実り多き山行
午前4時起床。
夜半より強まった風雪は衰える様子をみせないため、出発を見合わせる。強風がテントを大きく揺らす。
夜明けととともに風は相変わらず強いものの雪が弱まってきたので、午前8時に西穂高岳目指して出発する。
しかし、テントサイトから少し上がった稜線上は風がかなり強く、時折耐風姿勢を余儀なくされた。西穂は無理でもせめて独標(2701m)までとさらに歩を進めるが、メンバーの一人が体調不調に陥ったこともあり独標手前で行動の中止を決断する。
私にとっては2年ぶりの本格的な冬山登山である。
この2年間、身体の故障に悩み、重荷を担ぐ冬山テント山行はあきらめざるを得なかった。
ここ1年ばかりはスイミングや速歩、整体や鍼治療など、回復のための様々な手法にかなり集中して取り組んできた。完治にはもう少し時間がかかるものの、「歩き」の登山はなんとか再開できる目途がたったので思い切って年末登山の参加を申し込んだ。
久しぶりの冬の北アルプス。
やっぱり冬の北アは甘くはない。
2001年涸沢岳西尾根、2003年爺ヶ岳東尾根、そして今年の西穂高と会としてはここ4年間で3度目の敗退になる。
冬の北アルプス3連敗だが、それぞれの山行では山頂に立つこと以上の成果が参加メンバーにもたらしてくれたものと確信している。
今回の山行でも然り。
私にとっては久しぶりに20kg超の荷物を担いで歩けたこと。風雪の稜線で寒風にたたかれた顔面にさらなる闘志を燃え上がらせることができたこと。
実り多き山行だったと思っているし、明日への登山、来年につながる登山ができたと思っている。
今年一年、小屋番日記におつきあいいただきありがとうございました。
来年も懲りずに山に向かいたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
以前、会の集会で容量の減ったガスカートリッジに安価な家庭用のガスを封入する「つめかえ君」のことが話題になった。




Recent Comments