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2010.06.27

蔵王エコーラインの挫折

遠刈田温泉からの蔵王連峰

走ったコースとプロフィールマップを表示する

「仙台で一番美味い牛タン食べさせてやるから来ないか。他の連中も呼ぶから来いよ!」
大学時代、学生寮で同じ釜の飯を食べた友人から、いきなり電話がありました。
いやはや、学生寮の仲間4人が一同に出会うとすれば実に37年ぶりの再会ということになります。

どうせ仙台まで出かけるのなら、一度は走ってみたい蔵王エコーラインのヒルクライムも良いかな?
と、すぐに自転車にからめて考えちゃうのが今の私です。
我ながら困ったもんです。

さて、仙台まで行くとなると行き帰りは新幹線です。
問題は自転車を収納する輪行袋。
ふだん使っているモンベルのタイプでは、横置き型のため袋の一部が通路にはみ出してしまいます。
県内のローカルな鈍行車両への持ち込みでは気になりませんが、新幹線車両では通路へのはみ出しやデッキでの占有面積増は大きな問題です。
で、仕方がないので、オーストリッチ製の縦置きタイプを購入しました。
このタイプなら、車両の一番後ろの2人掛け席の後ろに空いているスペースにもすっきりと収納できて、通路へのはみ出しもありません。
問題は、エンド金具などが必要となり、重さもモンベルの倍以上になることです。
しかし、車内マナーを考えるとやむを得ない選択ということで割り切りました。

蔵王連峰

今回のコースは、仙台駅の一つ手前にある白石蔵王駅から遠刈田温泉を経て蔵王エコーラインのヒルクライムをやり、帰路は青根温泉を経由して釜房ダムから仙台入りするというものです。
コースの核心はもちろん蔵王エコーラインの登りです。
今年初めて開催された「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2010」のメイン舞台でもあります。
全長18.7km、標高差1,334m、平均斜度7.1%、最大斜度12.0%という国内屈指の超級コース、ということを知ったのは走った後のこと。
事前にわかっていたら、絶対に走らなかった。(笑)

さて、ゴールは仙台なので、まずは仙台駅まで「はやて」で行き、余分な荷物をコインロッカーに預けました。
上りの新幹線までの待ち時間は27分。
この間に、着替えと荷物の整理、シューズの履き替えなどを大急ぎでやって、上りの「やまびこ」で白石蔵王駅に向かいました。

白石蔵王に着いたのは10時です。
駅前で自転車を組み立てて、10時30分いざ出発。
お天気に恵まれたのは良かったのですが、とにかく暑いのです!
道路に設置されている温度計を見ると、すでに30度Cを指しています。
走り始めてすぐに汗がどっと出てきました。
ヤベー!脱水症状だけは避けたいなー。

R0011245s

白石蔵王から遠刈田温泉までの間にひと登りあることは、あらかじめ知っていました。
知っていたとはいえ、これほどの勾配とは・・
30度C以上の陽光がアスファルト路面に容赦なく降りそそぎ、汗がだらだら流れ落ちます。
心拍数も最大値を示し続けています。まさに心臓バクバク状態。
そして、とうとうダウン。
自転車に乗り始めて、初めて坂の途中で右足のクリートを外しました。
わずか3kmあまりの距離、平均斜度で7.6%の坂ですが一気に登ることができませんでした。(泣)

やっとの思いで登り切った「ミルクファーム蔵王」を過ぎるとダウンヒルが始まります。
左手には残雪を戴く蔵王連峰を眺めながらの快適な下りが続きます。ヤレヤレです。
下りきったところが遠刈田温泉の入口。駅からここまで約20km。駄洒落じゃないけど「本当にここまで遠かったー!」

温泉の少し先に、ヒルクライムのスタート地点でもある大鳥居がありました。
すでに戦闘意欲は萎えていましたが、それでもやるだけやってみるかと一応エコーラインに挑戦します。

