんに着いたのは13時半過ぎ。
14時頃には昼の部はおしまいらしいので滑り込みセーフ。

    一見するとフツーの民家風です
Ootouge13

ここのラーメンは食べログでも高い評価を得ているので立ち寄りたかったお店です。
ネットの情報どおり愛想はあんまりよくありませんが、かといって無愛想という感じではない。
昭和のレトロな雰囲気を感じさせる肩の凝らないお店でした。

さっそくチャーシューメンを注文しました。
お店は結構混んでいましたが案外早く出てきました。
レンゲはないので丼ごと手でもってスープをいただきます。
いやー、煮干しの出汁が効いていて美味いです。
厚いチャーシューも変にとろとろしていなくて歯ごたえがあってよろしい。
街道から離れているにもかかわらず人気があるのもうなずけますね。

    使い込まれたドンブリがいいですね。
Ootouge12

チャーシューメンのスープをほぼ完食して、さらに氷水のお冷やを5,6杯飲んでもなお喉がカラカラな感じでしたが、14時過ぎにリスタート。

この先は、四方津、上野原、相模湖と中央線沿いに走り、大垂水峠を越えて高尾駅を目標に進みました。
さすがにこの暑さで大垂水峠を越えるのはきつかったです。
大峠に比べれば距離も勾配もぜんぜん大したことないのですが、不思議ですよねえ。
恥ずかしい話、峠の手前で足を着いてしまいました。

Ootouge14

標高392mの大垂水峠をやっとの思いで越えてからは楽ちんの下りが待っていました。
JRの高尾駅には16時前に無事に到着。16:09の快速に飛び乗ることができました。

【感想】
ハイキングとサイクリングを同時に楽しむのは思っていたよりも難しかったです。
若い人なら何でもないコースでしょうが、オジサンがやるとなると両方の装備の折り合いをつけるのに一苦労です。
今回の経験を活かして、次回やるとすればもう少し合理的な計画を立てたいものです。

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2014.06.01

新緑の雁ヶ腹摺山ミニハイキング

Ganga14

大菩薩周辺には三つの雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)があります。
小金沢連嶺にある牛奥ノ雁ヶ腹摺山、笹子峠近くにある笹子雁ヶ腹摺山、そして昨日歩いてきた雁ヶ腹摺山です。

ユーモラスな名前の山ですが、渡り鳥の雁が腹をこすりつけるほど高い山といった意味があると聞いたことがあります。

牛奥と笹子は若い頃に何度か歩いているのですが、「本家」雁ヶ腹摺山はこの歳になってもまだ登っていません。
中央本線の車窓からは立派な山容が眺められるのにいつも悔しい思いをしていました。
なぜ登らなかったかという理由は続編に譲るとして、今回はミニハイキングのお話しです。

雁ヶ腹摺山へは西側の大峠(標高1560m)からだと1時間足らずで登れちゃいます。
山頂往復だけなら2時間もあれば余裕で歩けるコース。
それでいて山頂からの展望は超一級品なので、ハイカーの人気が高い山のひとつです。

雁ヶ腹摺山からの富士山は、岩倉具視の旧500円札の絵柄になっているほど有名な場所です。
私もあのお札を眺めては富士山というよりも富士山を取りまく山々からの展望に思いを馳せていたものです。

500s

さて、登山口の大峠に着いたのは10:45頃。
さっそく身支度をすませて11時少し前に出発しました。
ちょうど下山してきた山ガールに声をかけて富士山展望の様子を聞きます。
「山頂からの富士山はいかがでした?」
「朝のうちはよく見えていたんですが今はもうガスってきてちょっと無理ですね。」
とのこと。
ザーンネン!

    歩き始めはトラバース気味に進みます
Ganga01

ま、展望はなくてもこの時期ですから新緑とツツジがあるので気を取り直して歩き始めます。
歩き始めてすぐに「御硯水」と呼ばれる湧き水がありました。
コップも置いてあるので飲んでみると・・・
美味い!
大峠まで来るのに大汗をかいたので、湧き水の美味しさといったら喩えようもありません。
山歩きの楽しさは、こういう時にこそあるんですね。

    「御硯水」と呼ばれる清水の味は格別でした
Ganga13

周りの樹々はあざやかな新緑におおわれています。
広葉樹に囲まれたトレイルも足に優しいやわらかな感触です。
ところどころにピンク色のミツバツツジが咲きほこっていて、疲れを癒してくれます。

    山腹を彩るミツバツツジと鮮やかな新緑
Ganga02

Ganga03

Ganga04

ツツジと新緑の対比が本当にきれいですね。
この季節の最高の贈り物だと思います。

ルートは登山口である大峠から南東方向にトラバース気味に辿り、それから北東に向かって登り始めます。
道はよく整備されています。山の急斜面には桟道が設けられていて比較的安全に通過することができました。(一部破損箇所あり注意。)

    急斜面に架けられた桟道
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トラバース道から山頂に向かう登り道で振り返ると三ツ峠山の先にうっすらと残雪に身をまとった富士山の姿が・・
今日は気温が急激に上がったせいか大気中の水分が浮遊して靄っています。
本当に残念だなあ。とりあえず写真を掲載しておきますが、心の目で富士山を眺めて下さい。

    よーく目を凝らすと富士山が見えるはずです(笑)
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    山頂直下の草原帯
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そして山頂直下の草原地帯に飛び出せば頂上は目前です。
姥子山への分岐を右に分けたすぐ先が標高1,874mの頂上でした。
大峠からは標高差にして約300mの登りです。
こんなに簡単に、しかも展望広大な山頂に立てるんだから人気なのも肯けます。

    山頂は樹林に囲まれた小広い空間です
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ここは大月市・秀麗富嶽十二景の一番山頂に数えられています。
ちなみに、私は今日の雁ヶ腹摺山を加えて、登り残している山頂は三番と五番のみです。(笑)
いずれおとらぬ富士山の好展望台ですね。大月市民がうらやましいなあ。

    晴れていればこんな広大な展望が得られるとか
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    秀麗富嶽十二景にチャレンジしてみてはいかが?
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静かな山頂で軽い昼食をとったら再び往路を戻ります。
富士山の展望を楽しみたいならこの山頂に9時頃には立っていたいところです。
さらに、もう少し時間があればお隣の姥子山へも足を延ばしたいところですが、帰りに立ち寄りたい場所があったので早々に引き返しました。

    あざやかな新緑は心まで洗われるようでした
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久しぶりのハイキングなので時間をかけてゆっくりと山の世界の余韻に浸りながら下りました。
帰路も御硯水でたらふくお水をいただいて登山口に戻ると、気になっていた黒い雲の間から稲光と雷鳴が・・・
吹き抜ける風もひんやりを通り越して寒くなってきました。
おー怖!
はやく下界に下りなくちゃ!

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