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2007.04.15

陽春の阿弥陀岳南稜

070415amida01「4月になったら歩きのトレーニングに八ヶ岳の雪稜に行きませんか」
摩利支天沢での一周忌の際、錦少年から誘われたとき、二つ返事でOKし、二人で相談して決めたのが阿弥陀岳でした。

当初は、広河原沢大滝を登攀した後、3ルンゼ右俣を詰めて南稜P3に直接取り付く計画でした。
ところが前日の朝、八ヶ岳一帯に降雪があり、気温も高めだったので、当初計画は中止とし、阿弥陀岳南稜のみの計画に変更しました。
雪崩も怖いし、ラッセルもしんどそうだったので、計画変更は正解でした。

小淵沢にある道の駅を未明に出発し、舟山十字路には4時過ぎに着きました。
5時少し前。ヘッドランプを点けて出発です。
凍った急坂を慎重に登って、南稜上に出ます。
ここからは長い道のりをスリップに注意しながら徐々に高度を上げていきました。

070415amida02立場山の長い登りの途中でアイゼンを装着。
一面雪原となった青ナギからは阿弥陀岳南稜や広河原沢奥壁の全貌が視界いっぱいに飛び込んできました。

今シーズンは暖冬で積雪は期待していませんでしたが、3月、4月に意外と低温が続いたせいか積雪は思ったよりも豊富です。
加えて前日の降雪(4,5cm位)が程良い新雪の薄化粧を施してくれました。

P1、P2と問題なく通過。
核心のP3は定石どおり、ピーク左側にトラバースして、3ルンゼ右俣の源頭部を直上しました。
070415amida07ここは最近、フィックスロープが設置してあり、夏には一般ハイカーも通過できるほど変わってしまったそうです。
さすがにこの時期のルンゼ内は雪と氷の世界で、フィックスロープも一部は氷の中に埋もれていました。

最後のP4を慎重に越えて、さあ後は頂上を踏むだけ。と思ったら、最後の最後に5m程の垂壁(III-程度)に行く手を阻まれてしまいました。
ここは錦少年がフリーで乗り越えて、若葉マーカーNobのためにお助け紐をぶら下げてくれました。感謝!

垂壁を越えれば雪の斜面が頂上へ私たちを導いてくれます。
一歩一歩高度を上げて、11時47分、阿弥陀岳頂上へ。
ちょうど同時刻に北稜側からは若い二人組が頂上に到着していました。
広い頂上を4人で独占です。
070415amida13「日帰りで南稜ですか。すごいですね。」なんて、若者たちからお世辞を言われてなんとなく心地よい気分になるのだからオジサンたちも困ったものです。

帰路は御小屋尾根を下りました。
尾根の上部が氷化していたので1箇所念のためロープを使いましたが、後は急な斜面をぐんぐん下って行けました。
早朝5時前に出発して、午後3時にはスタート地点の舟山十字路に。
長い一日でしたが、静かな陽春の八ヶ岳を堪能できました。

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