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暑さは相変わらずというか、気温はグングン上昇している感じです。
予想どおりエコーラインでは長い坂が続きました。
富士スバルラインのように勾配の緩急がなく、一本調子の急坂に再び泣きが入りました。
もうだめだ!
また右足をペダルから外してしまいました。
こんなに苦しい登りは初めてです。
スタートから5km近くの地点にある「滝見台」でリタイア宣言。
後からわかったことですが、本番コースのビギナークラス区間にも到達していません。
平均斜度で約7.5%位でしょうか。
自分の非力さを実感しただけで、むなしい登りでした。

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滝見台からは、一路仙台に向けて気持ちを切り替えました。
が、とにかく暑いのでペダルにかける力が入りません。
それでも下り基調のコースに助けられて、なんとかヨタヨタ走りました。

仙台市街に入る手前で最後の急坂の洗礼を受けて、後は惰性で走り続けます。
途中、国宝の大崎八幡宮にお参りして、ゴール地点の仙台駅になんとか到着。

この後、37年ぶりに再会した4人のオジサンたちで、仙台の夜は大いに盛り上がったのは言うまでもありません。
仙台一の牛タンに舌鼓を打ち、翌日は松島で海鮮料理を美味しくいただき、ようやくヒルクライム挫折のショックから立ち直ることができました。やれやれ・・・

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2010.06.21

会津磐梯山と駒止湿原を訪ねる

Aidu08

いよいよ梅雨本番です。
雨が降ると自転車には乗れません。ていうか、乗らない方が身のためです。
そこで、別の遊びを考える。
私の場合、そんなに器用じゃないので別の遊びは山歩きになります。

山は良いですね。
雨が降っても雨具を着ればどこへでも歩いて行けます。
6月のこの時期は、新緑が雨に濡れて輝きを増す季節でもあります。高山植物もたくさん咲き出してきて、山々は原色の世界に彩られます。

6月19日(土) 雨のち曇り
Aidu06錦少年に誘われて、霊峰のひとつである会津・磐梯山を訪れました。
磐梯山は、作家の故・立松和平さんの「百霊峰巡礼」に掲載されている一峰です。
以前、家族登山で登りましたが、雨の中を厳粛な気持ちで登ってみるのもいいかなと思い、早朝に横浜、千葉を経由して登山口である猫魔・八方台まで車で入りました。
メンバーは、錦少年とその友人のTさん、Nobの3名です。

予報どおり小雨が降る中を雨具を着込んで歩き出しました。
しばらくは整備された道をなだらかに登ります。
木々の新緑が雨に濡れて鮮やかさを取り戻しているように見えます。
30分ほど歩くと、あたりが開けて中ノ湯に着きます。硫黄の臭いが鼻を刺激します。
中ノ湯は古い湯治場のようですが、すでに廃屋と化していました。最盛期はさぞやと思わせるような建物の連なりが往時の賑わいを想像させてくれます。

Aidu05中ノ湯からしばらく進むとミツガシワの群落が迎えてくれました。湿地帯が続いておりコイワカガミなども可憐な花を咲かせてくれています。
高度の方はなかなか上がらず、しばらく緩やかな登りが続きます。
いささか単調な登りが続き、やや飽きてくるころ、勾配が徐々に増していきお花畑と弘法清水の分岐に飛び出しました。
雨も本降りになってきたのでお花畑経由は諦めて、小屋のある弘法清水を目指しました。
分岐からひと登りで着いた弘法清水の小屋の前にはたくさんの登山者が休んでいます。すでに山頂まで往復してきたのでしょう。

ここまでかなりゆっくりとしたペースで登ってきたので、休まずにそのまま山頂を目指しました。
山頂までの傾斜はやや急になります。
ずっと降り続いていた雨がようやく上がり、ガスの間から山頂らしき頂が見え隠れしています。火口壁の急斜面がガスに見え隠れしています。
Aidu11時刻は14時近くになりました。
ガスがすーっと薄くなった頃、ひょっこりと磐梯山頂に到着。周囲は何も見えなかったけど、やっぱり山頂に立つ喜びはひとしおです。
山名表示板の前で記念撮影後、すぐに退散しました。

復路は往路を忠実に戻りました。
膝に故障をかかえるTさんのペースに合わせてゆっくり下ります。
かくいう私も右足の「魚の目」の痛みがひどくなり、スローダウンは大歓迎です。
雨は上がりましたが、登山道はぬかるみが続きます。滑らないように慎重に下りました。
往路とほぼ同じ位の時間をかけて八方台の駐車場に戻り着きました。

