« 九十九里浜から睦沢・長南方面をゆっくりライドで | Main | 笹子峠と御坂峠 »

2012.10.29

箱根・金時山から湖尻まで歩く

Hakone01

歩いたコースとプロフィールマップを表示する

今年の5月、富士山麓に集まった旧い山の仲間たち3人と箱根で再会しました。
今回も、ハイキングやバードウォッチング、ジョギングなど各自思い思いの趣味を楽しみながらの再会です。
前回、富士山麓一周を自転車で走ったNobでしたが、今回は2日間ともハイキングで箱根の秋を楽しんできました。

今回、箱根の山々を歩いてみて、箱根って正真正銘の火山なんだなあと改めて感じました。(当たり前か)
阿蘇火山は雄大すぎてピンと来ませんが、箱根の外輪山を歩いてみると、典型的なカルデラ地形や中央火口丘など、教科書に出てくる地形を間近に眺めることができます。
自分が地理を学んでいた中学生くらいの頃に訪れておけば良かった、なんておバカなことを考えたNobでした。

で、初日は金時山から乙女、長尾の両峠を経て湖尻に下るコースです。
登山口は公時神社からですが、少し楽をして車で林道を上がってもらい登山道と交差する地点まで送ってもらいました。
この地点ですでに標高800mほどあるので、山頂まではおよそ400mの登り。楽なものです。

コースは沢沿いに進みます。しばらく登ると「金時宿り石」と呼ばれる真っ二つに割れた大きな石の前に出ました。
金太郎と山姥との伝説に彩られたこの大きな石を回り込むようにして登り続けるとやがて尾根の上を歩くようになり、周囲も明るくなってきました。

    沢沿いの道から尾根に上がれば明るい道が続きます
Hakone00

この時期、花は咲き終わっているのかなあと思っていましたが、なんのなんのリンドウやアザミ、トリカブトなどが結構たくさん咲いていて驚きました。
その代わり紅葉はイマイチ、というかまだまだでした。11月上旬頃が見頃でしょうか。

    リンドウの花が尾根筋を彩っていました
Hakone07

    山頂間近になると勾配が増してきます
Hakone02

傾斜が強くなり周囲の景観が垣間見えるようになると、ひょっこり山頂の一角に到着しました。スタート地点から約1時間でした。
今日は平日の金曜日でしたが、人気の山らしく先着のハイカー達で結構賑わっています。

    元祖金時茶屋(金時娘の茶屋)です。(平日でも営業中でした。)
Hakone06

山頂には2軒の茶店が営業中でしたが、一段低いところに建っているのが「元祖金時茶屋」です。
この時期だとキノコ汁が名物らしいのですが今回はパス。
それよりもここの名物は何といっても富士山の展望でしょう。
「天下の秀峰 金時山」の大きな看板に恥じず、裾野からすくっと立ち上がった富士山の立派な山容が見事でした。パチパチパチ!

    富士山の大展望はさすがです。
Hakone05

富士山の大展望もさることながら、箱根火山のカルデラ地形を眺めるのも良いものです。
外輪山である長尾山や丸岳、中央火口丘の駒ヶ岳、神山、カルデラ湖の芦ノ湖など役者が揃っていて見る者を飽きさせません。

あとで調べてみて知ったのですが、箱根のシンボルである芦ノ湖はわずか3000年前に誕生したのだとか。
比較的新しい時代まで活発な火山活動を繰り返してきたのですね。

金時山でゆっくりした後は、外輪山の縦走ハイキングに出発です。
ここから湖尻までゆるやかな登り返しの道を辿りました。
雄大なカルデラ地形や雪を戴いた富士山を眺めながらの尾根歩きになります。
特に箱庭のような箱根のカルデラ内の景色はミニチュア模型をみるようで楽しいですね。

    箱庭のようなカルデラ地形は興味が尽きません
Hakone14

やがて樹林に囲まれた尾根筋を辿るようになり、富士山の展望は利かなくなりますが所々に紅葉した樹々も現れるようになり飽きることはありません。

    色づき始めた稜線景色(背景は金時山です。)
Hakone11

ピークを二つほど越えると乙女峠に到着しました。
休憩用のベンチや展望台などもあり、休むに適した場所ですが展望はイマイチといったところ。

    乙女峠にて。
Hakone09

乙女峠からは再び大きく登り返して電波塔のある丸岳に向かいます。
両側はハコネダケと呼ばれる背の高い笹に覆われて展望はありません。ただ歩くのみ。
着いた山頂は明るく開けていて、少し進むと芦ノ湖や外輪山の景色が雄大に眺められます。
のびやかな景観に、見ていて本当に癒されます。

    のびやかな稜線歩きは本当に楽しいですね
Hakone13

丸岳を越えてどんどん下って行き、着いたところが長尾峠。この峠も先の乙女峠同様に峠の下にはトンネルが通過しています。
最初の予定では、長尾峠から今宵の宿がある仙石原に下りるつもりでしたが、まだ陽も高いのでもう少し先まで歩いてみることにしました。

芦ノ湖スカイラインの車道と重なり合うように上り下りを繰り返し、富士見ヶ丘公園と呼ばれる芝生の園地に到着しました。
名前のとおり富士の絶景が見られる場所のようですが、あいにく富士山は雲に隠れていてその勇姿を見ることはできませんでしたが、金時山から越えてきたピークの数々を眺め渡すことができ、しばし足を休めることとしました。

    芦ノ湖が近づいてきました
Hakone16

ここからは湖尻峠までは歩かずに、そのまま湖尻まで下ることにしました。
久しぶりのハイキングで膝がと太股に痛みが出てしまいましたが、5時間弱の充実したハイキングを楽しむことができました。

    銀の波のような仙石原のススキ原
Hakone17

夕方、宿に荷を解き、目の前にひろがる仙石原のススキ野を散策しましたが、逆光をあびたススキの穂が銀色に輝く様はなかなか感動的です。
山登りに夢中だった頃は、箱根なんか眼中になかったものですが、こうして実際に歩いてみると味わい深い景勝地だなあと改めて感じました。

|

« 九十九里浜から睦沢・長南方面をゆっくりライドで | Main | 笹子峠と御坂峠 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 九十九里浜から睦沢・長南方面をゆっくりライドで | Main | 笹子峠と御坂峠 »