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2011.10.03

2011 グランフォンド八ヶ岳大会

Granyatsu01

走ったコースとプロフィールマップを表示する


今年も走ってきました。
「2011 グランフォンド八ヶ岳大会」です。

実は今年はパスする予定でした。
同じ時期にほかに走りたいイベントがあったので。
ところが、娘夫婦が無謀にも「申し込んだ。」とのことで、父親も無理矢理誘われた次第です。

ところがところが!
出発3週間前に娘夫婦は突然のキャンセル。
宿の手配までやらされた挙げ句のDNSに父親は・・・。
情けないことに、3人で宿泊する予定のペンションに一人わびしく宿泊する羽目に。
同宿のお客さんはカップルさんがほとんど。
なんだかなー。

    大会会場となった「清里の森」は気持ちの良い森の中
Granyatsu02

さて、肝心の大会はというと。
前日のオープニングセレモニーの時は暖かい日差しに誘われたように八ヶ岳の峰々も顔を出してくれたのですが、当日のお天気は青空が広がっているものの、お目当ての八ヶ岳や南アルプスの山稜には季節風の吹き出し雲が纏わり付いていて、顔を出したり隠れたりといった案配でした。
稜線は雪かも知れませんね。
山好きのNobとしては、展望がゼロではモチベーションがさっぱり上がりません。

    前日の会場風景(八ヶ岳連峰もきれいに見えました)
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    ウェルカムパーティーでは炭火焼きハンバーガーのサービスも・・
Granyatsu03

何とかモチベーションを高める目標みたいなものはないかなーと思案して、ひらめいたのが「全エイドを立ち寄りながらの6時間切り」です。
昨年のタイムは7時間ちょっと。
昨年とはコースが若干違っていて、距離も獲得標高も去年を下回っています。
6時間台で走りきるのは十分可能ですが、6時間を切るとなると還暦Nobの体力脚力ではいっぱいいっぱい。
ついでにグロス(休憩時間込み)で20km/hで走ることができれば大満足なのですが。

前置きが長くなりましたが、それでは当日の模様を簡単に記します。
起床は4時半。
眠い目をこすりながら、前日コンビニで用意したおにぎり&バナナの簡単な朝食をとりました。
5時40分、宿のオーナーのご厚意で別棟の他目的ルーム内に置かせてもらっていた自転車を引き出して出発。
スタート会場までは上り坂を約15分といったところです。
会場に着いてみるとすでにたくさんの参加者が列に並んでいました。
列に並ぶ前に荷物を預けたり、タイヤに空気を入れたりしていたら、いつの間にか長蛇の列になっていました。
あわてて列の最後尾を探したら、スタート地点からぐるっと回ってはるか遠い場所。さらに次々と列が成長していく感じにびっくりです。

    スタートを待つ自転車、自転車、自転車、、、
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7時、予定どおりスタートしました。私は約24分遅れてのスタートです。
スタート地点から約50kmほどは下り基調の道が続きます。
道幅は比較的広いので安心して下れます。
周りの自転車を見ると、本気モードの人とのんびりモードの人に分かれているのが一目でわかりました。
本気モードの人たちは下り坂を一気に駆け下りていくし、のんびりモードの人は30km/hを目安に安全運転に徹しています。
私は両者の中間といったところかな?
「がんばり過ぎずにがんばる」モードです。(笑)

    秋のさわやかな空気の中を走る喜び
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出発時はかなりの冷え込みにブルブル震えていましたが、ペダルを回しているうちに汗ばんできました。
それでも外気はかなり低いので、気分は「寒む暑い」といった変な感じ。
先にも書いたように空には晴れ間があるのに周辺の高峰は雲の中。本当に残念です。

やがて最初のエイドに到着です。
去年も感じたことですが、この大会のエイドの充実ぶりは特筆ものです。
お蕎麦やおにぎり、朝穫れレタスにもろきゅー、金時パイ、トウモロコシに大福餅・・・
9つあるエイドのうち8箇所でフードのサービスがありました。
フードを提供している8箇所すべてに立ち寄り、お代わりも含めて満腹状態で走り続けました。(笑)
後で聞いたところ、後半は売り切れだったとか。
お代わりまでしちゃって申し訳ありませんでした。

