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2005.03.12

わが愛しのアイテム(その7) GPS

黄色の愛機 eTrex

ハンディGPSを使い始めたのが昨年の5月下旬。
会の仲間が春の北アルプスで道迷い&滑落事故に遭い、それを機に購入に踏み切りました。
値段は1万7千円位でしたか。
夏場はあまり出番はありませんでしたが、最近は雪山のお供に必ず持参するようになりました。
冬場は夏場と違い木の葉が落ちているためか、山麓でもGPS衛星の受信状況がよく軌跡ログもほとんど途切れることなく取得できるようです。

GPS(Global Positioning System)は全地球測位システムと訳されるとおり、人工衛星を利用して自分がどこにいるのかを正確に割り出すシステムです。
カーナビはもとより最近では徘徊老人対策や子供の防犯対策にも使われています。

私が持っているタイプは最廉価版のeTrexという機種。地図も電子コンパスも内蔵されていないとてもシンプルな機種です。
とはいえ、測位の精度そのものは上級タイプと遜色ありませんので登山用途としてはそれほど不足は感じません。(ただし残念ながら今話題のWAASには未対応です)

ハンディGPSの利点として取り上げられる一つに「GOTO機能」「ルートナビ」機能といった便利な機能があります。
いずれもある目的地を設定するとそこに向かって方向と距離が刻々と表示される機能です。(カーナビと同じ原理ですね)
ところが、最近になってちょっとがっかりしたことがあります。
これらの便利機能はGPSがある程度の速度(歩く速さ程度)以上で移動していることが前提となっているのです。
立ち止まったりしたら正しい方向は表示してくれないのです。

ところが雪山登山で使用するときは、歩くスピードも遅くなり、実際にGPSを見るのは立ち止まった状態がほとんどです。
電子コンパスが内蔵された上位機種では問題ないのですが、内蔵されていないeTrexなどの機種では目的地までの方向表示はある程度の速度で移動中のみ有効になるのです。
これじゃ「ルートナビ」は雪山では使えないなあ。とがっかりして、購入した代理店に相談してみました。
するといいアドバイスをもらえました。
「GPSでは現在地点から目的地までの方位角は常に正しく計算できていますから、立ち止まったときや非常に遅いときはこの角度を磁石で確認すれば、上級機種と同じ事が出来ますよ。」と。
なるほど!
目的地を設定すると、画面切り替えで常にその目的地までの方位角が表示される(bearing)ので、表示された方位角度を読みとってコンパスのリングを回して、磁針を合わせれば行きたい方角を示すことに気づきました。これなら正確な行き先がわかります。
ただし、コンパスに合わせてGPSの設定も磁方位(マグネット方位)にすることが前提となりますが。
だいぶ使い慣れてきたGPSですが、まだまだ使いこなしきれていないようです。

さて、完全に使いこなせるようになったらGPSの使用を封印する。これが私の究極の目標です。(^^;
核保有国の言い訳ではありませんが、装備はするけど使用はしない。
GPSはすこぶる便利で安全登山の友なのですが、あまりに安易過ぎる気がします。人間が生まれつき備わっている方向感覚や危険予知感覚を鈍らせるような気がするのです。アナログ世代には毒ですねえ。

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