2006.04.29
2006.04.23
2006.04.10
チームレスキューを体験する
事故の検証等が一段落するまではなかなか次の山行への意欲が湧いてこない、というのが正直なところですが、救助隊の訓練活動だけは例外だとみずからに言い聞かせ参加してきました。
4月を過ぎたとはいえ上越の山々はまだまだ冬の装いを色濃く残しています。初日はみぞれ混じりの氷雨が、そして翌日は朝から雪の洗礼を受けました。
雪山における本格的なチームレスキューの実践訓練は私にとっては初めての経験です。
負傷者を梱包してスケットストレッチャー(樹脂製の移動担架)に収容し、1チーム7,8名で4ピッチ引き上げ、下りは2ピッチで一気に引き下ろすという想定で訓練をしました。
あらかじめ各ピッチ毎の引き上げ方法(1/2法、1/1法、1/3法etc)を意思統一しておいたにもかかわらず、いざ実施の段になると中途半端な理解力で臨んだため、頭が真っ白になって混乱してしまいチームとしての機能的な動きがまったくとれませんでした。
救助システムとそのための個々の技術は、何度も反復して訓練し地道に身につけていくしか方法がないのかも知れません。
普段なら普通にできる基本的な技術も、緊急時になるとどうしても慌ててしまい満足にできなかったことは2週前の事故で身をもって経験したばかりです。
どこまでできるか自信はありませんが、今年一年はレスキュー技術を目的意識的に身につけてみようと思いました。

いろいろと反省することしきりの訓練でしたが、「反省点があるということは必ず解決への道筋が見つかる」という講師の方の激励を胸に残雪の谷川連峰を後にしました。
2006.04.03
再会

外は雹をともなう激しい雨が降り続いているというのに、格納庫内は雨音ひとつ聞こえません。
庫内にはブルーとシルバーを基調にした洗練されたデザインの機体が、いつでも飛び立てる状態で待機していました。
事後処理で挨拶に訪れた私たちにとっては一週間ぶりの再会です。
ヘリコプターの名前は「やまびこ」。搭乗可能人員13名。
山で呼ぶと返ってくる「山彦」のように、きっと帰ってくるという願いと、山がたくさんある県らしい名前ということから「やまびこ」の名前がつけられたとのことです。
私の場合は痛恨の極みというべきか、二度と帰らぬ仲間との同乗になってしまいました。
機内に横たわる仲間にしてあげられることは柔らかいフリースの手袋で髪に紛れ込んだ氷粒をそっとぬぐってあげることくらいでした。
まだ私自身の気持ちの整理はついていません。
しかし、これで山をやめたら亡くなった仲間の意志に反する気がすることだけは確かなような気がします。







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