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2011.09.20

那須・朝日岳から隠居倉、三斗小屋温泉周回

Nasuasahi06

表那須の山々をちょこっと歩いてきました。

Asahimapこの夏は、ヒルクライムの練習に二度ほど自転車で峠の茶屋駐車場まで上がりましたが、その先を歩いたのは久しぶりです。

諸々の事情で、私に与えられた時間は早朝から午前10時頃までの数時間しかありません。

その中で山歩きの気分を満足させてくれるコースは、ここしかないだろうなあ、と考えたのが・・・
峠の茶屋駐車場~峰の茶屋跡~朝日岳~隠居倉~三斗小屋温泉~峰の茶屋跡~峠の茶屋駐車場の周回コースです。

未明に峠の茶屋駐車場まで車で上がり、明るくなるのを待ちました。
夜半は濃いガスと雨にたたられて、「天候の回復は遅くなるかも。」と心配しましたが、夜明けとともに厚い雲が去り、空が茜色から黄金色に染まって美しい日の出を迎えることができました。

    鬼面山にかかる朝焼け(茜色から黄金色へ)
Nasuasahi01

おにぎり2個の簡単な朝食をとった後、5:20に駐車場を出発しました。
周りの山肌はまだモルゲンロートに染まっていて山腹に纏わりついている雲が速い流れで去っていきます。
なかなか見られない景観にしばし歩くのも忘れました。

茶臼岳の山腹をトラバース気味に緩やかに登る道をたどり、右手に朝日岳東南稜の鋭い稜線を仰ぎながら火山礫の登山道をゆっくりペースで歩きました。
やがて剣が峰が大きく迫り、避難小屋が近づいてくると峰の茶屋のコルに着きました。

    峰の茶屋のコルをめざして
Nasuasahi02

「峠の茶屋」と「峰の茶屋」。
紛らわしいですが、「峰の茶屋」の方が歴史はずっと古く、昔は掘っ建て小屋の残骸があるばかりでしたが、冬山遭難事故を機に立派な避難小屋が建設されたと聞いています。

ここから朝日岳へは剣が峰の東側をトラバース気味に登っていきます。
トラバース道にはエゾリンドウの紫色の花がいくつも咲いていました。花の寂しいこの時期にあって山歩きを楽しませてくれる貴重な花ですね。

    秋の代表的な花「エゾリンドウ」
Nasuasahi03

剣が峰を巻き終わると鎖場なども現れる道に変わります。
雪のない今の時期は問題ありませんが、12月から3月頃にかけてはアイゼンによる引っかけなどの転倒に注意がいる箇所です。

    ボリューム感満点の茶臼岳
Nasuasahi04

振り返ると文字通り臼を逆さにした形の茶臼岳がどっしりと聳えています。
山麓は厚い雲海にびっしりと覆われています。
ボリューム感のある雲海の模様はなかなかのものでした。
このあたりから眺める朝日岳東南稜も鋸歯状の稜線を連ねていて結構迫力があります。
数年前の冬、山の仲間と3人で会心のクライミングをしたのが思い出されます。

    逆光に輝く鋸歯状の朝日岳東南稜
Nasuasahi05

やがて、朝日岳の肩に立ち、山頂を目指しました。
ここから頂上までは指呼の間です。
ハイマツやガンコウランといった高山性の低木に覆われた尾根をたどり朝日岳山頂に立ちました。
眼前の茶臼岳をはじめ、南会津に属す奥那須の大倉山、三倉山、それに三本槍岳、赤崩山など那須主脈の山々が一望に眺められました。

    朝日岳から赤崩山(旭岳)を望む
Nasuasahi07

    見事な雲海が広がっていました
Nasuasahi08

静かな山頂で展望を楽しんだ後、隠居倉方面に向けて歩き出します。
森林限界を超えているので展望も良く、那須の雄大な山容を十分に楽しみながらの稜線歩きです。
主脈と隠居倉を分ける分岐点は「熊見曽根」と呼ばれていますが、この辺りに来ると早くもガスがわき始めました。

