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2006.05.24

事実・推測・感情

3月の事故の関係で山岳雑誌からの取材を受けました。
複数の雑誌からの取材依頼があったので、合同で受けることにしました。
事故に居合わせた3人の日程調整が困難なことと、何よりも別々に取材を受けてまったく同じ事をお話しする自信もなかったからです。

今回の事故はきわめて偶発性の高いものでした。
私たちなりに事故の経緯を綴ったものを出してはみましたが、事故現場は目と鼻の先にあったとはいえ、事故者とは数メートル離れていたためにどうしても解明できない点があります。


ライターあるいは編集者と名乗る人たちの洞察力、問題点の整理能力はさすがでした。
「なぜ?」
「どうして?」
「あなた方がとったその行為の意味は?」・・・
さまざまな切り口と客観的な姿勢で疑問、質問をたたみかけてきます。

私たちの答えには事実、推測、そして感情という三つの異なる面がどうしても混在してしまいます。
そのあたりを冷静に区分けをして適切な答えを出す能力が試されたひとときでした。
この2時間で、私たち自身にとっても確かな記憶が甦ってきたし、事実にまた一歩近づくことができました。

今回の事故はアイスクライミングだけでなく、ごく稀にですが岩登りの場面でも遭遇する可能性を持っています。
雑誌に掲載される予定の記事が、同種の事故の再発を防止するうえで有益な内容になってくれることを願ってやみません。

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