今夜の泊まり場所は南会津なので、ここからは120kmほど離れています。
休む間もなく車を走らせました。
Aidu10夜は、南会津館岩村にある前沢曲家集落で夕飯をご馳走になりました。
Tさんの知人の実家だそうです。
この地方独特の茅葺き曲家住宅で山の幸、十割蕎麦の大歓迎を受けました。
特に、お蕎麦はあの立松和平氏をして「日本一の蕎麦」と賞賛をうけた地元では有名なおばあちゃんの手打ち蕎麦。これには大感激です。本当に美味しかったー。

【コースタイム】
猫魔八方台(11:35)---中ノ湯(12:01)---弘法清水(13:25)---磐梯山頂(13:57~14:20)---弘法清水(14:48)---中ノ湯(16:02)---猫魔八方台(16:27)


6月20日(日) 曇り時々晴れ
さて、翌日は予想外に晴れ間が出ていたので、予定を変えて駒止湿原散策を計画しました。
南会津町と昭和村に囲まれた奥会津にある駒止湿原。
面積は尾瀬ほど広大ではありませんが、すぐ近くまで車で入れるので、中高年者とりわけ高齢のハイカーに人気の湿原です。
口の悪い錦少年に言わせれば「ここは後期高齢者向きの尾瀬ですね。」(笑)

Aidu09この時期は、ワタスゲが見頃とあって、人生の大先輩とおぼしきハイカーがたくさん訪れていました。入口にある駐車場が料金無料というのがうれしいです。
駐車場の整理や案内にあたる村(町?)の皆さんには頭が下がります。

入口からは高低差もなくすぐに湿原に導かれました。木道は狭いので一方通行になっています。
レンゲツツジの鮮やかなオレンジ色が出迎えてくれました。
湿原の奥に入っていくと、「おおー!」一面の綿帽子です。白、白、白、、
ワタスゲの群落がずっと先まで広がっていました。これほどのワタスゲの大群落はなかなかお目にかかれないと思います。
Aidu07その他にも、山裾の縁にはズミの白い花が見頃でした。まだ数は少ないですがコバイケイソウやニッコウキスゲもしっかりと咲いていました。
今度は足元を見ると、ヒメイチゲやタテヤマリンドウの可憐な花々が・・・。
いやー、なかなかやりますよ。この湿原は。

時間の関係で、南会津町側の「大谷地エリア」しか回れませんでしたが、この先にも「白樺谷地」や「水無谷地」といった湿原が続いているようです。
もっと時間がとれればゆっくりとお花の観賞をしたいところです。

2日にわたった会津の山旅。
急ぎ足でしたが、会津中心部と南会津、奥会津の旅情にも触れることができました。
今度は秋に再訪したいものです。

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2010.06.13

初めての100マイルライド

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今朝はジロの日曜朝練に参加するつもりでしたが、見事に朝寝坊。
前夜、ワールドカップを観ていたら熱くなって完全に寝不足状態でした。
ワールドカップが終わるまでは当分寝不足状態が続きますねー。困ったもんです。
明日夜のカメルーン戦はどうなることやら・・・

というわけで、ようやく起き出してから、さてどうしたものか。
明日はたぶん梅雨入りだろうから、今日は少し長めに走りたいな、というわけで利根川の向こう側にある与田浦の水生植物園まで行ってみることにしました。
あそこまで行って往復すればたぶん160km位になるかも。
初めての100マイル達成です。

若葉マーク付きビギナーの3目標は、
(1).自転車購入後3ヶ月以内の100kmライド。
(2).Mt.富士ヒルクライムでの完走。
(3).1年以内の100マイル(160km)ライド。
です。
もちろん、私個人のきわめて主観的な3目標ですが。(笑)
ちなみに、(1)は自転車購入2ヶ月後に走った、ツールドちば3日目の118kmで達成。
(2)は、先日無事に完走達成。
そして(3)は本日、平坦なコースを選んでどうにか達成しました。

