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2004.08.17

栄光の架け橋

「伸身の新月面宙返りの描く放物線の先は栄光への架け橋だ!」

うーん、まことにもって名文句である。
この手の即興句で有名なのは古館氏だが、どうしてどうしてNHKのアナウンサーも大したものである。
鉄棒での最後の演技をしている富田選手のフィニッシュに際して発したこの言葉を聞いた人は数多いと思う。

「栄光の架け橋」はNHKの五輪テーマソング。
ちゃっかり宣伝しているところなど、ホントに感心させられる。

ところで、アテネ五輪での日本人選手の活躍ぶりは見事である。
とりわけ前述した男子体操チームの演技には瞠目させられた。
国家とか国威発揚とかの重苦しい意識はみじんもなく、自らのつよい意志とひたむきで真っ直ぐな気持ちが演技にストレートに表れていたと思う。
たった一人でもミスをしたら金メダルはとれないという瀬戸際で見せた超人的な演技の数々には本当に感動した。
他人や国家のためではなく自分のためにたたかっているのでなければああいう演技はできないと思う。
そして、じつに多彩な自己表現。

28年前までの体操ニッポンの全盛期をしっかり記憶しているわれらの世代にとっても、今回の金メダルは今までとは全然ちがう重みをもつ金メダルのように感じた。

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