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2005.08.29

再々々放送?

週明けの月曜日。
いつもどおり仕事をしていると、横合いから肩をたたかれました。
ふっと横を見ると、部署のぜんぜん違うかつての同僚でした。

彼、ニコニコして言うには、
「Nobさん、昨日見ましたよ!出てましたね。」
この一言ですぐにわかりました。

<あ、また再放送やったのか>

NHKテレビ”小さな旅”に「出演」したのは昨年の8月第4土曜日のことでした。
以前、このブログでも紹介しましたが、北アルプス燕山荘で開かれたミニコンサートの模様が全国放送されたのです。

あれからちょうど一年経ちました。
その間、何度も再放送があったようです。
その都度、知人から電話やメール、あるいは今日のようにわざわざ訪ねてきてくれたりしました。
余程はっきりと映っていたようです。
私自身はビデオに撮っていないのでもう忘れてしまったのですが、放送の度に話題になるのが困るやら恥ずかしいやら。

本放送を入れると、もう4回目の放送です。NHKもほかに再放送する番組ないのですかね?

ちなみに燕山荘では今年も21回目になるコンサートを27日の土曜日に開いたようです。
興味のある方は来年ぜひどうぞ!

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2005.08.28

山はもう秋

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8月最後の日曜日。
八ヶ岳に登る計画でしたが、パートナーの仕事の都合で延期となりました。
そこで急きょ目的地を変更して那須の山を歩いてきました。

ところが、あいにくの雨模様。
ガスと霧雨が周囲に立ちこめた一日となりました。

悪天候の那須の山でしたが、さすがは百名山に名を連ねた山です。ガスで何も見えなくても登山者は絶えることなく続いています。
朝日岳の頂上ではしっかりと心の眼で周囲の展望を楽しみました。

山はもう秋の風情です。
裏白蓼(ウラジロタデ)やエゾリンドウが雨の滴を受けながらもしっかりと咲いてました。
雨の山歩きは展望もなくあまり好きではありませんが、その分足下にそっと咲いている花々に目を向けることができますね。

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2005.08.25

長い夜

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台風11号が関東地方を直撃しそうです。
仕事の営業エリア内に災害に弱い地域が含まれているために、今夜は会社に泊まり込みです。

新しい職場になってからははじめてのことなので、諸先輩方からの注意事項に神妙に耳を傾けました。
お化けは出ないらしいのですが、代わりに電話とFAXがばんばん入ります。

つい先ほども非通知で携帯が鳴ったので、「どこからだろう?」と一瞬緊張しましたが、韓国のインスボンでクライミング中の友人からの電話でした。まったく人騒がせな。(^^;

すると今度はma3nob氏からメールが入りました。
この大雨の中でも室内壁に行ってきたらしい。
うーむ。さすがというか呆れるというか・・・。

さて、一応形ばかりの簡易ベッドをあてがわれましたが、とてもじゃありませんがこんな埃っぽい場所で寝ていられません。

いやはや、若い頃ならいざ知らずこの歳でこういう場所で夜を過ごしたくはありません。
新人ナースながら深夜勤務が当たり前の娘の偉大さがよくわかりました。

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2005.08.21

シュラフの洗濯

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恥ずかしながらこの歳になるまで羽毛のシュラフが普通に洗濯できることを知りませんでした。
岳人の9月号にやり方が出ていたので休日にさっそく挑戦してみました。

私が愛用している夏用シュラフは実はカミサンのものです。
カミサンが社会人になった時に記念に買ったものらしいのです。
以来20数年間のほとんどを私が独占的に使用しています。
で、その間一度も洗ったことがありません。当然汗臭くてかないません。

洗濯は簡単。
洗濯機に入れる前にメッシュの袋にシュラフを入れて、「ソフト洗い」モードにするだけ。
洗剤は普通の中性洗剤で良い。
陰干しして、乾いたら手で左右からたたいて羽毛をよくほぐす。

以上の過程をほぼ忠実に実行してみました。
「ほぼ」というのは、脱水をしちゃいけないところを、無視して脱水してしまったから。
でも洗濯機で脱水1回してもメッシュの袋に入っているためかとくに問題はありませんでした。
ただ、問題点がひとつだけありました。
それは洗剤がうまく溶けてくれなかったことです。
粉が粒状に残ってしまいました。
洗剤は液体のものが良いようです。

風が強い日だったので、陰干しでもすぐに乾いてくれました。
心配していた羽毛の偏りもなくふわっとした仕上がりになりました。
汗臭さがなくなったのは言うまでもありません。

