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2006.10.20

GPS vs 地形図

先日歩いた那須のGPSトラック(軌跡)データです。
カシミール3D上に1/25000地形図を呼び出して、そこにトラックデータをプロットしてみました。

061015nasu_data2_1那須連峰は標高の割に高山性を色濃く帯びた山容で、だいたい標高1600m以上は笹原やハイマツ帯になっています。
おかげでGPS衛星の電波をよく受信できるため、位置精度はかなり良い成績でした。
その証拠に登山口の駐車場から大峠までの稜線歩きでは登山道とほぼ一致した軌跡を示していますね。

ところが、大峠から三斗小屋温泉までの樹林帯になると軌跡と登山道を示す破線記号はかなりズレを示します。
沢を3本渡渉し、支尾根を2つ回り込みますが、GPSの軌跡はおおむね登山道の西側を辿っていました。

うーん、どっちが正解なのでしょうか?
三斗小屋温泉に至ると軌跡と登山道は再び一致します。
GPSは樹林下では電波を拾いづらいので位置精度は悪くなりますが、おなじく樹林下にある三斗小屋温泉の位置は正確だったので、今回程度の樹相ではあまり影響は少ないのかもしれません。
ということは、地形図の登山道の表示位置に誤差があるのかも?
しかし、峠沢から中ノ沢にかけての軌跡も少し不自然だし、判断は難しいですね。

地形図も最新版はGPSを活用した精度の高い測量成果をもとに作成されていますが、すべての事物をGPSで測っている訳ではありません。
従来からの航空写真測量も併用しているだろうし、樹林下の登山道などの表示にはかなりアバウトな面もあるのでしょうね。

さて、軌跡データの表示は、三斗小屋から姥ヶ平分岐手前で忽然と消えています。
なぜか?
答えは簡単です。使いかけの電池を使ったたためのバッテリー切れでした。(笑)

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Comments

こんにちは。登山道の表示に疑問がある地形図は多々あるのでは。有名な山岳の地形図はまだいいのですが、地方のマイナーな山岳だと疑問に思うことは度々あります。でも、自分の判断が間違っていることもあるわけですから、白黒決着つける!ためにはGPSが必要ですね。高度計と両方持って行けばバッチリ粗探しできます。

Posted by: おじん堂 | 2006.10.22 04:09 PM

今回のズレは樹林下であり、GPSでも苦手な場所です。
しかし、私が歩いた感じではGPSに分がありそうです。深い樹林帯では地図の表示もあまり信用できませんね。

Posted by: Nob | 2006.10.22 08:51 PM

そういえば、この地形図に載っている茶臼岳に登った登山者が迷子になっているようですね。気軽に登って道迷い・・・丹沢の大山の遭難と同じパターンかな。

Posted by: おじん堂 | 2006.10.23 03:32 PM

現地のライブカメラの履歴を調べたら、行方のわからなくなった22日の午後3時過ぎからガスが立ちこめています。
火山帯なのでガスに巻かれると道がわからなくなる恐れがありますね。
それ以降、今日までずっと天候不順なので心配です。
大山の場合は、ビバーク中ずっと天候が良かったので助かったけど・・・。

Posted by: Nob | 2006.10.23 05:36 PM

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