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2004.10.31

クマに出合ったら・・

先日、「クマと鉢合わせにならない方法」についての記事を書いたが、今年のクマによる被害に関する興味深い記事が今日の朝刊に掲載されていた。

それによれば今年4月以降、ツキノワグマによる人的被害は、全国19県で死者1名、負傷100名にのぼるという。連日のように社会面にクマに襲われた記事が出ていたのもうなずける。
被害数にも驚いたが、もっと驚いたのは駆除・捕獲頭数だ。じつに全国で1754頭ものツキノワグマが射殺されたり、捕獲されたりしたという。
ところが、昨年も1200頭前後が駆除・捕獲されたそうだから、今年はたしかに多いが異常に多いというわけでもないらしい。

ツキノワグマの推定生息数は1万~1万5千頭とか。
したがって、絶滅の危機にある西日本は別として、東日本では駆除・捕獲に制限が設けられていないという。種の保存法の適用外動物だという。
関東地方南部に住んでいる私にとっては動物園でしかお目にかかれない動物なので、不勉強にも全国でそんなに棲息しているとは思わなかった。

昔は山奥と人里の間には「里山」といわれる緩衝地帯があって、人間と野生動物とはうまく棲み分けが行われていたが、人間側の都合で乱開発がおこなわれ、貴重な里山の自然が損なわれてしまっている。このままではいけないということで、私が住んでいる県でもさまざまな事業や条例などで「里山」の保全に取り組んではいるが・・。
クマの大好物である木の実が豊富にあるのも里山やその奥の山々だ。

クマで思い出すのが、もう28年も前になるがカナディアンロッキーでの体験。
ロッキーの山中でテント泊をしようと、公園の管理事務所に行ったら係官からパンフレットを渡された。

「You are in bears country !」

そうか!ここはクマたちの国なんだ。おれ達はお客様ね!
彼らのしきたりに従いなさいってことね!
カナダのクマは日本のヒグマに近い、「grizzly」(グリズリー)という怖いやつ。
その晩はなかなか寝付けなかった。(^^;

もしも、私たちが山でクマに出合ったら・・
市街地で出没するクマとはちがうので、やたら騒ぎ立てて通報などしないようにしたい。
何といっても山はクマの住処なんだから。
じっと相手の目をみつめながらゆっくりと後ずさりしよう。
きっとクマ君は笑顔で?去ってくれるから。

・・なんて冷静に書いているが、今年の2月に奥多摩でほんの10m先に突然現れたカモシカにおどろいて腰を抜かしそうになったのは誰?

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2004.10.30

雨の日はジムへ

今日は朝から雨。
ホントは竜少年さんとクライミングに出かける予定だった。
クライミングにとっては雨は大敵。雨と聞いたらとたんに行く気がしなくなる。
これがハイキングだったら「雨のハイキングもまたよし」ということで、出かける気にもなるのだが。

というわけで軟弱・故障モチのオジサンはおとなしくスポーツジムへ行くことにした。
ストレッチ、バイク、筋トレで汗を流したあとはプールへ。

「アクアサーキット」なる水中エクササイズのプログラムをやっていたので参加してみる。
ミュージックに乗ってインストラクターのお姉さんと同じ動きをするのだが、これがたまらなく大変。
お姉さんの方はプールサイドでプレーするので素早い動きが可能だが、こちらは水の中。水の抵抗に逆らいながらのエクササイズのため、もうクタクタである。

しかし、このところジム通いが定着したせいか以前ほどは呼吸が乱れなくなった。また、腰や肩の痛みもクライミングなど激しい運動以外では気にならなくなってきた。
効果が出始めるとうれしいものである。

故障を克服して登山・クライミングに復帰するための手段として取り入れたジム通いだが、いつの間にか日常生活の一部となり、「手段」から「目的」へとかわりつつある。

健康維持もお金次第というのはなんとも情けない話だが、ある程度は首肯せざるを得ないのか?

