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2004.07.31

わが交点プロジェクト

事情があって、山に行けない日々が続くと、精神の安定を維持するのに苦労する。
山好きが山に行けないときは別のことを考えていればいいのに、なぜか先日来、緯度経度の交点を探し出す「交点プロジェクト」が気にかかっている。
北緯37°東経139°の交点は日本では数少ない未踏の交点らしい。
2004年7月31日現在、「This confluence has not been visited.」なのである。
場所は新潟県六日町から約13kmほど山の中に入ったところ。名峰巻機山の北東にある。

手元には奥利根の先達である小泉共司さんの名著「奥利根の山と谷」があるので、さっそくどんなところか調べてみた。
うーむ。交点とおぼしきところは、利根分水嶺の一峰である三ツ石山から派生する三ツ石尾根のさらに枝尾根の付近だ。同書によれば、三ツ石尾根自体年に2~3パーティー入ればいい方だとか。(^^;
残雪期の記録もほとんどない。三国川側からのアプローチは軟弱な私には無理だなあ。

それでもめげずに自分なりに交点プロジェクトをたててみた。
行くなら六日町側からである。
残雪期、清水集落から井戸尾根をたどり巻機山、牛ヶ岳を経て三ツ石山にベースを張る。そこからスノーシューを履きGPSを頼りに交点を探しだし、往復を果たす。翌日は往路を戻る。
しめて2泊3日の交点探求ツアーである。
時期は4月上中旬が日も長くなるし、残雪も適度にあるのでいいかもしれない。

ここのところ坐骨神経痛に苦しめられているので、一人ではきつい。だれかポーターを雇わなくては。(^^;
若くて元気があって、テント山行を苦にせず、ついでに食当も買ってでてくれそうな奇特な人はいないかなあ。
うん、そういえばそんな人間いたなあ。

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2004.07.23

交点ハンター(その2)

前回、交点ハンター専門のサイトがあるって書きましたが、そのサイトのアドレスがようやくわかりました。
http://www.confluence.org/
「degree confluence prject」=「交点プロジェクト」でしょうか?

さっそく、おじんさんが狙っている山の神遺跡のそばの交点「35°N 137°E」をクリックしてみました。
2.4 km (1.5 miles) NE of Kariya, Kariya-shi, Aichi, Chubu, Japan
ここはめずらしく道があります。自動販売機までも。(^^;
最初に到達した人は外国人のようでした。

私が狙っている、「36°N 139°E 」は、予想どおり山の中でした。
ここも外国人によって「発見」されています。
くやしぃー!

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2004.07.21

交点ハンター

eTrex.jpg
今夜10時からのNHKニュースを観ていたら、ハンディGPSを使った遊び「交点ハンター」が紹介されていた。

「交点ハンター」とは、地球上をぐるりと覆っている経度と緯度の度単位の交点をGPSを使って探し出し、証拠の写真を撮ってコメントを添えて専門サイトに登録する遊びらしい。

地球上にある度単位の交点は約65000ポイントほどあるそうである。そのうち陸地にあるポイントは約12000。
陸地のポイントのうち約30%がすでにハンター達によって極められたそうである。
本場アメリカはほぼ見つけられていた。これからのオススメは中国や南米。日本もまだ残っていた。

日本での最多ハンターは外国人で11ポイント。
交点であるから当然道などあるわけがない。そこが「ハンター」達にとっては魅力らしい。
道なき場所をGPSを片手に交点をめざす。「北緯3?度00分、東経13?度00分」のジャストポイントに立った時の感動は格別らしい。
苦労して到達したときに広がる光景はどんな場所でも美しいと感じるそうである。

なんとなく深田100名山を目指す「100名山ハンター」に似ているが、決定的に違うのは前者は道があるけれど、後者にはそこに至る道が保証されていないということ。
そして、目指す場所の情報はほとんど提供されていないということ。

よりアドベンチャーの気分が味わえ、若者に愛好者が増えている理由かもしれない。
とはいえ、愛好者は全世界で5千人程度というから、やはりオタッキーな世界であることに違いはない。

