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2008.01.31

スノーシューで奥日光

R0010720sスノーシューは理屈抜きで楽しいあそびです。
持ってみるとけっして軽くはないのですが、装着してみると重さをほとんど感じさせない雪上の便利なツールです。

奥日光はスノーシュー遊びの良いフィールド。
戦場ヶ原、小田代ヶ原という二大湿原に加えて、光徳牧場や点在する池沼群、それになだらかな傾斜の山々がすべてスノーシューの絶好のゲレンデになってくれます。

夏場は家族向きのハイキングコースとして賑わう湯元から刈込湖・切込湖を訪れるコースも、雪のある時期はひっそりと静まり返りネイチャースキーやスノーシューの楽しいフィールドに変身します。

R0010719s二年ぶりで訪れた刈込湖。
期待どおりの静寂さと眩いばかりの純白のベールをまとって私たちを迎えてくれました。

スノーシューイングではあくせく歩き回ってはいけません。
無理せず足の向くままに森のなかを分け入っていきましょう。
アニマル・トラッキングから森の生き物の暮らしを想像するのも楽しいものです。

また訪れたいですね。
奥日光・・・


くわしい記録はこちら

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2008.01.20

eTrex の新機種を使ってみました

R0010693sハンディGPSのベーシックタイプであるガーミン社の「eTrex」。
eTrexを購入してから4年近くの月日が経ちました。

いろいろな山に持っていき、現在位置の測定や目的地までの方向・距離の割り出し、さらには下山地点までのナビなどに活躍してくれました。
ただ、電源ONしてから衛星からの電波を受信して実際に使えるようになるまでに何分間かのロスがあること、そして、樹林帯での受信時にトラック(軌跡)が途切れることがあることなどが不満といえば不満な点でした。


R0010695seTrexの新機種「eTrex H」は、これら従来機の弱点を克服しています。
受信感度は大幅に向上しています。
今まで受信できなかった山林中でも受信可能範囲が広がっています。
また、軌跡ポイント数が従来機種の1,536ポイントから10,000ポイントに大幅に向上しました。その結果、途中で上書きされる懸念は大幅に解消されています。

とりあえずWAASにも対応したし、表面上は良いことずくめなのですが、ひとつだけ問題が。
受信感度の向上の代償として消費電流が大きくなり、電池の持ち時間が従来機種の単三アルカリで22時間から新機種「H」は17時間と減少してしまったことです。

感度をとるか、電池の持ちをとるか。
むずかしい選択ですが、電池はエネループや低温に強い単三リチウムを使うことにして「山中での受信感度」をとることにしました。

その結果が、写真とマップのとおりです。
上の写真は屋内で電源ONしてから約1分後です。
従来機はまだ衛星を探していますが、右側の「eTrex H」はとりあえず衛星を4個受信完了しています。
さらに1分後、左側の従来機はギブアップしたのに対して、「eTrex H」は屋内でありながら8個の衛星を捉えることに成功しています。

Sarugi_map25000左のマップは、先日歩いた奥多摩のサルギ尾根のものです。
ずっと樹林帯下での歩きが続きましたが、軌跡は途切れることなく続いてくれました。
軌跡ポイント数の合計は、2,183個でした。従来機では1,536個を超える軌跡ログはスタート地点から上書きされてしまいますがそれも杞憂でした。

価格は従来機(eTrex)よりも少し上がりましたが、それでも¥17,900 は、最近の高機能版ハンディGPSに比べてお値打ち価格だと思います。

ちなみに奥多摩・サルギ尾根の記録はこちら

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2008.01.13

「死ねば介護の母困る」 吾妻連峰遭難に思う

吾妻連峰遭難から12日ぶりに奇跡的に生還を果たした中村さんの記者会見をテレビで観ました。

年齢は私とほぼ同じですが、年齢相応以上の体力もさることながら、遭難以後の冷静な行動判断には驚きました。
体力の温存を図り時間を決めて動き、休んだこと。水分補給を何よりも優先したこと。衣類の濡れを最大限排除して体温の低下を防いだこと。等々・・

