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2004.02.29

駅から徒歩15分の山

2月28日、上越の荒沢山を訪れた。

前々から気になっていた山の一つである。
上越国境の長いトンネルを過ぎて土樽駅に近づくと右手にそびえる二つの山が荒沢山と足拍子岳。
いつか登ってみたいと思っていたところ、クラブの竜少年さんから誘われてヨーコさんと3人で出かける機会を得る。

土樽駅のすぐ近くに聳えているだけあってアプローチはまことに近い。
駅舎を出て除雪された車道を歩くこと5分。そこからスノーシューをつけて10分足らずで登路となるカドナミ尾根の取り付きに着く。尾根の取り付きにはロッジ風の大学の寮が建っていた。
まさに「駅から歩いて15分」の山である。
標高1000m付近からの足拍子岳
今シーズン、スノーシューによる2度目の山である。
前回の奥日光はまさにスノーシューのための山だったが、今回は深雪のラッセルや結構急な登りもあり不安が先行する。
案の定、カドナミ尾根の初っぱなから深雪で急なラッセルに苦しめられる。スノーシュー用のアイゼンをつけて臨んだものの急な斜面ではなかなか乗り越えられない。水平距離にして50mほど登ったところで登高を断念する。

大学寮に戻り、こんどは先行者のラッセル跡が荒沢尾根方面に続いていたのでそれを辿ることにする。ワカンによるトレースはしっかりと続いていた。
トレースはこのまま荒沢尾根に向かうかなと思っていたところ、北カドナミ沢を渡らずにカドナミ尾根の末端を大きく回り込む形で尾根の南西端から登り始めていた。
たしかに当初われわれが登路にとった尾根筋よりも傾斜は緩く登りやすい。
ムム、この先行者たちは相当な手練れと見た。(^^;

尾根の取り付きは急だったものの、登るにつれて徐々に傾斜はゆるくなり雪も締まってきた。これなら壺(つぼ)足でも登れると判断してスノーシューを外す。

この頃より暑さのためか?竜少年さん、ヨーコさんが遅れ始める。
標高1000mに達したあたり、尾根が広くなっており展望も良いので休憩をとる。ここで、二人と別れて頂上をめざして先に行かせてもらう。
顕著な尾根筋を右側に張りだした雪庇に気をつけながら高度をかせぐと先行する3人パーティーに追いついた。ラッセルのお礼を言ってから最後の登りで先行させてもらう。いままでのラッセルの恩返しをしなければ…。


登り着いた頂上では360度の大展望が待っていてくれた。
特に眼前の足拍子岳がするどい鋭峰を天に向けて聳えていた。この峰を結ぶ稜線には大ギャップが立ちはだかり簡単には辿らせてくれないことは先刻承知であるが、いつかは辿ってみたいコンパクトで魅力的な稜線だ。

荒沢山頂から足拍子岳を望む
やがて3人パーティーも追いつく。彼らは群馬から来たとのこと。胸にはきちんとビーコンがセットされている。しっかりとした山屋さんたちだ。彼らに写真を撮ってもらい早々に引き返す。

頂上から6分ほど下ると、竜少年さんに出会う。せっかくここまで来たんだからザックを置いて空身で登ってもらう。
山頂直下にちょっとした岩場があり両側が急に落ち込んでいるので、疲れ気味のヨーコさんには残念だがここで待っていてもらう。

やがて竜少年さんも戻ってきて3人で往路を引き返す。
途中、雪崩の斜面に肝を冷やしながら日射のためザクザクに腐った雪の斜面を下る。壺足では深く潜るようになったので再びスノーシューを着けて快適に下った。

今回の登山では往復新幹線を使うというかなり贅沢な山行だったが、朝6時20分に東京駅を発って、夜7時には再び東京駅に戻ることができた。
荒沢山は近くて静かで、そしてとても小気味の良い山だ。

【コースタイム】
土樽駅(8:35)・・・スノーシューを付ける(8:40~50)・・・早大山荘(9:00)・・・標高1000m圏(11:20~27)・・・荒沢山(12:23~27)・・・竜少年さんと合流(12:33~55)・・・早大山荘(14:35)・・・土樽駅(14:50)

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