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2004.10.28

ジムと銭湯

先日、日曜出勤の振替休日を平日にとって午前中からスポーツジムに汗を流しに行った。
平日の午前中だから空いているかなと思いきや、なかなかどうして満員盛況なのに驚く。

まずは「腰痛予防改善プログラム」を受けようとプールに入る。
プログラム参加者を見ると、だいたい平均年齢は70歳前後か。若い人でも60歳台半ばといったところ。女性陣も3,40年前はさぞや女盛りだったんだろうなあ。(^^;
そんなところに私が入ったものだから、インストラクタのお姉さんから「あのー、こちらは腰痛予防の水中プログラムですけど。クロール教室の参加者はあちらですよ。」などと言われてしまった。

プログラムの中身は水中ウォーキング主体のエクササイズである。なかなか運動量が多いのにはちょっと驚く。いままで、ただ何となく水中ウォークをしていたのだが、インストラクタに教えてもらってさまざまなウォーキングのバリエーションがあるのがわかりとても参考になった。
「デュークなんとか」という高名なウォーキングの先生がいるけど、老人や故障モチには水中ウォーキングの方がずっと安全なような気がする。
平日の夜にはこういうプログラムがないので助かった。これからは一人でもできる。

受講者から見ればインストラクタのお姉さんなど孫みたいなものである。常連さんなどはインストラクタを適当にからかいながら和気藹々の雰囲気で楽しんでいた。(^^)

・・・
さて、プールから上がったあとの更衣室で・・。
人生の大先輩たちの会話が面白かった。
「おい、新潟じゃ大変だなあ。どうせこれから帰って昼寝をするだけだから、ボランティアに参加しようかな?」
「バカ言っちゃいけないよー!おまえさんなんか行ったって腰が立たなくなるのがオチだよ!」

・・・ずっと以前にもどこかで同じような雰囲気の会話を聞いたような気がする。
さて、どこだったっけ?
そうだ!私がまだ小さかった頃、父親に連れられて通っていた銭湯での会話風景にそっくり!
昔の銭湯の風景がいまは平日午前のスポーツジムの風景に重なる。
時代も変わったものである。

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2004.10.26

10cは再開2日目にしてならず

イレブンを華麗に登るT嬢室内壁のクライミングを再開してから2週間ぶりに再び登りにきた。
前回は5.8から始めて5.10aまで。
今日は10a、10bクラスを3,4本登れればいいと自らに言い聞かせる。
久しぶりにT嬢も一緒なので賑やかに登る。

1本目…10aからスタート。なんとか登れる。
2本目…10bに挑戦。最後で手順を間違えてホールドを1個飛ばすものの、逆手で終了点を掴みホット一息。
3本目…少々疲れたので10abにダウンして挑む。終了点までたどりつくものの疲れてクリップできず。情けない。

そして4本目…62歳イレブンクライマーの竜少年さんがウォーミングアップで鼻歌まじりで登った10cに挑戦。
2本目のクリップをした段階で肩の痛みと前腕のパンプであえなく落。
トホホ・・・情けない。

竜少年さんやT嬢から「ブランクが長いんだから仕方ないよ」と、慰めの言葉をいただくが、遠い彼方の声に聞こえる。
再開して2度目の室内壁。
まだまだ再起への道のりは遠いみたいだ。
この文章を打っているだけで肩に痛みが走る。うーん、どうしたんだろう?この肩どうしようもないぜ。(^^;

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2004.10.24

靴を忘れて岩登り?

悟空スラブ終了点からの懸垂下降
肩の故障以来、1年と7ヶ月ぶりに幕岩を訪れた。
もちろんまだ肩は完治していないが、腰も膝も悪いことだし、完治するまで待っていたらいつまで経っても登れないので、これからは痛みの出ない範囲で登ることにした。

出発前はめずらしく興奮して、あれこれと持参装備の確認に万全を期した。つもりだった。(^^;
クライミングシューズの選定で悩み、どれにしようか迷ったのだがなかなか決められず、そのうち他の装備に目が移ってしまい、靴をザックに入れたつもりで出発してしまった。
岩場に着いて、さすがに真っ青になる。ない!ない!ない!靴が無い!
これじゃ登れない。
幸いというか、メンバーの一人が2足持っていて、使い回しすることに。
しかし、サイズが1.5cmも小さい。無理して入れてみたが纏足(てんそく)状態でとても歩けたものではない。
メンバーで一人が欠けるとオーダーががらっと変わるので、迷惑をかけるわけにはいかず痛みをがまんして登ることにした。
いてぇー!とてもじゃないが、爪が割れそうに痛くてまともには登れなかった。
ほとんど手登り状態で足を引きずりながらもなんとかリードして終了点へ。
着いたとたん裸足になる。ふー。
下りは持ってきたズック靴を履いて懸垂下降する。