さらに、生還の動機を、「安月給だし、母に大したことはできないが自分が(介護者として)いるといないとでは違う・・」とし、遭難中に高齢の母親の身を考え続けたことが生き抜こうという強い動機づけになったことを話していました。

今回の遭難事故自体についていえば、天候悪化が予想される中を(携帯や無線機など)連絡手段も持たずに単独で入山するという愚を犯したわけでありご本人も会見で話していたとおり、『長く登山をやってきて生意気になっていた。はじめから失敗だった。・・』と言わざるをえません。
最後に、「・・『山はもうやめる。迷惑を掛け申し訳ない』と繰り返し謝罪した。・・」と報道されていました。

この話題になったとき、我が家では異口同音に「当然よねえ。こんな騒ぎを起こしたんだから、もう山なんか行けないよねえ。」ときびしい評価を下していました。
たしかにこれだけ大騒ぎになった事故だし、家族や友人・知人、遭難対策関係者ら多数の人々が被った影響ははかり知れません。

でも、ちょっと待ってください。
中村さんにはたいへん辛いでしょうが、もう少し山を続けてもらって今回の貴重な体験を後に続く登山者たちにぜひ伝えてほしいのです。
自らの犯した失敗とそこから生還することができた実体験を直に伝えることは、登山を楽しむ上で安全教科書の貴重な1ページになると思うからです。
同じ山の仲間として、一日も早い回復を祈っています。

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2008.01.03

旨い酒にはクローブヒッチ?

P1000008年始回りの際、美味しいお酒にありつけました。
飛騨の銘酒「天領」です。

お酒も旨かったのですが、壜のフタをとめていた紐の結び方が気になりました。
よく見るとクローブヒッチ(インクノット)ではありませんか。

じつはもう1本の日本酒にも同様に結ばれていました。
見た目も美しい結び方ですが、日本酒の壜にも使われていたとは気づきませんでした。
ひょっとすると日本古来の結び方なのでしょうか。

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槍平雪崩事故に思う

山の遭難事故は人為的な原因、言い換えればヒューマンエラーによるものがほとんどを占めていると思っています。
雪崩事故も、その大半が発生直前に弱層に何らかの人為的なインパクトを与えたことによるものが大きなシェアを占めているのではないでしょうか。

しかし、今回北アルプス・槍平で発生した表層雪崩は人間の予防能力をはるかに超えた不可抗力といえる事故だったのかもしれません。
私も以前訪れたことがありますが、槍平小屋は平坦で穏やかな地形に建てられています。
過去に大規模雪崩の例がない場所です。(ただし、30年ほど前に大規模の雪崩があり、山小屋が今の場所に移築されたとのこと。)

新聞記事によれば、今回の雪崩事故は西側の奥丸山斜面から蒲田川右俣を乗り越えて小屋のすぐそばに張っていたテント群を直撃したとのことです。
地元の山岳救助隊関係者をはじめ、誰もが予想しなかった場所での雪崩ということがいえます。
山小屋もあるし、いわゆる「安全地帯」であるという認識をもっていたとしても非難できないと思います。

斜面のあるところならどこでも雪崩は発生し得るとも言われていますが、雪崩注意報が出されていたとはいえ、今回の事故はあまりにも不運だったとしか思えません。
大自然の前には人間など到底考え及ばない底知れぬ大きさが秘められているといことを改めて教えられた事故でした。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

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2008.01.01

新年は高川山で

R0010653_edited1s
新年明けましておめでとうございます。
小屋番の新年は、中央沿線にある高川山で迎えました。
久しぶりの父娘山行です。
さて、今年は何回つきあってくれるのでしょうか。(笑)

今年は元旦早々から北アルプスで雪崩遭難事故が発生しました。
年末からの寒波襲来で強い冬型気圧配置になっています。
R0010661s高川山から眺めた富士山も、山頂部にかかった雲が最後まで払拭されませんでした。
季節風の吹き出しが山頂に雲を形成させているのでしょう。

新年早々厳しい登山の幕開けとなりましたが、今年一年事故なく快適な登山を楽しみたいものです。
私も故障を治して充実した登山活動をおこなうべく努力していきたいと念じています。
本年もよろしくお願いいたします。

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