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2004.09.27

紅葉に彩られた岩峰群に魅せられて

紅葉に彩られた岩稜
8月下旬に続いてまたも餓鬼岳を訪れた。
前回この日記に書いたときの添付写真が好評で、会の仲間から「紅葉の時期にぜひ行ってみたい」との声があがったのが再訪するきっかけになったのだが、私自身、餓鬼岳の隣に屹立する剣ズリの岩場に魅せられたことも大きい。
剣ズリの岩場から東沢岳にかけての稜線上には、小規模ながら花崗岩からなる岩峰群が点在している。
そこに至るには、お隣の餓鬼岳からの道を辿るか、中房温泉から荒れた沢沿いの道を遡るか、南の燕岳方面から縦走してくるかしか道はない。
いずれにしてもアプローチにたっぷり一日以上かかることは確かである。

…というわけで「中年・故障持ち・若葉マーク付きクライマー」である私にとっては、大汗をかいてたどり着くのが精一杯であり、そこに点在する魅惑的な花崗岩の岩峰群に手を触れるまでの余裕などはなかった。

しかし、今回再度訪れたかぎりではチョークの跡や、ましてや残置のボルトやハーケン類など一切見られず、誰の手にも触れられていないことは明かであり、どうしても一度はあの岩峰にチョークバッグとクライミングシューズを携えて触れてみたいと思うようになった。

こんな岩塔が至るところに

・・・・・
昨日は縦走路をじっくりと岩峰群を観察しながら歩いてみた。稜線の紅葉は最盛期を迎えていた。
クライミングから遠ざかっている私の判断だけでは心許ないので竜少年さんやクラブの仲間たちにも同行してもらい、美しい紅葉を愛でながらクライミングの可能性についても語り合った。
岩場を前にして、「取り付きはここからだね。」とか「このスラブはきれいだなあ!」なんていう会話を交わせるのは楽しいものだ。

登山道のあちこちに点在する岩峰の高さは、高いものでも20m位だろうか。小川山の屋根岩のように小岩峰が段々に連なっているものもある。
それら岩峰の多くはショートピッチかせいぜい2ピッチ程度のものだが、中には4ピッチ程度につなげられるマルチピッチクライミングが楽しめそうな岩稜を見いだすことができた。

身体の故障でここ一年間クライミングから遠ざかっている私にとっては、どれも到底登れるルートではないが、弱点をつけば初心者でも楽しめるルートはたくさんできると思う。
そして何よりもロケーションに恵まれているため、周囲を取り囲む高峰の景観を心ゆくまで楽しみながらの爽快なクライミングを楽しめることが何よりの贈り物だと思う。

私たち中年登山者にとっては、テント持参ではせいぜい2泊3日で一日をクライミング日にあてるのが精一杯だと思う。
重い登攀具を担ぎ上げて、たった一日のクライミングではまったく割に合わない気もするがそれでもいいと思う。何しろ見るだけでも楽しいし、花崗岩がつくりだす不思議な造形の妙に誰でも思わず引き込まれるにちがいないからだ。

気心の知れた仲間たちと日長一日ノンビリとクライミングに興じてみたい。
実際問題としては実現は難しいかもしれないが、剣ズリ周辺の岩場は、一度は触れてみたい衝動にかられる魅惑的な岩峰群だった。

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2004.09.21

長期会員に特典を

加入しているプロバイダーから「【入会13周年】ご利用ありがとうございます」のメールが届いた。

13年前の今日(21日)が入会日だそうである。13年前といえば、1991年ということになる。
このプロバイダーがパソコン通信を開始したのが1987年。
24時間の通信提供を開始したのが1990年、会員数100万人を突破したのが1995年のことだから、1991年加入の私は「草分け」のどん尻あたりに数えられると思う。

加入当時は「パソコン通信」という特定会員間の閉鎖型社会におけるネットライフだった。
メールも「電子メール」、掲示板も「電子会議室」と言うのが一般的だった。
パソコンもMS-DOSがOSの主流であり、直感的に操作できる今風のグラフィックユーザーインターフェース(GUI)ではなく、キャラクターユーザーインターフェース(CUI)が主流だった。
CUIとは、何とも味気ない真っ黒な画面にキーボードからコマンドを打ち込むアレである。(^^;
いま考えると何ともオタッキーなシステムだった。(今ではコマンドのほとんどを忘れてしまった。)

私の最初のネットライフは、28800bpsのモデムが値頃になった頃に始まった。
それまでのモデムは9600bpsか14400bps。さすがにちょっと遅い感じがしていたので28800bpsモデムが手の届く価格になるまでじっと待っていたのを思い出す。

仕事が終わり帰宅して、当時小学生だった子供らが寝静まるのを待ってから、やおらPCの電源を入れる。
真っ黒い画面に白い文字で、横文字がズラズラ流れていき、やがて「C:¥>」の文字が点滅する。
「Wterm」(ダブリューターム)というフリー(無料)の通信ソフトを起動して、ホストを呼び出す。
初めて見知らぬ人(同じ登山愛好者)から電子メールをもらった時は感動ものだった。黒い画面の中で白い文字が流れるように映し出されてくるのだから。
今思うと、あれは単に通信速度が遅かったからなんだろうな(^^;

