風雪の八ヶ岳にて
29日30日の2日間で八ヶ岳に入ってきました。
前爪4本を研ぎ澄ましたアイゼンをザックにしのばせていったのはもちろんです。(^^)
小屋番子は持病の坐骨神経痛があるため今回は小屋泊まりにしました。
途中で出会った同じ県連盟の某山の会から「えー!岳樺さんは小屋泊まりですかー!ウソでしょう?」ときつーい皮肉を言われても「フフン」と受け流すしたたかさを身につけました。
さて、29日は、これ以上はないという無風快晴ドピーカンでした。この日は入山するだけなのであんまりはりきって晴れてほしくはなかった。
小屋泊まりの軽装のため平均年齢59歳のわがメンバーも順調に赤岳鉱泉にたどり着きました。小屋の前ではアイスクライミングの練習をやってました。でもさー、山はあんなにいい天気なんだからさー、山でやればいいのになー。
小屋の食事は申し分ありません。トイレは水洗&暖房便座で臭いなし。うーん、これじゃテント生活に戻れない!いかんいかん!
明けて30日は最悪の天気です。稜線はガスでなにも見えません。
当初の予定では硫黄岳から横岳、赤岳と一回り縦走して赤岳鉱泉に戻ってくる予定でした。
稜線の気温はマイナス16度。雪混じりの強風は強く何度も耐風姿勢を余儀なくされました。おそらく体感温度はマイナス30度といったところでしょう。
硫黄岳から引き返してくる何人もの登山者を尻目にあと5日で64歳の誕生日を迎える竜少年さんは毅然と強風に向かっていきました。来年還暦を迎えるヨーコさんも負けてはいません。泣き言一つ言わずに後に続きます。カッコイイー!
しかし、長い横岳の稜線を越え、地蔵尾根分岐、天望荘を過ぎ赤岳山頂まであとわずかまで迫りながら、長い間風雪にさらされた罰があたったのか3人とも急に元気がなくなりました。
そこが中高年の辛いところです。あと一歩の根性が出ないのです。
やーめた!と決めたら退却は早いのも中高年の美徳。すたこら風雪の稜線からおさらばして小屋に逃げ帰りました。
ふー、助かったー。
目出帽は鼻汁で凍りつき、睫毛からはつららが垂れ下がり、見られた顔ではありませんが、なんとか安全地帯に逃げ込み一息いれたら、もう来年の山に思いを馳せるしたたかさも中高年ならではです。(^^)
・・というわけで、今年最後の山も無事?におわりました。
ブログを愛読してくれた皆さま、たいへんお世話になりました。
来年も体をいたわりながら山を歩いてこようと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
よいお正月をお迎え下さいませー。


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