まえばし赤城山ヒルクライム 2013
行ってきました。上ってきました。
第3回 赤城山ヒルクライム大会に。
結果は、練習不足が素直に反映して昨年よりも4分以上遅いタイムでした。
努力しなくては報われないのです。
だからナットクの結果です。
というわけで、簡単に報告します。
天候は、前日及び当日ともにさわやかな晴天に恵まれました。
前泊したビジネスホテルの窓からは、明日の朝一気に駆け上がる赤城山がくっきりとその優美な姿を現してくれました。
今回は準備不足もあってイマイチの気分だったのですが、あの山の姿を見てようやく戦闘意欲が高まってきました。
前日の会場では、いつもの事ながらメーカーの出店ブースやメインステージのイベントで賑やかに盛り上がっていました。
特に絹代さんと長沼選手によるコース攻略法のステージは良かったです。
今更聞いても間に合わないけど、コースの山場がどこなのかポイントがつかめました。
写真をみて気づいたのは観客に白髪頭の人が多いこと。ひょっとして私と同じ年代(60歳以上)組か?
そして迎えたレース本番当日。
例によってほとんど眠れないで朝を迎えました。
イベントの前はいつも眠れないので最近は気にしません。
4時15分に起床して、熱いシャワーを浴び、5時過ぎにホテルを出発しました。
会場に着いてみると、ほとんどの選手は到着済みといった感じです。みんな早いなあ。
山頂への荷物を預けたら何もすることがないので、ブラブラするだけです。
ローラー台を持ち込んで直前の心拍をほどよく上げている真面目な選手は見ませんでした。
さて、午前7時にエキスパートクラスがスタートしました。
最初はパレード走行ですが、さすがに強者揃いなのでスタートから飛ばしています。
それからさらに40分後、ようやく男子Eクラス(60歳以上)のスタートです。
他人のペースに巻き込まれたくないので、トップチューブに5km毎の一昨年の自分のスプリットタイムを貼っておきました。
ヒルクライムのライバルは「昨年の自分」の筈なのですが、昨年の自分は強かったので一昨年の自分にしました。(笑)
「前半は抑えめに、勝負は後半で」というのはどのヒルクライムレースにも言えることですが、赤城山も例外ではありません。
とくにスタート地点から8.9km先の旧料金所を境に平均勾配が2パーセントも上がる後半はキツイです。
わかってはいるものの、前半は周りの面々に影響されてペースが上がってしまいます。
それでも、10km地点でのタイムは一昨年よりも44秒遅れです。
やっぱり今日はダメだなあ・・。
後半に入ると、本当にきつく感じました。
(なんで参加しちゃったんだろ!)
(やだやだ!もうリタイアしたいよー!)
(もう絶対にエントリーしないぞー!)
・・いろいろと後悔することしきりです。マジで途中で足を付きたくなりました。
おまけに右の太股の裏側が攣りそうに・・
あわわ!
慌てて背中のポケットから「塩熱サプリ」の錠剤を取り出して口に入れました。
なんとか抑えることができました。フー
ようやくたどり着いた姫百合駐車場手前の15km地点では1分55秒遅れ。
これでは90分切りも無理でしょう。やっぱり。
このあたりまで上ってくると、途中で自転車を降りて休む人がチラホラ見られるようになります。
苦しそうに肩で息をしている人もいれば、走っている選手を茫然と見送っている人など様々です。
私の目の前でもいきなりクリートを外して車道左側に倒れ込むように自転車から降りる人がいました。
ゴールまで残り2,3kmという地点です。
あとわずかだというのに悔しいだろうなあ。
でも、苦しい気持ちはよーくわかりますよ。
(もう止めたい!)という甘い誘惑は常について回りますから。
通称かもしかカーブと呼ばれるワインディングロードを過ぎれば、あとゴールまでは気力の勝負です。
過去2回はここで踏ん張れた。
でも今回はまったく踏ん張れません。
帰宅してから心拍数のグラフを見てわかったことは、最後の2kmで心拍がまったく上がっていないという事実でした。
過去2回はここで最大心拍数付近まで上がってゴールできました。
ところが、今回は心拍が下がってゴールです。
それだけ疲労困憊してパフォーマンスが向上できなかったのですね。
そして、最後の直線もまったくペダルが回らないままヘロヘロでゴーーール!