    今回もエイドは充実していました!
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さて、前半下り基調の50kmが終わり、いよいよ登り基調の後半66kmが始まります。
最低標高450mから最高1480mを目指す道のりになります。

この夏、ヒルクライム的なコースをけっこう走ってきたので、標高差は気にしていませんが、ヒルクライムにしては長い距離を走るので体力的に心配でした。

60km過ぎから始まる海岸寺の激坂がクライマックスでしょうか。
いやあ、登ります。ぐんぐんと。
サイコンの勾配計はみるみる上昇して、15%から16%あたりを上下するようになりました。
瞬間最高では20%なんて数字も!
ここで足がほぼ売り切れ状態に・・。トホホです。
でも、足はつかずになんとかクリア。

    「激坂」で有名な海岸寺の坂を登る
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その後も10%クラスの急坂が次々に現れて、いやはや「お金払って何でこんなきついことするんだろう?」と自問自答する始末。

コース終盤の80kmを超えたあたりが最高標高点です。
これを越えて、小淵沢目指してまた下って、そうして最後の登りに耐えて、ようやくスタート地点である清里の森に帰ってきました。

最終盤の100kmから先は、さすがにヘトヘトです。
足がぜんぜん回ってくれません。
メーターを見ると、目標の6時間切りが微妙な感じです。
文字通り最後の気力をふりしぼって(ちょっと大げさか?)15km/hの速度を維持してゴールイン。
タイムは5時間52分台。かろうじて6時間切りは達成できました。
グロスでもこれまた何とか20km/hぎりぎり。
順位を競うレースではないので、これらはあくまで自分の中の数字です。

    誰もが待ちわびる感動のフィニッシュライン
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標高差1,023m、獲得標高2,244m(私のサイコンデータ)のグランフォンド八ヶ岳は終わりました。
連れがいればのんびりモードで写真を撮りながらゆったり走ったと思います。
でも、一人だと面白くないので、何か自分に目標を与えないとね。

まだ参加したことのない方は、来年はぜひ走ってみてください。
ロケーションも地元のおもてなし度も申し分ありません。
のんびり走っても良し、ガチでタイムを目標にしても良いし・・・
楽しみ方は千差万別です。

    気持ち良いですよー!
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Comments

海岸寺に向け走っているときに声を掛けさせていただいたオレンジジャージでORBEA ORCAに乗っていたものです。ブログを拝見してあのときの方だ!と確信しコメントさせていただきました。小生も登山練習用に自転車を始めのめり込んだ口です。朝練コースなどご近所で練習していますのでお見かけしたらお声掛けさせていただきます。イベント参加等でご一緒させていただけること楽しみにしております。

Posted by: カンスケ | 2011.10.05 07:44 PM

オレンジジャージのカンスケさん
こんばんは
ブルージャージのNobです。
当ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
カンスケさんのことはよーく憶えております。
ものすごくお強いですねー!
ぜんぜん追いつけなかったです。

お近くなので外房有料あたりでお会いできるかもしれませんね。
その節はよろしくお願いいたします。
また、お会いできることを楽しみにしています。

Posted by: Nob | 2011.10.05 08:54 PM

お久しぶりです。
やはり参加されていたのですね。私は、メデオフォントに参加しましたよ。天気も良く、走るには気持ちが良かったです。結構勾配がきつい個所もあり、登れば下るの連続で、終盤では力尽きた次第です。特に海岸寺のところは、恥ずかしながら歩きました。
来年はリベンジします。

Posted by: まる | 2011.10.06 01:56 PM

まるさん
こんばんは
私は会場でまるさんをお見かけしましたよ。
ちょうど、グランフォンドのスタート直前で列の中だったので声をかけられませんでした。

そうでしたか。メディオフォンドに参加されたのですね。
海岸寺の登りは特別ですね。
あそこは足がついても歩いてもOKでしょう。
きついもん。
来年のリベンジを応援します!!

Posted by: Nob | 2011.10.06 08:45 PM

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