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2008.05.11

久しぶりに室内壁へ

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娘と二人で花のトレッキング山行を計画していましたが、あいにく朝からの雨で中止に。
とはいえ一日中家の中にいるのはもったいないので、久しぶりに室内壁に出かけてきました。

東京にある室内壁に出かけるのは5年ぶり位かも知れません。
会員証もなくしてしまい、105円也を支払って再交付を受けました。

今日は雨なので室内壁は混むだろうな、とは思っていましたがまさかここまで大混みだとは・・。
まさに芋を洗うがごとしの大盛況ぶりにびっくり。
さらには室内がリニューアルされボルダリング壁が2階にも設けられるなど、インドアクライミングの人気の広がりぶりがよくわかりました。

私たちが登っている最中もひっきりなしに初体験のお客さんたちが訪れていました。
その都度、お店のスタッフが4~5人ずつのお客さん達にビレイ器具の使い方や基礎的なクライミングレッスンをほどこしています。
そのほとんどは若い人たちです。とくに女性の姿が多く目立ちました。
これからは服装にも気を遣わないとね。オジサンたちはステテコで行かないように!

「岩登り」がクライミングと呼ばれるようになり、「ザイル」がロープと普通に呼ぶようになってから久しいですが、インドアのクライミングがスポーツクライミングとして独自の発展を遂げるようになってすでに相当な年月が経過しています。
岩登りが、ただ危険なだけのネクラな行為だと思われていたことを思えばまさに隔世の感がします。

R0011315sそれでも、ふだん横に移動する人間が縦に移動する遊びがクライミングですから、室内壁であっても事故にだけは要注意です。
このジムでもお客さんのちょっとした行為にもお店のスタッフが鋭い目を光らせていました。
たとえば、ボルダリングのマット内に裸足で入るとか、ボルダリングの壁一面で誰かが登っている時は同時に登らせないとか・・・
安全に楽しく過ごしてもらうための努力が伝わってきて好感がもてました。
そして、一見安全に見えるようでも思いがけないところに危険因子が潜んでいるんだなあと私自身改めて感じたりもしました。

さて、久しぶりに登ったインドアクライミングの成果は?
父娘ともどもドタバタクライミングでお恥ずかしいかぎりでした。
娘の方も親の遺伝をしっかり受け継いでいるせいで、クライミングセンスはどうも・・・

やっぱりカメラを片手に花のトレッキングをやっていた方がずっと似合う父娘でした。

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2008.05.04

東京からもっとも近い3000m峰に挑む

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HINAさんから「Nobさん、富士山に登りませんか。軽い荷物でサクサクッと。」とのお誘いがありました。
サクサク?登れるかどうかは不安でしたが、他ならぬHINAさんからのお誘いです。行かないわけにはいきません。

相談の結果、登山ルートは富士宮口にしました。
この時期、山梨県側の吉田口ルートはまだクラストしているかも知れませんから。
富士宮口は南面なので、雪質もザラメ状になっていることが多いはずです。

R0011266s前夜の10時に千葉を出発し、標高2,400mの新五合目に着いたのは深夜の1時少し前。
翌朝は5時半に起きて6時半過ぎに出発。
すると登山口で見知らぬ人から質問を受けました。
『頂上までは何時間位で着くのですか?』
「5時間位ですかね。」
『え、往復じゃなくて?』
「ええ、登りに5時間、下りは2時間半位かな。」
『あのぉ、初心者なんですが、それでも行けますか?』
「止めた方がいいですよ。アイゼンとか持ってますか?」
『は?アイゼンって何ですか?』
「えっー?! 絶対に登っちゃだめですよ! 引き返してください!」
まったく、恐ろしい人たちもいるもんです。

R0011285s彼らの出で立ちを見ると、軽登山靴にストックに麦わら帽子です。
完全に夏の富士登山と間違えています。(苦笑)

そんなハプニングもありましたが、とにかく出発です。
富士登山は途中にある山小屋が良い目標になってくれます。
振り返れば、伊豆半島や駿河湾の海岸線が美しいです。
愛鷹山は眼下に見えます。

六合五勺の小屋で休憩したあと、七合目を飛ばして標高3,200mの八合目まで一気に登りました。
強風も連続的に吹き抜けており、斜度もそれなりに強まってくるので、バランス保持のためにアイゼンをつけました。
出発時には雲に覆われていた山頂部もすっかり晴れ渡り、群青色の空が本当に美しかった。

R0011297s九合目、九合五勺の小屋を過ぎれば、ひと登りで富士宮口の頂上です。
今回のリーダーはHINAさんです。
「HINAさん、剣ヶ峰は登ります?べつに登らなくてもいいんじゃない?」とお伺いをたてたところHINAさん曰く「せっかくですから登りましょう。ほんの300m程先ですよ」
(ホントに登るんかい?)

強風のために時折耐風姿勢をとりながら、クラストした急斜面をアイゼンの爪をきかせて一歩一歩登ります。
旧レーダードームの先に「日本最高峰 剣ヶ峰」の石碑が建っていました。
標高3,776m剣ヶ峰頂上からの展望は格別のものがあります。

いまこの瞬間、日本の最高地点にいるのは私とHINAさんだけです。
日本国中ながめても、私たちよりも高い場所にいる人はいません。
そう考えると、なにやら誇らしい気持ちが湧いてきました。

ふたたび富士宮口頂上に移動して、下山の途につきました。
下りは尻セードをまじえながら一気に下りました。
下りの時間は1時間40分。
五合目の駐車場に戻る頃には下半身がガクガクになってしまいました。

R0011301s富士宮口からの登山は1969年8月以来ですから約40年ぶりになります。
当時の山日記によると、新五合目を22時半に登り始めて富士宮口3時2分着とありました。
日記を読み返してみると九合五勺からは苦しくて何度も立ち止まって休憩している様が書いてありました。

40年後の今回は6時35分にスタートして富士宮口頂上には10時56分着。
今回の方が速いのにはちょっと驚きです。
若さにまかせてがむしゃらに登っていた高校時代に比べて、若葉マーク付きとはいえ登山の基礎知識を身につけているオジサンの方に軍配が上がった格好ですね。(笑)

HINAさんの記録はこちら

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