御岳山の巨樹を訪ねて
奥多摩には「巨樹」「巨木」といわれる樹々がたくさんあるそうです。
とくに日原周辺に数々の巨樹の存在が知られていますが、今回は御岳山周辺の巨樹を訪ねてみました。
御岳山の表参道には杉の巨樹がたくさんあります。
ここではケーブルには乗らずにぜひ歩きましょう。
急な坂道の両側には巨木が林立しています。樹に付けられた番号札は700番台まであったのでその数の多さがわかります。
江戸時代に植えられたものなので自然林ではありませんが、樹齢350年前後、幹周り6m超の巨木が競うように林立していて、その壮観な立ち姿を仰ぐだけでしばし時間を忘れてしまいます。
あいにくの雨降りでしたが、小糠雨と山霧のベールがあたりを覆い、本当に神秘的な空間を漂うようなひとときを満喫できました。
表参道を登りきると、ケーブルカーからの道に合流します。
しばし歩くと「神代(かみよ)欅」が現れます。
樹齢推定1000年、樹高30m、目通り(目の高さの幹の太さ〈周囲〉)8.2mという立派なものですが、かなりの老木で、それこそ平安の昔からの歴史をずっと見つめ続けていることになります。
御岳神社にお参りした後は、鳩ノ巣駅に向けて裏参道を下りました。
山野草の名前に暗い小屋番子にとって、今回ご一緒させていただいたヨーコさんは実にありがたい同行者です。
なにしろ当会きってのお花通ですから。
ハグロソウ、フシグロセンノウ、キバナアキギリ、タマアジサイ、ヤマジノホトトギス、ソバナ、ヤブラン等々、ともすれば気づかないうちに通り過ぎる足下にはたくさんの山野草が健気に咲きほこっていました。
3000m級のアルプスに咲く高山植物もいいですが、1000m足らずの低山で地味に咲くこれら山野草の魅力を再発見した思いです。
大楢峠ではコナラの巨樹に再会しました。
前回は「ふーん」とただ通り過ぎたものでした。今回改めて根元から見上げて見ました。
うまく言葉では表せませんが、人間など遠く及ばない神秘的な生命力みたいなものを強く感じたのは私だけではないと思います。
ちなみにコナラの巨樹は珍しいそうです。
入山から下山までずっと雨具のお世話になった一日でしたが、巨樹や山野草との対話を楽しむことのできた貴重な一日でした。
【コースタイム】
御岳駅(9:00)・・・滝本(9:35~40)・・・御岳神社(11:00~20)・・・大楢峠(12:30~50)・・・鳩ノ巣駅(14:40)








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