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2008.10.19

治にいて乱を忘れず?(その2)

R0010774s今日(日曜日)も昨日に引き続いて、救助隊の講習会です。
今日は某大学の広大なグラウンドの一角にあるクロカンコースの斜面を利用しての実技講習会です。

日頃のクライミングではなかなか使うことのない、プロトラクションやミニトラクション、ストップといったレスキュー器具の習熟と基本技術の確認などに時間を割きました。

R0010775sレスキュー技術とは別に、一般登山道でも役立つ「安全登山の7つ道具」の活用法なども実際に確認できたことはとても役立ちました。

「7つ道具」とは、60cmスリング2本、120cmスリング1本、カラビナ2個、環付きカラビナ1個、それにロープマン(初期タイプ)1個の計7つです。
これらを自在に使って、一般登山での危険箇所(ザレた岩場や鎖場など)を安全に通過するための技術を互いに確認し合いました。
7つ全部をメンバー一人一人が持参する訳ですが、全部持っても軽くてかさばることはありません。
今後、ハイカー対象の講習会では大いに啓発していきたいと強く思いました。

R0010792s_2また、1対1での引き上げ法(1/6法)も講師に実演してもらいました。
慣れるには練習が必要ですが、究極のセルフレスキューとしてぜひ身につけておきたい技術の一つです。

その他、スケットを使った斜面の引き上げも実際にやってみました。
1/6引き上げ法で行ったので僅かな力で引き上げることができましたが、その反面ロープの繰り出し距離が増えるので、1/3引き上げ法の方が負荷はかかるものの現実的なのかな?とも感じました。

日頃、使い慣れていない器具の操作は正直のところ気が重いですが、いざレスキューの現場に出ることを考えれば何回練習してもし足りないことはありません。
手軽にできる技術もあるので、億劫がらずにできる範囲で取り組んでいきたいものです。

(独白)それにしても、講習会もいいけどやっぱり山に行きたいなあ・・・

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2008.10.18

治にいて乱を忘れず?

Rescure06今日は絶好の登山日和です。
会の主力メンバーは八ヶ岳のバリエーションルートに出かけています。
今頃は明日の登攀に備えて取り付きの確認でもしているのでしょうか。

一方、私はというとよんどころない事情でお留守番です。
もっとも今の実力では本ちゃんルートに出かけても足手まといになるだけですが。(苦笑)

これでも、一応アマチュアの救助隊組織(ほとんど素人集団ですが)に身を置いています。
そんな義理もあって、今日は室内での講習会に参加してきました。
こんなに良いお天気なのに室内でお勉強とはねえ・・。

Rescure08テーマは、「救助活動開始前に!」です。
現場の搬出訓練に参加しても、要救助者役は元気な登山者がつとめるのでどうしても扱いが乱暴になったり、また訓練といことで周囲の危険などに目を向けずにいきなり搬出活動に入ってしまいがちです。

そこで、救助活動を開始する前にしなければいけないことのお勉強となりました。
キーワードは「SETUP」
S:STOP「ちょっと待て」 今一度冷静になり全体を確認しよう
E:ENVIRONMENT「環境」 二次災害の危険性の有無を確認しよう
T:TRAFFIC「交通」 山岳地ではあまり該当しないけど自動車からの危険やあるいは他の登山者の目(衆人環視)
U:UNKNOWN HAZARDS「未知の危険」 天候悪化、日没、環境変化、野獣襲撃 etc
P:PROTECT SELF & PATIENT「自己防衛」 感染防御、疲労など

Rescure11なるほど。
焦って救助活動に取りかかる前に冷静になって周囲の安全や周囲の状況、救助態勢、はては感染防御などに気を配ることが何よりも大切なのですね。

私自身重大事故に何度か遭遇しているので、ある程度はわかっているのですが、実際は焦ってしまい冷静さが失われてしまうのが実情でした。
もっとも大切なことは、(救助する側である)自分自身の安全を守ることなのですね。
こうした講習会に参加して改めて啓発を受けました。

