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2005.06.06

堅い雪

RIMG0020-s雪上技術訓練(雪訓)は雪山登山を楽しもうとする登山者なら必ず行うトレーニングメニューです。
しかし、これがなかなか難しい。
何が難しいのかと言えば、訓練を行う時期、場所の選定です。

雪山登山で一番多い事故はおそらく滑落だと思います。ノーアイゼンでのスリップ、アイゼンの爪をひっかけての転倒など原因は様々だと思いますが、足がしっかりと潜るような状況ではめったに滑落は起きません。
起きやすいのは堅い雪の急な斜面での登り下りでしょうか。

以前は冬山シーズン前に関東周辺の登山者なら11月の富士山が格好の訓練場所でした。
ところが、昨今の温暖化現象で11月、12月の富士山ではなかなか訓練になりません。雪がないか、あってもフカフカの頼りない雪ばかり。
シーズン前に締まった雪面での訓練は出来にくくなりました。

そこで、当会では初冬の時期はゲレンデでのアイゼン登高トレ以外は実際の雪山登高で慣らしていきます。雪訓は5月から6月にかけてのシーズン後に行うようになりました。
この時期ならばスプーンカット状の堅い雪面が期待できます。

ところが、今度は場所の選定に頭を悩まされます。
時期が早いとブロック雪崩が怖いし、遅くなると肝心の雪面がブロック状に寸断されてしまいます。
北アルプスまで行けばいい斜面はごろごろしていますが、訓練のために遠出はなかなかできません。
すぐに頭をよぎるのが谷川岳の一ノ倉沢です。
今年は19年ぶりの豪雪の影響からか、本谷にはたっぷりと残雪がありました。
例年なら6月に入るとブロック状に寸断されてしまう二ノ沢や衝立沢も豊かな残雪に覆われていました。

貸し切り状態の衝立沢で、たっぷりの堅雪斜面を使って訓練をしたのですが・・・。
あまりの雪の堅さに、文字どおり歯が立たず持参の確保支点用スノーバーの頭をつぶしてしまいました。
まさに「過ぎたるは及ばざるがごとし」

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Comments

おじんさんは山行ってるんですかね?
それとも仕事忙しいのかな?
先輩のブログに、おじんさんのコメントが無いと妙に不思議ですね・・・

Posted by: ma3nobu | 2005.06.08 12:27 PM

こんにちは。昨日は朝4時出発で仕事してました。山行に出発するのと同じです。
おかげで、昨日の夜はヘロヘロでコメントする元気がありませんでした。その影響で今日もヘロヘロが続いております。
DOS/VとMACが混在してネットワークを組んでいる顧客があるのですが、複数あるファイルサーバーのうち1台だけMACからマウントできない。・・・という現象に悩まされていました。今日もグズグズやっていたのですが、解決できないので諦めました。
昼飯くう時間が無くて腹ペコのまま夜はアルコール。こういうことやっていると、絶対早死にするだろうなぁ。

Posted by: おじん | 2005.06.08 07:17 PM

朝4時出ですかー?
おじんさんも大変なんだなあ。
てっきり6月決算の会社の面倒でも見てるのかと思ってましたが、DOS/VとMACの仲を取り持ってたんですかあ。

> 昼飯くう時間が無くて腹ペコのまま夜はアルコール。こういうことやっていると、絶対早死にするだろうなぁ。
さすが、よく自覚してらっしゃる!

Posted by: Nob | 2005.06.08 09:45 PM

登山では想定外のアクシデントが必ず起こるものですが、コンピュータの世界も同じかなぁ。
こういうときの問題解決能力ですが、結局のところトラブルシューティングの量じゃないかと思えます。どれだけアクシデントを経験したか・・。(冬山の滑落は経験したくないですが。)

Posted by: おじん | 2005.06.09 09:26 AM

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