コースは、自宅→国道16号→白井交差点→手賀の丘公園→手賀沼→利根川CR→佐原→与田浦→佐原→国道51号→佐倉→西印旛沼→新川・花見川CR→検見川海岸→自宅です。

南寄りの風が吹く中、行きはフォローウィンドで快調に走りました。
国道16号は日曜なのにトラックが結構行き交い怖いですねー。
白井の交差点を右折して、県立手賀の丘公園を目指しました。公園内は樹木が生い茂り、時間があれば園内を散策したい感じです。
公園を左に見ながら直進するとやがて手賀沼が広がってきます。
ここのサイクリングロードは広くて本当に走りやすいですね。
沼畔沿いのコースを進むとやがて手賀川沿いに走るようになります。途中の橋で左岸に渡り返しましたが、途中で通行止め。
よく見ると、「サイクリングロード工事中のため」とか。それじゃ我慢するしかありませんね。
コースを大きく迂回して、やっとのことで利根川右岸のサイクリングロードに到着です。

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利根川はいつ見てもゆったりとした流れです。まさに板東太郎の名に恥じない川です。
今年も渇水がなければいいな。(仕事柄、渇水があると忙しくなるので)
梅雨入り前なので、堤防の草もだいぶ伸びていますが、サイクリングロード沿いの草はちゃんと刈り取ってくれているので快適に走ることができます。ありがとう。

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利根川CRですが、ずっと続いていると思ったらさにあらず。
時々、未舗装区間が現れるのでその度に並行して走っている国道356号線に移ることを余儀なくされますが、この道路が結構交通量が多く、走りづらいのです。
そうかと思えば、国道よりも広い?舗装の行き届いたCR区間も現れたりします。
ここまで立派じゃなくても良いから、早くCR全線が舗装されれば最高なんですが。

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風にも恵まれて快調に走れたせいか、お昼前には佐原に到着しました。
水郷大橋を茨城県側に渡り、水生植物園と与田浦を目指します。
今頃はあやめ祭りの最盛期のはずです。
今日はそのためにあやめ祭りの優待チケットを持参しています。
あれ?あらら?しまったチケットを忘れてきた!
まあいいや、とりあえず近くまで行くか。

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キップを買えば良いのですが、家に無料チケットがあるのが悔しい。
というわけで、水郷の入口まで行って悲しきUターン。トホホ、(笑)
これは口実で、じつは出発が遅めだったのであやめをじっくり鑑賞するゆとりがないのが本音です。

帰路は国道51号ルートをとりました。
向かい風ですが、行きは楽できたので文句は言えませんね。
途中、美味しそうなインド料理店があったので立ち寄ってみました。
ポークカリー、野菜サラダ、タンドリーチキン、チーズ入りナン、それにチャイ(ミルク紅茶)とロールケーキが食後に付いて、お値段1,000円ポッキリ。安くて美味しくてラッキーでした。

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成田国際空港の滑走路下をくぐると右手に農村公園があり、離発着するジェット機を間近に見ることができる展望台があったので立ち寄ってみました。
ひっきりなしに舞い降りてくるジェット機が至近で見ることができ、楽しい一時を過ごすことができました。
オススメスポットですよ。

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国道51号は意外と小さなアップダウンのある道路です。だから結構疲れます。
佐倉からは、国道296号に入り、さらに西印旛沼に出て、新川・花見川CRを走りました。
日頃走り慣れているコースなのでホッとしました。
夕方なのに結構ジョギングやサイクリングを楽しむ人たちで賑わっていました。

17時近くになり終点の検見川浜に到着。
幕張メッセを経由して自宅に帰り着きました。
本日の走行距離、162.5km。
センチュリーラン達成です。

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2010.06.12

Edge705を購入

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ついに買っちゃいました。edge705。
GARMIN社製のGPSとしては3台目です。
若葉マーク付き自転車乗りのくせにGPSだけは3台目?
前の2台は登山用として購入しました。
最初にGPSを使ったのは6年前になりますが、登山(とくに雪山)では安全面で大きな力を発揮してくれました。