タイムは、1時間32分27秒。
前回よりも4分以上遅いタイムで惨敗でした。
せめて90分は切りたかったのですが・・・
苦しさを乗り越えてゴールに着けば赤城山が優しく迎えてくれました
【感想】
言い訳になってしまうかも知れませんが、今回は明らかな準備(走り込み)不足でした。
指の怪我をした7月の走行距離は180km足らず。8月にいたっては80kmしか走れませんでした。(しかも平坦ばかり)
練習できたのは直前の2週だけでしたが、これでは文字通り「付け焼き刃」ですよ。
私の年代(60歳以上)でも1時間10分を切ってゴールするスゴイ人もいます。
そして、私よりも速い人は23人もいます。
日々の地道な努力がそのまま成績に直結するのがヒルクライムレースだと思います。
まさにヒルクライムレースは自分とのたたかいと言われる所以なのですね。
レースに参加してまた新たな刺激をもらいました。
Comments
いやードラマですね。
特にヒルクライムの部分は情景がひしひしと伝わって来て、あたかも自分が登っている様な感じがして体に力が入ってしまいます。
まだドラマは序説です。 来年、再来年の続編を期待しています。
それにしても60歳以上クラスのスタート写真を見ると、皆さんOver Sixtyとはとても思えませんね。
Posted by: MTK | 2013.10.01 07:58 AM
またまた、1年ぶりの訪問になります、お久しぶりです。
小屋番Nobさんとは今回レースNo.が連番でしたね。
夏場の怪我による練習量不足での今回の記録は「大健闘」と言ってもおかしくありません。順調な準備が整っていたならば前年記録の更新は十分に有り得たことでしょう。
この悔しさは来年に向けてのバネにしてください。
小生はチョビっと記録更新が叶いました。
昨年は「エリートカテゴリー」に回されたわけですが、7:00一番スタートでしたので先行グループを抜く際のペース変動等のリスクもなく、脚力近接の併走者達もいたわけで、その恩恵を十分に受けることができました。
今回はスタートから緩斜路区間を50歳代の高速車列に相乗りさせてもらいました。
中盤の上り勾配からは単独走行で、それなりの厳しさはありましたがタイムは納得です。
3回目の大会になりますが、天候にも恵まれましたし、相変わらずのホスピタリティー充実の大会運営に感謝です。
Posted by: TAKA | 2013.10.01 11:56 AM
MTKさん こんにちは
いやー、レースは何度出てもしんどいです。
なんでこんな辛いことお金まで出してやるんでしょうね。自分でも不思議です。
今回はタイムが落ちてしまいましたが、私よりも年長の方々が素晴らしいタイムを出しているのを目の当たりにすると、やはり勇気が湧いてきます。
レース中は、「もう絶対にレースはやめよう」と思うのですが、来年もまた出るかも知れません。
困ったもんです。
Posted by: Nob | 2013.10.01 06:47 PM
TAKAさん
ご無沙汰しております。
先ずは年代別ぶっちぎり優勝おめでとうございます!
というか、私の知る限り主要なヒルクライムレースのほぼ全てで年代別の優勝をさらう、まさに「中高年の星☆」ですね。
今回、ゼッケンナンバーが隣同士だったので、会場でお会いできれば日頃の練習法などをお聞きできるチャンスなので探したのですがお会いできずに残念でした。
それにしても確か今年で66歳ですよね?
そのお歳で68分台のタイムは驚異的というか恐ろしい限りです。
日頃のたゆまない精進ぶりが容易に想像できます。
私もTAKAさんというすばらしい目標があるからこそ、ヘロヘロながらもレースに参戦できるようなものです。
これからも全国の大会で高名をとどろかせてください。
いつも応援していますよーー!
Posted by: Nob | 2013.10.01 06:59 PM
当方も大会会場でお会いできるかと思っていました。また、他の大会でチャンスがあるでしょうから、その時を楽しみにしています。
小生、トライアスロン現役の折、と言っても20年ほど前のことですが、東海大のトライアスリート30名ほどと南房総館山・岩井海岸で夏合宿を幾度か行いました。
その合宿のバイク練習は、R410を南下して野島崎灯台ー千倉ー山間丘陵を木更津付近まで150㌔程のロード練習をし、特に山間UP-DOWNは良いトレーニングになった記憶があります。
冬季でも南房総付近はロード練習ができる環境なのでしょうか?機会があればまた走りたいコースです。
次回のレースは当月が1回、11月が3回有り、それで今年の打ち止めになります。今年は4月を皮切りに全18レースにエントリーし、うち3戦は降雪、集中豪雨、台風でキャンセルでした。(今年はキャンセルの確率が高かったです)
ヒルクライム参戦4年目なので、物珍しさから今年は片端から出場可能なレースに参戦しました。
ひと通りの各地大会を経験しました。余り無茶をしすぎると身体を壊す怖れがありますので、来年からは狙いを絞ってチャレンジしてみたいと思います。
Posted by: TAKA | 2013.10.02 04:22 PM
TAKAさん
南房総は冬の方がトレーニングの適期だと思います。
神奈川県のように高い山はありませんが、南房総の丘陵地帯は適度なアップダウンがあり、また交通量が少ないのでツーリングやトレーニングにはいいですよ。
当方は今年はレースには出る予定はありません。
でも、TAKAさんの活躍はずっとチェックしていますので、どうかこれからもご活躍ください!
Posted by: Nob | 2013.10.02 04:50 PM
赤城山ヒルクライムレースお疲れ様でした。
泊まったホテルの窓から赤城山がよく見えましたね。赤城山は女体が仰向けに寝ている様に見えるんです。ご存知のとおりゴール地点はバストトップより140メートル位い下の北側になりますが、60歳過ぎでしかも怪我による練習不足の人が、一番下から頂上付近まで一気にたった1時間32分で登れるのは脅威です。
来年もお待ちしています。
Posted by: 前橋庶民 | 2013.10.18 06:06 PM
前橋庶民さん
こんにちは
今年の赤城山も市民の方々の暖かい声援をいただいて、楽しませていただきました。
結果は、残念ながら前回のタイムを上回ることはできませんでしたが、それなりにがんばったので悔いはありません。
たぶん、来年も参加すると思います。
また来年も情報提供などでよろしくお願いいたします。
Posted by: Nob | 2013.10.18 07:39 PM