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2006.01.29

アイスクライミング事始め

ice02「八ヶ岳にアイスに行きませんか。・・・雪で埋まってないし、車から間近なので、効率的かと思います。」
との錦少年からのお誘いに二つ返事でOKの小屋番Nobでした。
でも、アイスクライミングは見たこともやったこともありません。もちろん道具の使い方も???です。
そこで、
「週末の山行計画、了解です。アイスは初体験ですので、易しいルートで基本を教えて下さるとうれしいです。」とメールで返信しました。
ところが、このことについてはResなし。うーん。今までの経験からResなしで良いことはありません。
本当に易しいゲレンデなのだろうか?一抹の不安を抱えつつ金曜夜の10時に千葉を出発。

ice03連れて行かれたゲレンデの名前は「角木場の氷柱」。
げっ!「氷柱!」 ツララの親分?
場所は八ヶ岳の登山口である美濃戸口バス停から徒歩15分という至近のところにあります。八ヶ岳方面の登山でこんなにアプローチの短い山行は初めてです。
林道から急な踏み跡を下り、河原に下り立ちしばし歩くとその氷柱群はありました。
なるほど、たしかに氷の柱が3,4本屹立しています。オーバーハングした岩壁(渓谷の側壁)の上部から浸み出した水がつららとなりそれが成長を遂げて立派な氷柱になったものと思われます。
ということは、垂直=バーチカルアイス?

基本的にトップロープによる練習場所のようですが、あいにくやや混み合っていたので、錦少年が誰も登っていない右の氷柱をリードして氷上に2本のスクリューピンで支点をこしらえてくれました。
いきなりバーチカルアイスをリードする錦さんに少々驚きました。何しろ二人の孫を持つ還暦オジイサンですから。(^^;
手際よくロープセットをしたあと、「さ、登ってください。」といきなり声をかけられました。
「え、ボク? あの、どうやって登るんですか?」
「ああ、カンタンですよ。バイルを氷に刺したら足を上げればいいんですよ。」
「ほほう、なるほど。」

ice04そんな会話のあと、いざ氷柱に取り付きました。
まあTopロープなので気分的には楽です。教えられたとおり、バイルを刺して足を上げていくと、なんだちゃんと上に登れるではありませんか。
氷が硬いので一発でバイルが決まる時もあれば何回か振り下ろさなければならないときもあります。しかし、バイルが決まればアイゼンも自然と決まってくれるので想像していたよりは楽に登ることができました。
心配していた右肩の痛みも、バイルは基本的に肘から先(特に手首のスナップ)で扱うことを教えられたので、それほどひどいダメージはありません。(とはいえ、翌日は痛かった。)

いろいろとルートを変えて2本の氷柱を計4本ほど登らせてもらいました。
先達の錦少年、MIKIのご両人は翌週出かける大谷不動(有名なアイスエリアらしい)の練習で何度も何度もトライしています。
がんばるなあ。こちらは早く温泉に浸かりたかったのにぃ・・。

ice01しかし、これはとても面白い遊びです。中高年のアイスクライミング愛好者が増えているのもうなずけました。
今回訪れたエリアはゲレンデとしては難しいそうです。(だからResしなかった?)
いきなりのバーチカルアイスにビビることなく完登できたご褒美にと、錦さんから使い込まれた左右2本のアイスバイルをプレゼントされました。
今回はそれが一番うれしかった小屋番子でした。(^^)v

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2006.01.22

救助訓練

rescue01久しぶりの大雪から一夜明けた日曜日。
この日は前々から予定されていた県連盟救助隊主催の捜索救助訓練日です。
最悪のコンデションですが、9時に現地集合ということで我が家を5時半に出発、高速道は通行止めのため一般道をトロトロ走ってなんとか時間どおりに着くことができました。
訓練場所の県民の森はとても房総の低山とは思えない雪景色です。上越の雪国とまではいかないまでも関東北部の低山にいるかのようでした。

rescue03案の定、訓練参加メンバーは時間どおりに集まらず、2時間遅れの開始を余儀なくされました。
想定内容は、房総の低山に登山したまま予定日に帰らず、道迷いのうえ足を骨折している登山者を捜索、発見、救助、搬出するというものです。