特に2台目のGARMIN eTrexは、高感度チップを内蔵した優れものでいまでも現役です。
いままで2台目のeTrexを自転車にも使っていましたが、GPSロガーとしては十分なのですが、ナビ機能はないので見知らぬ土地に出かけるときは紙の地図が必携でした。

自転車に乗っていていちいち地図を開いて見るのは意外と面倒くさいものです。
そこでだんだんとナビ機能付きのGPSが欲しくなった次第。
この方面での優れものといえばやはりEdge705をおいて他にはありません。

ネックは値段の高さです。
さんざん迷ったあげく、この夏のホイール交換を諦めて705にしました。
冷静に考えればホイールなんだろうなあ。
でも、この手の機械(オモチャ)には目のない私にとっては、抗しきれない魅力があるのです。(笑)

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最初は英国のWiggleで購入しようと思いましたが、ある国内通販サイトの「日本語ガイドブック付き」「保証対応も国内の窓口でOK」という謳い文句に誘われて、国内のサイトで購入しました。
Wiggleとの価格差は3,800円ほどです。
日本語マニュアルと保証の窓口が国内にあるという安心感を考慮すると、この価格差なら納得です。

スピード&ケイデンスセンサーに心拍計とGPSが付いているので心強いですね。
あと市販の国内マップ(残念ながら英語版)を購入すれば、ナビ機能も使えるので楽しみです。
少しずつ使い方を覚えていきます。

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2010.06.07

Mt.富士ヒルクライムレース(その3)

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午前7時16分、誰がスターターだったのかよく憶えていませんが、とにかくスタートしました。
最初はパレード区間とのことで、接触に気をつけながら集団で仲良く走ります。
約1kmあるこの区間でバテたらみっともないので複式呼吸を心がけて「平常心」で走りました。
やがてカーブを左折するといよいよ計測区間に入りました。
ここからが本番コースです。
すぐに料金所ゲートを通過。
昨日は車で通りすぎた区間を一合目下駐車場に向けて走りますが、この区間が意外と勾配がありちょっと焦りました。
早くも息が切れて、目標の14km/h台はおろか11~12km/h台です。
当たり前のことですが、このペースでは次々に後ろから抜かされます。

ようやく、昨日の下見スタート地点である「一合目下駐車場」を通過する頃には、体力がかなり消耗していました。
この先、一合目、二合目と大丈夫だろうか、と本気で心配しちゃいました。

やがて、後ろから抜かされるのに慣れてきたら緊張感も薄れ、気分は「開き直り」状態でかえって良好に。
一合目を通過。一合目下の駐車場からは結構距離があるので、下見しておいて良かったです。
ここが本当のスタートだ、と思い直すと気分はさらに軽くなり、いわゆるマイペースで走れるようになりました。
二合目を通過し、三合目は下を見ていたので通過がわかりませんでした。
おかげで四合目下にある大沢駐車場(標高2,020m)に到着した時は、二合目からいきなりここまで上がって来られた気分になり、お得な感じになりました。

私の作戦では、ここから上が「勝負区間」です。(たぶんみんなもそう思っている。)
とはいえ、山岳区間が設定されている箇所は急なので、ゆっくりと登り、その後現れる約2kmの平坦区間でがんばる予定。(これもみんながそう思っている筈。)
奥庭駐車場の登りはとてもきつかったけど、すでに登り終えて下ってくる選手から「もうすぐ平坦になるぞー!がんばれー!」との声援にはとても励まされました。ありがとう。

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たしかに登り終えたところからは平坦なコースが続いていました。
ここで、今回初めてフロントのギアをアウターに変更し、下ハンを持って全力(あくまでも私の)でペダルを踏み込みました。
風を味方につけたせいかどうか、ほぼ30km/h前後を維持しながら走り抜けます。
左手には雲上に浮かぶ南アルプス連峰が私を(私だけを)励ましてくれるようです。
なんと言っても、北(右手)から南(左手)まで、白銀の南アルプスの峰々の名前をきちんと同定できるローディーは5,000人を超える参加者の中でも数少ない筈ですからね。(笑)

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やがて平坦区間が尽きて、最後の登り坂にさしかかりました。
がんばり過ぎてもう余力は残っていません。
最後はヘロヘロ状態で計測ゾーンを通過しました。