それにしてもGPSを使った遊びなんて、いかにも現代を象徴している。
ちなみにテレビで紹介されていた機種は私のと同じ廉価版の黄色い「eTrex」(17000円程度)だった。それがなぜか嬉しかった。(^^;

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2004.07.20

リコール

三菱車のリコール隠しで「リコール」という言葉がかなり一般的に広まった。

三菱車のユーザーはかわいそうだなあ、なんて他人事のようにとらえていたところ、先ほどテレビのニュースで「スバルレガシィがリコールの届け出」とやっていた。

げ、ウチの車も対象か?
さっそくアサヒ・コムで詳細を確認した。
97年2月~から98年11月に製造した車?
あわてて車検証で製造年月を調べる。
「平成9年3月」 なんか、やーな感じがする。平成を西暦に換算すると・・・
なんと!1997年3月じゃないかぁ!

エアバックの不具合だとか。
無償で修理、部品交換とあるけど、休暇をとってディーラーに持っていく手間はどうしてくれるんだー!

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2004.07.19

暑中の日和田山

長いブランクがあり咳ぜんそくの症状も完治していない中でのクライミング。
「たぶん楽しめないだろうな」
「登れないだろうな」
・・・と思って臨んだ日和田山クライミング。

予想どおり(^^; 登れなかった。
しかし、ひさしぶりに会う仲間との語らいは楽しい。クライミングの上達にも目をみはるものがあった。

自分一人だけ登れないと悔しいものだが、室内壁での練習を中止して10ヶ月も経つと「クヤシィー!」という気持ちがあまり湧いてこない。
モチベーションの欠如。これは重大な危険信号。気を引き締めなければ。

しかし、昨夜は夜中に咳の発作で眠れなかった。
朝、起きてみると案の定右肩に痛みが残る。心地よい筋肉痛ならいいのだけど、肩関節にするどい痛みの残るものなのでタチが悪い。

今回の夏山はそれなりに山の計画もあったけど、まずは咳がおさまることに専念しよう。
涼しくなってから北アルプスの静かな稜線を歩ければいいかな。

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2004.07.18

海の事故、山の事故

昨日から夏休みに入ったことも手伝って全国的に水の事故が多発している。
昨日は5件、今日は9件。
水の事故はいたましい。事故の報道も同情的なものが多い。幼い子供が犠牲になるケースが多いからだろうか。

一方で山の事故。
事故者の大半が中高年層ということもあり、新聞の論調にもきびしいものが多い。
「無謀登山」「またまた中高年登山者の事故多発」「山を甘く見るな!」などなど・・・

おなじ休暇を利用してのレクレーションなのに、どうしてこうも論調が分かれるのだろう?
「海を甘く見るな!」とか「無謀水泳」という論調はほとんど見あたらない。

海も山もその雄大な自然に対しては、古来から人々は敬い信仰の対象にもしてきたし、そこから生まれる豊富な幸を享受してもきた。
未知の部分の多い海や山に憧れももってきたし、日常生活にはない新鮮な体験ができる場=非日常の空間として気分転換の場ともしてきた。
だから登山が文化になり得たのだが、そこで失敗するとしっぺ返しもものすごい。

年間の事故総数では水難事故の方が圧倒的に多いのだろうが、批判の対象は山での事故に集中することを肝に銘じて、事にあたろう。
まずは登山計画書を真面目に作ろう。
登山計画書をつくるということは、対象とする山を研究しつくすということ。計画作成段階では万が一の事態にどう対応すればいいのか具体的に組み立てよう。
緊急時のエスケープルートは?緊急装備は?現地での連絡体制は?持参装備に不足はないか?リーダー以下役割分担は明確になっているだろうか?などなど、事前に考えられる対応策はすべて取り入れよう。
計画書は体裁ではない。内容の充実さが問われるのだから。

