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2014.03.09

早春の伊豆大島を訪れる(シマイチ編)

(「いざ出発編」から続く)

さて、初めて伊豆大島に渡った港は岡田港です。
通常は元町港らしいのですが、風向きなど気象条件によって岡田港の場合もあるとか。

港に着いて、ツアーバスに乗り込むカミさんを見送って、さっそく自転車の組み立て作業をしてからスタートしました。
岡田港を起点に時計回りで伊豆大島を一周します。
大島一周は約48km。
左膝に故障をかかえる今の私にとっては、いっぱいいっぱいの距離です。

走ったコースとプロフィールマップを表示する

今日は日帰りの予定です。
したがって、岡田港発15:20の館山港行きの船に乗らなければなりません。
自転車の収納などの時間を考えると14時30分頃までには着いておきたいので、使える時間は約4時間程度。
道中でパンクなどのトラブルもあるかも知れないし、あんまりのんびり走るわけにもいかないかな?

    こういう景色はいたるところにあります
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がけの下にある岡田港からメインコースである大島一周道路(都道208号線)に出るためには急な坂道を上り返さなければならず、これがけっこうきついのです。

一周道路の三叉路に出たら、ここを左折して島の南端にある波浮(はぶ)港をめざします。
が、コースプロフィールを見てもらえばわかるとおり、コース前半である島の東側はアップダウンのはげしい道が続き、大いに汗をかかされました。

このところ、上りらしい上りをほとんど経験していないので10パーセント以上の勾配が続く道では本当につらかったです。
コース全体の約3分の1の区間が、岡田港からの標高差にして約360mのヒルクライムということになります。
島の一周道路というと海岸線の起伏の少ない道を想像しますが、大島のそれは大違いです。火山島のせいか崖が多くてアップダウンだらけといった感じの道でした。

    大島一周道路は走りやすい道が続きます
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そのかわり舗装面はとても良くて、鏡のようなきれいな舗装の箇所もあってサイクリングには最適です。
しかも、車の通行も少ないのでとても走りやすいです。(信号は島全体で6箇所だけとか。)

    こんな感じの上りが続きます。(大島公園付近にて)
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椿まつりの会場になっている都立大島公園の入口を通過し、まだまだ上ります。
やがて三原山に向かうあじさいレインボーラインを右に分けてなおも上り続けますが、このあたりが一番きつかったです。
足を着きたくなったけど、ここで着いたら情けないのでもう少しがんばります。

    アップダウンは激しいですが道路コンディションは最高です
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    お隣の利島が視界に入りました
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スタートしてから約1時間で今回コースの最高点を通過。標高約380mですから房総の最高峰クラスです。
さあ、ここからは待望のダウンヒルです。
苦しかった上りのことはすっかり忘れて快適な走りに酔いしれました。

下りきる直前、左手に名勝筆島を望む展望台があったので立ち寄りました。
まさに絶景です。
筆先を天に向かって立てたような筆島(というよりも岩)に対峙するように海岸に迫り来る大絶壁の対比がすごい迫力で展開しています。
しばし時を忘れて目の前の絶景に見入るひとときでした。

    絶景の筆島展望台にはぜひ立ち寄ってください
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いったん下って少し上り返すと波浮港を見下ろす展望台に着きます。
都はるみの歌で大ヒットした「アンコ椿は恋の花」の歌詞を埋め込んだ記念碑が建てられていました。

    アンコ椿は恋の花・・・
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    波浮港は火口の跡だそうです
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波浮港を通過するとシマイチもいよいよコースも後半です。
伊豆諸島の利島、新島、神津島といった島々がその姿を見せてくれます。
ふだんなかなか見ることのできない島影に感動しました。

    利島、新島、神津島などの島々が視界に入ります
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走り始めて約30km付近には有名な「地層切断面」があります。バウムクーヘンさながらの見事な褶曲面を見せてくれます。
自転車から下りてじっくりと見学しましたが、いやーまさにジオパーク伊豆大島の面目躍如といったところですね。
ただし、ここら辺りから上りになり再び汗をかかされました。

    有名な「地層切断面」です。
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    ここではじっくり見学したいですね
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元町の手前には昨年の大災害の爪跡が残されていました。
今でも道路はズタズタに寸断されていて、災害のひどさを物語っています。未だ行方不明の人もいるのでカメラを向ける気になれません。