次回は冬用シュラフに挑戦です。

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2005.08.18

灰色の北壁

灰色の北壁真保裕一の最新作です。
といっても春先に出たので「最」は付かないかも。
なにしろ図書館で借りて読んでいるのでどうしても最新作は順番待ちになってしまいます。

真保作品で有名なのはもちろん「ホワイトアウト」。
以来10年ぶりの山岳を舞台にした作品です。私としては「待ってました!」だったのですが・・。
表題作の「灰色の北壁」をはじめ中編の全3作品が収録されています。
いずれも味わい深い作品でした。
特に表題作である「灰色の北壁」はよかった。
ヒマラヤの高度差3000mにも及ぶ未踏の北壁を単独で登頂したある天才クライマーのお話。
単独で登頂した時に必ず出てくる疑惑。「彼は本当に登ったのか?」
疑惑と糾弾の中でじっと沈黙を守り、そして逝ってしまった主人公。登頂時の「証拠」写真に隠された秘密。
山岳ミステリーというカテゴリーに入る作品なのでしょうが、根底には深い人間愛が描かれていて読後に感動がじわっと伝わってきました。

1作目の「黒部の羆」も良かったです。
富山県警山岳警備隊の献身的な救助活動をタテ糸に、人間のエゴ、自己中心の心象風景がヨコ糸に織り込まれているように感じました。
現在と過去が巧みに交錯していて、タイムパラドックスの趣向が施されています。「時間酔い」にはまってしまいましたが、読み終わってみれば何故かさわやかな印象に包まれるお話でした。

最後作の「雪の慰霊碑」もなかなか丁寧に描かれた作品でしたが、登場人物がやや多くそれぞれの人物像を描くにはややもの足りない感じがしました。
中編小説って紙面に限りがあるためにどうしても深く掘り下げるには限界があるのでしょうか。
それでも春山の縦走場面は臨場感があって楽しく読み進めることができました。

この3編の中では「灰色の北壁」が出色の作品だと感じました。
「神々の山嶺」(夢枕獏)と同様に読者にさまざまな想念を抱かせてくれる作品なので、もう少し長編になっても読み応えがあるはずだと思うのですが…。

灰色の北壁

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2005.08.17

ヒトラー ~最期の12日間~

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重たい映画でした。
見終わったあと、なかなか席から立てなかったというか・・・。
映画の評は他に譲るとして、感じたことを少しだけ。

身近な人間に対しては思いやりや優しさを十分にもっている普通の人間。
しかし、「総統」という衣を身に纏ったとき、狂気が全身を支配します。その二面性のあまりの落差がどうしても理解できませんでした。

最後までヒトラーの側にいたユンゲという女性秘書(実在の人物で2002年まで存命)の目を通したヒトラーの人間像なので、かなり事実に近いと感じました。

表題のとおりヒトラーが自殺をするまでの最後の12日間に焦点を絞っています。
よって舞台はベルリンの地下防空壕内です。
敗戦が目前のベルリン。戦後の戦犯処理に浮き足立つ部下たち。
憎悪、裏切り、悔悟、自暴自棄、諦め、退廃、現実逃避、、、
いやはや破滅を前にした人間の弱い面のオンパレードにぞっとしました。

ヒトラーを人間として描くというだけで拒否反応を示す人々がいる中での映画製作です。
監督のオリヴァー・ヒルシュビーゲルはすごいです。
同じような内容の映画を果たして日本で作ることができるだろうか。

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2005.08.14

デザートは東稜へ

RIMG0091-s前穂での失敗は幸い大きな事故につながらなくて心から安堵しました。
しかし、II峰のヒヤリ・ハットの影響もあり、前日の前穂は行動時間で12時間超となってしまいました。
年長の竜少年さん、ヨーコさんはオフということになり、東稜へは私とma3nobuさんの二人で出かけました。

北穂東稜は北尾根に比べれば行動時間で約半分、岩場の部分も少なくメインディッシュ(北尾根)を頂いた後のデザートに最適です。
とはいえ二人とも初めてのルートだったので、稜線に立つまではグズグズの浮き石混じりのルンゼ登りにフーフー言ってしまいました。

東稜といえば「ゴジラの背」です。
およそ15mにわたって続くナイフリッジですが、涸沢側に約70度の急傾斜でスパッと切れ落ちた景観はよく写真の題材になります。
かくいう私たちもここでしっかりと写真撮影をしました。あいにく逆光の時間帯だったため、いい写真は撮れませんでしたが。
涸沢カール底に固まっているテント群も豆粒のように眺められ、ナイフリッジの通過は楽しい一時でした。