あんな状態でリードするのは初めての経験だった。登ったルートが悟空スラブだからよかったけど、他のルートじゃとても登れないなあ。
でも、今回の失敗でよーくわかった。
「ああ、オレって靴のおかげで岩を登らせてもらってたんだなあ」

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2004.10.22

クマと鉢合わせにならない方法

先日の上越山行でのこと。
逆コースから下山してくる単独行の登山者は決まってラジオを鳴らしていたり、鈴をつけていた。
あれは結構うるさいものだ。
私たちとつかず離れずで登っていた二人連れも鈴を鳴らし、さらには声高におしゃべりしながら登っていた。
のびやかで静かないい山々だったのに、登山者がまきちらす騒音がそれらの魅力を損なってしまうなあとその時は強く感じた。

ところが、である。
今日の新聞に「登山中にクマの被害から身を守る方法」の記事が掲載されていた。
それによれば、クマを避けるには、
1.鈴をつける
2.ラジオをつける
3.仲間と話す
つまり、クマから身を守るには、「音」を出すこと。人間の存在をアピールして鉢合わせを防ぐこと。万が一遭遇してしまったら、熊の目を見ながら話しかけるように静かに後ずさりして逃げること。
・・・だという。(ま、昔からよく言われていることだが。)

なるほど。先日出会った登山者たちはクマ対策を忠実に励行していたということになる。
冬眠に入る前に食欲旺盛になるクマに鉢合わせたら、誰でも驚くにちがいない。
鉢合わせにならないためには苦手な騒音もやむを得ないのかな。

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2004.10.17

丹後山・兎岳・中ノ岳の稜線歩き

ガスが晴れると眼前には中ノ岳が

新潟県三国川の上流にある十字峡を起点に、丹後山、大水上山、兎岳、中ノ岳と周回してきた。
利根源流の山々と越後の山々を結ぶ地味な山域の中にあっては三国川ダムの建設後は車が入りやすくなり比較的ポピュラーなエリアとなった。
30歳台前半の頃、残雪期を利用して何度かトレースを残してきた山々だが、なぜか大水上山から中ノ岳を結ぶ稜線は、ある時は悪天候で、またある時は多雪にはばまれて空白のまま残っている。

今回、久しぶりにDCCの仲間と山行を共にし、この空白の稜線を歩いてきた。
はじめて紅葉の頃に訪れたのだが、前日まで北からの寒気が流れ込んできた影響で、標高1800mから上部はうっすらと新雪におおわれ、久しぶりに紅葉と新雪の三段染めに遭遇できたのは幸運だった。

テント持参の山行を計画したが、稜線の丹後山避難小屋の状態が良さそうだったので避難小屋を使わせてもらうことにした。
私たちが訪れた夜は紅葉の時期のせいか盛況で全部で20名ほど利用しただろうか。
しかし、小屋は40名収用の規模なので、ゆったりと使わせてもらうことができた。定期的に地元の救助隊の方々が巡回しているらしく小屋内もきちんと整理されていて比較的清潔である。小屋の外にある天水を利用した風呂桶ほどもあるポリ製の水場(タンク)もよく工夫されていて、無雪期や非常の際には心強く感じた。
中ノ岳から兎岳にかけての稜線

十字峡からは三国川上流の渓谷美を楽しみながら林道をたどる。この林道、春先は雪に覆われてしまい、急な雪面と化す。トラバースを一歩誤ると雪解けの激流に一直線に飲み込まれてしまうため、恐ろしいのだが、今の時期はノンビリと歩けるのがうれしい。
丹後山への登りは、このあたりの山ではごく当たり前のごとく急登の連続で始まる。途中、単独の登山者に出会う。聞けば、朝の6時に十字峡を発し、私たちと逆回りに縦走して下山する途次であるとのこと。恐るべき健脚に素直に脱帽する。控えめでとても好感のもてる人だった。

