« ライブカメラ | Main | IP電話 »

2004.02.10

スノーシュー初体験

このところ、私の身のまわりにもスノーシューを体験した人たちが増えてきた。

お正月セールで山用品が割引価格で手にはいるのを機に思い切ってスノーシューなるものを購入してみた。
購入したのはTSL社のTSL225というスノーシューだ。ひょうたん型の愛嬌のある形をしている。登山靴のコバにフックで取り付け、かかと部はバックルで留めるという、とてもメカニカルなシステムでスキーのバインディングというよりもワンタッチアイゼンによく似ている。
その初体験の場は奥日光の刈込湖・切込湖である。

2月8日 晴れ
前夜、竜頭の滝そばにある保養施設で一泊し、8時43分のバスで湯元に向かう。
終点でバスを降りさっそく歩きはじめる。源泉の前を通り金精道路への登りになる手前でスノーシューを装着。スノーシューは登りに弱いと聞いていたのでいくぶん心配していたが、潜らず快適に登ることができ安心する。

金精道路に出てからは小峠までは右手が山側のトラバース状の登りが緩やかにつづく。ワカンではかなり難儀すると思われるほど積雪はたっぷりとあったが、深雪の中を安定した姿勢で進むことができ、その実力に驚いた。

写真:刈込湖の雪原にトレースをつける

さすがに深雪の急斜面が現れると苦しくなるが、どうにか小峠に着く。峠で小休止をとり、いよいよ刈込湖へ向かう。平坦なルートをたどり刈込湖への導標に導かれてからはゆるやかな下りが続く。
突然視界が大きく開けるとそこが刈込湖だった。先行者のトレースはまったくなくどこまでも白い雪原が太郎山方面に続いていた。

凍った湖面に積もったバージンスノーの感触を楽しみながら、ゆっくりと歩く。スノーシューの利点は、かかとで着地しつま先でけり込むといった平地での歩行姿勢にかなり近いスタイルで歩けることである。これはワカンはもちろんのことテレマークスキーでさえも味わえない利点である。

切込湖を過ぎ、陸に上がってからは再び樹林帯の中を進む。火口丘を思わせる緩やかな登りを越えるとカルデラ状の涸沼が現れた。
茫漠たる雪の雪原が広がるばかりの涸沼で行動食をほおばった後は、コンパスと地図に導かれて山王峠をめざす。
地図上で一番傾斜のゆるいルートを探して、自分たちだけのトレースをつけて進む。登りはラッセルがきつかったけど最高の満足感に浸ることができた。
ラッセルといってもワカンにくらべれば苦にならない。なにしろ沈み込みの深さがちがうのだから。

登り着いたのは旧山王峠。
文字も読めないほど朽ち果てたかつての指導標が寂しく立っていた。
峠からは地図読みを繰り返しながら南へ下り、やがてトレースのある正規のルートに合流。光徳が近づくにつれクロカンスキーヤーや同じくスノーシュー愛好者たちと出会う。

牧場近くの林間の雪原で持参した酒粕で甘酒をつくる。しばしの甘酒ブレイクで仲間の笑い声がはじけた。
出発時間がやや遅かったのでバスの時刻に間に合うか心配したがスノーシューのおかげでスピードアップをはかることができた。

中高年になり足腰に衰えが見られ、ハードな雪山はもう無理か?と思うときもあるが、スノーシューのおかげでまた雪山にチャレンジする勇気がでてきた。
使える、そして頼りになるイクイップメントである。

|

« ライブカメラ | Main | IP電話 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference スノーシュー初体験:

« ライブカメラ | Main | IP電話 »