それでも、不幸にして事故に至れば批判は集中する。そのことをつねに意識しつつ、この夏山登山を有意義にそして安全に楽しみたいものだ。

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2004.07.10

快気祝い?のハイキング

御嶽山神社にて
扁桃腺炎と気管支炎をこじらせてしまい、結局まる一ヶ月を無駄にしてしまった。

なんとか歩けるようになったのでとりあえず近郊の山にハイキングに出かけてみた。
場所は奥多摩の御岳山。
御岳山といえば小学生のころ遠足で訪れた山。高尾山とともに東京都民に最も親しまれている山だ。
先ずはまともに歩けるかどうかが心配だった。
ケーブルは使わずに参道を徒歩で登る。山頂の宿坊に通う車が通るだけあって道は舗装されていた。
しかし、圧倒的多数の人はケーブルを利用するので、参道は静かなものである。

休みをとらずにノンストップで山頂の神社に上がるのは暑くてたまらなかったけど、とくに息切れもしないで無事本殿に到着。
まだ早いせいか参詣客も少ない。
今日は午後から雷雨の予報が出ているので先を急いだ。
今日の目標は鳩ノ巣駅まで歩くこと。調子のいいときには簡単すぎて歩き足りないくらいのコースだが、病み上がりの今日は健脚向きコースに感じる。(^^;

大楢峠までは山腹を等高線沿いにからみながらの緩やかな下り道。まわりは杉や楢の巨木が林立している。暗い樹林帯の道だが、静かで涼しい歩きやすい道がつづく。
今回はGPSを肩に取り付けてみました
約1時間で大楢峠に着く。
この頃より雲が下りてきて雷鳴がこだましてきた。予報どおり雷雨になるらしい。
峠で一休みしていたら、hime☆から携帯にメールが入る。「阿弥陀岳山頂より」とある。南稜を登りつめて頂上に立ったらしい。まだ午前中だというのにスゴイ健脚!

こちらも急がなくては。
雷鳴と追いかけごっこをしながら急ぎ足で下った。
下り着いて雲仙橋で鳩ノ巣渓谷を渡る。橋から見下ろす渓谷はまさに絶景かな。
なんとか1時前に駅に着き、電車に乗り込んだとたんに雨が降ってきた。

自分のペースで歩けた快気祝い?のハイキング。
やれやれ、この調子で来週からは本格的に登れればいいんだけどなあ…
GPSでのトラックログはこちら

【コースタイム】
御岳駅(9:05)===ケーブル下(9:15~20)・・・御嶽神社(10:17~27)・・・大楢峠(11:36~53)・・・古里駅分岐(12:33)・・・鳩ノ巣駅(12:48)

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2004.07.08

ほろ苦い夏の思い出

まるで梅雨明けを思わせるようなするどい夏の日差しが照りつけている。

いまの勤務地は歩いて10分弱でもう海岸である。窓を開け放てば海の匂いがふんだんに詰まった潮風が執務室にも入り込んでくる。
干潮の時には潮干狩りを楽しむ家族連れで平日もけっこう賑わっている。
砂浜を眺めているとそこここにアサリやハマグリの貝殻が転がっている。

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じつはこの貝殻を見ると小学生のころの苦い思い出がよみがえってくる。
昭和30年代の夏休みの宿題といえば、ドリルや日記帳、図画工作なんかが定番だった。ドリルや日記はまったく苦手だったが、なぜか工作は結構好きで気合をこめていろんな作品を作ったものである。

いつの頃だったか忘れてしまったが、小学校時代のある夏休み。
親父に連れられて伊豆方面に海水浴にでかけた。当時、泳ぎは苦手だったのでもっぱら浜でヤドカリを追いかけたり貝殻を拾って遊んでいた。

