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2004.03.27

桜咲く

満開近い千葉公園の桜
      公園のソメイヨシノもようやく見頃に

人事異動の慌ただしさの中を縫って日帰りで雪山バリエーションを計画したが、3人とも疲れを引きずっての出発になるのは見え見えだったので結局は計画倒れに。
で、一晩明けて窓を開けるとまぶしい朝の光がドサーッと入り込んでくる。
あーあ、やっぱり出かければよかったと臍をかむ。

しかし、春の長雨のあと、久しぶりの青空に自然と心も弾む。
郵便受けから朝刊を取りだしてきて地方版を見ると、「あった、あった!」
資格試験の合格者氏名欄に娘の名前が載っている。
4月からは晴れてナースの仲間入りか。
3年間寮生活だったのでしばらくは家から通ってもらいたいのが親の本音だったが、4月1日からはまた新たな寮生活が始まる。
子は親からどんどん離れたがるが、親はなかなか子離れできない?
たはは、情けねぇなあ。(^^;

桜咲く。
4月は旅立ちの季節なのである。

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2004.03.21

わが愛しのアイテム(その2)

今日はいいお天気だった。
こんないいお天気は滅多にない。それを察していたのどうかは知らぬが、みんな山に行っている。
私の身近な山仲間だけでも、北ア唐松岳、北ア鹿島槍荒沢奥壁北稜、吾妻連峰西大巓山スキー、北八ツ天狗岳~硫黄岳などなど・・・。
それにひきかえ、我が身は貴重な休日ではあったが涙の出勤。この落差の大きいことよ。

肩や膝の痛みはすぐには良くはならないが、雪山ピークハントならば何とか歩けそうだ。
そこで、空いた時間を利用してアイゼンのメンテを行った。
メンテといっても、冬用の革靴から残雪期用のプラブーツにサイズを合わせ直すのと自作スノーシャットの補修くらいか。

メーカー製のスノーシャットは表面がギザギザに傷つくとすぐに雪が付着してしまうため、昨年2mm程度の薄いゴムシートを接着剤で直接アイゼンに貼り合わせてみた。
使ってみてとても具合がいいのだが、傷みやすいのが欠点か。今回は穴があいた部分をガムテープで貼り付けてみた。

わが愛しのアイテム「カジタックス12」

このアイゼン、カジタの縦走用12本爪である。購入してちょうど10年になる。アイスクライミングをするわけでもないのであまり研ぐ機会はない。さすがに爪は甘くなっている。
古いタイプのワンタッチ式なので靴先部にコバがついていないタイプの靴にはセットできない。しかし、10年も使っていると愛着は湧いてくるもので、雪の季節になると頻繁にケースから出してはネジの締まり具合やらスノーシャットのメンテは欠かさない。

雪山用の靴が2足あるので本当はもう1セットほしいのだが、経済状態が許してくれないので当分はこのアイゼンを大事に使っていこうと思っている。

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2004.03.18

花灯路 そして 25・50・100

カミサンと私、そして私の父親ともども異色?の3人連れで京都を訪れた。

京都にはここ2年ばかりの間に3度目の訪問となる。
訪れれば訪れるほど深みにはまってしまう。単に古寺を巡るだけでなく、街並みのそこここに息づく昔からの生活の臭いに触れるのも魅力だから。

この時期、京都は旅行の閑散期である。
冬の雪景色があるわけでなし、木々も葉を落としているし、桜や新緑には間があるからだ。
そこがわれわれ薄給サラリーマンのねらい目である。この時期こそ京都旅行にはおすすめなのである。

1.旅費、宿泊費が安い。
2.ふだん拝観出来ない寺社や庭園などの特別公開期間が集中している。
3.道路が空いている。
4.客寄せのイベントが盛り沢山。
清水の舞台から眺めた京都市街の夜景