・・・
翌日はこれ以上はないという快晴に恵まれた。
小屋のまわりはちょうど霧の通り道になっていて出発時にはガスおおわれていたが、歩き始めてすぐにガスは晴れ、眼前に兎岳、中ノ岳の大きな山容が姿を現してくれた。
およそ20年ぶりに出会う利根川水源の碑は、かつての木柱から立派な石碑に変わっていた。
クマザサに覆われたゆるやかな山稜は残雪におおわれた時期とはまた違った美しさを見せてくれる。今回は新雪の雪解けのために見た目よりは歩きづらかったが。

中ノ岳山頂にて(左手奥は八海山、右手奥は中ノ岳避難小屋

兎岳の山頂は越後三山の展望台。いつまでもとどまっていたい場所だった。
小さなアップダウンの繰り返しで徐々に高度を上げていく。途中の小岩峰で大休止。テルモスのホットココアが冷え切った身体を暖めてくれた。
新雪の登りは意外にいやらしい。アイゼンを付けるまでもないが誤って滑ると大事故に結びつくので慎重に登る。
池の段で荷物をデポして、中ノ岳頂上を往復する。たどりついた頂上は兎岳の比ではなく、まさに大展望が待っていてくれた。
中部山岳地方のほとんどの山々が姿を見せてくれた。なかでも遠く富士山が南アルプスを従えて雲海の彼方に浮かんでいたのには本気で感動した。ここから何キロ離れているんだろうか。

下山は日向山コースをとる。
急勾配の下り道に膝がガクガクする。腰は痛いし膝も痛い。まったく情けなくなるがこれが今の状態なんだから仕方がない。
現状を素直に受け入れて、その中で最善の登山スタイルの選択をするしかない。

好天に恵まれた二日間だった。またこの山域に目が向きそうだ。
さて、次はどこに登ろうか。先ずは中ノ岳から見えた眼前の荒沢岳に行きたいなあ。
丹後山避難小屋をベースにして越後沢山を訪れてみるのもいいな。さらに下津川山、巻機山へと続く山並みにいつの日か挑戦できるだろうか。

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2004.10.13

日本経緯度原点を訪ねて

日本経緯度原点
原点の標石(右の金属標)

地下鉄日比谷線神谷町駅を下りて飯倉方面に緩やかに続く坂を上がっていくと、機動隊のものものしい警備態勢に囲まれたロシア大使館が見えてくる。
大使館の手前東側、塀に沿った小道を100mほど歩いた突き当たり右側にそれはあった。

先日、この日記でも話題にしたGPSの表示測地系のことで、日本の経緯度原点が麻布界隈にあることを知った。
体育の日の3連休も台風22号の襲来とそれに続く秋雨前線の停滞で、山に出かける気が起きなかったので、東京に出たついでに立ち寄ってみることにした。

何しろ、日本の測量の原点であるし、「日本国道路元標」(日本の道路の原点)があるお江戸日本橋並に騒々しい場所か、あるいは深田百名山のピークみたいに「原点詣で」の人々で賑わう「名所」になっているのかと興味津々であった。
原点とGPS
ところがどっこい。
原点である旨の看板がなければそれと気づかないほど静かな場所だった。
まわりは中央官庁合同会議所、アメリカンクラブといった建物群に囲まれているが、休日のせいか本当に静かだ。
私みたいな物好きが記念撮影に訪れるのかと思って、しばらく休んでいたが誰も訪れない。

原点の由来書きが立派な石版に刻んであったので読んでみる。
『日本経緯度原点は、我が国における地理学的経緯度を決めるための基準となる点である。・・・』
それによれば、明治25年にこの地に天文台があり、そこの子午環(天体の子午線通過時刻と高度を同時に測定する装置。)の位置を日本経緯度原点と定めたものの、大正12年の関東大震災で焼失したため、おなじ場所に金属標を埋めたのが現在の原点だということである。