浜辺には色とりどりの美しい貝殻がたくさんころがっていた。
二枚貝だけでなくそれまで見たことのない美しい巻貝もたくさんあった。
家に帰ってから、それらに丁寧にニスを塗ると光沢が出て一つ一つが装飾品のような輝きをもつまでになった。
お土産に買ってもらった饅頭の空き箱を見ると、饅頭一つ一つが細木で格子状に仕切られており、貝を飾るのにちょうどいいことに気がついた。さっそく木箱の格子の中にセメダインで一つずつ丁寧に貝を貼り付けてみた。
貝の図鑑で名前を調べてラベルを貼って出来上がり。
子供心にも「やったー!」と叫びたくなるほどのすばらしい出来栄えだった。

さて、9月に入って新学期のはじまり。
宿題の工作や昆虫の標本に混じって私が苦労してつくった貝の標本が並べられた。
クラスの連中が私の作品の前に集まる。
驚きの声があがる。
「スゲー!」「これ、ホントにおまえが作ったの?」
私も得意満面である。

その中に悪いやつがいて担任の先生に密告した。
「センセー、Nobちゃんの標本と同じもんがデパートにあったよ。」って。

当然、職員室に呼ばれた私は、いきなり先生から言われた。
「なあ、Nobよ。おまえ宿題は自分で苦労してつくるものなんだよ。買ったりしちゃあダメだ。」

あの時は子供心にもグサっと傷ついた。
心臓を刃物でえぐられたような痛みだった。
めちゃくちゃ泣きながら家に帰った記憶だけが鮮明に残っている。

あの一件以来、なぜか工作に熱が入らなくなってしまった。
あの時点で私の秘められた才能?は開花せずに見事にしぼんでしまったのか。(^^;

それにしても、子供時代というのは心のキャパシティが小さいので、些細な誤解が大きな心理的影響をもたらすものだ。
今ならさしずめ、密告したクラスメートを柳刃包丁でメッタ刺しにしたかも知れないなあ。
当時は憎しみをぶつける対象が見つけられず、一人自分を責めて泣きじゃくることしかできなかったんだなあ。

幼い日のほろ苦い夏の思い出…

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2004.07.03

快気祝いの小旅行

あじさいに彩られた大雄山最乗寺の参道

梅雨の最中とは思えない好天が続く中、伊豆と小田原の小旅行を楽しんだ。

「伊豆の宝石」と呼ばれ、古くから文人たちにも愛されてきた一碧湖畔に宿をとり、翌日は小田原に立ち寄り、いままで機会のなかった大雄山最乗寺(道了尊)を訪れることができた。

普通電車ながら往復にグリーン車を奮発した。「奮発」といっても、デイタイムグリーン券といって、津田沼から伊東まで約150km弱を片道500円で乗れる格安チケットを使ったもの。
土日と平日の昼間しか使えないが、普段乗ったことのないグリーン車で出かける気分は最高だ。(^^)

一碧湖は伊豆火山群の火口湖。
ひょうたん形をしていて大きい湖と小さな沼地に分かれていた。それぞれの沼を一周してみたが、手頃な森林浴が楽しめる。湖面は静かで確かに宝石を連想させる。
湖畔からはまん丸い大室山をはじめ、遠く天城連山の連なりが眺められ、山へのあこがれが強くなる。
夏風邪もようやく良くなったので、来週あたりはどこかに行こうか。

翌朝は、温泉に浸かったあとは湖畔を散歩。
宿でゆっくり過ごしたあとは、帰路小田原に立ち寄る。
大雄山線は初めて乗るローカル線。およそ20分で終点大雄山駅へ。そこからバスで道了尊へ向かった。
深い杉木立に囲まれた大雄山最乗寺。参道のそこここには今を盛りのあじさいが咲き誇っていた。
曹洞宗の古刹というか巨刹の最乗寺。堂宇も雄大でかなり高い格式を忍ばせる。
ここの名物は世界最大の下駄。もちろん鉄製だが、縁起を担いで下駄の周りをぐるぐる回り、足腰の壮健を祈った。
ここからは明神・明星ヶ岳方面のハイキングコースの起点になっている。晩秋の澄み切った大気を思いっきり吸い込んでの外輪山縦走も楽しいだろうな。

カミサンの誕生日を祝っての小旅行であったが、私の快気祝い旅行にもなったみたいだ。

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