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2009.05.24

ヒヤリハットを目撃

Frg06初夏の汗ばむ陽気の中で、クライミングを練習中の出来事です。

上から懸垂下降で降りてきたクライマーが2本のロープの長さが違うのに気づき、「あれ?ロープ足りないよー!」
慌てて下降を中止して付近の残置支点にセルフビレイをとっていました。

下にいた私たちがよく見ると、ロープの末端は結ばれておらず、さらには2本のロープの両端の長さが10m近くもずれていました。
気づかないでそのまま懸垂下降を続けていたら、そのクライマーは間違いなくロープから下降器が外れて墜落したでしょう。
直下にいた私たちも巻き添えになった可能性が高いです。
本当にヒヤリとしました。

彼らの会話が上から聞こえてきました。
「おーい!ロープが足りなかったぞー!」
「あ、そうでしたかー? だいたい真ん中あたりだと思って投げたんだけどなー」

・・・ということは、普段からロープの両端を結んでいないのでしょうか。
結ばなくても、せめてロープの末端には8の字結びでコブを作るのは常識なのに。

懸垂下降での事故は恐ろしいです。
「失敗=墜死」の可能性が非常に高いですから。
仲間もそれで命を落としましたから。

今回の岩場の高さは40m近いので、50mロープ1本では折り返して25mがやっとです。
下まで届かないのは明らかでした。

最初に下降する人は、ロープの両末端を結び、かつバックアップをとってから懸垂下降に入るのは常識です。
よもや、私たちの目の前でこんなことが起きるとは思わなかったのでさすがに驚きました。


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Comments

こんにちは。恐い話ですね。クライミングだけでなく、いろいろな分野で基本欠落現象がおこっているように思います。岳樺クラブでやっている「技術と経験の伝承」シリーズが必要かも。

Posted by: おじん堂 | 2009.05.25 10:34 AM

> 岳樺クラブでやっている「技術と経験の伝承」シリーズが必要かも。
毒舌で知られるおじん堂さんからそう言われると何だかこそばゆいなあ。(笑)

Posted by: Nob | 2009.05.26 08:29 AM

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