岳樺クラブの入会案内を登山専門の電子会議室の入会案内コーナーに出したところ、2名の新会員を迎えることができた。
その2名がいまも当会で活躍している微苦笑さんとクニさんだ。
この二人と私を含めた3人で、電子メールだけで登山計画をたてて相談しあい、山に出かけた思い出がある。
電話や手紙をいっさい排して電子メールのやりとりだけで雪山に出かけたのはその時が初めての経験。
何か大きな仕事をやりとげた達成感があふれたのを記憶している。今では幼い話だけど・・。

さて、話を本題に戻そう。
・・・というわけでプロバイダーの草創期に加入してすでに13年。
十分に会費を払っているにもかかわらず、長期加入会員の特典は何も与えられていない。

JAF(日本自動車連盟)だって、長期加入会員には無料健康相談とか「シートベルト傷害保険」の自動付保とか、ささやかながらも特典を与えているというのに。
このめまぐるしいネット業界にあって10年以上も操(みさお)をたてているのは希有なことだと思うのだが。
せめて、個人のホームページ容量を10MBから30MBに無料で拡張してほしい。
岳樺のHP容量は全体ですでに30MBを超えている。写真入りの山行記録は容量を食うのであちこちの無料HP業者のサイトを借りている。
この「たこ足配線的」サイト管理をどうしてもなんとか改善したいのだが・・・。

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2004.09.13

NHK放送効果?

燕山荘でのコンサートの模様

「ちょ、ちょっとぉー、オトウサン やだー!」
「顔真っ赤じゃないー!、おまけに目までとろんとしちゃってぇー!」
朝のおつとめでトイレに入っていたら、カミサンからの素っ頓狂な声で、あわてて飛び出した。

燕山荘でのコンサートの模様がテレビ放映されるのはわかっていたのだが、放送終盤に入っても自分が映っている場面が出てこないので、あきらめてトイレに入ってからのことである。

慌ててテレビの画面に見入ると、なんと!美しいhime☆リーダーやucciさんを差し置いてひとりドアップで映っているではないか!
しかも、明らかに酔っぱらっており、目はトロン状態である。
もう、恥ずかしいのなんのって・・
困ったなあ。
もし、職場の誰かが観ていたら・・・!? 明日、ど、どうしよう。

・・・
悪い予感は半分当たった。
今日は朝からめずらしい人、なつかしい人からの電話やメールが次々に舞い込む。
会社を退職した人で10年以上もお会いしていない人からもメールが届く。
自宅にも電話が入る。
幸いうちの職場にはあの格調高い放送を観るようなレベルの人間はいなかったと見えて話題になることはなかった。ホッ。

おかげで、ふだん疎遠になってしまった人との交流が再開するという思わぬ効果が生じた。
いやはやNHKの全国放送の影響はスゴイものである。(^^;
もう悪いことはできないなあ。

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2004.09.11

岩登り講習会にて

立木をつかって確保の練習

肩の具合はイマイチだったが、代表の竜少年さんに誘われて久しぶりに岩の講習会に参加した。
今回のテーマは
 1.ATC、GIGI、ルベルソ、エイト環など各種確保器具の基本的な使い方
 2.セカンドの確保、トップの確保、ダブルロープによる確保等の操作方法確認
 3.セルフレスキューでの1/3引き上げ法の習熟
 4.懸垂下降法の確認 などなど・・
こういった岩登りに関する基本的な技術は、かつては何度も反復して練習したものだ。そんなわけで「何を今さら」の感もないではないが、お互いに多少の不安が内在するのなら何度でも繰り返し勉強するのが岳樺流である。

実際よくよく確認してみると旧来からいる会員も含めて、自己流も入り込みあやふやに理解している技術も少なくない。
かくいう私も最近は岩から遠ざかっているので、竜少年代表のアシスタントとしてはまことに頼りない。(^^;
基本的な確保法や器具の扱い、引き上げ法などは問題なかったが、懸垂下降時のエイト環のセットの仕方で馬脚をあらわしてしまった。

今までは曲がりなりも落とさないようにハーネスにつけたままセットをしていたのだが、これはあくまでも結果オーライの自己流。
「正しい方法」をヒロリンさんから教わるものの、何度やってもロープが交差してしまい、みんなから笑われる。
それまで、講師然としていたのが立場が逆になりヨーコさんからも「Nobさん、素直になればいいのよ!」などと冷やかされてしまった。(^^;
それまでやっていた自己流のやり方でもいいのだが、正しい方法はよりエイト環落下の危険性が少ない方法だ。覚え直さなければと思いつつ、岩場の下降では従来の自己流を貫いてしまった。

年齢を重ねるほどに、また自己流を長く続けるほどに矯正は困難になるようだ。
「おかしいな」、「不安だなあ」と感じたら迷わずに仲間同士で相互評価・相互確認をしていこう。
これが今までの岳樺の流儀だし、あやふやにしてはならない一線だと改めて思った。

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