東稜は易しいルートですが、バリエーションルートには違いありません。踏み跡も部分的には判りにくい箇所もあります。取り付きのガレたルンゼも注意が必要です。
しかし、半日で登れて展望も最高なのでデザート的登山メニューとしてオススメです。
特に、5月連休時期には格好の雪稜ルートになることでしょう。下降の南稜ルートと組み合わせれば短時間で充実した登山が楽しめそうです。(もちろん夏季にくらべれば格段に難しくなります。)
しかし!
問題は上高地から涸沢までの重荷を背負ったアプローチ。それが最大の核心かも知れません。(^^;

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2005.08.10

痛恨の北尾根(その2)

RIMG0059-sガラ場で迷いやすい4峰。ロープワークを要する3峰。
これらのピークを越えて2峰に立てば主峰(前穂頂上)までは指呼の間です。
5m程度の懸垂下降(またはクライムダウン)で1・2峰間のコルに降り立ち、登り返すこと数分で頂上となります。

しかし、ここで重大な錯誤を犯してしまいました。
2峰に立って、ふと涸沢側に目をやるとしっかりとした懸垂下降支点がすぐ下に、またそこから7,8m下にも立派な残置支点が…。
都合2箇所設置されているのが認められたのです。

「あれ、こんなに下がるんだっけ?」
「たしか1箇所だけじゃなかったのでは?」
・・・と一瞬疑問も湧いたのですが、目前の確固たる支点の存在はすべての疑問を打ち消してしまったのでした。

クライムダウンをして下の支点に着き、そこから懸垂で涸沢側のガリーに降り立つと、そこは浮き石だらけの超危険な世界。
「ヤベェ!」
・・・と思ったけれど後の祭りでした。

そこから1・2峰間コルへ約10m登り返す途中で赤ん坊の頭大の石を落としてしまいました。
その落石が真下にいたメンバーの頭部を直撃!

ヘルメットが身を守り頭部の重大損傷は回避できたものの、落石で手の指に裂傷を負わせてしまいました。

もうこれは完全にトップを担った私の責任です。
危険予知、安全管理の欠如でしょうか。

「浮き石があるところはルートじゃない!」
これはだいぶ前に確認し合ったバリエーションの鉄則の一つ。
ヤバイ!と思ったらすぐ引き返すべきでした。
まだまだ未熟な哀れな小屋番子を笑ってください。しくしく・・・;;

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2005.08.09

痛恨の北尾根(その1)

RIMG0081-s前穂高・北尾根は本当に美しいスカイラインです。

前穂高山頂を1峰として、2峰、3峰を連続して隆起させ、ピラミダルな4峰。根をしっかりと張った5峰。そして稟として聳える6峰。
8峰までそれぞれ個性あるピークが妍を競い合っている様はまさに自然の造形美そのものです。

5年前に訪れた時は、横尾の山小屋に泊まって翌日一気に涸沢から5・6のコルを経て前穂のピークに立ち、反対側の岳沢に駆け下りました。
その時のメンバーは私を除いて残念ながらすべて会を去っていきました。

そして今回は、まったく新しいメンバーで臨みました。
岳兄竜少年さん、岳姉ヨーコさん、岳弟ma3nobuさん。皆私にとってかけがえのない山仲間です。

辿ったルートは、涸沢ベースに5・6のコルから前穂に立ち、吊尾根を縦走して奥穂からザイテングラート経由で涸沢ベースに戻るもの。
ポピュラーなルートですが、北尾根を終えてからの歩きが長いコースです。
63歳の竜少年さん、来年が還暦のヨーコさんにとっては、北尾根よりも後半の歩きが核心でした。
でも、皆さんよく歩きました。
考えて見るとスゴイことです。単なる縦走と違って初級とはいえ立派なバリエーション。神経も遣うし登攀具の重みも肩に食い込みます。

ああ、2峰での失敗さえなければ会心のバリエーション縦走だったのに・・・。(続く)

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2005.08.03

夏山JOY

今夜から北アルプスに入山します。
お天気はまずまずの予報が出ていますが、石垣島の南南東には台風9号もあり油断はできません。

お天気も心配ですが、腰や肩の痛みも心配です。
この日に備えてやるべきことはやってきました。

「悲観的に準備して楽観的に対処する」方向でがんばってきます!
なお、来週の月曜日まで当ブログは夏休みです。

みなさんもGoodな夏山を楽しんできてください!

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