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2006.07.23

梅雨の合間の拾いもの

060723_nasu01九州は梅雨末期の記録的豪雨が続いています。
長野でも集中豪雨や土石流で大きな被害が出ていますね。

こんな時期なので、たとえ山に入ったとしても雨で途中で引き返すのかなあ、などといささか引け気味の気持ちで那須・三本槍ヶ岳に向かいました。

朝、起きたら案の定霧雨です。
「やっぱり雨か。でも行かれるところまで行こう。」ということで登山口である峠ノ茶屋まで車で登ってみたら、なんと!標高1500mから上は雲海の上に出ていて青空が広がっていました。

060723_nasu02久しぶりに仰ぐ青空でした。
前線の影響でうすく絹層雲がたなびいていましたが、真っ青な空は気持ちのいいものです。
峰ノ茶屋避難小屋を経て朝日岳へ。
天気予報が良くなかったのでいつもは賑やかな峰ノ茶屋避難小屋ですが、今朝は誰もいません。
朝日岳の山頂にもまったく人の気配はありません。こんなに静かな夏の那須ははじめてです。

060723_nasu03そのまま三本槍ヶ岳に向かいました。
静かな朝日岳を後に、熊見曽根、清水平を経由して三本槍ヶ岳山頂に。
山頂直下で初めて単独行の登山者と出会いました。

この山は名前にそぐわない穏やかな円頂をもつ山です。
それもその筈、江戸時代の国境(3つの藩・会津藩、黒羽藩、白河藩)を決める時に、ここで三藩の武士が槍を立てて境界の確認をしたことから「三本槍」の名称の起源となったということです。
わざわざ槍を山頂まで担ぎ上げたというところが「武士の意地」を感じて面白いですよね。

060723_nasu04山頂には留まらずにそのまま往路を引き返し、今度は熊見曽根から隠居倉のピークを経て三斗小屋温泉を目指しました。
静かな尾根道を辿ると色とりどりの高山植物がむかえてくれました。
着いた三斗小屋の二つの山宿では泊まり客を見送った後の布団干しや部屋掃除のまっ最中でした。
途中にある「延命水」の豊かな水場で喉をうるおし、樹林下の道を峰ノ茶屋にむかって登り返しました。あまり休みをとらなかったせいか、最後の登りは結構疲れましたが…。

中部や西日本を中心に大雨が続いているというのに、梅雨の合間の貴重な拾いものをした山行でした。
060723_nasu05【タイム】
峠の茶屋P(5:47)・・・峰ノ茶屋コル(6:22)・・・朝日岳(6:55~7:02)・・・三本槍ヶ岳(7:50)・・・熊見曽根(8:33~35)・・・隠居倉ピーク(8:54~9:00)・・・三斗小屋温泉(9:28)・・・峰ノ茶屋コル(10:26~30)・・・峠の茶屋P(10:58)

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Comments

なるほど。下は雨でも山の上は晴れですか。何事も事を起こす前に悲観的になって諦めてはいけないということですね。
それにしても晴れてますね。下界の雨の中でグズグズしていると、心身ともに腐ってしまいそうです。今年は御岳か中アに行こうと思っているのですが、あそこは大雨でひどい状況だし・・・

Posted by: おじん | 2006.07.24 09:57 AM

>何事も事を起こす前に悲観的になって諦めてはいけないということですね。
今回は出かけて正解でしたが、たまたま梅雨前線から少し離れていただけですよね。

長野県内の山はかなり荒れているみたいです。
特に道路関係は相当やばそうなので、事前に行政側の情報を入手されてから行かれた方がいいでしょうね。

Posted by: Nob | 2006.07.24 08:59 PM

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