« 初めての100マイルライド | Main | 蔵王エコーラインの挫折 »

2010.06.21

会津磐梯山と駒止湿原を訪ねる

Aidu08

いよいよ梅雨本番です。
雨が降ると自転車には乗れません。ていうか、乗らない方が身のためです。
そこで、別の遊びを考える。
私の場合、そんなに器用じゃないので別の遊びは山歩きになります。

山は良いですね。
雨が降っても雨具を着ればどこへでも歩いて行けます。
6月のこの時期は、新緑が雨に濡れて輝きを増す季節でもあります。高山植物もたくさん咲き出してきて、山々は原色の世界に彩られます。

6月19日(土) 雨のち曇り
Aidu06錦少年に誘われて、霊峰のひとつである会津・磐梯山を訪れました。
磐梯山は、作家の故・立松和平さんの「百霊峰巡礼」に掲載されている一峰です。
以前、家族登山で登りましたが、雨の中を厳粛な気持ちで登ってみるのもいいかなと思い、早朝に横浜、千葉を経由して登山口である猫魔・八方台まで車で入りました。
メンバーは、錦少年とその友人のTさん、Nobの3名です。

予報どおり小雨が降る中を雨具を着込んで歩き出しました。
しばらくは整備された道をなだらかに登ります。
木々の新緑が雨に濡れて鮮やかさを取り戻しているように見えます。
30分ほど歩くと、あたりが開けて中ノ湯に着きます。硫黄の臭いが鼻を刺激します。
中ノ湯は古い湯治場のようですが、すでに廃屋と化していました。最盛期はさぞやと思わせるような建物の連なりが往時の賑わいを想像させてくれます。

Aidu05中ノ湯からしばらく進むとミツガシワの群落が迎えてくれました。湿地帯が続いておりコイワカガミなども可憐な花を咲かせてくれています。
高度の方はなかなか上がらず、しばらく緩やかな登りが続きます。
いささか単調な登りが続き、やや飽きてくるころ、勾配が徐々に増していきお花畑と弘法清水の分岐に飛び出しました。
雨も本降りになってきたのでお花畑経由は諦めて、小屋のある弘法清水を目指しました。
分岐からひと登りで着いた弘法清水の小屋の前にはたくさんの登山者が休んでいます。すでに山頂まで往復してきたのでしょう。

ここまでかなりゆっくりとしたペースで登ってきたので、休まずにそのまま山頂を目指しました。
山頂までの傾斜はやや急になります。
ずっと降り続いていた雨がようやく上がり、ガスの間から山頂らしき頂が見え隠れしています。火口壁の急斜面がガスに見え隠れしています。
Aidu11時刻は14時近くになりました。
ガスがすーっと薄くなった頃、ひょっこりと磐梯山頂に到着。周囲は何も見えなかったけど、やっぱり山頂に立つ喜びはひとしおです。
山名表示板の前で記念撮影後、すぐに退散しました。

復路は往路を忠実に戻りました。
膝に故障をかかえるTさんのペースに合わせてゆっくり下ります。
かくいう私も右足の「魚の目」の痛みがひどくなり、スローダウンは大歓迎です。
雨は上がりましたが、登山道はぬかるみが続きます。滑らないように慎重に下りました。
往路とほぼ同じ位の時間をかけて八方台の駐車場に戻り着きました。

今夜の泊まり場所は南会津なので、ここからは120kmほど離れています。
休む間もなく車を走らせました。
Aidu10夜は、南会津館岩村にある前沢曲家集落で夕飯をご馳走になりました。
Tさんの知人の実家だそうです。
この地方独特の茅葺き曲家住宅で山の幸、十割蕎麦の大歓迎を受けました。
特に、お蕎麦はあの立松和平氏をして「日本一の蕎麦」と賞賛をうけた地元では有名なおばあちゃんの手打ち蕎麦。これには大感激です。本当に美味しかったー。

【コースタイム】
猫魔八方台(11:35)---中ノ湯(12:01)---弘法清水(13:25)---磐梯山頂(13:57~14:20)---弘法清水(14:48)---中ノ湯(16:02)---猫魔八方台(16:27)


6月20日(日) 曇り時々晴れ
さて、翌日は予想外に晴れ間が出ていたので、予定を変えて駒止湿原散策を計画しました。
南会津町と昭和村に囲まれた奥会津にある駒止湿原。
面積は尾瀬ほど広大ではありませんが、すぐ近くまで車で入れるので、中高年者とりわけ高齢のハイカーに人気の湿原です。
口の悪い錦少年に言わせれば「ここは後期高齢者向きの尾瀬ですね。」(笑)

Aidu09この時期は、ワタスゲが見頃とあって、人生の大先輩とおぼしきハイカーがたくさん訪れていました。入口にある駐車場が料金無料というのがうれしいです。
駐車場の整理や案内にあたる村(町?)の皆さんには頭が下がります。

入口からは高低差もなくすぐに湿原に導かれました。木道は狭いので一方通行になっています。
レンゲツツジの鮮やかなオレンジ色が出迎えてくれました。
湿原の奥に入っていくと、「おおー!」一面の綿帽子です。白、白、白、、
ワタスゲの群落がずっと先まで広がっていました。これほどのワタスゲの大群落はなかなかお目にかかれないと思います。
Aidu07その他にも、山裾の縁にはズミの白い花が見頃でした。まだ数は少ないですがコバイケイソウやニッコウキスゲもしっかりと咲いていました。
今度は足元を見ると、ヒメイチゲやタテヤマリンドウの可憐な花々が・・・。
いやー、なかなかやりますよ。この湿原は。

時間の関係で、南会津町側の「大谷地エリア」しか回れませんでしたが、この先にも「白樺谷地」や「水無谷地」といった湿原が続いているようです。
もっと時間がとれればゆっくりとお花の観賞をしたいところです。

2日にわたった会津の山旅。
急ぎ足でしたが、会津中心部と南会津、奥会津の旅情にも触れることができました。
今度は秋に再訪したいものです。

|

« 初めての100マイルライド | Main | 蔵王エコーラインの挫折 »

Comments

駒止湿原は二度行きました。ほぼ同じ頃の6月中旬と紅葉の頃です。秋の時は、昭和村にあるキャンプ場からMTBで林道ツアーをした時、ついでに駒止湿原を歩きました。この林道は舟鼻峠からスタートし(ゲートに鎖があるけど自転車なら入れました)、舟鼻山付近を通って駒止湿原の北側入口を経て西側の道路に繋がっています。林道は未舗装なのでロードバイクには向きませんが、MTBで走るとなかなか楽しいですよ。この駒止湿原を含む山域は地図でみるとテーブルマウンテンのように山頂部分がとても平らになっています。ただし、人間のスケールからすれば結構アップダウンがあり、走り応えがありました。

Posted by: 雲海 | 2010.06.27 12:04 AM

雲海さん
こんにちは。
雲海さんは2度も訪れているのですか。
MTBは未舗装の道でもガシガシ入って行かれるので、うらやましいです。
舗装路は車で走って、駐車スペースではトランクからMTBを出して周辺の林道を走破する。
そして、林道から少し外れた湿原には徒歩で訪れる、なんて最高の遊び方ですね。

Posted by: Nob | 2010.06.27 09:18 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 初めての100マイルライド | Main | 蔵王エコーラインの挫折 »