« 会津磐梯山と駒止湿原を訪ねる | Main | edge705のナビ機能をはじめて使う »

2010.06.27

蔵王エコーラインの挫折

遠刈田温泉からの蔵王連峰

走ったコースとプロフィールマップを表示する

「仙台で一番美味い牛タン食べさせてやるから来ないか。他の連中も呼ぶから来いよ!」
大学時代、学生寮で同じ釜の飯を食べた友人から、いきなり電話がありました。
いやはや、学生寮の仲間4人が一同に出会うとすれば実に37年ぶりの再会ということになります。

どうせ仙台まで出かけるのなら、一度は走ってみたい蔵王エコーラインのヒルクライムも良いかな?
と、すぐに自転車にからめて考えちゃうのが今の私です。
我ながら困ったもんです。

さて、仙台まで行くとなると行き帰りは新幹線です。
問題は自転車を収納する輪行袋。
ふだん使っているモンベルのタイプでは、横置き型のため袋の一部が通路にはみ出してしまいます。
県内のローカルな鈍行車両への持ち込みでは気になりませんが、新幹線車両では通路へのはみ出しやデッキでの占有面積増は大きな問題です。
で、仕方がないので、オーストリッチ製の縦置きタイプを購入しました。
このタイプなら、車両の一番後ろの2人掛け席の後ろに空いているスペースにもすっきりと収納できて、通路へのはみ出しもありません。
問題は、エンド金具などが必要となり、重さもモンベルの倍以上になることです。
しかし、車内マナーを考えるとやむを得ない選択ということで割り切りました。

蔵王連峰

今回のコースは、仙台駅の一つ手前にある白石蔵王駅から遠刈田温泉を経て蔵王エコーラインのヒルクライムをやり、帰路は青根温泉を経由して釜房ダムから仙台入りするというものです。
コースの核心はもちろん蔵王エコーラインの登りです。
今年初めて開催された「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2010」のメイン舞台でもあります。
全長18.7km、標高差1,334m、平均斜度7.1%、最大斜度12.0%という国内屈指の超級コース、ということを知ったのは走った後のこと。
事前にわかっていたら、絶対に走らなかった。(笑)

さて、ゴールは仙台なので、まずは仙台駅まで「はやて」で行き、余分な荷物をコインロッカーに預けました。
上りの新幹線までの待ち時間は27分。
この間に、着替えと荷物の整理、シューズの履き替えなどを大急ぎでやって、上りの「やまびこ」で白石蔵王駅に向かいました。

白石蔵王に着いたのは10時です。
駅前で自転車を組み立てて、10時30分いざ出発。
お天気に恵まれたのは良かったのですが、とにかく暑いのです!
道路に設置されている温度計を見ると、すでに30度Cを指しています。
走り始めてすぐに汗がどっと出てきました。
ヤベー!脱水症状だけは避けたいなー。

R0011245s

白石蔵王から遠刈田温泉までの間にひと登りあることは、あらかじめ知っていました。
知っていたとはいえ、これほどの勾配とは・・
30度C以上の陽光がアスファルト路面に容赦なく降りそそぎ、汗がだらだら流れ落ちます。
心拍数も最大値を示し続けています。まさに心臓バクバク状態。
そして、とうとうダウン。
自転車に乗り始めて、初めて坂の途中で右足のクリートを外しました。
わずか3kmあまりの距離、平均斜度で7.6%の坂ですが一気に登ることができませんでした。(泣)

やっとの思いで登り切った「ミルクファーム蔵王」を過ぎるとダウンヒルが始まります。
左手には残雪を戴く蔵王連峰を眺めながらの快適な下りが続きます。ヤレヤレです。
下りきったところが遠刈田温泉の入口。駅からここまで約20km。駄洒落じゃないけど「本当にここまで遠かったー!」

温泉の少し先に、ヒルクライムのスタート地点でもある大鳥居がありました。
すでに戦闘意欲は萎えていましたが、それでもやるだけやってみるかと一応エコーラインに挑戦します。

R0011249s

暑さは相変わらずというか、気温はグングン上昇している感じです。
予想どおりエコーラインでは長い坂が続きました。
富士スバルラインのように勾配の緩急がなく、一本調子の急坂に再び泣きが入りました。
もうだめだ!
また右足をペダルから外してしまいました。
こんなに苦しい登りは初めてです。
スタートから5km近くの地点にある「滝見台」でリタイア宣言。
後からわかったことですが、本番コースのビギナークラス区間にも到達していません。
平均斜度で約7.5%位でしょうか。
自分の非力さを実感しただけで、むなしい登りでした。

R0011253rs

滝見台からは、一路仙台に向けて気持ちを切り替えました。
が、とにかく暑いのでペダルにかける力が入りません。
それでも下り基調のコースに助けられて、なんとかヨタヨタ走りました。

仙台市街に入る手前で最後の急坂の洗礼を受けて、後は惰性で走り続けます。
途中、国宝の大崎八幡宮にお参りして、ゴール地点の仙台駅になんとか到着。

この後、37年ぶりに再会した4人のオジサンたちで、仙台の夜は大いに盛り上がったのは言うまでもありません。
仙台一の牛タンに舌鼓を打ち、翌日は松島で海鮮料理を美味しくいただき、ようやくヒルクライム挫折のショックから立ち直ることができました。やれやれ・・・

Zaou04

Zaou05

Zaou06


|

« 会津磐梯山と駒止湿原を訪ねる | Main | edge705のナビ機能をはじめて使う »

Comments

往復新幹線の旅ってうらやましいです。
仙台あたりまでなら青春18キップかなー。
それにしても、暑かったのですね。
30度超では無理しないで途中でやめたのは正解かも。

Posted by: 房総ローディ | 2010.06.29 08:22 AM

房総ローディさんは若い?からご存じないかもしれませんが、50歳以上で加入できるJR東日本の「大人の休日倶楽部」で、3日間新幹線乗り放題1万2千円というお得なチケットがあります。(但し、期間限定)
今回はそれで仙台を往復してきました。
白石蔵王までの分を含めると、通常は2万4千円以上かかる運賃が半額以下で済みました。

それにしても猛暑のヒルクライムは止めた方がいいですね。(笑)

Posted by: Nob | 2010.06.29 09:45 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 会津磐梯山と駒止湿原を訪ねる | Main | edge705のナビ機能をはじめて使う »