上を見上げると眩い陽光に映えて富士山頂がキラキラと輝いていました。
西に目を転じれば、雲海に浮かぶ南アルプスの山並みが参加者全員を祝福しているようでした。
いやー、これだけは自転車で登ってみなければわからない気分ですね。
この気分は、積雪期に富士山頂に立った時に感じる高揚感にそっくりです。

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ゴール付近でボーッとしていたら、自転車仲間のkikuさんにばったり遭遇。
7,000番台(申告タイムはたぶん2時間位?)でスタートしたのにタイムは1時間20分台とか。
スゲー!
っていうか、過小に申告したらいけませんよ。(笑)
私の記録は、後で正式にわかったのですが、1時間35分を少し切るタイムでした。
冗談で掲げた「目標タイム」(1時間40分)をクリア出来たのは嬉しかったですが、何よりも完走できた喜びの方がずっと大きなものがあります。
健康に注意して、還暦を迎える来年もぜひチャレンジしてみたいですね。

Distance 24.0km
Ride Time 01:34:35
AveSpeed 15.2km/h
Ave Cadence 79

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Mt.富士ヒルクライムレース(その2)

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「レース開始3時間前には起床せよ。」というのがセオリーらしいので、朝は4時に起床しました。
ところが、前夜は緊張してか枕が変わったせいか、ともかく眠れずに悶々とした一夜を過ごすことに。
ようやく眠りについたのが零時過ぎ頃でした。
それでも4時間弱は睡眠できたので良しとしましょう。(登山でも本ちゃんクライミングの前はなかなか寝付けませんでした。)

5時に宿を出発。宿から会場までは約8kmあります。
私は軟弱なので、スタート地点近くまでかみさんの運転する車で送ってもらいましたが、多くのローディー達はそれぞれの宿から自走しているみたいでした。
スバルライン入口交差点で車を降り、ここから他の連中に混じって自走しましたが、会場まで約4kmの登り勾配で早くも泣きが入ります。
「ヤベー、昨日の下見の疲れが残っているー!」
太ももに張りが残り、体が重いのです。ったく、あんなに登るんじゃなかった。

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ようやくスタート会場に着いてさらにびっくり。
大広場を埋め尽くせんとばかりの人、人、人・・。自転車、自転車、自転車・・。
すでに到着して、固定ローラー台に跨ってアップに余念のない人もいます。中には3本ローラー台(初めて見ました)で練習している人も。
やっぱりレースなんだなあ、と妙に感心。こんなところに若葉マークを付けた自分なんかが紛れ込んでいて良いのだろうか?とマジで気後れしました。

スタートは申告タイム順に行われます。
私はゼッケン5,000番台なので、7時15分スタートです。
待機場所にいたら、山仲間であり自転車の先輩のHINAさんが声を掛けてくれました。
かなり緊張していたので、知人から声を掛けられてかなり嬉しかったです。
HINAさんありがとう。

さっそくHINAさんに質問してみました。
じつは周りの自転車を見ていて気になっていたのですが、どの自転車も給水ボトル以外は何も付けていません。実にさっぱりしているのです。

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私の自転車はといえば、給水ボトルは無論のこと、サドルバックにはチューブ2本にタイヤレバー、それにミニツール、さらにはトップチューブに大きめのインフレーター(携帯ポンプ)まで付けてあります。
「どうしてみんなの自転車はボトルだけなの?」
HINAさん曰く「レースの時は、少しでも軽くするために通常はボトル以外は付けないんですよ。」
「え!そうなんだー。知らなかったなー。」
あーあ、これだけで推定1kgは重いはずです。
一人で参加するとロクな事はありません。やっぱりレースは経験者に同行してもらった方が何かと心強いんですね。

孤独な中でだんだんスタート時間が近づいてきました。
スタートセレモニーの後、午前7時にいよいよ最初の集団がスタートしました。
(その3に続く)

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Mt.富士ヒルクライムレース(その1)

