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2006.08.07

忘れ物を撮り(?)に北尾根へ

8月5日、前穂・北尾根を再訪しました。
竜少年と私にとってはそれぞれ3回目のトレースとなります。

「昨年と同月同日にまったく同じ場所に行くなんて!」と、かなり物好きというか自分でもあきれてしまいますが、当会の竜少年代表が「今年も行くぞー!」と言えばそれに従うのが模範的な部下の務めなのです。

060805_hodaka01さて、竜少年が行きたがる本当の理由は何だろう?
その答えが北尾根縦走中にわかりました。

IV峰のピーク直下には槍穂高をバックにしてカッコイイ写真が撮れる絶好のビューポイントがあります。
昨年も同じ場所で記念写真を撮ったのですが、これが山岳雑誌「岳人」に掲載されましておかげで掲載誌を1冊ゲットできました。

さて、件(くだん)の場所に差しかかったとき、竜少年曰く「Nobさーん、ポーズとるから撮ってよ!」
めずらしく声がかかりました。
「いやー、ここでこういうポーズしたかったんですよー! エへへへ、、」

えー!
まさか、この写真を撮らせるためにわざわざカメラマン代わりに連れてこられたの?
とほほ、、、

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とまあ、今のは冗談ですが、大事な忘れ物を取りにでかけたのは事実です。

060805_hodaka02私たち二人にとっては、昨年のヒヤリハットが忘れられません。
II峰で懸垂下降地点を間違えてしまい、同行の大切な仲間に怪我をさせてしまいました。
今回はそのリベンジです。
正しいルートファインディングという「忘れ物」を無事に取り戻すことができました。


一方、今回ご一緒した富士丸さんにとっては30年ぶりの穂高でした。
28歳の時にトレースした厳冬期・明神岳東稜から奥穂までの縦走以来30年ぶりという富士丸さんです。
北尾根から前穂山頂に立った時は感慨無量の面持ちでした。
吊尾根を経て奥穂に登り、穂高岳山荘では闘病中の古い岳友のためにお見舞いの品を選ぶという優しい一面を見せてくれました。
でも、富士丸さんが30年ぶりにバリエーションルートから見事に登頂できた事実こそが、闘病中の岳友にとっては何よりの励みになったのではないでしょうか。

メンバーそれぞれの思いを刻みつけることのできた穂高の3日間でした。
060805_hodaka03

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Comments

こんにちは。素晴らしい写真です。Nobさんがカメラマン役にされるのもわかります。それにしても真っ青な晴天ですね。

Posted by: おじん | 2006.08.07 09:45 PM

おじんさんから誉められるとうれしいような、なんかワナが仕掛けられているんじゃないかと疑ったりして・・
でも、素直に受け取らせていただきます。

しかし、やはりこれだけのロケーションと抜けるような青空に恵まれれば誰でも撮れますよね。(笑)

Posted by: Nob | 2006.08.07 09:59 PM

アニキ~!
二年連続北尾根登攀お疲れ様でございました。

やはり、これだけのロケーションと、抜けるような青空と、買ったばかりのデジカメを無理矢理返品して再購入した28mmカメラの性能と、アニキの写真の腕があればこそ撮れた素晴らしい写真ですね。

うふふふ・・・

Posted by: m3nb | 2006.08.08 04:11 PM

なるほど。いい写真を撮るには「買った物を無理矢理返品する根性」が必要というわけですね。勉強になりました。おいらも精進します。

Posted by: おじん | 2006.08.08 04:31 PM

ところで「中高年の新しい登山スタイル?」の記事は、隠し記事なんでしょうか。レンタルテント利用者が増えるのを懸念しているのかな。

Posted by: おじん | 2006.08.18 09:43 AM

>ところで「中高年の新しい登山スタイル?」の記事は、隠し記事なんでしょうか。レンタルテント利用者が増えるのを懸念しているのかな。

こんにちは
相変わらず、鋭いご指摘痛み入ります。m(_ _)m
ところで、その記事どこに出てます?

Posted by: Nob | 2006.08.19 03:21 PM

ここに出てますよ。・・・って、そんなこと記述したら隠した意味が無いじゃないですか。見つけた人だけ読めばいいのでござる。まぁ、どうせm3nbさんの突っ込みで、慌てて隠したのだと思いますが。

Posted by: おじん | 2006.08.19 08:29 PM

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