やがて元町港に到着しました。ゴールまで残り約10kmの地点です。
こちらは岡田港とは比べものにならないくらいに賑やかな港です。
ただし、今日は岡田港が入出港を受け持っているので港は閑散としていました。

    もうすぐ元町の港です
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港の脇を通過して、いよいよコース最終盤のハイライトである「サンセットパームライン」に入ります。
この道は大島一のサイクリングコースとして有名です。
その名に背かない素晴らしいシーサイドロードでしたよ。

    サンセットパームラインの美しい景観を堪能して下さい
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ほとんど車の通らない広い道でひたすらペダルを回しました。
左手には太平洋をはさんで伊豆半島の山々が連なっています。あいにく富士山は霞んで見えませんでしたが、青い海と黒い海岸線、そして明るい道路のコントラストが何とも言えない美しい景観をつくっています。
ここが東京都内なんてちょっと信じられません。

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いつまでも走っていたいパームラインを離れて岡田港に向かう一周道路に戻ります。
途中大島空港の滑走路をアンダーパスで通過すると、椿の並木道が続いていました。
真っ赤な椿は今が見頃です。
真白い大島桜も満開の時期を迎えています。

    大島空港の滑走路をくぐり抜ければ岡田港まではあとわずか
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    椿の花はいまが見頃を迎えています
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コースの後半からは懸念していた膝痛がぶり返し、ちょっと辛い道のりになりましたが何とかスタート地点の岡田港まで戻って来られました。
伊豆大島一周に要した時間は休憩込みで3時間弱でした。

出港までだいぶ時間が余ったので、港のそばの食堂で名物べっこう丼をいただきました。
漁師さんがやっているお店だったので、新鮮なメダイのべっこう丼が食べられラッキー。
まさにべっこう色をした「づけ丼」は本当に美味しかったですよ。
伊豆諸島のどの島にもあるというべっこう丼。島によって味付けが違うとのことなので、こんどは他の島のべっこう丼を食べてみたいです。

    べっこう丼定食を注文しました(\1,000)
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    みごとなべっこう色をしたメダイのお刺身
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■感想
日帰りで伊豆大島のシマイチができるとは思いませんでした。
膝の故障に苦しむ62歳のおっさんでも3時間足らずで一周できたので、40~50歳台の若手なら2時間ないし2時間半もあれば十分だと思います。
さらに元気があれば、返す刀で三原山ヒルクライムもコースによってはできちゃうかも。(笑)

それにしても、千葉県からわずか1時間足らずの洋上に、こんなに素晴らしい自然が残されているなんて、訪れてみなくてはわかりませんね。
今度は、東京港から泊まりがけでじっくりと訪れてみたいなあ。

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Comments

Nobさんに、シマイチの先を越されてしまいましたねーー
館山から日帰りできるとは、考えていませんでした。
バームクーヘンは満喫できましたでしょうか?

次は、泊まりがけの遠征ですね。
三原山の中腹にある大島温泉ホテルに宿泊するツアーが、
今年も廉価で出れば狙い目ですね。
(去年は希望者がなく、断念しましたが…)
東海汽船のHPは要チェックですね。

それにしても、羨ましいし~~
先を越されて悔しい~~(笑)

Posted by: kiku | 2014.03.10 09:25 PM

kikuさん
こんにちは
昨年はせっかくkikuさんが企画してくれたのに流れてしまい残念でしたね。
廉価時期は、梅雨の時期なので、なかなか難しい判断ですが、梅雨の中休みに当たればラッキーですね。

今回、はじめて大島を訪れましたが、サイクリングコース満載の島です。
機会があれば何度でも行きたいです。

Posted by: Nob | 2014.03.10 09:38 PM

いいですね~
しかし館山から伊豆大島へ行けるとは知らなかった。
私もずっと伊豆大島に行きたいと思いつつ、まだ実現してないんですよね。
私は8日(土)にまた男体山に登ってきました。とても寒かったですが、厳冬期の山が満喫できました。

Posted by: HINA | 2014.03.11 12:22 AM

HINAさん
館山からの伊豆大島は本当に近いですよ。
乗船時間は55分で、時間も正確でした。
お天気が続くときに、さーっと行って三原山ヒルクライムか本島一周のどちらかを楽しんでくるのにもってこいです。

あ、それから、冬靴の修理が終わったので、日帰りの雪山プランがあったらお声をかけてください!

Posted by: Nob | 2014.03.11 12:28 PM

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