運命を分けたザイル

ようやく我が街でも上映されることになったので仕事帰りに観てきました。
山屋さんの間ではかなり有名になっている映画なので今更の感もなくはないのですが、感想をひとつ。
ペルーアンデスの未踏の西壁。英国の若い登山家二人が挑みます。
初登攀に成功したものの、下山中パートナーがまさかの滑落・骨折。そして救出下降中にアクシデントが。
たった一人で救出作業をすることの困難さがとてもリアルに描かれています。
登山(特にクライミング)をやる人なら二人の登山者が置かれている状況がよくわかります。レスキュー作業の段取りも「こういう状況ならこうやるしかないだろうなあ」と納得させられます。
結局レスキューには失敗し、やむなく二人を結んでいたザイルの切断を余儀なくされます。
現存する実在の人物の回想シーンを含めて構成されていることが異色です。
「ザイル切断」というとてつもなく重い決断を余儀なくされた当事者の葛藤は推して知るべし。また、その決断をした後の倫理的な批判・非難もまたしかり。
観終わった後、こういう場面にだけは出くわしたくないな、と心から思いました。
この映画を観て、ギャチュンカン北壁での山野井泰史さんの生還劇を想起しました。
絶望的な状況下であっても、冷静に最後まで諦めなければ不可能を可能にできる、という人間の底知れぬ生命力を強く思い知らされた映画でした。
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» 運命を分けたザイル [tosiブロ 物欲優等生 ]
うわー、重いなこれ・・・・。
極限状態で人間がどう判断し決断するかっていうのは、ねえ。
自分がそういう状況になったら同じことするだろうな。 [Read More]
Tracked on 2005.09.26 at 09:56 AM


Comments
TBさせていただきました。
まさに奇跡の生還。
極限状態での生への執着と気力に感動しました。
Posted by: タウム | 2007.04.01 at 01:48 AM