吹雪にも負けず?
「こんな日に外へ出たら冬山が嫌いになっちゃいますよねー」
土合山の家の玄関先での二人の会話。
これは当会随一のボヤキストである私の漏らしたボヤキではありませんよ。
なんと!当会一の優等生であるHINAさんから発せられたボヤキなのです。
それほど昨日一昨日の二日間、谷川岳山麓で吹き荒れた風雪はやばかったのです。
23,24日の二日間、私が所属している救助隊が主管団体となって、関東周辺の救助隊合同の訓練が谷川山麓で行われました。
当初は、西黒尾根や赤沢山山腹で行う予定だった訓練も、猛烈に発達した低気圧の通過がもたらした猛吹雪により大幅なスケジュール変更を余儀なくされてしまいました。
何しろ寒いのなんのって・・・
ま、極寒という気温ではないのですが、雪がまともに顔面にぶつかる中をゴーグルもなしで救助訓練をやるのですからたまりません。
「ゴーグルなし」は単に私が忘れただけなのですが・・・。
自業自得というか。
こんな天候で山に向かう登山者がいるとすれば正真正銘の「無謀登山者」ですが、こんな悪天候に出動する救助隊もいないだろうから、「無謀訓練」なのかも知れません。(笑)
しかし、二日間を屋内で過ごす訳にはいきません。
場所を宿舎の周辺に移してなんとか実施したという訳です。
悪天候の中を要救助者に対してCPR(心肺蘇生法 CardioPulmonary Resuscitation)を実施しつつ、
搬出作業を行う困難性をいやというほど体感できました。
救出作業は本当に辛いです。
こういう訓練に参加してかならず感じることは、「けっして山で事故を起こしてはならない。」ということです。
「山で事故を起こさないためには何が必要か。」
この命題に対しては、いつも意識を集中して行動することこそが、単純な話ですが最高の遭難対策だと思っています。
事故を起こさないための技術の習得、経験の蓄積こそが安全登山の王道なんですよね。





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