隠居倉に至る稜線上では、エゾリンドウやトリカブトなど紫色系の花々が目を楽しませてくれました。
いったん下って登り返すと隠居倉のピークです。
去来するガスの合間に三本槍岳や歩いてきた朝日岳などが浮かんで見えました。

    ガスの去来する三本槍岳(隠居倉にて)
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    同じく朝日岳から熊見曽根を振り返る
Nasuasahi12

隠居倉で一休みの後、三斗小屋温泉に向けて下ります。
この下りは結構急で膝にダメージがかかります。
雨の後なので道も滑りやすく、注意のいる箇所でした。

急坂が一段落するとゆるやかな道に変わり、硫黄の臭いが立ちこめてきて源泉が近いことを教えてくれます。
水蒸気の噴出する源泉を過ぎてさらにひと下りで温泉神社に至り、石段を下れば2軒の宿からなる三斗小屋温泉です。
登山者を送り出したばかりの宿はひっそりと静まりかえっていました。

    静かな雰囲気の三斗小屋温泉

ここからはほぼ平坦な道を進みます。
20分ほど歩くと沼原分岐に着きました。当初はこの分岐を右折して姥ヶ平を経由して峰の茶屋に向かう予定でしたが、時間短縮のために直進します。

延命水を過ぎ、やがて登り傾斜が出てくると那須岳避難小屋です。
小屋の背後には牛ヶ首から剣が峰にかけての稜線が意外な高さで迫っています。
小屋を通り過ぎると峰の茶屋コルに続く火山礫の急な道に変わりました。

ひと登りで、早朝に通過した峰の茶屋コルに到着。
小屋の陰で風を避けながら行動食をとってから下山を開始しました。

久しぶりの山歩きで靴擦れが起き、それをかばう影響で膝まで痛くなってしまいました。
いやはや、自転車よりもハイキングの方が身体にはきついですね。
痛い右膝を引きずるようにして出発地点である峠の茶屋駐車場に下り立ちました。

【コースタイム】
峠の茶屋駐車場5:20・・・峰の茶屋コル(5:54)・・・朝日岳(6:33~36)・・・隠居倉(7:05~10)・・・三斗小屋温泉(7:46)・・・沼ッ原分岐(8:10)・・・延命水(8:18~20)・・・峰の茶屋コル(8:57~9:07)・・・峠の茶屋駐車場(9:45)

【感想】
久しぶりの山歩きでした。
実働4時間程度の軽いハイキングながら、結構足(太ももと膝)にきました。トレーニング不足を痛感します。
今回は自転車同様に心拍をモニタリングするトランスミッタを付けて歩いてみました。
結果は下図(クリックで拡大します)のとおりです。

Nasuasahi_map

心拍数の増加はヒルクライムよりもはるかに低く、最もきつい箇所でも最大心拍数の75パーセント程度の心拍数で登ることができました。
ヒマラヤ級の高峰はさておき、普通の山歩きでは心肺能力よりも、急激に変化する坂道にフレキシブルに対応できる足腰の筋力の方がより必要とされるみたいです。

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Comments

Nobさん 
こんにちは
私も若い頃、山登りを楽しんでいた時期がありました。
最近は、自転車で県内のサイクリングを中心に楽しんでいますが、こんなにきれいな山の写真を拝見すると、また山歩きがしたくなってきました。
最近は年配の人に大ブームだと聞きましたが、何となくわかる気がします。

Posted by: 房総ローディ | 2011.09.21 09:23 AM

房総ローディさん 
こんにちは
写真をお褒めいただいてありがとうございます。
いつもはコンパクトデジカメを持参しますが、今回は軽いハイキングだったのでデジタル一眼を持って行きました。
やっぱりデジイチは写りが良いですね。
今回の那須の山もそうでしたが、年配の人たちに混じって、山ガールもたくさんいましたよ。
目の保養になりました。(笑)

Posted by: Nob | 2011.09.21 07:11 PM

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