そして、平成13年に測量法が改正され、翌平成14年4月1日から施行されたのが、世界測地系による最新の経緯度表示ということになる。
現在の経緯度原点の経緯度は、
東経 139度44分28秒8759
北緯  35度39分29秒1572  とのこと。
自分のガーミンGPSで測ってみたら…
つまり、ここに来てGPSをかざしてみれば、自分の持っているGPSの精度が一目でわかるわけである。
GPS精度を確かめるのにこの場所ほど適したところは日本中どこをさがしてもないと言い切れる。
さて、わが愛機ガーミンeTrexの精度はどうなんだろう?
上の写真がその証拠写真。ちょっとぼやけてるけど、
N  35度39分29秒2
E 139度44分28秒9 … と読める。

1/10秒単位でドンピシャリ! やったね(^^)v

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2004.10.07

一年ぶりの室内壁

昨年の10月1日以来、じつに370日ぶりに室内壁を登ってきた。

あまりに久しぶりなので途中で道を間違えながらも無事に到着。
ドアをあけるなり、常連のS氏がお出迎え。「あれ、大丈夫なの?T嬢から聞いた話では再起不能だって聞いたけど?」とのお言葉にいきなりへこむ。
室内にいる連中は1年前とほぼ同じ顔ぶれだ。なつかしいと同時にこのジムの経営が心配になってきた。(^^;

何はともあれ、20分以上も入念にストレッチを行い、パートナーの竜少年さんの確保でルートに取り付いてみた。
グレードは悲しいかな5.8。しかし、そのグレードすら今の私には登れるかどうか不安でたまらなかった。

ロープをハーネスにつけようとするが、なぜかエイトノットの最初のループが結べない。
「またまた、ご冗談を!」などと竜少年さんが言ってくるが、ホントに結び方を一瞬であるが失念してしまったのだ。たぶん相当に緊張していたのだと思う。

久しぶりにさわった人工ホールドの感触。
手の脂でじっとりとした冷たくウェットな感触が久しぶりによみがえってきた。

思い切ってホールドに体重をあずけて第一歩を踏み込む。
予想しないことだったが、意外にも基本ムーブを身体が覚えてくれていた。夢中で高みへとロープをのばしていく。
カラビナクリップも躊躇なくでき、ぶじに終了点にたどりつく。
ロープにテンションをかけてゆっくりと降り立ったときはさすがにジーンときた。

ああ、また室内壁に戻れたんだなあ。
わずか4ルートを登っただけで帰宅したが、昨夜はあれが限界。
お風呂で十分に暖まり、約20分のストレッチをおこなったものの、腰の痛みは消えなかった。
今朝になって、心配していた右肩の痛みも走る。

肩と腰。
ともにクライミングにとって大事な部位だが、これからもなんとかボディケアをしながら続けていきたいと思う。
10月6日をわがクライミングの復活記念日としよう。

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2004.10.05

GPS機能付き携帯電話

 先日、北アルプスの餓鬼岳を登山中にメンバーの一人が持っていたGPS機能付きの携帯電話が話題になった。
 そこでGPSとしての精度はどうだろうかと、いま立っている地点の経緯度を測ってみた。
登山前にカシミール3Dから経緯度線が10秒単位でメッシュ状に記入された地図を印刷しておいたので、それと比較すれば大体の精度はわかる。
 最初は餓鬼岳小屋で測定してみた。携帯GPSで表示された経緯度表示を地図に落としたところ約400mほど南東方向にズレていた。「おかしいなあ?」とは思ったが、そこでは気づかずに翌日に今度は約2km離れたピークで再度測定してみた。やはり、約400mほど南東方向にズレている。
 ここですぐに気づけば良かったのだが、あいにく浅い知識しか持ち合わせていないNobのこと。このズレの持つ意味をその時はどうしても気づくことができなかった。

 ここまで読んでいただけた賢明なる読者諸兄はすでにおわかりのことだと思う。
 そう。そうなんです。
 GPS付き携帯電話の表示する測地系はなぜか「日本測地系」だったのです。

 測量法が平成14年4月1日から改正施行され、これまでの日本測地系から世界測地系に移行したことは周知のとおりである。
 位置のズレについて、すぐにそれと判断できなかったことは、測量を少しかじった者としては恥ずかしいかぎりである。