今回は東山山麓での「花灯路」が目玉の一つだった。
清水寺から八坂の塔を経て高台寺、八坂神社、知恩院、清蓮院にかけてのエリアの道ばたに路地灯籠が2400基も置かれていて、足下をほのかな灯りが照らしてくれていた。
折から、この時期に合わせて各寺院はライトアップされているのでとても美しい景観をつくっている。
もちろん、夜桜時期の美しさには及ばないが「あと3週間もしたら人だかりで大変だろうね」などと話しながら人もまばらな夜の境内を散歩するのも楽しいものだ。

今回は各寺院に残されている名園と呼ばれる庭園のいくつかを鑑賞する機会が得られた。
印象的だったのは東福寺の塔頭(たっちゅう)の一つである退耕庵に残る茶室「作夢軒」。

浅春のこの時期しか一般に公開されない茶室であるが、ここであの関ヶ原合戦の事前謀議が練られたという。
住職の安国寺恵瓊は毛利家の外交僧として有名。そこに石田三成、宇喜田、小早川らの諸将らがひそかに集まって謀議した茶室だそうな。
茶室なのに、隣室には侍の控えの間があったり、天井には忍び部屋も設けられていた。なんとも物々しい空間だが茶室の前にゆったりと広がる枯山水の庭園が、そうした緊張感をやわらげてくれる。
およそ400年前、ここが歴史の大きな裏舞台の一つだったなんて思うと、茶室の柱の一つひとつを改めて撫でてしまった。


ところで、25・50・100って・・・?
今年は結婚25周年。二人合わせて50歳の時に結婚し、今年は二人合わせてちょうど100歳。
数字の語呂合わせになるが、そんなキリのいい年に浅春の古都巡礼となった。

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2004.03.14

カシミール3Dはすごい!

カシミール3D入門―山と風景を楽しむ地図ナビゲータ「カシミール3D」というフリーソフトがある。

山好きでパソコン好きの人ならみんな知ってる有名なソフトだ。
どんなソフトかというと、3次元表現ができる地図ソフト。ただし、単なる地図表示のためのソフトといっては開発者に怒られてしまう。
立体的にレリーフ表現された美しい地形図上で、あたかも自分がその世界に入り込んだように空間を自由自在に飛び回ることができる。
山頂からの景観を自在に表現できるし、地図上に登山ルートをプロットすれば瞬時にルート断面図ができあがる。とにかく豊富な3D機能には驚嘆してしまう。

このソフトに出会ったのは2ヶ月ほど前。
このソフトのCD付き入門本を本屋で衝動買いした時に始まる。ソフト付きで1900円という安さに惹かれて買った。しかし忙しさにかまけてインストールもしないでずっとほったらかしにしていた。
最近になって時間ができたので本に付属していたCDをインストールしてみた。

付録のCDには全国の20万分の一地勢図と関東甲信越エリアの5万図が入っていた。あわせて700MBにもなる容量だ。
本を読みながらちょっと使ってみてその機能の豊富さ複雑さには本当に驚いた。これがフリーソフトだとはどうしても思えない。じつに良くできたソフトである。

さっそくトライしてみたのは、先月登った荒沢山からの展望図づくり。実写のパノラマ写真と比べてみての山座同定作業がじつに容易にできた。画像表現も申し分ない。
くわしくは荒沢山の記録を見てほしい。
次に挑戦したのは、2001年に歩いた北鎌尾根のルート断面図づくりだ。貧乏沢コースの起伏に富んだ様子がすごくよくわかる。さっそく名著?「中高年のための北鎌尾根攻略法」に挿入した。

今までのは活用法としてはほんの序の口である。マニアはハンディGPSと連携して、GPSのデータをカシミールに入力することで自分が歩いたルートを地形図上に表現したり、反対にカシミールで歩くルートをプロットした座標データをGPSへ入力して現地で活用したりしているらしい。

山に入る前の活用法と帰ってからの活用法など考えるだけで楽しくなってしまう。
故障続きで山に行けない身の上では、机上の空想登山しか今のところ活用法がないのが残念ではあるが・・。

ちなみに「カシミール」の名前の由来は、「可視マップ」を「見る」というところからきているそうな。

カシミール3D入門―山と風景を楽しむ地図ナビゲータ

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2004.03.09

筋トレが禁トレに?