積雪のおかげで救助隊メンバーは雪山完全装備となりました。まさか房総の丘陵地帯でこの格好をするとは!
隊を2パーティーに分け、それぞれの班が遭難者が迷い込んでいると思われる登山道一帯を捜索しました。なんとか無事に発見、救出、搬出作業を行いました。
引き上げ作業も大変ですが、現場からの搬出作業はさらに大変です。ヤセ尾根のアップダウンという条件下であり搬出方法も限られます。
不肖小屋番子も腰痛肩痛を押して搬出作業を手伝いましたが、人手がないと大変なことになるとつくづく思いました。
所要時間約2時間。本番でも手際よく救助できればいいのですが。

この手の訓練は何回行ってもやりすぎるということはないな、と実感しました。様々な状況を想定して何回も繰り返し実施することで時間短縮、安全搬出につなげていきたいものです。

rescue02
捜索隊の出発

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遭難者の発見・引き上げ作業

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ツェルトでくるんで保温、負傷の手当

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ザックとストック等を使って搬出準備

rescue07
交代で背負って搬出

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2006.01.21

関東大雪

060121yuki日本海側が史上稀にみる大雪でたいへんな状況だったのに、関東地方はカラカラの晴天が続いていました。
なんだか肩身の狭い思いをしていたのですが、ようやく関東にも雪が降ってくれました。
でもなあ、せっかくの休日に降らなくてもいいのに・・。
本日の積雪10cm。雪国の人達からみたら笑われてしまう降雪量ですが、10cmも降ったら大騒ぎになるのが関東の常です。
明日は朝早くから救助隊の捜索訓練です。
高速道も通行止めだし、はたして訓練場所に無事着けるかどうか。
さあ、今夜はもう寝ますか。

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2006.01.17

久恋の山  お坊山(1421m)

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笹子駅からお坊山に登るには西方の笹子雁ヶ原摺山から尾根づたいに辿るか、または原集落から入道山、棚洞山経由で長い尾根を歩くしかありません。
陽の短いこの時期に、千葉から出かけるにはちょっと不利な山の一つです。そんなこんなでなかなか訪れる機会もなく私の「久恋の山」コレクションの一つでした。

アプローチに難のある山ですが、お坊山東峰から派生する南尾根は笹子駅のすぐ近くにまでのびている尾根で、この尾根を登路にとればアプローチの不便さは解決できます。
さっそくWebサイトで検索したら、やはりありました。好きな人たちがいるのですね。(^^)
いくつか見つかった記録の中で、ニフティの山のフォーラムで活躍されていたkomadoさんの記録を参考にさせてもらい、念願のお坊山に登ってきました。

予想どおり、道中誰にも出会わず本当に静かで充実した山歩きを楽しむことができました。
南尾根には道がありません。下山路にとった南東尾根もボヤッとしていると道を外れてしまいます。地図とコンパスが大活躍してくれました。
同行してくれたクライミング専科の竜少年さんもこの山には満足してくれたようです。岩登り大好きのオジサンですが、たまにはハイキングもいいなあと言ってくれました。

くわしい記録はこちら。

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2006.01.11

山頂駐在犬ビッキー

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3日に登った高川山。
山頂でお湯を沸かしながら一服していたら、犬が一匹寄ってきました。
人なつっこい犬だなあ、とその時は気にもしないで、でも利口そうな犬だったので何気なくパチリと撮ったのが冒頭の写真です。

その後、自分が登った山のことを調べるためにいくつかのサイトを検索していたら、何と!この犬は高川山の名物犬だったのです。
山麓から毎朝山頂まで登ってきて、登山者から親しまれているとのこと。
高川山の常連さんたちからは「ビッキーちゃん」と呼ばれているのですね。
高川山に登ったらぜひとも挨拶してきてください。

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2006.01.09

高水三山を歩く

takamizu01-s奥多摩を歩きはじめてもう37年になりますか。
東京生まれの東京育ちだったせいで、山と言えば奥多摩か丹沢でした。
特に多摩川河原には5kmほどの距離にあった我が家だったので、小さい時分は川遊びによく出かけたものです。
そして、上流の彼方に青く霞んで見える山並みに漠然とした憧れを抱くようになりました。
高校生になると平日は楕円球を追い回し、月に一度は山好きの仲間と奥多摩や丹沢の山々を歩き回る生活がパターン化しました。
同じ頃、丹沢の沢登りも経験しましたが、その頃はどちらかというと奥多摩のピークハントに夢中でした。当時は5万分の1地形図が主流で、地形図に載っているたくさんの峰々はいつの間にか赤鉛筆でつながっていきました。