 GPSは初期設定では「世界測地系で表示」されるものであると思いこんでいた私も浅はかだったが、それにしてもGPS付き携帯電話にも困ったものである。
 測量法は2年以上も前に改正されたのだし、そもそもGPS(全地球測位システム)自体がアメリカの軍用システムとして発展してきた経緯からWGS84(World Geodetic System 1984の略語。WGS84は、米国が構築・維持している世界測地系のこと。) に準拠しているのだから当然、初期設定では世界測地系で経緯度を表示すべきである。

・・・
 まあ、それはともかくとして、インプットされている経験・知識をいつでも自在に動員して即時に応用・判断できること。これこそが「経験豊富な登山者=ベテラン」としての資格なんだろうな。
うーむ。そういう境地に達するのはいつのことになるのやら…。

 ちなみに、「GPS付き携帯電話」の位置精度は表示される測地系のことは別として、まずまずだったが、携帯の「圏外」だと使えなかった。山や海で本格的に使うには限界があることを忘れないでおこう。

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2004.10.03

SP2に振り回されて・・・

雨の日曜日。
東京で一人住まいの娘から電話が入る。
今日、ADSLの取り付けがあるから立ち会ってほしいとのこと。
パソコン音痴のためにプロバイダーの無料取り付けサービスを申し込んだらしい。
それなら父親が出張る必要はまったくないではないか。

どうやら娘の狙いはADSLモデムセットアップ後に、父親に各種アプリのインストール作業をやらせる腹づもりのようである。
「パソコンがこわれてもいけないから、お父さん行ってあげなさいよ」という母親の無知な助言もあり、雨の中を一人都会の雑踏の中へと出かけていった。

娘の部屋でいきなりプロバイダーから派遣された若い男と鉢合わせる。
相手も独身女子寮の部屋にまさか年配の男がいるなど予想だにしなかったらしく、私と目があったとたんにガッカリした表情がありありとしていた。(^^;

部屋の入り口では愛想のよかった若者は急に無愛想になり、黙々とモデムのセットアップ作業を始める。
私も「いやあ、アナタすごいですねぇ。娘のやつが何も知らなくて、私もパソコンはまったく触ったこともなくて困ってたんですよー。配線見ただけでこんがらがっちゃいますよ。へへへ。」などとお追従笑いをしながら所在なげに隅でおとなしくしていた。
たまたま我が家と同じモデムであり、セットアップ作業自体なんら問題もない簡単な作業であるが、親娘の手前か、若者はわざと難しそうにいじくり回していた。

さて、若者が帰ってからが私の出番。
各種アプリのインストール作業を手伝ってあげてから、WinXPのSP2のインストール作業をふと思いだした。
「システムの復元ポイント」をADSLセットアップ直後に設定してから、インストール作業に入る。
ブロードバンド回線になったのでWebサイトからダウンロードしてインストールしてあげた。インストール時間が予想以上にかかったのはちょっと意外だったが、何事もなく無事終了。
再起動して各種アプリの起動も確認したが問題なかったのでパソコンを閉じる。
その後、雨で重たい雰囲気の繁華街の中をあれこれと引っ張り回され、クタクタになってようやく帰宅の途につく。

問題は帰宅してから・・
夜になってから娘からの電話がひっきりなしにかかってくる。
Wordが起動しない。メモ帳が開かない。メールが送れない。「Windowsセキュリティの重要な警告」の画面が出るという。
マイクロソフト製品同士でそんなわけないと思いながら、何度もかかってくる電話に辟易する。
夜の日曜日の幸福な時間が台無しである。
やっぱりパソコンはスイッチポンの家電製品になりえないのだろうか。

こちらも切れた。そして、最後の手段。システムの復元。
電話でやりかたを逐一指示する。まるでサポートセンターなみである。(^^;
しばらくしてから、娘からの電話。「あ、直ったよ、お父さん!」
ばか!直ったんじゃない!
SP2導入前の状態に戻っただけだ、と説明してもわかんないだろうなあ。

私の自作機では問題なくインストールできたのに、メーカー製PCの方が不具合が出るなんて皮肉なものである。
とはいえ、SP2はセキュリティ機能が格段に高まったバージョンなのでぜひともインストールした方がいいと思う。
また来週出かけるかと思うと力が抜けるなあ。トホホ…。


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