昨年からずっと悩まされている肩痛。

先週からようやくリハビリのメニューに筋トレが入ってきた。
筋トレといってもダンベルを高々と持ち上げたり強化マシーンを使ってかっこよく、なんてものではない。
もっとも弱いゴムバンドを使っての3種類のエクササイズと500ccのペットボトル2個つかってのミニダンベル体操だ。

ところが、そんなごく軽い筋トレメニューでさえも、こなした翌日に肩が痛む体たらくに我ながら愕然とする。
とくに張り切りすぎたわけでは決してない。
身体が筋トレは「まだ早い」という信号を送っていると考えてしばらくは以前のストレッチ中心のメニューのみに戻してしまった。

ああ、ガラスのように弱った肩。これではどこも登れない。
おまけに身体のキレもにぶくなり、先日でかけた雪山でも簡単な岩場の通過でひやっとした場面もあった。本当に情けない。

故障中の身でクライミングのモチベーションを維持するのは並大抵のことではないと思う。
こういうときは先人の体験に耳を傾けてみたい。
山野井泰史さんは今頃なにを考えているのだろうか。

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2004.03.02

地図とコンパスの使い方

最近、図書館で読図に関するいい本に出会った。

題名「登山者のための地図とコンパスの使い方」
 副題「-あなたの方法は間違っている-」
副題に興味をおぼえてさっそく借りて読んでみたところ、とても分かり易くていい本だった。
地図とコンパスの使い方
「読図の方法が間違っている」とは気になる。どういうことだろう?
現在地を確認したり目標地点を探す時に、私たちの多くが地図上で行う作業に「整置(正置)」作業がある。
すなわち地形図を実際の地形に合わせて回転させて、相似的に置く作業である。必然的に地図の北を現場の北に合わせることになる。
私たち登山者はこの作業を普通にやっていた。

著者はこの作業を「標定式」と呼び、いくつかの欠陥があるために勧めていない。代わりに「北上式」という方法を推奨している。
「標定式」の欠陥については本書を熟読してもらうとして、では「北上式」ってなんだろう?
「北上式」とは、常時北を上にして地図を見る方法だそうだ。すなわち、地図と現場を測定方位で結びつける方法である。実際の北に地図の北を合わせようとすると、そのたびに地図を回転させることになるが、「北上式」では目標を変えても地図は動かさない。つねに北を上にして見ればよく、目標はつねに方位で表すことになるのでコンパスを自由に使える。
こう書くと余計むずかしく感じられるかも知れないが本書を読めば「なるほど!」と肯くことだろう。

OLコンパスの磁針を扱うのは1回だけ。目標物に向けてコンパスの磁針に矢印を合わせる時だけ。
「狙って、磁針に矢印を合わせる」
この作業(コンパス操作)後は、磁針はどこに向いていようと、目標物の方位角の値がコンパスの中に確定されているので、どこに向いて立っていようと地図の上を北にして、図上の目標物に長辺を合わせて矢印を磁北線に一致させるようにコンパスを動かせば現在地が容易に推定できるというわけである。
ああ、言葉で書くのは難しいなあ。(^^;

その他、地図の折り方、磁北線の書き方、偏差タンゼント表、さらには世界測地系への移行やGPSの話題など、地図を使いこなす上でのさまざまな内容が網羅されていて飽きない。
こぼれ話で、地図を読めない女性が多い理由なども語られていて思わず笑ってしまう。

ちなみに著者は海上保安大学校名誉教授で海難審判のプロでもあるらしい。
現在は労山呉勤労者山の会所属だとか。

登山者のための地図とコンパスの使い方―あなたの方法は間違っている

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