いよいよレース当日を明日にひかえた5日の土曜日、勇躍?会場にむけて出発しました。
随行者はかみさんです。
2日間自分だけ遊びに出かけるのはさすがに気が引けます。
そこで、「初夏の河口湖に行ってみない?」と誘いだした次第。夫婦の波風を立てないようにするのもなかなか大変なのです。

前日のうちに会場で受付をしなくてはいけません。
中央道が渋滞していたので、東名から御殿場IC経由で篭坂峠を越えて会場入りしました。
篭坂峠付近には峠越えをめざす自転車乗り達がたくさん登っていて、かみさんも興味深げです。「こんな急坂によく自転車で登るわねえ。」

さて、会場となる富士北麓公園には受付開始である12時少し前に到着。
すでに受付を待つ人たちで大にぎわいでした。スゲー。
それでも、早い方だったので順調に受付を終えて、参加要領や各種案内、参加賞などの入った大きなビニル袋を手渡されました。

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今日は他にやることがないので、午後の予定を思案していると「スバルラインは明日通行止めなんでしょ?私、五合目に登ったことないのよねー。」とかみさんが言うので、「じゃ、登ってみる?」ということで下見を兼ねてスバルラインを通ってみることにしました。
入口のゲートで通行料金を見てたまげました。なんと2,000円也です!
ちなみに自転車は200円とリーズナブルな料金設定となっています。排気ガスを出さないんだから当然か。

とにかく上まで上がってみようということになり、車で走り出したのですが、明日の下見のために?自転車乗りがたくさん登ってきています。
この情景を見て、逸る心を抑えることができなくなるのが人情というもの。(笑)
かみさんも「あなたも少し登ってみた方がいいんじゃないの?いきなり本番は危険なんじゃないの?」というので、運転を妻に任せて自転車で少し走ってみることにしました。

「一合目の駐車場」に車を停めてトランクから自転車を出してさっそく乗り出します。
乗り始めてしばらくは緩やかな坂なので安堵しました。
順調に登っていると「一合目」の標識が現れました。「あれ?さっきの駐車場が一合目じゃないの?」
あとでわかったのですが、駐車場の名称は「一合目駐車場」(標高1,290m)とのこと。正規の一合目はずっと上なのがわかりました。
下見しておいて良かったです。駐車場を一合目と勘違いしたら精神的にショックを受けるところでした。(笑)

さて、スバルラインの平均勾配は5.2%とのことですが、全体を通して頻繁な勾配変化があるのがわかりました。
緩勾配と急勾配が交互に現れるといった感じです。
それと、当たり前のことですが、裾野に近い一合目から三合目あたりまでの区間長が長いことが体感できました。
一合目から、なかなか二合目、三合目に着きません。
そして、コースのほぼ4分の3地点にあたる大沢駐車場(標高2,020m)まで登ったところで今日の下見はおしまい。正直言って疲れちゃいました。
一合目下駐車場からここまで約14km、標高差730mで所要時間は約56分、平均速度は14.9km/hでした。
平均ケイデンスは80。

明日の本番は、全長が24kmあるので、今日走らなかった最初と最後の区間の合計約10kmを同じ平均速度で走ったと仮定すれば約41分で走れる計算です。(あくまでも計算上のこと)
したがって、56分+41分=97分(1時間37分)
よーし!明日の目標タイムは1時間40分だー!
完走もおぼつかない身にも拘わらず、かなり無謀な目標かも。(笑)

出がけに心拍計のベルトセンサーを忘れてしまったので、明日は、ケイデンスと平均速度が頼りの走行になります。(なんか心配です。)
平均速度を14km/h台後半で維持して、ケイデンスは70から80台で走る。ただし、心臓に負担がかかりそうならペースを落とす。
前半から中盤までは平常心で登り、そして勝負は後半の4分の1。これが作戦のすべてです。(ぜんぜん作戦になってない?)

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その後、外国人でいっぱいの五合目まで車で走り、帰りがけに奥庭公園をかみさんと散策して宿に向かいました。
奥庭公園は今回で二度目ですが、以前訪れた時よりも整備されていて雲間から残雪に覆われた雄大な富士山が美しく眺められました。
さあ、富士山から気をもらったので、明日はがんばら過ぎずにがんばるぞー!
(その2に続く)

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