takamizu03-s奥多摩の入口にあるのが高水三山です。
そんなわけでもう数え切れない位歩いています。高水山の山頂直下にある常福院はお気に入りのお寺です。いつも掃き清められている境内は本当に気持ちが良いです。
36年前の自分の大学受験から始まって、子ども達の受験前には必ずお参りしています。(霊験あらたかです)
もう一つのお気に入りは、岩茸石山です。杉の植林帯が主体の三山コースにあって貴重な雑木林の山頂です。
葉の落ちた今頃は周囲の展望も良く、今日は遠く日光連山も真っ白な姿を見せてくれました。

takamizu02-s腰痛を庇いながらの上り下りだったので前回訪れたときよりも歩みは遅かったのですが、9時15分に軍畑駅を歩きはじめ、岩茸石山頂でお湯を沸かしてゆっくり休んでも13時前には余裕で御獄の駅に下りることができました。
陽の短い時期にあって、そんな手軽さがこのコースの良いところです。

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2006.01.08

アイゼンのお手入れ

eizen01古い自分の記事にトラックバックを設定するのも何だか変ですが、このアイゼンのことを書くのはこれで3回目になります。
市販のアンチスノープレート(ASP)の代わりとして、2シーズン前に張り替えた2mm厚のゴムシートがさすがにボロボロになってしまいました。
痛んだ部分に布製のガムテープなどを貼って使用していたのですが、今回思い切って付け替えてみました。

eizen02ゴムシートは耐寒性においては良くても耐久性において懲りたので、こんどは1mm厚のプラスチックプレートにしてみました。ホームセンターで材料を物色したらマイナス20度対応で加工が簡単なものが見つかりました。
しかし、1.0mmという厚さはやはり不安の残る厚さです。1.5mm厚になると俄然丈夫になるのですが、今度はハサミやカッターでの加工ができません。まさに帯に短しタスキに長しです。

eizen03φ4mm×10のネジセットを取り付けて完了しました。
型をとっておいたので、これからは摩耗したら何回でも作り直すことができます。
材料費は500円位ですみました。が、ネットショップなどでASPの値段を調べたら、買っても1000円位の品物なんですねー。(^^;
まあ、PCの組み立てと同様に値段の比較じゃなくて「こだわり」の問題なんだなあと自ら納得の小屋番子でした。

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2006.01.07

二人日和

hutaribiyori45年間連れ添ってきた神官の装束を作る職人の夫と難病に冒された妻のラブストーリーです。
舞台は京都です。朝の街の清々しさや鴨川のゆったりとした流れを見ていると、本当にゆっくりと時間が進んでいく街なんだなあと感じました。

今風の愛情表現はいっさいできない不器用な夫を栗塚旭が、病魔に冒されつつも凛とした気丈さを失わない妻を藤村志保が演じていました。

不器用な夫ではあるけれど、彼流の妻を励ます姿にはホロリときます。
普段の何気ない所作にも夫婦を結ぶ絆がとても強く感じられ、「ああ、こういう関係っていいな。」って思わずにはいられない作品でした。

日常の忙しなさや人間関係の煩わしさから解放され、ひとときをゆったりとした時間の中に身を置いてみたい人は必見です。

映画が終わって立ち上がろうとしたら主演の藤村志保さんが舞台の袖で突然の挨拶。
間近で主演女優を見たのは初めてでしたが、とても気品ある女優さんという印象でした。


岩波ホールにて2月10日(金)まで

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2006.01.03

新春初歩き 高川山

0103takagawayma01高川山は大月から富士吉田に至る「富士みち」の入口に位置する山です。
東側に昨年の1月3日に歩いた九鬼山が、そして西側に高川山がちょうど門番のように控えています。
標高が1000mに少し足らないのも秀麗富岳12景に選ばれているのも共通しています。

0103takagawayma02昨年の九鬼山では思わぬラッセルで汗をかいたご褒美に美しい富士を拝むことができました。2匹目のドジョウを狙ってでかけた高川山では冬型の気圧配置が強まったためか、残念ながら富士山は顔を出してはくれませんでした。

高川山の代表的な登下山路は中央線初狩駅からと富士急行線の田野倉、禾生(かせい)の両駅からが知られていますが、今回は大月駅までの長い尾根歩きを楽しみました。0103takagawayma03
小さなピークのアップダウンが結構あって、おせち料理と餅でふくれたお腹にはいいアルバイトでした。

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