Rescure12さて、余談ですがちょっとびっくりしたのは、以前は高価な人形を使って練習していたCPR(心肺蘇生法)ですが、今はパーソナルトレーニングキットと称して家庭で気軽に練習できるセットが販売されているのですね。
アメリカ製ですが価格は3,980円とのこと。
DVD付きで画面を見ながら家族で楽しく練習できるとか。まるでニンテンドーのWii Fit(ウィーフィット)みたいで参加者一同感心しきりでした。

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2008.10.13

紅葉の赤薙山から丸山を歩く

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3連休の最終日ということで、山に入る人も少ないだろうと見当をつけて奥日光の探勝を計画しました。

いつもより早めの電車で日光駅に下り立ち、さっそく奥日光行きのバスの切符を買い求めると、バス会社の人に言われました。
「今日のいろは坂は大渋滞ですよ。昨日は中禅寺湖畔まで4時間かかったし今日も何時に着くかわかりませんけど、それでも良いですか?」

それでも良いですか?と言われると困ってしまいます。
なにしろこちらは戦場ヶ原と小田代ヶ原の紅葉を楽しみにしてきたのですから・・・
しかし大渋滞に巻き込まれるのはまっぴらご免です。

そこで、急きょ行き先を変更して霧降高原から赤薙山を訪れることにしました。
湯元行きとは対照的に霧降高原行きのバスはガラガラの空きようです。

訪れた霧降高原はニッコウキスゲの最盛期からはほど遠い閑散とした雰囲気。
それでも足下にはリンドウの花がいくつも咲き残っていました。

リフトを乗り継いでキスゲ平に出て、ここから赤薙山を目指しました。
ヤマツツジの真っ赤な紅葉が目に飛び込んできます。
笹原と紅いツツジのコントラストが何とも素晴らしい景観を与えてくれています。

ゆっくり歩いて1時間。
赤薙山の山頂には赤薙神社が鎮座していました。
樹の間越しに男体山から女峰山の峰々が間近に眺められます。
ここから先は本格的な登山コースになるため今日はここで回れ右です。
山頂の先に登ってくる巻き道を利用してキスゲ平に戻りました。

まだ時間が早いので丸山を経由して八平ヶ原からバス停に戻ることにしました。
途中にある八平ヶ原はのびやかに笹原がひろがる高原です。
笹原を過ぎると美しい紅黄葉の樹林帯が続きます。
写真を撮りながらのんびり歩いて出発地の霧降高原バス停に帰り着きました。

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2008.10.05

メジャーとマイナーの格差

Tenrans


秋の本チャンルートの事前トレとして、奥武蔵近郊の岩場に出かけました。
ミニ岩場とはいえ、関東のフリークライミング揺籃の地として名高い有名ゲレンデなので、狭い岩場にロープが簾(すだれ)状態に垂れ下がっているのでは?と危惧していたのですが・・・

悪い予感というのは当たるものです。
案の定、岩場に続く山道には続々とクライマーたちが列をつくって登ってきます。
私たちもその列に加わったのですが、先着パーティーも当然いることだし、これではロープをセットすることもままなりません。

このまま岩場に着いても、登るルートを確保するだけで神経をすり減らしてしまいます。
そこで考えました。
二駅手前のもっと小さな岩場に転進しよう、と。

来た道を戻り、駅に向かいました。
戻る途中でも何組かのパーティーに出会いました。これでは登れるわけがありません。転進は正解かも?

電車に乗り込み二駅戻ってあらためてマイナーな岩場を目指しました。
岩場に着いたら、あーら不思議。
人っ子ひとりいないではないですか。
小なりとはいえ2箇所に広がりのある岩場を独占的に使わせてもらいました。
自分なりに描いてきた今回のトレーニングテーマも消化できました。

最近の山って、メジャーとマイナーの格差がどんどん広がっているように感じています。
有名なエリアはどんどん混むし、マイナーなエリアはますます寂れていくようです。

おかげさまで今回はマイナーの恩恵を受けることができました。
しかし、ちょっとやりすぎて持病の肩痛がぶり返したのには参りましたが。(苦笑)

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